観た!観た!観た!『SW』

miroku

2015年12月20日 21:21

これでも一応、趣味はと聞かれてハイ映画ですと答える身ですので、このお祭りは無視できまいて。

というワケで、行ってきました・・・




『スター・ウォーズ フォースの覚醒』













ボクが行ったのは公開2日目のレイトショー、21時15分開始の回だったんだけど、劇場内はほぼ満員。
で、更に驚いたのは、エンドロールが終わる最後の最後まで、誰も席を立たなかったコト!

こんな光景、きっと他の映画じゃ見るコトはできないだろうなぁ。。。





で、

だ。

ここからは箇条書きにて感想をば。
あ、もちろんネタバレは厳禁で。




「新キャラのイキがとびきり良い」


新シリーズの顔となる主役クラスのイキの良さが、とびきり良かった!
演技とか演出とか、そういう問題じゃなくてもっと基本的な部分で、その「面構え」がいいんだよねぇ。
だから自然と好感が持てるし、気が付いたら思いっきり感情移入してちゃってて。

レジスタンスのエースパイロット、ポー・ダメロンのモロ70年代チックなイイ男っぷり(アラン・ドロンとかあの辺りの)に、ヒロインの相棒(?)フィンの愉快痛快なうっかり八兵衛ポジションも素晴らしい。けれどなんといってもシリーズ初の女性主人公、レイの凛とした立ち振る舞いの鮮やかさ!
もちろん美人さんなんだけど、良い意味で「垢抜けてない」感じがあって、それが愛嬌だったり初々しさに繋がっていて、これがメチャメチャ好印象。
アクションのキレも抜群だし、手足の動かし方や身体の動作のいちいちが様になっていて、偉大な物語の新しい主人公としてこれ以上ないベストキャスティングだったと思います。




「アナログな感覚」

これは賛否両論あると思うし、実際にネットなんかで叩かれているトコロも目にするんだけど、この映画で語られているモノゴトの全てに昭和チックなアナログ感が漂ってます。
現代以上にメチャメチャ文明が発達しているハズなのに、データをUSBよりも大きい物体に入れていちいち持ち運んでるし、軍事施設の監視カメラはなんとモノクロ。
その感覚は設定や小道具だけじゃなくて、カメラ割りや演出もふた昔前くらいの匂いがプンプン。ほんのりチープな着ぐるみ異星人もたくさん登場します。

でも、これがいい。
否、これでいい!

70年代に製作されたスペースオペラ活劇の続編という意味では、この方法論は確実に正解だと思います。
実際に、「『ジェダイの帰還』公開直後の80年代に続編が作られていたら?」という視線も製作に取り入れられていたみたいだしね。




「そして伝説へ」

予告編でも登場しているからネタバレにはならないと思うけれど、ハリソン・フォード演じるハン・ソロがスクリーンに登場した瞬間の、あの理屈抜きの大感動や、キャリー・フィッシャー演じるレイアとハン・ソロが相対した時の圧倒的なホンモノ感。

そして、ラストシーンの、

「嗚呼、ボクは映画的歴史の一場面に立ち会っているんだ!」

という問答無用な昂揚感。

やっぱりさ、プリクエル三部作とかなんだかんだあっても(オイッ!)『スター・ウォーズ』は特別な映画なんだなぁと改めて実感。





細かい部分でイロイロと言いたいコトもないコトはないけれど、これは絶対に劇場で見なきゃいけない映画だし、リアルタイムで観ることに意味や意義が生じる類の作品だと思います。

皆さんも、劇場で是非!





PS.

この映画はカメオ出演という名の隠れキャラ(?)もいて、「あれ?このハゲどっかで見たコトあるな・・・」と思ったら、『ザ・レイド』でお馴染みのみんな大好きヤヤン・ルヒアン大先生だったり、ボクは確認できなかったけれど同じ『ザ・レイド』組のイコ・ウワイスも出演している模様。

この2人が出ているのに、アクションが甘っちょろいのはご愛嬌(苦笑)

でもって最大の隠れキャラが、007でおなじみのダニエル・クレイグ
なんでもあるシーンに登場するストームトルーパーの中に彼が入っているそうで、

「んなもん分かるかッ!」

と半ギレしつつ、ググれば答えは割と簡単に見つかるので、興味のある方は鑑賞の際のお楽しみにどうぞ。




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