2016年01月31日

『残穢 住んではいけない部屋』

かなり気合の入ったホラーだという評判を耳にしたので、ノーマークだったこの映画をロキシーにて。



『残穢 住んではいけない部屋』





原作本、そして姉妹編にあたる作品を映画終わりで思わず衝動買い。










【ストーリー】
 ミステリー小説家である私(竹内結子)に、読者の女子大生・久保さん(橋本愛)から自分が住んでいる部屋で変な音がするという手紙が届く。早速二人で調べてみると、そのマンションに以前住んでいた人々が自殺や心中、殺人などの事件を起こしていたことが判明。
 久保さんの部屋で生じる音の正体、そして一連の事件の謎について調査していくうちに、予想だにしなかった事実がわかり…





公開されたばかりの作品なので、ネタバレ回避を心掛けつつ。

感想をひとことで言ってしまうと、「映画としては滅法面白かったけど、ホラーとしてはちっとも怖くなかった」かな。

「血がドビャー」とか「悲鳴がギャー」といったいわゆるホラー的表現はかなり抑え気味で、淡々としたトーンで怪異の根源を追う「私」と久保さんの姿は、まるで事件の謎を追う刑事や探偵のよう。

純粋なホラーではなく、サスペンスやミステリを成立させる手段としての「ホラー」。この映画のポイントはそんな部分にあると思うし、怪異を真摯に語る物語として、完成度はかなり高いんじゃないかな。



俳優陣も、良し。
派手さはないものの(失礼!)、しっかりと演技が出来る俳優がポイントポイントに配置されていて、製作陣のこの映画に対する「本気度」みたいなモノが伝わってきました。

「私」を演じる竹内結子、良かったなぁ。
THE・地味としか形容の仕様がないビジュアルだったり口調なんだけど、その無個性っぷりがしっかりと個性となって知性や聡明さを主張しているし、物語の語り部として申し分のないほどに機能してました。
それになにより、べっぴんさんだったし(照)
そういえば『インサイド・ヘッド』でもイイ仕事をしていたし、今までは特に意識したことのない女優さんだったけど、これからは意識せざる得まいて。



ただ、ちょっと残念だったのは、かなり抑え気味と書いた「ホラー的表現」の部分。
CGの使い方、そして恐怖を煽る演出が、どうにもこうにもチープに見えてしまって。

詳しくは書かないけれど、特に終盤の「とあるシーン」。あれ、必要か?
あまりに即物的で、あの場面だけ映画全体からちょっと浮いてしまっているような気が・・・
他の部分では野心的で尖った意志を感じていただけに、残念だったなぁ。
もっとあっさりと、それこそナレーションで後日談として語るとかであれば、この物語が持つ「怖さの本質」に合っていると思うんだけど、、、って、なんかエラそうなこと書いちゃってますな。何様だよ?



以上、若干の疑問符を感じつつも、そんな些細なコトが気になるくらいに総合点が高いんじゃないでしょうかというワケで、ホラー好きな方はもちろん、ホラーは苦手な人にこそ観ていただきたい、オススメの映画でしたとさ。



PS.
この映画自体はかなり好きだけど、、、

うん、好きだけど、、、

心底怖いホラー映画が観たいなぁ、やっぱり。









  


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2016年01月28日

ラムだっちゃ♡

ダイエット中だけど、
アイスが食べたい
夜もある・・・




というワケで(堂々ダメ人間宣言)、今夜はこんなアイスを買ってみた。







MOWラムレーズンなり。

ラムレーズンのアイスといえば、ナンバーワンはどうしたってハーゲンを想像しちゃうし、ボクも正直、


「ハーゲンよりは安いから、今夜はコレで手を打っとくか」


という打算極まりない購買理由で手に取ったMOWなんですが、ごめんなさいメグミルク!と土下座レベルで美味し過ぎるそのアイスっぷりに驚嘆。



なにがビックリって、ミルクアイスの濃厚かつクリーミーな味わい。
MOWの一番のウリって「濃厚なコク」だと思うんだけど、歴代MOWの中でもその濃度(?)はかなり高いんじゃないかな。

このミルク部分だけ食べたら、ひょっとすると「しつこい」と感じるギリギリなライン。
でも、しつこいと感じないその理由はもちろん、ラムレーズンの援護射撃が抜群に効いているから!

ミルクの高濃度な乳分をラムレーズンの酸味が緩和し、レーズンの風味や甘みをミルクが上手く引き出しているという、まるで「翼くんと岬くん」の如き絶妙な相乗効果のバランス感覚が素晴らしい!



ボクの中ではハーゲンを超えたかも?
ってか、うん、確実に超えた。ハーゲン越え。
この感動を例えるならば、、、


『甲子園常連の強豪チームに、地方の弱小チーム(しかも二軍)が9回裏、2アウトからの大逆転で勝っちゃった!』


・・・と、そんな感動の下剋上(MOWに失礼だろ!)



アイス好きなら、これはちょっと食べとかなきゃダメなアイスかと。
食え♪(やんわりと命令)







  


Posted by miroku at 22:37Comments(4)

2016年01月26日

思ひ出の揚げ焼きそば

近所にある思い出のお店がお店を畳むという噂を聞きつけて、懐かしの味を食べてきました。








晴美食堂揚げ焼きそば

昔ながらの中華食堂なこのお店、ボクが物心ついた時にはもう「ラーメンが美味しい」という評判で有名だったような気がします。

あれはボクが小学校低学年の頃かな。
東京に住んでいるおばさんがウチに遊びに来ると、ボクと母親、それにおばさんの3人でかならずここのラーメンと揚げ焼きそばを食べに行ってたっけ。

ウチの実家は割と昔ながらの気風があって、外食や買い食いはあまり許してもらえなくって。
おばさんが来た時にしか食べられない、ある意味「特別なご馳走」、それがこのお店のラーメンでした。



おばさんが亡くなって、ボクも大人になって、ここしばらくはご無沙汰・・・というか、もしかしたら25年ぶりくらいに訪れたそのお店の思い出の味は、懐かしさいっぱい。

中華料理の概念を根底からひっくり返すほどに甘い、、、否、甘過ぎるあん。
麺類を通り越して、もはや「あられ」状態になるまでカリッカリに揚げられた麺。

こうやって文章にすると、ネガティブな印象を持たれてしまうかもしれないけれど、この独特な味や食感が堪らなく美味しかったなぁ。
多分に思い出補正ってヤツがかかっているのかもしれないけれど、そういうのも全部ひっくるめての「美味しい」だと思うので。

小鉢に自家製の漬物が出てくるのも、田舎の食堂ならではのあったかさ。こういうのが嬉しいよね。



なんでも今年の5月でお店はいったん閉じてしまうとのこと。
それまでは全てのメニューを感謝価格で提供しているそうなので、今度はラーメンを食べに来ようかな。







中華そばが350円って、安ッ!




  


Posted by miroku at 22:40Comments(2)日記ごはん

2016年01月24日

山崎の梅酒(エクステンデッド・エディション)

以前にとらうささんから教えてもらった山崎の梅酒、1000円ちょっとのヴァージョンがあまりに美味しかったから(その模様はこちらをクリック)、調子に乗ってチョットいいヴァージョン(3000円ちょい)のを買ってみた。






この燃えるような琥珀色が、素晴らしいですなぁ♪



1000円と3000円で、一体何が違うのか?それは仕上げにグレンウイスキーの原酒を隠し味として使っているというコト!(HPより)

・・・で、グレンウイスキーって一体ナニモノ???

お酒方面にはめっぽう疎いので、グレンとくればダイザーしか思い浮かばないマジンガー世代。
HPを見たトコロで、恥ずかしながら美味さの秘密はチンプンカンプンなんですが、とにかくバツグンに美味ぇってコトだけはバッチリ理解できましたよ♪

梅酒の甘さの中にウイスキーの香ばしさや風味が香るのはもちろん、仕上げの隠し味効果なのか後味がかなりウイスキー寄り。
飲みやすさの中にも高級感があって、しかも食事に合うったらアリューシャン列島・・・もとい、ありゃ~しない(酔っ払いのクソ駄洒落)
今夜は大人数でしゃぶしゃぶパーチーだったんだけど、お肉との相性が最高でさぁ。

最初はロックで。
お肉がすすんできたら、ソーダで割ってさっぱりと。

気が付いたら、ちょっと飲み過ぎちゃった・・・

んもうッ!
アタイ酔わせてどうするおつもりッ???
(知らねぇよバカ)




普段飲みはいつもの1000円ヴァージョンで。
お正月とかお盆とか、ちょっとしたハレの日は3000円ヴァージョンで。
そんな飲み分けがちょうど良さそうなバランスの、素敵な梅酒でしたとさ。

気になった方は、「梅酒 山崎」で検索をかけると、サントリーのHPがひっかかてくると思うので、そちらをどうぞ。


  
タグ :梅酒山崎


Posted by miroku at 21:51Comments(10)日記ごはん

2016年01月23日

ざっと振り返り土曜日

今日は休日。

いろいろあったりなかったり(どっちだ?)は本日は、とにかく「好きなコトだけをやろう」と決めて、ワガママかつダラダラと。

午前中は「ちらっと朝寝坊 ⇒ のんびり朝風呂 ⇒ プチ二度寝」という自堕落コンボを華麗に決めて、お昼は最近大ハマりのこんなお店でこんなモノを。







D・URANUS(ディーウラヌス)で未食だった豚かつカレーなり。

鶏カレーも角煮カレーも美味しかった(その模様はこちらをクリックしてちょびひげ)けれど、これが一番ストライクかも。

厨房から聞こえてきた音から察するに、二度揚げしてるのかな?カリカリ&サクサクの衣が美味しくて、尚且つカレーのコクや風味にも負けてない堂々たる存在感。時間が経って衣がルーに浸食されてもサクサク感が残っているのがかなり好印象。

豚かつ定食でもなく、カツ丼でもなく、カレーとの相性バッチリな豚かつとして100点満点なかつカレーでした。





旨いカレーでお腹を満たした後は、こちら。






グランドシネマズでスピルバーグの最新作『ブリッジ・オブ・スパイ』をば。
(めんどくさいので)どんな映画なのかは各自で調べるコト!

で、感想はと言いますと、混乱の時代に、その社会的風潮や個人的感情に流されないで自分を律することの尊さ、そして難しさを改めて感じた次第。

劇中、ソ連のスパイを殺せ殺せと盛り上がり、彼を弁護するトム・ハンクス演じる主人公に辛辣なバッシングを浴びせるアメリカ国民の姿はある意味で哀れだったり滑稽に見えるけれど、松本サリン事件での河野さんを巡る一連の出来事を思い出すと・・・とても他人事じゃないんだよね。

「目に見える状況や情報に流されず、常に冷静な視線を保つ。」

この気持ちを怠ってはいけないと思う、自戒も込めて。。。


あ、それともういっこ。
映画自体は大満足だったんだけど、隣に座ったオジサンがさぁ。
ジュルジュルと音を立てて飲み物を飲むは、飲んだら飲んだでゲップはするは、挙句の果てにはぐうぐうとイビキをかく始末。

・・・うん、軽~く殺意を覚えちゃった♪(←言ってるそばから状況に感情を思いっきり流されてるじゃねぇか!)





映画の後は、先週行きそこなった例の場所へ。





毎度お馴染み、ラランスタイム♡
ホットケーキをお供に、のんびりゆるりと読書。
相変わらずの居心地の素晴らしさに、「このまま昼寝でもしてしまおうか?」と思ったけれど、(オトナとして)断腸の思いで断念。

帰りがけ、店主さんにこれからは隔週で火曜日も定休日になると教えていただくも、「あ、でもいつもは土日に来られますもんね」と言われて、

「こらカンペキに顔、覚えられちゃったなぁ・・・」

と、思わず苦笑い。





で、

だ。

年末にとらうささんからお借りしたSNL(サタデーナイトライブ)のDVDを観つつ、ついでにお酒なんかもちらっと飲みながら、こんな駄文をしたためているという、そんな一日の締め括りなんでござい。



以上、まるで聞き分けのない駄々っ子の如く、好きなコトしかしないわがまま気ままな一日でしたとさ。

今週はちょっとハードだったし、来週もアタマの痛いコトが続きそうだしね。
まぁ、たまにはこんな日があっても良いんじゃないかな?(というマイ・セルフ・甘やかせへの言い訳)



  


Posted by miroku at 21:51Comments(8)日記映画ごはん

2016年01月21日

今月の映画秘宝(の表紙)

毎月恒例、今月の映画秘宝(の表紙)のコーナー。








はぁ、、、
素晴らし過ぎて、もう溜息しか出ぬ。



今号で発表の2015のベスト映画はもちろん『マッドマックス 怒りのデスロード』
でもって、ベスト男優とベスト女優、そしてベストシーンもマッドマックス。

ほとんどの選者がベスト10の中に選出していて、あの北鉄のユイちゃん(橋本愛)や元ABKの真ん中の人(前田敦子)もマイベストの中に本作を挙げているという、ちょっとした異常事態。

あらかじめ予想出来たとはいえ、あまりに仏契(ぶっちぎり)な完全優勝状態に、


「面白いとか楽しいとかそんなレベルじゃなく、映画史にその名が確実に刻まれる大傑作」


という極私的感想に、改めて援護射撃を得た感あり。



なんてラヴリーな日だ!
V8!V8!V8!










ちなみに、前田敦子さんが2015年のベスト女優に若尾文子(あやや)の名を挙げていて、あややのDVDを爆買いしたとのエピソードに、AKBにはこれっぽっちも興味はないけれど、なんとなく好感度が上がってしまいましたとさ。

あっちゃんとなら、旨い酒が飲めそうな気がする。。。




  


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2016年01月18日

かねきのチーズオムライス

雪、いよいよ降りやがったねぇ。



・・・と書きたいトコロではあるんですが、スンマセン。中野は全然大丈夫でした。
明け方くらいに少し舞ったくらいで、降りもしなけりゃ積もりもしない。
ニュースで見る八王子の方がよっぽど雪国感出まくりで、思わず東京の友達に「ゴメンナサイ」とLINEを送っちゃったもの。

今日で1月も18日。
ついさっき気が付いたんだけど、今年はここまで一回も雪かきをしてないや。
こんな年、生まれて初めてかも?

今年が素晴らしく楽チンだった分、来年の塩梅が今からちょっと怖いかも。。。






で、

だ。

雪バナシとは一切関係なく、毎度の如くここから本題。

先日、須坂に行く機会がありまして。
時刻はもうすぐお昼。良い機会だし以前からちょっと気になるお店に行ってみようってことで、こんなお店でこんなものをば。







かねきチーズオムライスなり。

タマゴふわトロ食感なんておとといきやがれ!とばかりにTHE・王道、直球勝負な昭和のオムライス
薄く焼かれた卵の中には、たっぷりのチキンライスととろっとろに蕩けたチーズがみっちみちに詰まっておりまして、これがまたボリューこの上なし!
普通のオムライスの、軽く二人前くらいはあるんじゃないのかな?
なるほど、全てのメニューに「ミニサイズ」があったのはこういうコトだったのね。


今時のオサレな感覚や斬新な味わいとは一切無縁だけれど、だからこそ感じる優しさ。
口に入れた瞬間に「あ、コレいいわ」と感じるあたたかい美味しさに大満足&大満腹な、嬉しいオムライスでしたとさ。

うん、また食べに行こうっと!(今度はミニで)



  


Posted by miroku at 22:35Comments(6)日記ごはん

2016年01月17日

我が家のストーム・トルーパー

先日、滅多にメールなんか送ってきやしない友達から、とある画像が送られてきました。

その画像とは、ミレニアムファルコン号のプラモデル画像。
それも、総製作時間ン十時間という、かなり気合の入ったシロモノ。

「オメェ、何やってんだよ?」

という大人のツッコミを冷静に返しつつ、

「うぉぉ~ッ!超カッケェェ~」

という内なる少年の魂をグラグラと揺さぶられちゃってさ。
友達曰く、今バンダイから出ているSWのプラモは初心者でも簡単に作れて、しかも出来が良いからオススメとのコト。



というワケで、作っちゃったよ。
小学校の時にガンプラを作って以来、およそ30年ぶりのプラモデルを!






















帝国軍改めファースト・オーダー仕様のストーム・トルーパーでござい。
友達と違って、総製作時間は1時間ちょっとと、かなりお手軽に作った割には、一応それっぽい雰囲気出てるっしょ?

でもさ、今のプラモってスゴイんだね~
色は最初からついているし、可動部分だってガシガシ動く。
ストーム・トルーパー独特のテカテカしつつもヌメッとした色彩のアーマー部分なんか、ホントにそれっぽいもの。

これだったら、あともう数体買ってストーム・トルーパー小隊を編成してもいいかな♪



と思ったのも束の間、たとえ1時間程度だったとはいえ、説明書の細かい文字を読みながら小さいパーツを組み合わせていくという作業はしんどい・・・というか正直「あぁもうイライラすんなコレ、めんどくさッ!」だったボクは、プラモ作りには向いてないってコトなんだろうね、やっぱり。トホホ・・・



  


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2016年01月17日

銀河の平和とパンケーキ

デビッド・ボウイの衝撃がまだ残っているというのに、今度はアラン・リックマンまで・・・

世の中的には魔法学校のスネイプ先生や、クリスマスの夜にナカトミビルを占拠したテロリストが有名だけど、ボクの中でこの人は『ギャラクシー★クエスト』で演じたトカゲ頭星人・・・を嫌々演じているプライド高き英国舞台俳優役が一番印象に残ってます。



・・・と、いつもならここで某YouTubeから予告編の動画を貼り付けるトコロなんだけど、なにせ17年も前の映画。予告編の動画がもうどこにも上がっていないという哀しい事態に。

しょうがないので、「誰も望んじゃいねぇよ!」という真実には目を瞑って、あらすじを文字起こししてみたいと思います。









【ストーリー】
「ギャラクシー★クエスト」は宇宙捜査局の活躍を描いた往年の人気テレビ番組。
この番組を宇宙の果てで傍受し、歴史ドキュメンタリーと勘違いしていたホンモノの宇宙人がいた。
出演者たちを英雄として崇拝していた彼らは、悪の侵略者の攻撃を受け、今では「あの人は今」状態の出演者たちに救いを求め地球へとやってきた。
出演依頼と勘違いした俳優たちは、監督も脚本も心の準備もないまま、本物の宇宙へと飛び立った。
かくして、単なる中年俳優たちは番組の経験だけを頼りに、宇宙の危機に立ち向かうのであった!





とまぁ、こんなカンジのユル~い映画でアラン・リックマンが演じるのは、シェークスピア俳優だった過去の栄光を捨てきれないまま、今じゃ宇宙トカゲの被り物を被って地方の営業に嫌々ながら精を出しているという、ある意味で悲劇の男。

ポジション的には、まぁぶっちゃけ『スタートレック』スポックです。

現実とプライドの狭間で苦悩しながらも、そんなアレコレをいきなり超越した「本物の宇宙戦争」という修羅場のド真ん中に立たされた英国俳優を、嬉々として演じる姿がなんとも粋でねぇ。



実はついさっきまで、家の棚からこの映画のDVDを引っ張り出して、数年ぶりで観てました。

アラン・リックマン追悼の意味を込めて観始めたつもりが、いつの間にか「この映画自体のべらぼうな面白さ」に夢中になっちゃって、追悼するのを忘れちゃってました。

でも、これでいいんだと思う。

彼のおかげで、楽しい映画を数年ぶりに観れた。
そして、腹を抱えて笑った。

ありがとう。






・・・って、なんだか湿っぽいんだか楽しいんだか分からない長文になっちゃったけど、ここからが本題。
映画とは全く関係なく、パンケーキのハナシでおま。

ずっと探していた本をようやっと見つけたんだけど、せっかくだから美味しい飲み物とお菓子を食べながらゆっくり読みたいなと思ったトコロ、「だったらあのお店しかねぇだろ♪」というワケで、足は自然とラランスルールへ。



・・・とイキたいんですが、よく考えたらここ最近は2週間に1回ペースでラランスタイムしちゃってるんだよね。

「流石にちょっとイキ過ぎじゃね?」と、若かりし頃にほぼ一日中彼女の家で真っ白になるまで頑張ったあの時と同じ感想を抱いた結果(意味が違うだろバカ!)、駅周辺の某カフェへ。








チーズ風味のパンケーキと、ロイヤルミルクティーなり。

不味くはないし、なんなら美味しいって感想だってやぶさかじゃない。

タバコだって吸えたし、本だって楽しく読めた。

でも、

でも、、、


【結論】
ラランスルールに行きたいと思ったら、
イキ過ぎとか関係なく、
絶対に行っとくべきッ!!!




以上。
(なんだこの記事?)



  


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2016年01月14日

映画落穂拾い

例によって観た映画が溜まってきたので、手抜き感想を落穂拾いにて。




『ラブ&ピース』






鬼才(という表現はあまり好きじゃないけれど)園子温監督の最新作。
「園監督だから、またトンデモない方向にハナシがぶっ飛ぶんでしょ?」
というこちらの勝手な憶測を裏切る・・・というか、実際トンデモなくぶっ飛ぶんだけど、意外にも直球勝負なハートウォーミングコメディーでした。

長谷川博己のメーターを振り切ったヤリ過ぎ演技に、「これといい『MOZU』といい、この人はいったいどこに向かっているんだろう?」と不安になりつつも、最後の「スローバラード」(RCサクセション!)で涙、そして亀ちゃんの可愛さに胸キュン。

若い頃に夢を挫折して、まだ胸のうちにその炎がくすぶっている人必見です!(それってオマエだろ?)







『リベリオン ワルシャワ大攻防戦』






B級アクションっぽいタイトルなれど、「ワルシャワ蜂起」から70年を記念してポーランド映画界が勢力を挙げて製作した超大作。
日本に例えるならば、広島や長崎、それに沖縄戦を扱った映画にポジションは似ているのかも。

「ワルシャワ蜂起」とは何ぞや?
勝手解釈で説明すると・・・


第二次世界大戦下、ドイツの占領下に置かれていたポーランド。

「俺たちも手伝うから、先に抵抗運動しておいてくれっかな?大丈夫、絶対に合流すっからさ!」

というソ連軍の口車に乗せられて、首都ワルシャワの市民たち(レジスタンスや軍隊も含む)が武装蜂起。
しかし、頼みの綱のソ連軍は高みの見物を決め込んで一切動かず。
結果、ドイツ軍の圧倒的な軍事力の前に民間人を含むおよそ20万人が亡くなったという悲劇・・・


以上がワルシャワ蜂起の概要(あくまでボク解釈)です。

何故ソ連がだんまりを決め込んだかというと、ポーランドとドイツが戦って疲弊したところに攻め入って占領しようという下心で、事実その通りの結果になりました。
日ソ不可侵条約といい、ソ連ってやつぁまったく・・・

で、今回のこの映画なんですが、戦争映画でありながら青春映画でもあります。
好きな娘にイイカッコを見せようと、深い理由もなくレジスタンス活動に身を投じたばかりにあらゆる悲劇に見舞われる主人公の青年と、その彼女の地獄巡りを中心に物語が展開するので、歴史的な事実や状況をよく知らなくても物語に没入できるし、なによりこの「実際に起きてしまった悲劇」市民の目線で追体験することが出来ます。

・・・だからこそ、キツかった。。。

ネタバレになるから詳しくは書かないけれど、この映画といい、名匠アンジェイ・ワイダ監督の数々の作品といい、ポーランドという国はあまりに哀し過ぎる。。。







『百日紅 ~Miss HOKUSAI~』






天才、原恵一の最新作。
原作は故杉浦日名子の江戸モノ、それを原監督が料理するんだもの。面白くないワケがない!

アニメならではの「絵が動く」という表現の素晴らしさや爽快感、そして杏や松重豊、濱田岳といったキャストの見事さ。
そんなこんなを全部ひっくるめて、とびきりイキの良い、粋な映画でした!

出来ることならば・・・

あ、いや、この映画自体には関係ないんだけれどね、この原作を川島雄三で観たいなぁなんて、叶わぬ夢も。







『海街diary』






「こんなん、そりゃあ各映画賞を総ナメするに決まってんじゃんッ!」

・・・と、大納得の傑作。

とにかく女優陣が美しい!
顔がキレイとかそんなんじゃなく、人として美しい。
その所作や佇まい、そして4姉妹が建物や街並み、山や木々、そして雨や光に溶け込んで一体になっている光景が、ナチュラルに美しいんだよなぁ。

大きな事件が起きるワケでもなく、ドラマティックな恋愛模様が描かれるでもなく、日々を一生懸命に生きる人々の姿を淡々と丁寧に追う今作は、だからこその揺るがない普遍性を持ち得ているので、老若男女全ての心に届く作品だと思います。

「ふん、どうせ人気女優を集めただけのお気軽映画なんでしょ?」な~んて思っているそこのアナタ(この映画を観る前のボクも含めて)、必見です!






以上、落穂拾いはこれにて終了~
さぁて、明日は仕事帰りに『ブリッジ・オブ・スパイ』でも観てくっかな♪


って、ヤベッ!明日までに返さなきゃいけない映画がまだ2本残ってるんだった!






・・・これじゃあまるで映画ジャンキー(中毒患者)ですな、トホホ。





  


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2016年01月13日

デビッド・ボウイ

今から24年前。
フレディー・マーキュリー追悼コンサートで、残されたQueenメンバーと共に「Under Pressure」を歌うデビッド・ボウイの姿に


「そっか、もうこの世にフレディーはいないんだ・・・」


と、改めてフレディー不在の世界を認識したっけ。









そして、今。
デビッド・ボウイも去ってしまった。。。



音楽もそうだけど、映画にももっと出て欲しかった。

『プレステージ』のニコラ・テスラ役や、『バスキア』のアンディ・ウォーホル役なんて、ご本人楽しそうに演ってたもんなぁ。



地球に落ちてきた男は、もとの世界へと還っていった・・・んだろうね、きっと。




  


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2016年01月12日

カレーの神の思し召し

唐突なんですが、皆さんは神の存在を信じますか?

ボクは先日とある奇跡を体験して、「嗚呼、神様は本当にいるのかもしれない・・・」と思うに至りました。

その奇跡とは・・・



あ~なんか腹減った。もうすぐお昼だし、さぁてと、今日は何を食おっかな?
でも、ラーメンとかパスタって気分じゃあないんだよなぁ。がっつり肉ってカンジでもないし、魚もなんかピンとこない・・・
あ、アレだな、カレー。カレーがいい!
でもって、インドとかタイとかそっち方面よりも、欧風チックなマイルドなヤツ。
うんうん、久しぶりに美味しい欧風カレーが食べてぇなぁ。




と思いながら車を運転してたら、偶然にもカレー屋さんの新店舗を発見。
いざお店に入ってみたら、これがなんとまぁ欧風カレー。
しかも、食べてみたらこれがすっげぇ美味しかったという、神秘と驚愕の奇跡を体験したのでございます!

ありがとう、カレーの神様!!!

・・・って、


どんだけやっすい神秘体験なんだよ???





そんなデタラメ神秘体験の聖地(?)はこちら、








D・URANUS(ディーウラヌス)の鶏カレーなり。

こちら、カレー屋さんというよりは、カフェ。
お店の名刺にも「カレー&コーヒー」と謳っているとおり、内装や雰囲気はオサレなカフェ指数120%なお店です。

お味の方もかなりシャレオツ(どんな味だよ?)
玉ねぎとにんじんとトマトをふんだんに使っている(お店のメニューにそう書いてありました)そのルーは、辛さは控えめなれど野菜の旨味やコクがたっぷり溶け込んだマイルドで上品な味わい。

でもって、このチキンの骨付きモモ肉がさ、もう・・・んもうッ!
スプーンでもほろほろと崩れるほどに柔らかくて、しかもジューシーなチキンは、カレーはもちろんだけれど、これだけでお茶碗一杯のご飯なら軽くイケちゃうくらいの美味しさ。

それにしたって、骨付きのお肉がまるまる一個乗っかっているというこのビジュアル、素敵過ぎる絶景ですな。

付け合せの野菜の素揚げも、箸休めにちょうどよいバランスで、かなり完成度の高いカレーでした。










こちらは、豚カレー
ビックサイズの豚の角煮が2枚も乗っけ盛りされた、こちらも絶品の美味しさ。




神秘体験(しつこい!)はまだまだ続きます。

今回はサラダとデザート、それにコーヒー(or紅茶)がついたランチセットで注文したんだけど、このコーヒーがまた美味し。
すっきりとした後味と切れ味が気持ちよいそのコーヒーは、カレーの後にはぴったりなテイストで、正直そんじょそこらのカフェで飲むコーヒーよりも美味しかった!

まずはブラックで楽しんで、お次はクリームを入れて。
最期は砂糖と残ったクリームを全部入れてホワイトコーヒーと、一杯で3度美味しい、コーヒーのひつまぶし状態(?)を堪能して、ごちそうさまでした。



通し営業なのが嬉しいし、なによりこの調子だと他のメニューも確実に美味しいに決まっているので、ごはん選びの選択肢にぶっとい柱が一本増えた感あり。

偶然で見つけたにしてはあまりに出来過ぎな、本当に美味しいお店でしたとさ。

というか、あっという間に人気店になっちゃいそうな予感が・・・

  


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2016年01月11日

濃厚ソフトと初詣

1月1日から3日までなのか?はたまた1月中の行けばOKなのか?初詣の定義がイマイチはっきりしなかったりするんですが、兎にも角にも「初めての詣で」をしに善光寺へ。








やはり3連休、人がゴミのように(byムスカ大佐)・・・もとい、大勢の参拝客でたいそう賑わっておりましたよ。

熱心な仏教徒ではないし、かといって全くの無信心ってワケでもない、単なる仏像マニア的な参拝スタイル(どんなスタイルだよ?)で初めての詣でを済ませた後は、人の海からさっさと離脱して、こんなモノに舌鼓をば。








平五郎クリミア(ソフトクリーム)なり。

善光寺に来たら、やっぱこれっしょ。
濃厚・・・というよりも、もはや生クリームの原液(そんなもんあるのか?)をそのまま食しているような、高濃度かつ高密度の美味しさが最高。
コーン部分がランドグシャなのも特徴で、そのまま食べても良し、クリームを乗っけ盛りして食べても良しで、ソフトクリームとして美味しさに一切の死角ナシな姿勢が素晴らしいですな。



それと、もういっこ。
この日はちょうど父親の誕生日だったので、お土産に平五郎特製のカステラを初めて買って帰ったんだけど、これがソフトクリームに負けず劣らずのなかなかな逸品でした。

ラム酒の香りがほのかに薫るそのカステラは、いかにも平五郎(というか藤屋御本陣)らしいオサレで素敵な和洋折衷っぷり。
甘いモノに目がない父親も大満足で、こちらに写真を撮る余裕すら与えない程の勢いでパクリパクリといってましたとさ。

ったく、いい歳してどんだけスイーツ好きなんだか・・・(というDNAの呪縛)





  


Posted by miroku at 16:02Comments(2)日記ごはん

2016年01月10日

大雑談会

今年一発目の新年会は、気の合う友達と7時間半にも及ぶ大雑談会。
喧々諤々と各々の意見を戦わせて到達した結論は、

『スター・ウォーズ フォースの覚醒』は素晴らしい!

と、

『ジャイアントロボ 地球が静止する日』も素晴らしい!

そんでもって、

『007 スペクター』『キングスマン』だったら、断然後者派!

の、以上3点。





・・・って、

大の大人がなにやってんだバカッ!

なのはガッテン承知の助なんだけど、メチャメチャ楽しかったから結果オーライ。
やはり持つべきものは友、それも趣味嗜好が同じベクトルを向いている友(=変わりもの)ですなぁ。





それに、飛び込みで入った洋風居酒屋が大当たり。






こちらの注文の精度が神がかっていたのか?はたまたこのお店のメニュー全てがハズレ無しなのかは???なんだけど、出てくる料理の全部が美味しくて。
特にこの牡蠣のアヒージョ
牡蠣のぷりぷり食感と濃厚なエキスが、素晴らしくウンマかったなぁ。
この牡蠣を乗っけたバゲットも最高でした。

飲みに使えるお店、いっこ増えたった。


  
タグ :新年会


Posted by miroku at 00:45Comments(0)日記ごはん

2016年01月06日

昭和モダンな和柄手帳

「あ、今年の手帳買うのを忘れんじゃんよ!」


と気が付いたのは、お正月ど真ん中の1月2日。

で、

いつも買っているお店に即注文。

でもって、

2016年も6日を過ぎた今頃になって、やっとこさ今年の手帳が手元に届きましたとさ。









和柄の手帳なり。
カバーはアンティークの着物生地を加工して作られた、一点モノとなっております。

昭和モダン(死語)な雰囲気が、ちょっとオサレで渋カワイイっしょ♪(そうか?)

中身のスケジュール帳部分の使い勝手も良くて、ここ数年はずっとこのお店のを使い続けておりまして。



なんとなく、これでようやっと2016年が始まったような新鮮な気持ちの良さを感じつつ、

「んなもん、去年のうちに用意しとくもんだろがいッ!」

ってコトなんだよね、大の大人の心構えとしては。トホホ・・・





  


Posted by miroku at 22:16Comments(4)日記

2016年01月05日

福袋

お正月といえば、福袋。
一時期福袋にハマっていた時期もあったんだけど、結局のところ「福袋を買うお金で、自分が本当に欲しいモノを買った方が絶対に嬉しい」という結論に帰着した為、最近はとんとご無沙汰してまして。


とかなんとか言いつつ、贔屓にしているネットショップが正月限定でアクセサリーの福袋を出してたもんだから、お正月の御屠蘇気分で浮っついた心持ちに乗せられて即注文、で、今日届きましたというオハナシ。







ネックレスが2本に、ブレスレットが3本で、しめて3000円もっこり・・・もといポッキリ。

「イヤッホウッ!こりゃあイイ買い物したぜベイベ~♪」

などとテンションがダダ漏れになるほどのお得感は無いものの、地味に満足度高し。
これでちったぁ四十路ヂイのドス黒い妖気も中和されっかな(苦笑)  
タグ :福袋


Posted by miroku at 23:09Comments(2)日記

2016年01月03日

クッションの暗黒面(ダークサイド)

お正月も今日でおしまい。

いろいろやりたいコトもあったはずなのに、気が付いたら寝正月、そして食べ正月。
この3日間ですっかりぐうたらなダメ人間になっちゃったみたいで、明日からちゃんと社会復帰できるか心配だなぁ。


・・・って、あ、そっか。全然大丈夫じゃん。
だってさ、こちとら3日間どころかナチュラル・ボーン・ダメ人間だったわ♪



と、そんなダメ人間っぷりに拍車をかける、素敵アイテムをゲットしたので、みせびらかせ。







某インテリア店で叩き売りされていた、大き目サイズのクッションなり。

見た目の可愛らしさとは裏腹に、コイツがなかなかに恐ろしいヤツで。
どんなに高邁な精神や崇高な理想も、このクッションを枕にしてゴロリと横になるとアラ不思議、たちまち怠惰な人間になって睡魔に支配されてしまうという、悪魔のクッションでござい。

こんなん、もうダメダメだわ(にやけ笑いで)



フカフカで抱き心地満点なのも、かなり凶悪。
ソファーで映画を観ていても、気が付いたらムギューと抱きしめちゃっててさ。
で、結局ウトウトする始末。

おかげでこの休み中に見ようと思っていた映画や作品が、ちっとも消化できなかった。。。



もし、このクッションが全世界の家庭に行き渡れば、人類の文明は衰退しやがて崩壊するんじゃなかろうか。
人間の知性や理性では抗いきれない魔性の魅力。これはもう、ある程度法律で規制すべき問題なのでは・・・

ってなワケで、だらしないお正月になったのは、ボクの人間性に問題があるんじゃあなくて、このクッションが全部悪いんじゃいッ!



と、夏休み間際になって宿題がちっとも終わっていない小学生のような言い訳をもちまして、2015年のお正月の〆とさせていただきます。ぎゃふん!


  
タグ :和尚


Posted by miroku at 22:43Comments(6)日記

2016年01月03日

ラランスタイム

2016年も今日で2日目。
昨日の元旦だってお正月気分はかなり薄めだったんだけど、今日ここに至っては最早「普通の休日」感覚。

なんだか年々お正月感覚が薄れていっているような気がする。
子供の頃のお正月って、かなり特別な「ハレの日」だったはずなんだけど・・・


「テメェのヂヂイ化が進んで感受性が摩耗してるってだけのハナシだろ?」


という哀しい真実は置いておいてっと。





そんな普通の休日だった本日は、2016年の映画姫始め(オイッ!)してきました。
まぁ、今年初映画といっても、『スター・ウォーズ フォースの覚醒』3回目だったりするんだけども。
スター・ウォーズマニアの先輩との新年会も兼ねてって、そんなカンジで。

ボクが3回目、先輩に至っては5回目の鑑賞になるというのに、オープニングのタイトル一発で安定の落涙。
ったく、なにやってんだかね。



で、

だ。

ここからが本題。
先輩との待ち合わせまでちょっと時間があったので、初ラランス詣(どんな日本語だよ?)へ。







新メニューの「ボネ」と、鉄板の白桃ティー(おかわりでロイヤルミルクティーも)なり。

はて?ボネってなんJARO???

なんでもイタリア産のスイーツだそうで、珈琲とチョコレートのプリンとのコト。
砕いたビスケットを生地に入れ込むことによって、滑らかな中にもしっかりとした存在感を狙った工夫たっぷりのこの新メニュー、果たしてお味の方はいかにッ?!?!

・・・って、そんなもん、

美味いに決まってんじゃんよ♡



ビスケット効果なのか、舌触りがとにかく絶妙。
適切な例えかどうかは???なんだけど、濃厚かつ高密度なその食感は、プリンというよりもまるでフォアグラやあん肝のよう。

味のベースは珈琲なのかな?チョコレートの甘さが珈琲のコクや風味を引き立てていて、それを頂いているという感覚。
夜更さん情報によると、洋酒も入っているとのコト。まさに「大人の為のスイーツ」ですなこりゃ♪


悪くないです、ボネ。
というか、ぶっちゃっけ大好物になっちゃった、ボネ。
美味しいんだボネ♪


ったくもぉ~!
いっつも何を食べようか迷うのに、外せない選択肢がまたひとつ増えちゃったじゃんかよぉ~(という嬉しい悲鳴)



  


Posted by miroku at 01:22Comments(4)日記映画

2016年01月01日

MimiEdenでほっこり元旦カフェ時間

ご近所さんのミミエデンで、お正月の三が日限定でスイーツフェアが開催されているとの情報を入手。
今日は惰眠を貪るぞ!と決め込んでいたものの、家から一歩も出ないのも精神衛生上よろしくないので、おやつがてら出かけてきました。







信州中野産ノーススター(サワーチェリー)のフォレノワールと、紅茶。
爽やかなチェリーの酸味と、チョコレートのコク、そしてたっぷりな生クリームのまろやかな甘さが三位一体となって、食べる毎に顔がほころぶ素敵な美味しさ。

それに、紅茶もポットで提供されると、ちょっとテンション上がるよね。
ティーカップにたっぷり3杯は飲めるボリュームなので、ケーキを愉しみながら2杯、最後の1杯はゆるりと時間を愉しみながら。

うむ、四十路ヂイにはもったいないくらいに、優雅かつオサレな元旦のカフェ時間になりましたとさ。





それと、遊びに来てる姪っ子たちへのお土産に、他のケーキをテイクアウトで。






向かって左から、グレープフルーツのシャルロット・オ・ヴァニーユ中野産とちおとめのショートケーキ、同じく中野産とちおとめのレアチーズケーキ金柑のガトーショコラでござい。

帰ってからみんなでシェアして食べたんだけど、4つが4つとも素晴らしく美味しい!
確率でいえば、美味しい率100%
ご近所さん贔屓でもなんでもなく、ボクの中の「ケーキが美味しいお店ランキング」の上位順位が確実に入れ替わっちゃったなぁ。



普段ケーキを置かないお店だからこその、このプレミアム感っていうんでしょうか?
フェアが終わる前に、また食べに行きたいな・・・というか、明日も行ってみっか♪(堂々甘味敗北宣言)



  


Posted by miroku at 22:27Comments(4)日記ごはん

2016年01月01日

2015ベスト&トホホ

こっちがお酒に酔っぱらっている間に、2015年のヤロウは挨拶もなしにとっとと行っちゃった様子で、気が付いたら2016年。

新年、あけましておめでとうございます。




年末は大掃除やら野暮用やらで休みと言えどバタバタと忙しかったので、今日はだらだらと惰眠を貪るそんな寝正月。
BSでやっている『孤独のグルメ』をBGM代わりにかけながら、暇にまかせて元旦の午後にこんな駄文をしたためておるという次第。長い人生、お正月くらいこういう「穏やかだけど一文の得にもならない時間」があったってバチは当たらんよね。


暇にまかせついでに、去年観た映画の極私的ベスト10でも選出してみっかなという寸法。
ちなみに、一昨年のベストはこんなカンジ(←クリックすると過去記事に飛びます飛びます、こたろぉ~に)(坂上二朗のモノマネ・・・をする鶴太郎風に)


さて、去年は一体何本映画を観たんだろう?
ざっと手帳を観返して調べてみると、大小含めてざっと186本。
頑張ればもうちょっと観れたような気もするし、「ったく、他にするコトないのかねコイツは?」と呆れる感もあり。
・・・ま、いっか。

では、順不同でベストな10作をば。




『アベンジャーズ エイジ・オブ・ウルトロン』
これはやっぱり外せないでしょな一本(その①)。
前作の狂騒的でバカバカしいまでのカッコ良さは若干薄まっているものの、娯楽映画として及第点以上の大満足な一本でした。
『アントマン』も良かったし、来年はいよいよ『キャプテン・アメリカ シビル・ウォー』も公開されるしで、マーベルの快進撃はしばらく止まりませんな。


『スター・ウォーズ フォースの覚醒』
これはやっぱ外せないでしょな一本(その②)。
あのテーマソングと共にタイトルがスクリーンに映った瞬間、案の定涙腺ダム決壊。


『ホビット 決戦のゆくえ』
3部作・・・否、ピージャク版指輪物語6部作のラストを飾るに相応しい、誇り高き堂々たる一本。
クリストファー・リー翁への追悼の意も込めて。。。


『百円の恋』
『0.5ミリ』との合わ技で一本。
女優安藤サクラの底力に戦慄、そして感動。


『群盗』
問答無用に楽しくて最高にイキのいい、マカロニ風味な韓国産娯楽時代活劇。
こういう時代劇をどうして日本は作れないんだろう?


『国際市場で逢いましょう』
韓国映画からもう一本。
主人公の境遇がさ、ウチの親父と重なって。。。
涙腺のダムが決壊なんてレベルじゃなく、映画を観て声を上げて泣きそうになったのは生まれて初めて。
ちょっとでも気を緩めると嗚咽が濁流となって口から飛び出してしまいそうで、感動しつつも必死になって堪えたっけ。


『セッション』
2人の音楽家が「ジャズ」というグローブでひたすら殴り合う、音楽拳闘映画。
衝撃のラストからエンドロールに流れるそのタイミングと音楽の使い方に、激しく悶絶。


『おとなのけんか』
演技達者たち(しかもキャストがたったの4人のみ!)が繰り広げる、シチュエーションコメディーのド傑作。
シンプル・イズ・ベストという概念をメチャメチャ高いレベルで成立させているその演技合戦っぷりに、ただただ唖然。


『キングスマン』
今年はスパイ映画の当たり年。
『007 スペクター』と迷いに迷ってこちらに軍配。だってさ、コリン・ファースがもう、、、もう、、、んもうッ!(英国紳士萌え)


白石晃士監督作品の全て
『コワすぎ!』シリーズ、『ある優しき殺人者の記録』、『殺人ワークショップ』などなど、今年は去年に引き続き白石監督作から目が離せない1年でもありました。
来年公開の『貞子VS伽椰子』なんてイタチの最後っ屁な企画でも、白石監督ならもう期待しかない!




以上、2015年のマイベストでしたとさ。

・・・あ、『かぐや姫の物語』が漏れとる!
それに『激動の昭和史 沖縄決戦』『ルック・オブ・サイレンス』『ホドロフスキーのDUNE』『シェフ ~三ツ星フードトラックはじめました~』、それに『駆込み女と駆出し男』『野火』なんかも勘定に入れるの忘れてた。

そう考えると、2015年は近年稀に見る映画の当たり年だったんだなぁ。



で、

だ。

長々と駄文を費やした後にこんなコトを書くのはアレなんだけど、去年はベストとかトップテンなんてレベルを遥かに超越した、至高の一作がありましてね。それは・・・


『マッドマックス 怒りのデス・ロード』


6月の公開以来、劇場とBDを合わせるともう軽く10回以上は確実に観ている今作は、減点法で採点すれば100点、加点法で採点すれば50億点オーバーは間違いない、超弩級の大・大・大傑作。

単なるアクション映画と思ったら大間違い。
「映画」という芸術そのものの本質を見事に捉えていて、なおかつそれが商業映画として、純粋なエンターテイメント娯楽作としてべらぼうに面白い!


こんなにも美しくて荒々しい挑戦的な映画を、新進気鋭の野心的な若手監督じゃなく「70歳のベテランおじいちゃん監督」が撮ったというのも、驚きのひとこと。
センス勝負で偶然に撮れた奇跡の一本じゃなく、緻密な計算と演出が織り成す地に足の着いた傑作なのが素晴らしいし、なんだか嬉しくてさ。


「男性的価値観の支配する社会に中指を突き立ててハッキリと『NO!』と宣言した、気高い魂を持った誇り高き女性たちの物語」という、実は『駆込み女と駆出し男』とテーマがほど一緒の作品だったりもするので、北斗の拳チックな乱暴極まりないビジュアルに敬遠される方も多いと思うんだけど、女性にこそ観て欲しい映画。騙されたと思って黙って観ろ!(命令)




最期に、去年観た186本の中でぶっちぎりのワーストはコレ。

ウォシャウスキー姉弟『ジュピター』

ファミコン時代の大雑把で適当なアクションゲームを最新のCDを使ってビジュアルだけリメイクしてみました・・・と、そんな映画。
netflixでやった『センス8』は良かったんだけどなぁ。。。




以上、新年早々の映画勝手駄文でしたとさ。

気になる作品がありましたら、各自で調べてちょびひげ。



  
タグ :映画


Posted by miroku at 18:17Comments(2)日記映画