2018年01月22日

初詣

1月もそろそろ終わろうかというこのタイミングで、初詣。

いやね、だってお正月の善光寺なんて「見ろ!人がゴミのようだ!」とムスカ大佐も大喜びな芋洗い状態でしょ。
ラーメン屋さんで5分待つのだってノーサンキューな行列嫌いのボクなので、初詣は毎年ほとぼりが冷めた(?)このくらいのタイミングになってしまうんだよねぇ。



絶対秘仏(という名の「ホントはあるのかどうかは実は誰にもわからない」)であらせられる善光寺式薬師如来さんに今年一年を健やかに過ごせるよう極めて事務的にお願いをして、初詣も恙なく終了。
せっかくだから写真も何枚か撮ったんだけど、、、










自分勝手な加工処理の末、善光寺の良さブチ壊しなこんな有様に。
1枚目なんてこんなの、お目出度い感ゼロを通り越して確実に不吉だもの。
でも、こういう不穏な感じにどうしても落ち着いちゃうんだよなぁ、、、我ながら困ったもんだよしのり&ブラザーズ。



せっかくだから(本日2度目)、おみくじなんかも引いてみた。






封を開くと、、、






大吉先生でしたとさ。
同封されていたお守りのフィギュア(手前に見える金色のヤツね)は達磨。さっそくがま口に入れて現世利益を期待したボクは守銭奴。間違いなく地獄行き。



せっかくだから(本日最後)、こんなモノも買ってみた。






去年はじめて見つけたダース・モール達磨(正式には閻魔達磨)、デザイン的にはまったく同じなんだけど今年もついつい買っちゃった。
いろいろあった去年だったけど、この達磨のおかげでフォースの暗黒面に墜ちることなく過ごせたような気がします、、、というのは今思いついたデタラメなんだけど、一年を一緒に過ごすとなんだか愛着が湧いてしまって、、、どう?よく見るとなんか可愛くね???






今年と去年、過去と現在のダース・モールの2ショット。
来年は更にもう一体増えて、黒い三連星になりそうな予感が、、、




  


Posted by miroku at 23:05Comments(6)写真仏像

2017年11月06日

「運慶展」に行ってきた!

行ってきました!

そして、

イッてきました!(下品ヤメロ)




興福寺中金堂再建記念特別展
運慶

IN

東京国立博物館








希代の天才仏師、運慶
彼の手に成る傑作群の数々が一堂に会するこの企画展、本当はもっと早く行きたかったんですが、なかなかスケジュールが合わなくて。
でも、この機会を逃したらもう二度と仏像ファンなんて名乗れない!という覚悟(という名の言い訳)を胸に思い切って平日の有給を消化した次第。
土日を利用するという手もあったんだけど、同じトーハク(東京国立博物館の略)で開催された「空海展」や「阿修羅展」の週末の殺人的な混雑っぷりを経験しているので、今回は平日に焦点を絞ってみました。



まずは前戯(オイッ!)から。

上野駅を降りて人々で賑わう上野恩賜公園を抜け、トーハクに向かう道中。トーハクに行く度に感じるんですが、この時間と距離が堪らなく大好きなんです。
これから素晴らしい傑作の数々に出逢えると思うと、何気ない公園の景色が素晴らしく素敵に見えるし、そこに行きかう人々も愛おしく思えてきて。
国立西洋美術館や国立科学博物館、それに上野動物園などが密集するその文化的な雰囲気もまた良いんだよねぇ。

・・・長野と東京、合併しねぇかなぁ(合併したって長野~東京間の距離は縮まらねぇよッ!)



などと無理難題な妄想&ノリツッコミをしているうちに、お!見えてきた見えてきた!






奥に見えるのが、トーハクの本館でございます!
ドキドキ&ワクワクに胸を躍らせながら、いざ、入館。







本館。







そして、表慶館。このどことなくインド風味が香る建物(重要文化財)が素敵でございましょ。







こんなイベント(?)も。
ここ数年のトーハクの(しかも仏像展絡みの)ポップさったら!




先ほど、「週末の混雑を避けて平日にしました」と書いたんだけど、ボクの見通しの甘さをここで痛感。
平日なのになんでこんなに混んでんの???






入館までおよそ30分待ちの大盛況。
依然収まるコトのない仏像ブームの片鱗をこんなカタチで味わうコトになろうとは・・・


で、

だ。

肝心の展覧内容なんですが、ボクがこんなブログで駄文を重ねる必要や意味など丸っきり無意味な行為に思えるほどに、極上で圧倒的な悦楽体験でした。

仏像の写真をアップするのは著作権などなどに抵触する恐れがある(らしい)ので控えます。
よって、感想諸々を文章のみで。

今回展示されている仏像のほとんどは、御堂で何度もお会いしている方々(仏だけど)ばかり。
でも、御堂でガラス越しに拝観するのとは異なり、ガラスで区切られない「生」の傑作を360度の方向から愛でることが出来るのは展覧会ならではの醍醐味だったりするんですが、今回ほどその展覧方法のありがたさを痛感したコトはありませんでした。

なぜなら、その表情。

和歌山は金剛峰寺所蔵の八大童子立像のうち六体が展示されているんですが、そのお顔の端正さ、そして表情がどの角度から眺めてみても一切の死角がないんです。

仏像は基本的には真正面から見られることを想定して製作されますが、傑作と称される仏像の多くはどの角度から見ても美しいシルエットになるよう作られています。この童子たちもその例に漏れないんですが、その表情の多才さに度胆を抜かれてしまって。

表面からみると憂いを湛えているようなお顔が、少し角度を変えると途端にその表情に変化が現れ、ある童子は笑みを浮かべ、またある童子は怒りとも哀しみともつかない複雑な面持ちを見せます。

仏像というよりは、彫刻作品。それほどまでの圧倒的な技術力の高さに興奮が収まらず、六体の同時の周りを何度も何度も繰り返しうろうろしてしまって、傍から見るとかなり挙動不審で怪しいヤツだったかも(苦笑)



それと、もう一点。
こちらは奈良は円成寺所蔵の大日如来坐像。
運慶の仏師としてのデビュー作というコトもあって、御堂でもガラス越しからその瑞々しさや躍動感はビシバシと伝わっていたんですが、今回生の状態で極至近距離からお会いすると、また異なった印象を受けました。

それは、そのスケール感の大きさ。

真正面からではなく、少し腰を屈めて下から見上げるように眺めてみると、一気にそのお姿が巨大化するんです。
「視点を変えたからってそんなに変わるもんじゃないだろ」と思うでしょ?うん、ボクもそう思う。でも、本当なんだってば!

台座の蓮の花が一気に咲き誇り、光背が山を越え雲を貫き、宇宙の理を司る大日如来が空間を埋め尽くす、、、そんなイメージの跳躍が感じられて、しばし呆然。これまた怪しいヤツ感満点だったかも。



お顔の表情にしろ仏像の巨大化現象にしろ、もちろん偶然の産物なんかではなく、全部分かったうえで「そう作っている」んだよね。
当の運慶自身は決して芸術作品を作っているという意識はなかったと思うんだけど、そのこだわりや思想、そして技術が重なり合った結果として後の世に何百年(これからも数えれば何千年!)も語り継がれる芸術的な傑作になったのか・・・などと考えながら目の前に鎮座ましますその結晶たる仏像群を改めて眺めると、天才を天才たらしめるその神髄の一端に触れたような気がして、なんとも心地良い眩暈を覚えました。



この他にも無著菩薩・世親菩薩兄弟立像のその人の世の無常を諦観したかのような奥深い眼差しも忘れられないし、云わずと知れた四天王像のトップモデルの如きカリスマ性にも痺れっぱなしで、気がついたら四時間越え。会場を出るとお昼には快晴だった景色がすっかりと夕焼けのオレンジに染まっておりました。










まさかの仏像ブーム到来から数年、いまだブームは継続中、、、というよりも、「仏像を見る」という行為が(こういう言い方はアレかもだけれど)娯楽として定着した感すら感じる今日この頃。
仏像ファンとしては多少の戸惑いを感じつつも、この風潮は決して悪いコトではないと思うし、もっとみんなが仏像に興味を持ってくれると素直に嬉しいなと思います。
でもって、ボクが昔から提唱し続けている「如意輪観音はエロい!」という説にひとりでも共感してくれるとなおよし♡(エロで〆るな!)




・・・あ、忘れてた!
トーハクの展覧会といえば、グッズの豊富っぷりもお楽しみの一つ。
国宝展や阿修羅展では一体いくら散財したコトやら。。。

今回は幸か不幸か個人的に物欲を猛烈にプッシュしてくるグッズがあまりなかったんですが、せっかくなのでこんなモノを自分へのお土産としてゲットせり。






八大童子、不動のセンター(なのか?)制多伽童子(せいたかどうじ)の刺繍入り御朱印帳なり。
うむ、超かわええ。



特別展「運慶」公式サイト
http://unkei2017.jp/

こちらから今回記事にした仏像の数々が閲覧できるので、興味のある方はご覧になってみてくださいな。


  


Posted by miroku at 22:05Comments(7)仏像

2017年07月16日

タイ仏まみれな休日

へへへ~
実は超ステキなアイテムをゲットいたしまして。
今夜はちょっと自慢バナシなんぞを。

あ、でも大丈夫かな?こんな羨望の眼差し必至な羨ましアイテムを堂々と見せびらかしちゃっても。
オレにもよこせ!アタイにもちょうだい!なんて大合唱が聞こえてきそうだけど・・・でも、見せびらかさずにはいられないッ!(というスネ夫症候群)







ドーン! ドーン! ドーン!!!



新TV見仏記
日タイ修好130周年記念スペシャル
初回生産限定Blu-ray Box


なりッ!!!



・・・って、あれ?おかしいな。
よこせよこせの大合唱がボクの耳には全く聞こえてこないんだけど・・・
明日、耳鼻科に行かなきゃダメかな?(←違う病院に行け!)



というワケで、誰一人として1ミリ足りとも興味がないかと思われますが、そんな声には一切耳を貸さずにお久しぶりの仏像バナシ。

見仏コンビ(みうらじゅんといとうせいこう)による見仏旅シリーズの第25・26巻(旧シリーズを含めると39巻目!)となる今回は、なんと海外。タイはバンコクアユタヤの仏像を見仏しまくっております。

日本の仏像とは180度異なる、現在進行形で信仰の息吹がまばゆく煌めくタイの仏像群が本当に素晴らしくて。
若い頃はどうしたって侘び寂び感が醸し出す、ある意味「分かりやすい魅力」に惹かれて日本の仏像ばかり見ていたけれど、加齢、、、もとい経験を重ねるにつれ豪華絢爛なタイ仏やオリエンタルムード溢れるインドや中東の仏像の良さにはっとする瞬間が多くなってきて。このブルーレイではそんなタイの仏像たちを心ゆくまで満喫できます。

有名なワット・ポーの巨大涅槃物やタイ最大の青銅仏シーサカヤムニーのド迫力に圧倒され、地獄の概念をテーマパーク化(?)したワット・パイロンウアのまるでパノラマ島(by江戸川乱歩)の如き奇々怪々な世界観に酔い痴れ、戦争で破壊し尽くされたワット・チャイワッタナラームの痛々しい仏像たちの姿に仏教が歩んできた歴史に想いを馳せる・・・家に居ながらにして極上の仏像体験でした。









で、

だ。

このシリーズの売りともいえる、仏像以外の重要ポイントがもうひとつ。
それは、見仏コンビのイチャイチャっぷり♡
オジサン、、、というか最早老人の域に片足を突っ込んだ二人の男(失礼な)!が、タイのグルメやスイーツに仲良く舌鼓を打ったり、お土産屋でくっだらないグッズを見つけてはお互いにキャッキャ言い合ったり、タイ式マッサージで癒されたりと、こうやって文章にすると「どんなマニアックな老け専DVDだよ?」という感じになってしまうんですが、このお二方のなんとも緩やかな雰囲気が良いんだよなぁ。
ボクもこんな仏友(仏像趣味の合う友人)を見つけようと頑張ってみたコトもあるんだけど、、、やっぱり無理でした(溜息)






初回限定特典の象をモチーフにしたキーホルダー。
なんでもタイの人気ブランドとのコラボグッズだそうで。
どう?仏像に興味が無くても、これはちょっとカワイイっしょ?



以上、「この記事へのコメント数はゼロに3000点、三択の女王竹下景子さんにも3000点」な自己満足記事でしたとさ。倍率ドン!さらに倍!(ネタがいいかげん古過ぎるって・・・)


・・・いつかは行きたいなぁ、タイ。行きタイ。



  


Posted by miroku at 21:30Comments(4)仏像

2017年01月09日

初詣、シスとだるまと甘酒と

おはようございます(現在の時刻:午後の1時半過ぎ)

飲み会 → カラオケ → 朝帰り → 朝寝

と、3連休の最終日にして怠惰極まる月曜日の午後、皆さまいかがお過ごし?たこは寝過ごし。
うぅ、身体のあちこちが軋んで痛い。やっぱヂヂイにゃオールはキツいや・・・

かつて青春のカリスマ尾崎豊は「軋むベッドの上で優しさを持ち寄り」と謳ったけれど、「軋む間接の節々で老いを感じる」ようになるとは、青春の若き日には思いもよらなかったなぁ。
ねぇ、どこのドラッグストアに行けば不老不死の妙薬が売ってるのか知ってたら教えて。アメドラ?マツキヨ?



と、「寝不足で書いたってロクな文章にゃならねぇ」という愚行を身を持って実証してみたトコロで、とっとと本題へ。
ちょっと遅めな初詣に行ってきましたよ、というオハナシ。








この日(というか昨日)は、曇天も曇天。
ボクが中原中也だったら、「ある朝 僕は 空の 中に 黒い 旗が はためくを 見た」と思わず詩を詠んでしまいそうになる程の大曇天。

「お正月からお天気続きだったのに、ボクが参拝する日に限って何故・・・」と、こちらの心の中までどんよりと暗雲が垂れ込めそうになるも、「まぁ、こんな時もあらぁな」とお得意の思考停止でなんとか乗り切ったので無問題。

それにしたって流石は善光寺、この日も大賑わいでした。
おみくじを引こうと思ったけれど、まるで砂糖に群がる蟻の如き大行列(そういう表現ヤメロ!)で泣く泣く断念。

そんな大混雑の中、今年一年の家内安全を絶対秘仏であらせられる阿弥陀如来さんにちょっと駆け足気味だったけれど無事お参りをい済ませて、2017年の初詣は無事終了。
阿弥陀さん、今年もよろしゅうお頼み申します。





で、ここからはそんな初詣でゲットした戦利品(?)を見せびらかし。






閻魔だるま、なり。
なんでも善光寺の閻魔さん仕様のだるまなんだそうで。

実は、ボクはあまり縁起物というモノを信じてはいなくて。
「だったらなんで初詣に行くんだよ?」と言われてしまえばギャフン!と唸るしかないんだけど、とにかくまぁそんな感じだったりするので、お守りとか破魔矢の類はほとんど買ったコトが無くて。

でも、善光寺本堂内で見つけたコレには一目惚れ。
だって・・・


ダース・モールみたいでカッコよくね♪




ダース・モールさん:ダース・シディアスの弟子にしてシスの暗黒卿



大きさはじゃがいも程度の小ささでコロコロとかわいいし、だるま云々の御利益は別にしても、部屋にちょっと飾っておくにはちょうど良いかなと。

・・・って、コレを毎日見続けてたら、フォースの暗黒面に墜ちそうな気もするけれど(汗)



で、お次はこちら。






善光寺のお膝元、西乃門よしのや酒蔵吟醸甘酒なり。

夜更さんのブログでお見かけして以来す~っと気になっていて。「こりゃあ飲まねば!」と初詣そっちのけで(オイッ!)買いに行っちゃったとさ。

味オンチなボクなれど、ひとくち飲んでハッキリと分かるその旨さ。
口に含んだ瞬間にふわぁと薫る米麹の甘みがとにかく上品、とにかくあっさり。さらりと流れるような舌触りや喉越しも相まって、非常に高級感溢れるお味となっておりました。

あまりに飲みやすく美味しいので、油断してるとすぐに飲み終えちゃいそうなのが唯一の残念ポイントか・・・って、そんなのはオマエのさじ加減次第だろ!


西乃門さんでは今、試飲祭り(?)が開催されておりまして。
甘酒を始め西乃門さんで製造している日本酒や味噌を使ったお味噌汁なんかが店員さんの解説付きで試飲できるという、お正月らしい楽しいイベント。
この日は後に飲み会があったので、運転はナシ。というワケで、ボクもレッツ・試飲し放題!

甘酒コーナーにはボクが買った甘酒の他に、大吟醸甘酒ゆず風味甘酒なんかもあって。で、これがまたメチャ旨!
本当は大吟醸をお持ち帰りしたかったんだけど、800gで3000円というセレブ価格にお財布の紐がぎゅっと締まったという顛末。
でも、本当にかなり美味しかったので、何かの折についつい買ってしまうかもしれないなぁ。






西乃門さんの入り口風景。
ここを通るたびに、ついつい写真を撮りたくなっちゃう景色なんだよなぁ。




以上、初詣報告でしたとさ。
初詣ついでに、この足で初ラランス詣に伺ったんですが、それはまた別のオハナシ。




  


Posted by miroku at 13:34Comments(4)ごはん仏像

2016年12月07日

新TV見仏記

いやね、なにがスゴイかって、このハイテク社会(死語)。

アタクシ、生意気にもツイッターなぞをやっておりまして。
やっておるといっても、誰と繋がるワケでもなく、映画の情報を収集したり観た作品の感想なぞをひとりぼそぼそとつぶやく程度で。
ブログの端っこに表示させているのがまぁ、ソレなんですが。



で、つい先日のコト。
とある映画についてぼそっとつぶやいたトコロ、そのツイートをとある映画評論家の方にリツイートされました。

そのとある映画評論家というのが、なにを隠そうどこに隠そう、ボクが一番尊敬している評論家の方でして。
若い頃にその方の著書に出逢って、その時初めて「映画の見方」、そして「映画の楽しさ」というものを教わりました。
ある意味、ボクにとっての映画のお師匠様的な存在だったりします、、、って、こっちが勝手にそう思っているだけなんだけどね。

「まさか、あんなテキトウに書いた駄文なぞに・・・」

という恥ずかしさと、それを上回る嬉しさに、まぁとにかく驚いた次第。



そういえば、以前にもブログにあげた映画の感想文に、その映画の監督自らお礼のコメントを頂いたりしたコトもあったっけ。

なんだかスゴイ時代になったもんだなぁ。






・・・と、「それってテメェの単なるミーハー趣味だろ?」なハナシはさておき、久しぶりに仏像バナシ。

みうらじゅん&いとうせいこうの「新TV見仏記」、その最新シリーズがようやっと到着。












今回はみちのく旅情編(?)、岩手と山形の見仏旅。

慈恩寺の十二神将や、世にも珍しい宝冠を被った阿弥陀さんなどなど、4Kのハイクオリティーで見る仏さんたちの眉目秀麗なお姿が兎にも角にも眩しくて、今回も大満足。
地方仏の魅力って、その剥き出しのプリミティブさにあると思うんだけど、東北の仏像たちもその地域に根差した魅力に満ち溢れていて、あらためて「仏像っていいなぁ」と感心しきりでした。

関西方面のお寺はしこたま回ったんだけど、東北は未だに行けてないんだよなぁ。
九州にも見なきゃ・・・否、お逢いしなきゃいけない仏さんもたくさんあるし。
う~む、日本は広い!(感想が雑)



今回は見仏だけじゃないトーク部分も充実していて、中年、、、というよりは最早「老い」の領域に入った見仏コンビのイチャイチャっぷりが楽しめるのも、ファンとしては嬉しくて。

どうでしょうさんでもお馴染みの「空飛ぶだんご」に舌鼓をうったり、仲良く温泉に浸かったり、牛の博物館で牛の内臓Tシャツをキャッキャと吟味しあったりと、初期シリーズを彷彿とさせるユル~いデート感がたまらなくイイんだよねぇ。



TV見仏記も今年で15年目。
DVDとBDを合わせると33枚もの大ボリュームが、ウチのラックを占拠しております。
初期シリーズでMJ(みうらじゅん)が仏像そっちのけで「飛び出し坊や」をカメラに収めていた時に、「もうちょっとしたら44です」と言っていたけど、ボクがもうすぐその年齢に達しちゃうんだもんなぁ。

・・・ってか、MJって今年で58歳なのかッ!?



と、町山さんで始まってみうらじゅんで終わるという、なんだこの80年代宝島感???





  


Posted by miroku at 21:51Comments(0)仏像

2016年07月28日

かっこいいとは、こういうことさ!

今日で梅雨ともおさらば。

いよいよ夏本番に向けてフルスロットルで突入していくワケなんですが、こう毎日毎日暑いとさ、アレが恋しくなるよねぇ~

そう、、、

カッコイイ仏像が♡





というワケで、食べ物ネタも切れちゃったので、お久しぶりの仏像ネタを半ば強引に。
うだるような暑さを、更に上回る暑苦しさで吹き飛ばす、そんなテンション高めな仏像をご紹介。





深沙大将(じんじゃたいしょう)



どうよ?
完全に「どうかしてる」でしょ♪

髑髏の首飾りに、大蛇の腕輪。
写真だと見切れちゃってるけど、象の短パン(膝の部分に象の顔があって、そこから足がにょきっと生えてます)というカジュアル感溢るるファッションセンスも最高だし、おへそに人面なんてパンクを通り越しちゃってるもの!

「異形」は仏像の魅力の大きなひとつだと思うけど、この仏像はそんな常軌を逸した感覚が「美」としてギリギリのバランス感覚で成立している、稀有な存在だと思います。

流石は快慶、イイ腕してるね!(何様だよ?)



ちなみにこのお方、かの玄奘三蔵が天竺への旅の途中で砂漠で難儀をしている時に現れて、水を与えて三蔵の命を助けたという伝説がありまして。
その話が「西遊記」に取り込また結果、沙悟浄のモデルになった言われております。

というコトは、、、


深沙大将 = 沙悟浄 = 岸部シロー


という方程式が成立し、


深沙大将岸部一徳


という解になるってコトですな♪(なんのこっちゃ)



  


Posted by miroku at 22:41Comments(0)仏像

2016年07月24日

アンブランでチーズケーキ

いやぁ、噂には聞いちゃいたけど、ホントに流行ってるんですなぁ、ポケモンGO
今日は権堂の辺りをうろちょろしてたんだけど、明らかにソレな人たちを大勢見かけたもの。

ゲームにはとんと疎いボクなんですが、ポケモンってアレでしょ?思春期の男子が半ズボンのポケットに手を突っ込んで自分のモンスターを成長させるってゲームだったっけ?(んなゲームあるかッ!)



かくいうボクも、「はて、どんなもんじゃろ?」とミーハー根性丸出しでダウンロードはしてみたものの、チンプンカンプンなまま放置プレイ中。
一応システムは理解したんだけど、これって車移動が中心のド田舎地方だとなかなか進めるのは難しいんじゃないだろか?、、、というのがボクの感想。まぁ、オメェの感想なんざ知ったこっちゃねぇってコトなんだけどね。



ゲットするのがポケモンじゃなくて、仏像とか土偶だったらボクも夢中になるんだけど。。。
柳の下にはドジョウが何匹もいるっていうし、どこのメーカーでもいいけどそういうアプリを作っちゃくれまいか?


「毘盧遮那仏、ゲットだぜッ!」


とか、


「よし、ここは薬師如来でHP回復だ」


な~んて言って盛り上がってみたいなぁ、、、





・・・と、そんな妄想ゲームのデタラメ戯言はさておき、本日はスイーツのオハナシでござい。








アンブランチーズケーキなり。

実はこのお店、割と前にチャレンジしてたんだけど、記事にする期を逸したままになっていて。
ネタ切れになったらアップすりゃいっかくらいの気持ちでスルーしていたトコロ、夜更さんのブログで(ボクは未食だった)チーズケーキが紹介されてまして。

こりゃ美味そうだ!と、映画を観た帰り道に改めて寄ってみたという寸法。


玉子焼きにも似たビジュアルと、小ぶりなサイズが実にカワイイですなぁ。
そんなカワイコちゃん(死語)を、ひとくちパクリ。


う、うんまッ!!!


チーズのコクと風味が濃厚で旨味たっぷりなんだけど、それよりもまず舌先の印象に残るのは、チーズ独特の塩味
今まで食べたチーズケーキにだって塩味を感じるタイプは数々あれど、このチーズケーキの塩味はそれらとは少々違っていて、塩の輪郭をハッキリ感じるクリアな味わい。
隠し味じゃなく、存在感をぐいぐい主張してくる感覚が印象的で、新しい美味しさでした。

塩味がクリアだから、より甘さを引き立てているし、濃厚なんだけどまったり感が舌に残らないから、最後のひと口まで美味しくペロリといっちゃった。

味の好みは人それぞれだけど、ここのチーズケーキはかなりオススメかも。

「はぁ?オメェのヘタクソな説明じゃ全然わかんねぇよスットコドッコイ!」という方は、夜更さんが非常に分かりやすくレポートされているので、そちらを是非!




ちなみに、初訪問の際に食べたのは、こちら。






プチ・バトン・プレーンなり。

このプチ・バトンなるスイーツは、プレーンとチョコとフルーツの3種があって、おそらくお店のイチオシなんだろうね。
はじめてのラーメン屋さんだと醤油ラーメンを注文するような感覚で、この日はプレーンをオーダーしてみた次第。

サクサク食感の皮の中にはカスタードクリームがたっぷり収納(?)されていて、ビジュアルとその味からエクレアに近い、、、もっと個人的感想でいえば洋風最中という印象のスイーツでした。これまた美味し。



個々のスイーツの美味しさもさることながら、店主さんの朴訥で親切な応対も微笑ましいこのお店、ちょっと通ってしまうかも?



  


Posted by miroku at 22:24Comments(2)ごはん仏像

2016年05月30日

仏像オタの独り言

心待ちにしていた新TV見仏記の最新作が届いたので、見せびらかし。

・・・といっても、見せびらかしたトコロで、「全然うらやましかねぇよそんなもん!」というリアクションは重々承知の助で。









「TV見仏記15周年記念 新TV見仏記 初回限定豪華版Blu-ray Box」(長ぇ!)なり。

TV見仏記も15年目にして遂にブルーレイ化かぁ(しみじみ)。

今回登場するは浄瑠璃寺蟹満寺、それに唐招提寺といった奈良の古刹。
高画質で見る仏像の数々は思わずため息の出る美しさなんだけど、特筆すべきは浄瑠璃寺の吉祥天
その質感や仏像が纏う空気感までもが伝わってくるようなクリアな映像は、ボク自身このお寺には何回も訪れているのにも関わらず、初めて接するような新鮮な感動を覚えたほど。

仏像も凄いけど、映像技術の進歩もなんだか凄まじいコトになってますなぁ。

浄瑠璃寺といえば忘れちゃいけない、不動明王制吒迦(せいたか)&矜羯羅(こんがら)のW童子。
これまた素晴らしい映像でしっかり記録されていて、童子マニア(どんなマニアだよ?)的にも大満足。

いやぁ、眼福至極。



仏像以外にも、最近はご無沙汰だった道中の駄トークや食レポもあって、良い意味で「あ、なんかユルくて昔っぽい」と嬉しくなる見仏記最新作でしたとさ。



あ、それともうひとつ。
初回特典の御朱印帳が(こんなコトいっちゃアレだけど)本編以上に満足度高し!

ぺらっぺらの安っぽいプリントなんかじゃあなく、丁寧かつ美麗な総刺繍仕立て
そのあまりの出来の良さに、

「こんなもん、もったいなくて使えっかよッ!」

と、思わず逆ギレ必至。

でも、真っ白な朱印帳が大好きな寺の朱印で埋まっていくのも、ゾクゾクするくらいに得も言われぬ快感だったりするので(キモいわッ!)、今使ってる朱印帳が終わったら、コレをガシガシ使っていこうっと。


以上、仏像オタの気持ちの悪い独り言でしたとさ。



  


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2016年05月14日

びんずる市

今日は特にこれといった予定もなかったので、ぶらりと善光寺びんずる市へと。







お天気は良いし、美味しい屋台はたくさん出てるし、期待していた陶器モノのお店はちと少なかったのが残念だったけど、楽しくぶらりできました。








善光寺まで来たついでに、みんな大好きクリミアソフトなんかも。
濃厚な生クリームと香ばしいラングドシャが最高で、ぶらり散歩で消化したカロリーがコレ一発で灰燼に帰したとしても悔いはない・・・否、確実に灰燼に帰してっけど無問題な美味しさでしたとさ。


  


Posted by miroku at 21:59Comments(2)ごはん仏像

2016年05月10日

アフリ仮面

この前の珍道中ぶらり旅・IN・松本、略してチンぶら(他意はナシ)。
途中で立ち寄ったアート系お土産屋さんで、アフリカの仮面のコレクションフィギュアを発見。

「こりゃあ買うしかねぇべ!」とテンションMAXになるも、シリーズのいくつかが歯抜け状態になっていて、一番欲しかった仮面が在庫切れだったコトもあって、「・・・帰ってからネットで探すべ」と、その時は冷静な判断で華麗にスルー。

後日ネットで探してみたトコロ、シリーズコンプ品が格安のお値段で売りに出ていたので、なんの躊躇もなく「購入する」を即クリック。

で、

だ。

到着したのが、こちら。







どうよ、この大人気のなさ・・・もとい、壮観な眺めときたらッ!

フィギュアとしての出来も素晴らしかったので、個々にそれぞれ見せびらかしたいと思います。







(向かって左から)
「ブワ族 ンワンタタイ」
「バウレ族 プレプレ」
「セヌフォ族 森の精霊」








(向かって左から)
「ヤウレ族 ロマネ」
「グロ族 仮面」
「グロ族 仮面」








(向かって左から)
「クエレ族 仮面」
「ブワ族 仮面」
「ダン族 グニュゲ」









最後は一番のお気に入り、「ルバ族 キフェベ」なり。



この濃厚なプリミティブ感がたまりませんなぁ。
ホントはもっとちゃんとしたモノで揃えたいんだけど、アフリカ系のこういった仮面って結構お値段が張るモノが多くってさ。
お手頃価格でこのクオリティー、しかも10体もッ!!!

久しぶりに良い買い物をしたなぁと。

・・・諸星大二郎「マッドメン」、読み返したくなってきた。


  


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2016年05月08日

秘仏開帳

7年に1度の御開帳が今日までだという仏メール(仏像に関するメール、、、ってまんまやんけ)を確認、すたこらさっさと篠ノ井は長谷寺まで馳せ参じてきました。













ここ最近は仏像成分少なめな生活だったから、久しぶりにお寺の空気の中に身を置くと、清々しくて気持ちが良いね。

で今回公開されるのは、御本尊であらせられる十一面観音
最終日というコトもあって参拝者もたくさん。ゆっくり仏像と対面できるというカンジではなかったけれど、それでも県内屈指の美仏をしっかりとこの目に焼き付けてきましたです。









もちろん朱印もゲット。

境内では宝物展や仏画アートの展覧などもあって、大満足な日曜の午後になりましたとさ。





いやぁ、やっぱり十一面は良いなぁ。
十一面観音といえば、湖北(滋賀県)。









SKS11「滋賀県湖北周辺の十一面観音」の略)でボクの推しメン、渡岸寺の十一面さん。
和とエスニック感覚のバランスが絶妙で、異形なのに「美」そのものなんだよねぇ。

はぁ、、、抱かれてぇ♡(抱擁という意味で)





  


Posted by miroku at 22:17Comments(0)仏像

2015年10月18日

美仏とカメラとあら塩拉麺

今日は久しぶりに見仏。

昨日のうちにお目当てのお寺に連絡を入れて、拝観の許可はOK済み。

準備万端整って、いざ見仏!

北信屈指の美仏を心ゆくまで堪能。ご就職との雑談・・・もといフランクな会話にも華が咲いて、まっこと楽しい時間になったんだけど・・・



撮影用に持っていった一眼が、
見事にぶっ壊れていたコトが判明。




最近はもっぱらスマホのカメラばかりだったので、気合を入れて久しぶりに引っ張り出してみたらこの始末という体たらく。


修理に出す(選択肢その①)
新しいのを買う(選択肢その②)
どうせたいして使いやしないんだから、このままでいいんじゃね?(選択肢その③)



・・・う~ん、とりあえずは③かな?トホホ。。。


美仏に癒され、カメラにへこまされ。
例えるならば、宝くじで100万円が当たったその日に空き巣に入られて120万盗まれたような、そんな日曜日でしたとさ。ぎゃふん!





で、

だ。

美仏もカメラも関係なく、本日のお昼はこんなモノを食べましたよというオハナシ。







「拉麺 空」あら塩拉麺とますいくらの醤油漬丼セットなり。

kobayさんのブログでお見かけした瞬間に一目惚れ。
11時の開店と同時に飛び込んで、早速食べてきました。











この透明感、どうよ!
なんでも鮮魚のあらで出汁をとっているとのコト、ひとくちスープを口に入れると広がるのは、まるでお吸い物のような上品な旨味。
最初の印象こそシンプルなものの、やがてそのシンプルさの中で様々な風味や旨味が多重構造を織り成しているのに気づくという、なんとも粋な仕上がり。

味もまた見事。
基本は塩ラーメンのそれなんだけれど、今まで食べたことのないような新鮮な感覚。
さっきも書いたようにお吸い物を連想させる上品で和風なテイストなんだけれど、間違いなく「ラーメンのスープ」になっていて、麺との調和も素晴らしい。

生姜がきりっと効いたつみれやホタテといった具材も、ビジュアルと美味しさを兼ね備えた絶妙のバランス。


うん、こりゃあ美味ぇ!


最近食べたラーメンの中では、頭一つ抜きんでた美味しさでした。










セットのますいくらの醤油漬け丼、これもまた美味し。

最初はそのまま食べて、残りはラーメンのスープでお茶漬け。
そんなもん、美味しくないワケがないだろうが!ってハナシだよね。

さっきまでは間違いなくラーメンのスープだったハズなのに、ひとたびご飯と合わさると、今度は極上の和風出汁にトランスフォーム。

さらさらっと流し込んで、いくらのプチプチっとした食感を愉しんでいると、「あれ?ここって高級料亭だったっけ?」と勘違いしてしまうほど・・・というのはゴメン、ちょっとハナシを盛っちゃったけど(オイッ!)、とにかくそれくらいに美味しかったってコトで。



これだけ美味しいと、他のメニューも気になるトコロ。ちょっと通ってみようかな?
いやぁ、なんともスゴいお店でした。








  


Posted by miroku at 21:23Comments(2)ごはん写真仏像

2015年10月05日

イングリッシュマン・IN・権堂

昨日の日曜日は、街をぶらぶら。

ちょうど善光寺界隈でお祭り的なイベントも開催されていたので、賑やかなお祭り気分もお裾分けしてもらいながら、カメラ片手にぶらりんぐ。

で、

こんな戦利品(?)がありましたよというご報告&みせびらかせ。








権堂の真ん中あたりにある古書店で買った、こけし(税込100円)なり。

こけしなのに、英国の近衛兵。こういうのをグローバリゼーションっていうんでしょ?(ちゃうわッ!)

英国人男性なのに、切れ長お目目に艶っぽいおちょぼ口。こういうのをジェンダーレスっていうんでしょ?(しつこいッ!)

ユルさと可愛らしさの具合がちょうどいい塩梅で、これでお値段たったの100円。我ながらいい買い物したなぁ。

















お次はこちら、お馴染み藤田九衛門商店の鯉焼なり。

今回は花豆の餡とずんだの2種。

ホームセンターの敷地内で売ってるたい焼きとは一線を画す、非常に上品でスタイリッシュなお味。
きっちり和装を着こなした店員さんの対応も気持ちよくて、一個200円と少々お高め価格なれど、休日のお祭り気分がちょっと高まる逸品でございましたとさ。




以上、1000円でお釣りがくる、非常にCPの良い休日の過ごし方でしたとさ。



  


Posted by miroku at 22:04Comments(4)ごはん仏像

2015年06月22日

国宝級の仏カレー

とある週末のお昼。

食べに出かけるのも面倒だから、家にあるものでささっと済ませてしまおうかと、冷蔵庫の中を物色するも、そういう時に限って目ぼしいモノは見当たらず、かといってインスタントラーメンだけじゃちょっと寂しいし。。。

ご飯だけはあるんだけど、さて、どうしようか?

・・・

・・・

・・・

あ、そうだ!

ご飯にぴったりなアレ、たしかまだ封を開けてなかったよな!!!

というワケで、春先だったかな?東京の国立博物館で開催されていた「インドの仏」展、そこで購入したレトルトカレーを食べてみました。










「どうせレトルトカレーでしょ?」

「博覧会のお土産カレーだから、大したコトないんでしょ?」



と、正直舐めてました。舐めきってました。ペロペロと。




ゴメンッ!!!
(東京は上野の方角を向けて土下座をしながら)




ボクのレトルトカレー人生(どんな人生だよ?)の中でも、確実にトップ3に入る・・・というか、ベスト1なんじゃないかコレ?ってくらいに、メチャメチャ美味しかったです!

フルーツの甘さと酸味、バターのコクと風味、そしてカレーの香ばしさとスパイシーさが絶妙のバランスで調和していて、ハッキリ言ってそこら辺のお店で食べるチキンカレーよりも確実に美味い。

それに、このサイズのチキンがごろっと入っているのも、レトルトにしてはかなり嬉しいサプライズ。

流石は国立の博物館のお土産だけあって、国宝級の美味しさでした。

・・・って、それは言い過ぎか。



インドの仏様、
美味しいカレーをありがとう!







(注:インドの仏様)




ただひとつ、残念なコトが。
このカレー、どうせ記念のお土産だからと、一箱しか買ってこなかったんだよなぁ。
こんなに美味しいと知ってたら、箱買いでもなんでもしてきたのに。。。

通販で買えないか、ちょっくら探してみっかな。



  


Posted by miroku at 23:16Comments(5)ごはん仏像

2015年05月14日

猛暑と安眠

・・・ふぅ、暑いね。

こう毎日毎日暑い日が続くと、


「どうしよう?アタイのカラダ、こんなに火照ってる・・・」


と、思わず頬が赤らんじゃうんだけど(バカか?)、ホントどうなっちゃってるんだろうね。

明日は7月下旬の陽気だなんて、さっきの天気予報でも言ってたし、ちょっとした異常気象だよね。



しかし、いくらなんでもまだ5月。
クーラーを入れるのもなんだか癪に障るし、かといってガマンするのもちと辛いし。

もう、こうなったらしょうがない。


心頭を滅却するしかねぇ!



と思っていた矢先、こんなモノが届きました。










先日まで東京国立博物館で開催されていた「インドの仏」展より、特製の枕カバーでござい。

4月の始め頃だったかな?この展覧会を見に行ったんだけど(その模様は「インドのイム」←クリックしてちょ)、そのあまりの大人気っぷりにこの枕カバーが売り切れていて。
その場で申し込めば、生産が追いつき次第自宅に発送してくれるというので、四の五の考えずに個人情報を即記入。
で、それがようやっと届いたというワケ。



カラフルに咲き乱れる蓮の華と、そこにたたずむカエル(描くは御大みうらじゅん)・・・うん、良い買い物をした♪

こんな素敵極まる枕で寝たならば、心頭滅却間違いなし。
どんな暑さや煩悩にも負けずに安眠&おめでたい夢は間違いないんだけど、とてもじゃないけどボクの汚らしい寝ヨダレなんかで汚すワケにはまいりますまい!

というワケで、しばらくは部屋の仏像グッズBOXに収納したままになりそうです。



・・・くそぅ、二つ買っとくべきだった。。。


  


Posted by miroku at 22:03Comments(4)仏像

2015年05月10日

うどんジェノベーゼ、焼きサバを添えて

今朝の「日曜美術館」の新納忠之介特集、録画したものをついさっき観終ったんだけど、そのあまりの偉大な業績に感嘆、そして落涙。

「仏像を芸術という視点で尊ぶ」。

今では当たり前となったそんな仏像の見方も、実は明治以降に始まった比較的新しいムーブメントで、明治政府のお雇い外国人だったフェノロサと岡倉天心が各地のお寺を訪ねては秘仏の扉をバンバンと開け放っていったおかげなんだけど、その天心の弟子にあたる新納忠之介という人物の生涯が仏像修復に捧げられたものだったという事実は、今日の今日まで全く知らなくて。

古(いにしえ)に作られ、フェノロサが見出し、天心が導き、新納忠之介らの活躍があって、今ボクたちは仏像の素晴らしさを体験出来ているワケで。

人の生(せい)が過去と未来を繋げ、歴史を紡いでいくんだなぁ・・・







と、柄にもなくそんな殊勝な思いに駆られながらも、これ以上このテンションで文章を書き続けると、「ぷしゅ~」と音を立てて頭から煙が出そうな気配なので、ここからは正常位・・・もとい平常運転で♪(無理矢理シモネタるんじゃねぇよ)

今日はこんなモノを食べましたというオハナシ。








以前から気になっていた、権堂にある世界食堂「ジェノベーゼ冷やし麺」

冷製パスタ的なモノを勝手に想像していたら意外や意外、パスタじゃなくてうどん。細麺のうどんにジェノベーゼのソースを絡めた和洋折衷な麺料理でした。
つるつるしこしこでなめらかなうどんの食感と、爽やかなバジルソースの風味が相まって、すごく美味しかった!
彩りが鮮やかなトマトやパプリカも、そのビジュアル要素以上に「食べてちゃんと美味しい」という機能性バツグン。
これはちょっとクセになる味かも・・・



って、ん?

「いやいや、まず語るべきはそこじゃねぇだろッ!」

ですって?



・・・だよね、うん、わかってる。ちょっと焦らしてみただけ♪(キモイわ)
この焼き魚は一体なんなんだ?ってハナシだよね。


これ、サバでした。


メニューにサバサンドの名前もあるから、きっとこのお店の名物(?)なんだろうね。
名物だったらしょうがない。それに、お店の名前がそうであるように、世界のどこかには「うどんジェノベーゼ、焼きサバを添えて」がおふくろの味な国があるのかもしれないし。



で、気になる相性なんですが、これまた意外に「アリ」でした。
正直、ごはんが欲しくなるくらいに美味しいサバなので、そのままふっくらとした身を堪能しても良し、身をほぐしながら麺の具として食べても良しで、意外性と美味しさがピッタリとマッチした組み合わせに大満足な冷やし麺でしたとさ。

それにしても権堂界隈、面白いお店が増えたなぁ。



  


Posted by miroku at 23:01Comments(4)ごはん仏像

2015年05月05日

今日のデキゴト

ゴールデン・ウィークだというのに、今日は野暮用であちらこちらへ。

【あちこち その①】
せめてお昼は美味しいモノでも食べようと思って、とあるお店に行ったトコロ、店員オーバーでアウト。
時間もないので、ファストフードでぱぱっと済ませてしまおうと、CMで見てちょっと気になっていた限定メニューを食べに、「とあるお店」へ。








う~ん、、、
「とあるお店」と敢えて店名を伏せた意味を察していただければという感じなんですが、牛のしぐれ煮を包んだだし巻き玉子焼きは美味しかったです。
この玉子焼きにご飯とお味噌汁がついた定食だったら、素直に満足しちゃうかも。

・・・ってかさ、うどん屋さんなのにうどんが美味しくないって、どうなん???






【あちこち その②】
具体的なシチュエーションは書かないけれど、マナーとか常識の意識が明らかに欠落した人に遭遇。
ボクひとりだけに迷惑がかかるんだったらまだしも、大勢の人間がいる場所でその言動はないだろオバハン!と、久しぶりに大激怒。

いやぁ、自己中を遥かに凌駕する「自己神」(自分を全知全能の神様か何かと勘違いしているようなヒト)って、稀にだけど確実に存在するよね、ったく。。。






【あちこち その③】
全ての野暮用が終わった夕方、借りたかった本があったので地元の図書館へ。








本日の戦利品(?)

以前に買ったハズなのに、部屋のどこを探しても見つからなくて、どうやら失くしてしまったらしい土偶の学術書。
3000円もしたのに・・・

と、

昭和初期から20年代前半にかけて発表された実話系怪談のアンソロジー本。

と、

先日のオフ会でとらうささんに教えてもらった、山口晃の建築本。

の、計3冊。



で、ついさっき建築本をちら~と流し読みしたんだけど、かなり面白そうなので流し読みは一旦中止。やっぱり面白い本は腰を据えてじっくり楽しまなきゃね!
まさかこの本で、あの二笑亭のハナシが聞ける(読める)とは・・・



以上、そんなこんなな5月の4日でしたとさ。


  


Posted by miroku at 00:21Comments(2)ごはん仏像

2015年05月03日

いのりのかたち

信濃美術館で大絶賛開催中の、「いのりのかたち」展に行ってきました。













今回の目玉は、なんといっても「仮面の女神」「縄文のビーナス」という、長野が誇る二大国宝なお二方。

彼女たち(?)には、去年の暮れだったかな?トーハク(東京国立博物館)で開催された国宝展でお会いしたのが初めてで、そこで一目惚れといってもいい程の大ショックを受け、早速土偶関連の資料を漁っては貪るように読んだっけ。もう、胸キュンぞっこんLOVE♡なんです



・・・うん、大丈夫。気持ち悪いコト書いてんなコイツって自覚症状はあるから♪



「縄文のビーナス」のふくよかな女性感や、「仮面の女神」から照射される呪術的な魅力はもちろん素晴らしいし、トーハクにてボクがヤラれてしまった部分もまさしくそこなんだけど、今回、間近で見て改めて感じ入ったのは、その文様の艶めかしさすら感じるほどの生命力と躍動感

トーハクでは気付かなかったんだけど、縄文のビーナスは頭頂部や後頭部にも文様が入っているんですね。
縄で刻まれたその文様のカタチは、「円」。
円をなぞるように目で追っていくと、自然と円の中心に自分が引きずり込まれていくような、めくるめく浮遊感を感じます。

その感覚は、仮面の女神に於いてはもっと顕著で、腕から胴回りにかけてのアシンメトリーな文様は更に呪術的でミステリアス。

縄文の人々の美意識や感覚、もっと言ってしまえば「世界の見方」はどんなものだったのか?
刻まれた縄文の円にグルグルと幻惑されたのか、そんな空想とも妄想ともつかないコトを考えながら、時間の経つのも忘れて見入ってしまいましたとさ。



でもって、お次は仏像。これまた素晴らしかった!
京都や奈良といった「メジャー級」と違い、地方の仏像展というのはともすれば地味になりがち。
でも、それはそれで土着な魅力や信仰の香りが濃厚で見応えがあるし、決して京都や奈良と比して劣る部分ではないんだけど、今回展示されている仏像は、そんな都会的(仏像の都という意味で)な華々しさを備えた方々が多くていらっしゃっていて、非常に見応えがありました。

特に、牛伏寺の如意輪観音さん
六本の腕を自由に躍らせながら、片膝をつき頬に軽く手を当てるその姿は、エロス(生命力)に満ち溢れていて、異形極まりないのに安らぎに満ちているという奇跡のバランス感!
うむ、やっぱ如意輪さんはいいね。

印象に強く残っている仏像をもうひとつ、観松院の菩薩半跏像が可愛かったなぁ。
百済、渡来仏、鋳銅という、ボクの大好物が3つ揃った、いわば「お子様ランチ」的な大好仏なんだけど、本来頬に当てている手が曲がってしまっていて、掌が表面を向いている格好になってまして。
その様子がさ、まるで「ゴメ~ン、待った?」と、待ち合わせにちょっとだけ遅れちゃったバツの悪さを作り笑いで誤魔化している感120%で、超カワイイんですけど♪(←ギャルか?)



仏像、そして土偶と、写真や遠くから眺めただけでは絶対に感じるコトの出来ない「生々しさ」を十分に堪能できた、大満足な展覧会でしたとさ。



以上、著作権等の関係から一切写真を貼り付けなかったので、何が何やらチンプンカンプンな展覧会レヴューはこれにて終了。
「ふ~ん、どんなカタチしてんだろ?」とちょっとでも気になった方は、是非とも信濃美術館へ足を運んでくださいませ。

ボクも、もう一回くらいは観直しに行こうっと。





あ、最後にもういっこ。

展覧会の華といえば、なんといっても物販!
今回は物販にもチカラが入っているようで、トーハクにも並んでいた土偶関連のグッズと同じものがいくつもあって、その充実っぷりに感動。
土偶ぬいぐるみでしょ、土偶フィギュアのガチャガチャでしょ、それに土偶ビスケットも!

「どうせオメェ、物欲に負けてまた散財したんだろ?」

と思ったそこのアナタ、残念不正解。土偶グッズには一円だって散財しませんでしたとも!
だってさ、

「コレ全部、トーハクで買って持ってっから♪」

って、バカッ!



ただ、展示内容が予想の上をいく満足度だったので、図録も兼ねて公式本だけは購入。







写真も多めでなおかつキレイ。公式本とあるけど、もう図録として売っちゃえばいいのに。





最後の最後に、







どうよ?ウチの土偶たち。
きゃ~、やだも~、超カワイイんですけど~♪(←ギャルじゃなくてオネエだろもうそれ!)



  


Posted by miroku at 21:03Comments(4)仏像

2015年04月27日

オフ会

「本日はお日柄も良く」。

そんな言葉がピッタリな昨日、オフ会・・・というか、もうアレだな、友達といってもいいんじゃねぇか?ってくらいにこちとら勝手に思いこんじゃってるんだけど、そんな人たちと久しぶりに楽しい時間を過ごしてきました。



共犯者・・・もとい、メンツはしえるさんと、とらうささんの御二方。

前回のオフ会で、ブログ主だとかお客さんだとかそんなのは一切関係なく、その主従関係がハッキリ決まった感があるので、幹事兼ドライバーはもちろんこのわたくしめ。


「もしもこの女傑たちの気分を害してしまったら、小指くらいのオトシマエじゃ済まないよな絶対に・・・」


という恐怖支配の下(もと)、影腹を斬って誠心誠意お世話係を務めさせていただきました。



・・・というのは、もちろん他愛のない冗談なんだけどね、75%くらいは♪(残りの25%はどうしたよ?)






まずはイタリアンのビュッフェでお昼ごはん。

次から次へと出てくる季節のパスタやらピザやら(はちみつのピザが激ウマだったなぁ)を平らげながら、近況報告(という名のブラックなマシンガントーク)に華を咲かせたり、とらうささんの絵心に驚嘆したかと思えば、ボクの絵心の無さに呆れかえったりと、相変わらずな無軌道っぷり。



腹ごしらえも済ませたトコロで、次の目的地は前山寺
移動中の車内では、議長による恒例(?)の「とある人間関係についての興味深い考察」で大いに盛り上がって、あっという間にお寺に到着。








本尊の大日如来を目の前にしながら、「この字はちょっとアレだねぇ、小学5年生の漢字練習帳っぽいですなぁ」などと罰当たりな会話を繰り広げつつも、境内のゆったりと流れる時間の中で盛りを過ぎた桜をしみじみと愛で、庭や木々、石に生す苔を眺めながら、穏やかで心地の良い時間を過ごしました。








庭園、そして眼下に広がる上田平の景色を眺めながら食べた、前山寺名物の「くるみおはぎ」。大変美味しいございました。




しえるさん、とらうささん、楽しい時間を本当にありがとうございました!
オフ会改め「大人の社会見学」。次回がいつになるかは未定中の未定だけど、またよろしくね~

さぁて、工場見学が出来る場所、探すとすっかな。旅のしおりも用意しなきゃ!(生粋の下僕気質)



  


Posted by miroku at 22:29Comments(4)ごはん仏像

2015年04月09日

仏像ディズ

某アマゾンから、こんなモノが届きました。








予約しっぱなしで、その存在をコロッと忘れていたDVD版「TV見仏記」最新2巻と、文庫版「見仏記」の5巻なり。

見るのと読むのは週末のお楽しみにとっておくとして、先日の「インドの仏」展の余韻に浸っている最中での、この嬉しい不意打ちに、否が応でもテンションあがるぜ!



それにしたってサプライズの仕方がどうにも粋だね、仏像の神様って奴ぁ♪(いねぇよそんな神仏習合)




  


Posted by miroku at 23:49Comments(0)仏像