2017年03月20日

タリーズのパスタ

某月某日。

この日は長野で夕方にちょっとした用事がありまして。
それまでの時間を駅周辺でぶらぶらしていたんですが、中途半端に空いてしまったので、じゃあしょうがないから腹ごしらえでもすんべと脳内食べログにアクセスしてはみたものの、時間的な制約もあって適当なお店はヒットせず。

ならば適当にお茶でもと、駅ビルのMIDORI内にあるタリーズにぶらりと入ってみたトコロ、あら?ここのタリーズはパスタメニューもオーダーできるのねってコトで、早速注文してみた。








小エビと芽キャベツのレモンクリームパスタなり。



・・・あ、意外とイケるかもコレ♪

レモンの爽やかな酸味の効いたクリームソースが、予想の2.5倍の美味しさでちょっとビックリ!
カフェのパスタだし、料理というよりはチルド素材をチンする程度の調理方法だと思うので、食べる前の期待値がかなり低かった(タリーズごめん!)というのもあるっちゃあるんですが、そんなこんなを差し引いても普通に美味しかったです。

レモンソースとたっぷりの黒胡椒との相性もバッチリだったし、芽キャベツの苦みも程よいアクセントになっていて好印象。ズッキーニや枝豆もしっかり存在感をアピールしていて、全体的にすごく食べやすいパスタでした。

ドリンクとセットで1000円強。
食事ができて、ドリンクも飲めて、タバコも吸えて、まったり本なんかも読めて。
もちろん、パスタそのものの味は本格イタリアンのそれと比べたら「う、うん・・・」とはなるけれど、料理そのものというよりも「その場所でゆっくり寛げる」という意味に於いて、お値段分の価値は確実にあるんじゃないかな。


ってか、アイビースクエアの店舗でもパスタメニューがオーダーできれば、もっと使い勝手が良くなるんだけどなぁ。





  


Posted by miroku at 22:02Comments(2)日記ごはん

2017年03月19日

ドラマ『野武士のグルメ』を観る

ど~もこんばんは。
裏スジ真珠入り・・・もとい筋金入りのブログサボリスト、ミロクです。

連休中の方もそうでない方も、いかがお過ごしでしょうか?
ボクはといえば、ダラダラしたりモゾモゾしたりウトウトしたりムラムラしたりと至って通常運転。連休という貴重な時間を盛大にドブに捨てておりますよ。

で、

だ。

そんなダラダラの最中に見た「とあるドラマ」が滅法面白かったので、いっちょ記事にしてみっかな。




『野武士のグルメ』









【ストーリー】
 定年退職して、時間とお金を自由に使える様になったサラリーマン香住武(かすみ たけし)が、「野武士」のように自分が好きなものを、好きな時に、好きなように食することを決意して、様々な店で食を楽しんでいく。
 主人公は竹中直人、理想の分身として心の中に登場する荒々しい野武士は玉山鉄二が演じ、鈴木保奈美が主人公の妻・静子を演じる。





ハイ、ここまで読んでお分かりの方もいらっしゃるかと思うんですがこのドラマ、早いハナシが『孤独のグルメ』の定年オッサンバージョンです。
まぁ、原作者は一緒だし、製作しているドラマスタッフも同じなので、当たり前っちゃあ当たり前田のクラッカーなんですが。

でも、単なる二匹目のどじょうとは違います。

『孤独のグルメ』がお店や料理と五郎さんとの一騎打ちに特化した内容だったのに対し、こちらはよりドラマ志向。料理そのものよりも、その料理を食べる人間の感情やシチュエーションをクローズアップしていて、『孤独のグルメ』と『深夜食堂』のいいとこ取りといった印象も感じる、そんな仕上がりになっております。



主演は竹中直人
実はボクはあまりこの人が得意じゃなくて。
オーバーアクトというか、演技に強い自己主張を感じることが多々あって、正直観る前は若干の不安を感じていたんですが・・・

「この作品の主演はもう、この人じゃなきゃありえない!」

くらいの大ハマり。
定年という人生の大転換期に「食」という喜びを見出してしまった恍惚と不安をユーモラスかつ見事に表現していて、正直参りましたと無条件降伏。

そんな竹中直人の妄想上の人物「野武士」を演じる玉山鉄二も、かなり好印象。
料理ドラマでなぜ野武士が???というエキセントリック過ぎる設定を、持ち前のワイルドなビジュアルと説得力ある演技で楽々とクリアしていて、「あれ?この人意外にコミカルな演技もイケるかも?」とボクの中の玉山鉄二株がグンと急上昇しちゃった。

主人公の奥さんを演じるのは鈴木保奈美なんですが、「かーんち、セッ〇スしよ」なんて言っていた人が定年退職の夫を持つ妻の役を演じる年齢になったんだなぁといささか感慨深し。



グルメドラマといえば、脇を固めるゲストのキャスティングもその魅力の一つ。
名前を出すと楽しみが減ってしまうので具体的な役者名は挙げませんが、『孤独のグルメ』でお見かけした方もいれば、意外かつ新鮮な人選もあってドラマの楽しさを援護射撃。

というか、「この人は『孤独のグルメ』で見たかったなぁ・・・」と、正直悔しさを感じるほどに絶妙なキャスティングが最高でした。



で、肝心のお料理。
『孤独のグルメ』が実際のお店だったのに対して、こちらはあくまでフィクション。登場するのは全て架空のお店です。
なので、「このお店に行ってみたいなぁ」的な楽しみこそないものの、リアルなお店ではない分汎用性が高まったというか「近所のあのお店だったら、このメニューありそうだな」と、お店探しという楽しみ方が加わった印象。

それに、料理の撮り方が抜群に美味しそう・・・もとい上手くて!
調理している姿や途中経過を丁寧に見せながら、ソフトフォーカスがかかった柔らかな色彩で料理を撮影しているので、飯テロとしてはさらに攻撃力がアップした感あり。



役者よし、内容よし、映像よし、料理よし。
グルメドラマとしてはほぼ100点満点なこのドラマなんですが、残念ながら地上波では放送されていません。
Netflixが製作・配信しているので、加入しないと見るコトができないんです・・・

でもまぁ、逆に考えればこれだけのクオリティーのドラマをいつでもどこでも好きな時間に見るコトが出来て、『孤独のグルメ』『深夜食堂』、それに佐藤二朗さん初の主演作『めしばな刑事タチバナ』といった傑作グルメドラマも楽しめて、その他にも数々の映画やドラマが見放題で月額1000円でお釣りがくるってお得過ぎじゃね?とも思うので、気になる方はNetflixについて調べてみては?

と、お金ももらえないのにNetflixの回し者的な発言を放り込みつつ、全てのグルメドラマ好きには超絶オススメな『野武士のグルメ』でしたとさ。




ちなみに、『めしばな刑事タチバナ』とはこんなドラマ。







佐藤二朗さんが超売れっ子になってしまったので、おそらくシーズン2は製作されないであろう幻の傑作B級グルメドラマなのであります。



  


Posted by miroku at 22:34Comments(4)日記映画

2017年03月16日

渡瀬さんのこと

またひとり、仁義なき名優が逝ってしまった。






渡瀬さんといえば、最近は『9係』『おみやさん』、朝ドラの『ちりとてちん』などで「ドラマの名優」という印象が強いんだろうけれど、ボクにとっては間違いなく「映画の人」でした。

『皇帝のいない八月』『震える舌』『時代屋の女房』『南極物語』などなどその活躍を挙げていけば枚挙に暇はないんですが、特に印象深いのは、なんといっても70年代に大量生産された東映アウトロー映画群での大活躍!
『仁義なき戦い 代理戦争』で演じた母親思いの若きヤクザや、『暴走パニック 大激突』の銀行強盗、『沖縄やくざ戦争』での純朴かつアグレッシヴなイケイケ青年と、なにやら物騒なタイトルの映画ばかりが並んじゃって恐縮なんですが、そんな物騒な映画の中で大暴れする物騒な渡瀬さんの姿がメチャメチャカッコ良くて。

今日も朝からそんな渡瀬さんの姿を思い浮かべては、その喪失感に何度も打ちひしがれてしまって・・・

そんなボクのマイ・ベスト・渡瀬さんは、こんな映画。









その名も、『狂った野獣』
渡瀬さん演じる宝石強盗犯と、銀行強盗犯の拓ボン(川谷拓三)と杉下右京さんの上司(片桐竜二)がひょんなことから一蓮托生、怒りのデス・ロードをバスで激走するという奇跡の傑作です。
絶望を湛えた寡黙な渡瀬さんが超絶イイ男だし、スタントなしで身体を張りまくるその姿にシビれまくり。

それにこの映画は、脇を固める役者陣が秀逸なんだよなぁ。
拓ボンの情けなさっぷりや片桐竜二さんのギラついた危なっかしさは最高だし、白塗りの志賀勝や地獄のデス・コップと化す室田日出男にいたってはもうどうかしちゃってるくらいに無軌道。

いやぁ、本当に楽しい映画だったなぁ!



・・・と、ブログの書き出しは亡くなった渡瀬さんを想ってしんみりムードだったはずなのに、気が付いたら映画の楽しさを思い出して思わずにんまり。これって渡瀬さんの俳優力そのものだと思うし、これこそが「映画の魅力」なんだなぁと改めて気づかされた次第。

渡瀬さん、ありがとう!

そして、安らかに・・・






  


Posted by miroku at 22:26Comments(2)日記映画

2017年03月13日

彦兵衛さんで鍋焼きうどん

某月某日。

以前に記事にした、呉服屋さんでやっているうどん屋さんの吉田うどん彦兵衛さん
ファーストインパクトがあまりに素敵な出会いだったので、今度はやっぱアレを食べなきゃな!ってコトで、早速再訪。






鍋焼きうどん、ど~ん!






アップで、ど~ん!



「鍋焼きたるもの、こうあるべし!」という万人が思い描く鍋焼きの理想形を具現化したようなこのビジュアル、最高です。

具材は天ぷらにお麩、ナルトにかまぼこ、それと青物といたってシンプル。
まずはそのままでお出しを。醤油仕立てのあっさりスープが優しい美味しさ。
外が寒かったせいもあって、この優しい温かさは五臓六腑に染みたなぁ。

シンプルな出汁の味を楽しんだ後は、卵を崩してここからがいざ本番。

半熟だった卵が鍋焼きの熱で程よく固まって、これぞ鍋焼きの醍醐味たる美味しさに超変身(五代雄介風に)
出汁と卵が絡まって、そこに出汁を吸ってほろほろになった天ぷらも合わさって、旨味と風味が混然一体となったスープがもうメチャメチャ美味しかった!

もともとコシが強い吉田うどんだけに、鍋焼きの高温にも負けずに最後まで心地良い食感をキープしていたのもかなり好印象でした。



出汁良し、具材良し、麺良しの三拍子揃ったこの鍋焼きうどん。
どれだけ「美味しかった」と言葉を重ねても、実際にその美味しさは伝わらないと思われますので、論より証拠でこんな画像をば。






ラーメンでもうどんでもスープは残す派なボクが、最後の一滴まで出汁を飲み干してしまいましたとさ。



いやぁ、このお店本当に気にいっちゃったな。
う~ん、なんていうんだろうなこの感じ。ほのぼの旨い、しみじみ旨い。
ついつい語りたくなるような派手な美味しさじゃなく、じんわりと心に染み入る美味しさなんだよなぁ。

本当はこの日はもういっこ、お目当ての品があって。
限定10食の肉のせ御飯がそれだったんだけど、残念ながら売り切れで。
でも、食べ損ねたのは遅めの時間に行ったボクに原因があって、お店はなんにも悪くはないんだけど、何度も何度も「切らしちゃってすいません」と謝ってくれるその接客も、、、というか、お客さん思いが伝わってくるその姿も、このお店が醸し出す「美味しさ」のひとつなんだろうなぁと思います。



・・・ってか、ヤバい!こんな文章書いてたら、また食べたくなってきた。
このテンションだと、今週末もまたお昼に行っちゃいそうな予感が、、、よし!今度は早めに行って肉乗せ御飯をゲットすっぞ!(予感どころか行く気マンマンじゃねぇか)  


Posted by miroku at 22:24Comments(4)日記ごはん

2017年03月11日

堕落とカカオと第三勢力

私事で恐縮なんですが、つい最近近所に某コンビニが出来まして。

家を出てから10歩(正確には大股で9歩半)でコンビニの入り口に着いてしまうという、近所も近所、ド近所。ド近所物語。

別にコンビニ依存症ってワケじゃあないけれど、近くにあるとやっぱり便利でついつい使ってしまうなぁ。
実際、お刺身を食べようと思ったらうっかり山葵を切らしていたコトに気付いて9歩半歩いたし、夜中に映画を観ている最中にふとお酒が欲しくなって9歩半。チケットの発券に9歩半と、この異常なまでの便利さに若干の戦慄を覚えたほど。

人間として、動物として、なんだか堕落しそうな予感が。。。





と、「テメェなんざコンビニに行かなくたって堕落しまくってんだろうが!」という真実にはひっそりと目を瞑りつつ、とっとと本題へ。

先週くらいだったかな?
世の中がハーゲンの新作「華もち」の話題で持ちきりだった(そうか?)時のオハナシ。

「アイスハンターたるもの、ハーゲンの新枠を食べないでどうするッ?!」

という血気盛んな意気込みと共にローソンへ。
いざアイスコーナーで相見えんとしたその瞬間、ボクの視界に入ってきたのはハーゲンではなくこんなアイスでした。






ローソンのウチカフェシリーズの新作、ショコラフロンボワーズなり。



ハーゲンが美味しいのは分かってる。
なんなら食べなくたって「絶対に美味しいに決まってる」ほどに絶対の安定感。
それに引き替えローソンウチカフェシリーズにそこまでの信頼感は感じちゃいません。
でも、それが逆に「どんなアイスに仕上がっているんだろう?」というワクワク感に繋がって、思わずこちらを手に取っちゃった。

この気持ちを例えるならば、、、

親が決めた結婚相手(東大出のエリート公務員)との挙式を控えながらも、役者の卵で食うや食わずな幼馴染みについついお節介を焼いちゃう私。アイツったら私がいないと何にもひとりじゃできないんだもの。ったく、世話が焼けるわねぇ。
って、え?ちがうって!恋とか愛とかそんなんじゃ全然ないんだからも~


・・・みたいな?(長ぇよ!)



で、その判断は大正解。
これがメチャメチャ美味しかった!

これ、使っているカカオがよほど良いのか?それともアイス製造における技術力の高さなのか?適度な苦みの輪郭がしっかりと感じられて極めて高級感高し。濃厚というよりはチョコの旨味や風味のみが幾重にも折り重なっているという印象なので、クドさやしつこさといった嫌な後味は一切感じず。
しかも素晴らしくフルーティー!

大袈裟じゃなく、個人的にはゴディバのアイスに勝るとも劣らないクオリティーだと思います。

アイスの底に敷かれているフランボワーズのソースがもうちょっと主張していても良かったのでは?という印象もあるっちゃあるんだけど、これはフランボワーズソースの風味よりもアイス部分のフルーティーさが勝った結果だと思うので、決してマイナス評価にはならないという完成度の高さ。これもスゴイなぁと。


以前に紹介した「ダックワーズサンドアイスバニラ」もかなり良かったし、ウチカフェシリーズのアイスはこれからちょっと無視できない第三勢力になるかも???

アイス好きならこのアイス、必食かと!


  


Posted by miroku at 23:36Comments(2)日記ごはん

2017年03月09日

近況報告

最近はちらっとブログをサボり気味。

「いい年してこんなバカッ話ばっか書いてる場合じゃないよなぁやっぱ・・・」

という真実にようやっと気が付いたというワケではなく(とっとと気付や!)、まぁそんな時期もあるよねといった心持ち。

さて、次の更新はいつになるのやら?
もしかしたら、未来仏たる弥勒菩薩がその姿を現すといわれる5億7600万年後になるのか?はたまた明日のこのくらいに時間にけろっとした調子で「このアイス美味しかった~♪」なんて書いているのか?

・・・おそらく後者。



で、

そんなこんなで近況報告。

今日の午後、なんとなく熱っぽさを感じて、「でも全然具合悪くないから大丈夫っしょ」とナメた態度で体温を測ったトコロ、まさかの37.9度をマーク。
仕事もそこそこに最寄りの病院にインフルの検査をしに行ったんですが・・・

中野市のほとんどの病院って、木曜日の午後は休診なんだねえ(涙)

普段病院なんて滅多に行かないもんだから、そこらへんの事情に全然疎くって。
行く病院行く病院の全てが悉く休診。
ネットで調べて確認しても、いざ病院の前に言ったら閉店ガラガラ状態だったりして、なんだかもうこの状況に具合が悪くなってくる始末。

しょうがないのでちょっと範囲を広げてみると、市内から離れた場所に最近開院した病院が。ここだったら大丈夫そうだったので初めて行ってみたんだけど、結果から申しますればセーフ。インフル陰性でした。

「だったらなんで熱出てんだろ?」
という若干の疑問を感じつつも、とりあえずはほっと胸を舐め回す・・・もとい撫で下ろしたんだけど、なにが凄かったってこの病院、建物も今どきのオシャレ風味だし、患者さん思いが伝わる院内の雰囲気も非常に好感が持てたんですが、病院ってポスターやらお知らせが貼ってある掲示板みたなのがあるでしょ?あれがちょっと・・・さ。

ジェネリック医薬品やインフルエンザ注意喚起に関するチラシに混じって貼られていたのが、、、


朝〇新聞、断じて許すまじ!
中国・韓国は信用ならない!
歴史を正しく認識しよう!



といった、非常に香ばしいポスターの数々が。

よく見ると本棚にも、週刊文春や長野こまちと一緒に「いかにもソレっぽい小冊子」が並んでいて、最近話題の某学園を連想させるあれこれを感じてしまいましたとさ。

まぁ、いろんな考え方や思想信条があっていいとは思うんだけど、あまりにも自由すぎるというか「え?ここでソレ?!?!」というか・・・
いやぁ、いろんな意味でパンチが効いてた病院だったなぁ。

ってなワケで、皆さんもインフルや風邪にはお気を付けくださいませ。




・・・あ、近況報告をもういっこ。

最近のハマりモノ。






自分好みのムーミン谷を作成できるスマホアプリ。
普段、ゲームのアプリってほとんどやらないんだけど、これはその可愛さとほのぼのとしたユルさが楽しくって。

空き時間にこつこつと畑でライ麦を育てたり、たき火でコーヒーを淹れたり、おさびし山に登ったりと、そんな毎日。



  


Posted by miroku at 21:53Comments(8)日記

2017年03月04日

横町カフェさんで黒カレーにどハマり

ハイ、「今週の『バイプレイヤーズ』のコーナー」







今週はなんといってもエンケンさんと松重さんの「え?」合戦に尽きるッ!
冒頭の「ちん〇」の掛け合いも最高!

袋とじの中身に落胆する光石研もよかったし、寺島進の泣かせの演技も染みたなぁ。
Vシネでお馴染みの山口祥行本宮泰風がいきなり登場した瞬間なんか、声を出して笑っちゃったもの。

それと、これは今回に限らずなんだけど、有名ゲストじゃなく普通に登場する役者さんも渋いキャスティングで毎回目が離せないんだよねぇ。
今回は寺島進ファンの子供(どんな子供だよ?)のお母さん役で、篠原ゆき子さんが登場。
いろんなドラマや映画でお見かけする女優さんなんだけど、『深夜食堂』で光石研とコンビを組む女刑事を演じていたアノ人というと、「あ!」とその顔が浮かぶ人もおられるんではないでしょうか?

こういう実力のある役者さんがしっかりと芝居をしているからこそ、主演陣が光るしゲストの遊び心も生きてくるんだと思います。
改めて、すげぇドラマだ!

6月に出るこのドラマのBDのBOXセット、メイキングなんて絶対に面白いだろうし、バイプレトークの完全版も収録かぁ・・・
買っちゃおうかな?(というかきっと買うに3000点)





で、

だ。

そんな初老俳優たちのハナシとは一切関係なく、話題の矛先はカレーへ。
メチャメチャ美味しいカレーを食べたので、そのご報告と「エヘヘ、羨ましいだろ~♪」という見せびらかし。






八幡屋磯五郎さん直営のカフェ、横町カフェ黒カレーなり。

注文時に店員さんから「このカレー、普通の辛口よりもメッチャ辛いけど大丈夫?」的なご案内があったんだけど、なるほど八幡屋さんといえば香辛料のプロ中のプロ。このカレーも辛さにはかなりこだわってんだろうなぁと予想をしながら最初のひと口をパクリ。


辛ぇ~ッ!

そして、

美味ぇ~!


おそらく、ボクが今まで食べたカレーの中では一番辛いかも?
様々な香辛料が織り成す重奏的な辛さの波は、かなり刺激的でインパクト大。

でも、これがたまらなく心地良い辛さなんだよねぇ。

よくある辛さ自慢のカレーって、ただただ辛いだけ。というか、辛さを通り越して最早「痛い」。舌を刺す刺激が増すばかりでどんどん美味しさからはかけ離れていくんだけど、ここのカレーはちとちがう。
複雑な辛さのひとつひとつにちゃんと風味が感じられて、食べれば食べるほどその風味が口の中で折り重なって味わいが深くなっていくという、ちょっと他では味わったコトのないような新鮮な感覚。

「辛い、けど美味しい」じゃなくて、「辛い、だから美味い」

スパイスの風味や旨味でライスや具材を頂く、そんなカレーでした。
具材といえば、ゴロゴロッとたっぷり入った信州牛も質量共に大満足!



ドリンクはこちらをチョイス。






柚子香る豆乳甘酒なり。
で、これが大正解!

豆乳でまろやかさが更に増した甘酒と、そこに薫る柚子も風味も上品で、飲み物として普通にかなり美味しいんだけど、「インドカレーとラッシーの相関関係」とでも申しましょうか?甘酒効果でカレーの辛さそのものはかなり軽減されるんだけど、スパイスの風味はしっかり残るという相性の良さ。
ちょっと言葉では表現しづらいんだけど、食後しばらくは甘酒のまろやかな甘さの余韻とスパイスの刺激的かつ心地良い香りが口の中でお互いにケンカせずに残り続けるという、夢のような後味でした。


横町カフェさん、今まではその場所柄もあって正直「お値段もお味も観光客向けに特化したお店かな?」と、そんな認識だったんですが、このカレーでそれはトンデモない誤解と知りました。
こんなに本格的で美味しいカレー、そんじょそこらじゃ食べれませんて!

どハマり確定~!








流石は八幡屋磯五郎さん、テーブルに置かれている薬味のストックが異常(褒め言葉)










善光寺門前界隈のオサレ指数を確実にアップさせているであろう、このアートでシックな店構えも素敵ですなぁ。



  


Posted by miroku at 23:09Comments(2)日記映画ごはん