2016年11月30日

ビリーと老化とこずくまんじゅう

先日、某カフェにてカッコつけながらお茶なんかしてたトコロ、店内BGMで「オネスティー」が流れてきました。








あ~、オネスティーはやっぱ名曲だよなぁ。
・・・って、あれ?歌ってんのダレだったっけ???



いや、違うんです!
歌ってる歌手の顔はもちろん頭には浮かんでいて、この歌手の他の曲だって大好きなのがたくさんあるのに、名前だけがどうしても思い出せないときたもんだ!



う~む、誰だっけ?
M・ナイト・シャマランにチョイ似の若い頃の顔も、
太ったジャン・レノみたいな今の顔も、
全然思い出せるのに、どうして名前だけが出てこぬッ?!?!




スマホを使えば一発解決なんだけど、それをやってしまうと絶対に「負け」な気がして。

こうなったらもう、飲んでたロイヤルミルクティーなんて上の空。
脳内のタンスや引き出しの中身を片っ端から探ってみても、あ行からそれっぽい名前を追っていっても、これっぽっちもかすりゃあしないという惨憺たる有様。



・・・で、負けました。

耐え難きを耐え、忍び難きを忍び、スマホという文明の利器の前に全面降伏の完全屈服。。。

ビリー・ジョエル、すまんかった。



謝罪ついでに、ビリーさんの中で個人的に一番思い入れの強い曲でも張っておこうかな。
それではお聴き下さい。ビリー・ジョエルで「The River of Dreams」










いやぁ、それにしたってここのところ酷いんだよなぁ、人やモノの名前のド忘れっぷりが。
昔っからボケてはいたんだけど、最近は輪をかけて忘れっぷりが進行しているカンジで。

「そんなんはオメェがヂヂイだからだろ?」という真実には目を背けつつ、脳トレみたいな頭の運動をすれば、多少は改善されるのかな?とも思ったりしてね。

「物忘れ 防止 脳トレ」

でちらっとググってみっかな。




・・・って、書いてるそばから文明の利器に頼りまくり。これじゃ忘れるワケだわ。。。




と、そんな老化現象の嘆きはさておき、久しぶりにこんなお菓子を食べましたよというオハナシ。






おおさわこずくまんじゅうナリ。

信濃町に本店のあるおおさわさん、そのキラータイトル(?)がこのおまんじゅう。
想像の上をいくもちもち食感の皮がメチャメチャ美味しくてさ。

自分で食べても良し、ご進物にも良しってカンジで、若槻に支店があった頃は割と頻繁に買いに行っていたんだけど、支店がなくなった後はあまり口にする機会がなくなってしまって。


今日はお客さんからのお土産で頂いたんだけど、久しぶりに食べたこずくまんじゅうはやっぱ美味しいわ!
まるで赤ちゃんのお肌のようなぷりっぷりでもっちもちな皮、そうそうコレコレ。この皮が食べたかったんだよな~
甘さ控えめな餡との相性も抜群で、あっという間にペロリと完食。


なんでも、聞けばアップルラインに出来たみーるんヴィレッジにおおさわさんの支店が入っているとのコト。
こりゃあ良いコト聞いたわい。早速行ってみようっと。




  


Posted by miroku at 22:02Comments(10)日記ごはん

2016年11月29日

至高のハーゲン「ピスタチオベリー」

毎度お馴染み(?)の「本日のハーゲンダッツ」のコーナー(んなコーナーねぇよ!)

本日コンビニに寄ったトコロ、先日書いたハーゲン記事のコメ欄でとらうささんから教えて頂いた新作が店頭に並んでいたので、早速捕獲してきました!






冬の新作、ピスタチオベリーなり。






おわかりいただけただろうか?
表面にキラキラと光る銀箔の煌めきを・・・


こんなもん、美味しいに決まってるじゃねぇか♥




濃厚で風味豊かなピスタチオアイスクリームに、4種のベリーを使用した色鮮やかなソースを合わせました。さらに、ほのかに洋酒香るやさしい甘みのブロンドチョコレートアイスクリームにはグラハムクッキーを混ぜ合わせ、食感にアクセントを加えました。ふたを開けた瞬間にキラキラと銀箔が輝く、冬限定のアイスクリームデザートです(公式HPより)



まず、ピスタチオのアイスが相当美味い!
豆類ならではのこってりとした風味と甘みが、ちゃんとしっかりアイスクリームとして再現されていて、こってりなんだけど後味はさらりと爽やかという流石のハーゲンクオリティー。

チョコレートアイス部分はかなり上品。
正直、最初はチョコと分からなかったくらいにチョコ要素は薄目なんだけど、でもそこが良い!
そのまま食べてももちろん美味しいんだけど、ピスタチオのアイスと一緒に頬張るとよりピスタチオの美味しさを強く感じるナイス相乗効果でした。

食べて良し、目で楽しんでも良し。ここ最近の限定ハーゲンの中でもかなり完成度の高い逸品なんじゃないでしょうかコレ。




と、ここでひとつ注意点が。

コンビニでコレを見つけた際、てっきりいつものハーゲン価格だと思いこんでいて値段も見ずにレジに向かったんですが、バイトのおねえちゃんの「〇〇〇円になります」の声にちょっとビックリ。

この限定、いつものハーゲンとはちょっと価格が異なります。
その気になるお値段とは・・・449円(税込)なり。

アイスとしてはちょっと、、、否、かなりお高めな価格設定で、「これ一個でMOWが4つも買えんじゃん!」と思わないでもないけれど、写真を見ても分かる通り、これはアイスというよりはアイスを使ったスイーツなんだと思います。
考えてみれば、ケーキ一個分の価格と同じだしね。

願わくば、ベリーのソースやチョコアイス部分を省略した純粋なピスタチオ味のハーゲンとして、いつもの値段でレギュラー化してくれると嬉しいなぁ・・・と思ったりなんかしちゃったりして(広川太一郎風に)


  


Posted by miroku at 22:05Comments(6)日記ごはん

2016年11月28日

手放せないもの・・・

手放せぬ
嗚呼、手放せぬ
手放せぬ








・・・あ、いや、こんなものは所詮気休めにしか過ぎないなんてこたぁ、十分分かっちゃいるんだけどね。

さてっと、筋トレでもすっかな!  


Posted by miroku at 21:54Comments(8)日記ごはん

2016年11月27日

三度(みたび)の『この世界の片隅に』

先日、三度(みたび)の『この世界の片隅に』を観に、長野グランドシネマズへ。

・・・ってか、うん、分かっておりますってば。「テメェ、この映画のハナシすんのこれでもう何度目だよ?いいかげんにしろ!」という声が聞こえてきそうなのは。



『この世界の片隅に』 ・・・ 1回目の記事

映画『この世界の片隅に』 ・・・ 2回目の記事

再び『この世界の片隅に』へ ・・・ 3回目の記事










でも、三度目にしてようやっと、この作品の全体像を少し冷静な視点で観れたような気がするので、そんな諸々をつらつらと。



原作版サザエさんの如きほのぼの笑えるギャグ映画であり、
強烈なメッセージを内包した反戦映画であり、
観ている者の涙を搾り取る涙腺破壊映画であり、
当時の広島の景色を異常なまでの精度で再現した歴史ドキュメンタリーであり、
戦中の暮しや風俗を追体験できる教育映画であり、
兵器や空襲の描写を微に入り細に入り徹底的にこだわった戦争体験シュミレーション映画であり、
のん(能年怜奈)演じるヒロインの可愛らしさをひたすら堪能できるアイドル映画であり。



こんな風に様々な視点から様々な見方が出来る本作なんですが、それら全てが最終的には大正14年生まれの北條(旧姓浦野)すずさんという一人の女性の「人生」という一点に集約される映画だと、ボクはそんな風に感じてまして。

それは、アニメーション映画の主人公という範疇を超えた、ひとりの人間としての人生であり、生き方の物語。

徹底的な時代考証と精緻なアニメーション、そして魅力的な演技ですずさんという2次元の存在にきらきらと躍動する生命を与えて、この世界を一緒に生きているという感触を確かな実感として観客に与えているからこそ、映画で語られている「この世界の片隅で営まれる日々の生活」の全てに愛おしさを感じ、一喜一憂し、ほろほろと涙を流すんだろうなぁと思っています。



この世界に、すずさんはいます。
だって、そこに生きているんだから。




これ以上あれこれ書いても、自分の中のこの映画に対する印象がどんどんと散漫になっていきそうなので、だらだらと書き殴るのはこれくらいにしておくけれど、たくさんの人たちに観て欲しいし、触れて欲しい作品です。

「反戦映画っていうと『火垂るの墓』とか『はだしのゲン』とかそんなんでしょ?なんか暗そうだし悲惨そうだから苦手で・・・」という理由で避けている人もいるかと思うけれど、そんな方々にこそ観て欲しい、全く新しいタイプの反戦映画であり、人を愛し縁を繋ぎながら生きるコトの尊さを高らかに謳った誇り高き傑作なので、騙されたと思って是非劇場へ足を運んでいただけると、本当に、、、本ッ当~に嬉しいです。

今はまだ長野市だけの公開ですが、来年(来月かも?)は松本での上映も決まっているとのこと。
最初は上映館数80強で始まったけれど、口コミや評判が広がって公開スクリーンが全国的に増えていっているので、これからどんどんと観やすい環境が整っていくんじゃないかな。




・・・あ、もう少しだけ。
この映画はDVDやBDなんかじゃなく、絶対に劇場で観るべき理由がまだまだありまして。
それは、圧倒的な映像のクオリティーを大画面で体験する必然性はもちろんなんですが、小鳥のさえずりや生活が奏でる様々な音、飛行機のエンジン音などひとつひとつの音声に並々ならぬこだわりが込められていて、その音響を体感するコトそれ自体が大きな魅力のひとつとなっているから。

特に空襲時の防空壕でのシーン。
地下の暗闇に潜みながら爆撃をやり過ごすという行為は、あぁなるほど、こういうコトなのか!と、生まれて初めてその恐怖や衝撃をリアルな体験として感じたほどでした。







最後に、昨夜TBSラジオで放送されたこの作品の映画評を張っておきます。
ボクの駄文なんかとは桁違いに説得力のある解説なので、お時間のある方は是非聴いてみてくださいな。







宇多丸師匠の5000億点(もちろん100点満点中)が出たのって、ボクが覚えてる限りだと『マッドマックス 怒りのデス・ロード』以来だな(笑)



  


Posted by miroku at 22:33Comments(2)日記映画

2016年11月26日

逃げ恥・ヨシヒコ・ド兄さん

今日は休日。

午前中は録画したままのドラマをいくつかクリア。



まずは『逃げるは恥だが役に立つ』
ガッキーとひとつ屋根の下に暮らしながら「雇用主として・・・」などとふざけたコトをほざいておる星野源の草食っぷりには1ミリたりとも感情移入できないんですが、このドラマは面白い!

軽妙洒脱なドラマデザインがとにかく良く出来ているし、絶妙なタイミングで挿入される妄想シチュも楽しい。それに次回に繋げる「引き」がメチャメチャ上手いんだよなあ。
「ヤベェ、早く来週になれ!」なんて思うドラマ、久しぶりだわ。

それと、エンディングに流れるダンスのなんとかわいらしいことよ!



んでもって、『勇者ヨシヒコと導かれし七人』
前作のシーズン2は個人的に「面白いんだけどシーズン1ほどの破壊力はなかったかな・・・」というちょっと微妙なテイストだったんですが、今シリーズに関しては今のところオール満点の満足度。

それに今シリーズのゲストの豪華さときたら!
とてもじゃないけどテレ東の深夜ドラマとは思えないキャスティングで、シーズン1に登場した小栗旬レベルの出オチが毎週続いているという異常事態。

この調子でいったら、最終回はどうなるんだろう?というか、誰が出てくるんだろう?
ラスボスは北大路欣也と勝手に予想してるんだけど、最早北大路欣也じゃ驚きが少ないんじゃないか?と思い始めている程、毎回のゲストの豪華さにただただ驚いております。





で、午後はぶらぁ~っと長野市へ。

つい先日に新装開店した某大型書店に初めて行ってみたんですが、それがちょっと残念なカンジで。。。
以前の店舗と売り場面積はほぼ変わらないという謳い文句だったように思うんだけど、実際には本売場がワンフロアのみで、体感として蔵書数は大幅に減っている印象。
実際、新書や専門書のコーナーなんかは目に見えて縮小されていたし。

昨今の書店経営の厳しさについてはいろんなメディアが報じているし、実際ボクなんかもついついネットで注文しがちなので、偉そうなコトは言えた義理じゃないのは重々承知しつつも、本好きとしてはこの変化が正直寂しかったなぁ。



せっかくなので、買い逃していた映画秘宝の今月号を購入。






『ローグ・ワン / スター・ウォーズ・ストーリー』の公開もいよいよ来月。

SW史上初となるアジア系のメインキャラを演じるのは、我らがド兄さん(ドニー・イェン)
『 ワンス・アポン・ア・タイム・イン・チャイナ 天地大乱』で初めてその存在を知って以来、かれこれ15~6年はド兄さんの活躍を追い続けているんだけど、まさかSWに出るとは、、、しかもポスターにでっかく登場するほどのメインキャラで!

嗚呼、雲霞の如く押し寄せるストームトルーパーの群れを華麗なる詠春拳や荒ぶる布棍棒さばきでバッタバッタとなぎ倒すドニー・イェン師父の無双っぷりが今から目に浮かぶ・・・って、それSWちゃうだろッ!



以上、なんだかんだでダラダラと過ごした土曜日でしたとさ。



  


Posted by miroku at 22:12Comments(2)日記映画

2016年11月24日

新作ハーゲンと冬の到来

いやぁ、とうとう襲来しましたなぁ・・・白い悪魔が。

ボクの住んでる北信地方はそれほどでもなかったんだけど、今回は飯田や諏訪方面がヤツらに狙われたようで、そちら方面のお住まいの方は大丈夫だったでしょうか?

こうも目に見えるカタチで「あ、お久しぶりです!来年の春までお世話になると思うので、どうぞよろしくお願いします」とご挨拶されてしまうと、いやがおうにも突入を認識せざるを得ないよなぁ、冬。

去年の歴史的暖冬があまりに楽チン過ぎたから、今年はちょっと覚悟しておかなきゃね。





ふぅ、、、年末ジャンボで10億当たったら、雪のない地域に引っ越せるのに・・・





と、ダメ人間お得意の現実逃避が炸裂したトコロで、とっとと本題へ。

冬といえばアレでしょ?おこたで食べるアイスがメッチャ美味しい季節じゃんか!というコトで、ハーゲンの新作2種をクリアしてみました。







チーズベリークッキーと、バナナキャラメルクッキーなり。

フタを開けたら、こんなカンジ。








ん~、なんだろ?
このビジュアル、はてどこかで・・・と思ったら、観葉植物のプランターを真上から眺めるとこんな光景が広がってるよね♪

と、アイスとはこれっぽっちも関係のないファーストインプレッションなのはご愛嬌。肝心なのはそう、お味でございます。



まず第一波として感じる衝撃は、クッキー部分の存在感。
チーズベリーの方はストロベリーにラズベリー、バナナの方はココアにバターとそれぞれのクッキーがアイスの上に乗っけ盛りされているんだけど、そのクッキーがクッキーとして普通に美味しい
サイズもかなり大きめにカットされていて、アイスのオプション以上の存在感を放っておりました。


存在感抜群のクッキーの風味と食感をガツンと楽しんで、そこからの第二波がまたスゴイ!
口の中でちょっと溶けかけたアイスとクッキーが混ざり合うと、それまでのガツン系食感が若干変化して、少し湿ったサクサク食感ととろりとしたアイスの舌触りがなんとも不思議なハーモニーを醸し出しだします。


さて、クッキー部分も堪能したし、肝心要の要潤、アイス部分にいざ着手。
うん、これこれ。これぞハーゲンクオリティーな第三波!

チーズベリーのベースは、チーズアイスとなっておりまして、チーズの風味と濃厚さ、そしてほんのちょっと感じる塩味。そこにベリーソースの酸味が加わって、なんとも上品で芳醇な味わい。
かなり濃厚なテイストなので、後味もその濃厚さは残るんだけど、嫌な後味じゃないトコロがミソ。美味しさだけがずっと舌に残っているという理想的な展開でした。

で、バナナキャラメルの方なんですが。。。
実はボク、バナナが丸っきりダメでして。
生のバナナはもちろんアウト。バナナ味のお菓子やアイスも「食べれないってワケじゃないんだけど・・・」レベルのバナナ廃絶主義者。

「じゃあなんでこんなアイス買ってんだよッ?!」
というツッコミはこの際スルーさせていただくとして、そんなボクが「・・・あ、美味しいかも?」と素直に感じるバナナ味でした。

こちらもかなり濃厚テイスト。
ベースとなるバナナアイスのまったり感と、これまたまったりなキャラメルソースのWまったり二段構えなんだけど、これが意外にクドくない。
ボクが苦手なバナナ独特の喉の奥が痒くなるようなどろっとしたクドさを全く感じないので、最後のひと口まで美味しさが持続したまま完食と相成りました。



苦手だったバナナも受け入れるコトができて、これでボクもほんの少しだけ大人なれたような気がします・・・

と、大人の階段を42歳中年男性がめでたく昇りはじめたトコロで、以上「ハーゲンの新作はやっぱりスゴかった!」の巻でしたとさ。




  


Posted by miroku at 22:11Comments(6)日記ごはん

2016年11月23日

TEAM NACS初体験!

昨日は人生初の生大泉さん生THAM NACSを堪能してまいりました。






TEAM NACSさんといえば、舞台は即完売の大人気グループ。
今回はトークがメインのイベントとはいえ、もちろんプラチナチケット。

何故ボクがそんな貴重なイベントを体験出来たかといいますと、ブログでお世話になっているしえる姐さんと、そのお友達のちえちゃん姉妹にお誘い頂いたから。

そんな御三人には感謝してもしきれない程の気持ちでいっぱいなんですが、その返礼として灯油臭い車に拉致監禁した挙句あちこち連れ回すという失礼極まりない愚挙に打って出たコトを、この場を借りてお詫びいたしたい所存(その場で詫びろ!)



イベントは笑いあり涙ありの、アットホームな素敵空間。

はじめて生で見たNACSの5人は、「いやぁ、やっぱカッコ良いなオイ!」というひと言に尽きます。
まぁ、考えてみれば当たり前だよね、舞台はもちろん今やテレビや映画の一線級で活躍してる人たちなんだもの(もちろんJA北海道の方も含む)。スマートな立ち振る舞いや所作のひとつひとつが洗練されていて、「表舞台に立つ人たちの輝き」という存在感がキラキラと光って見えました。

ファンの方々がそんなスターたちの姿に見とれ、あまつさえ涙すら流している中、「ヘリの中で嘔吐したり、牛乳をリバースしたり、夜中にトラックの荷台に乗せられて疲労困憊していた人たちなんだよなぁ・・・」と、現実と虚構の狭間であたふたと彷徨う瞬間もあって、そんな感覚も楽しかったなぁ。



カッコ良くて、楽しくて、真面目で、親しみやすくて、そしてなによりお客さん思いで。

こんな人たち、そりゃあみんな好きになるに決まってるよ!





お土産に、リーダーのグッズを買ってみた。






北海道の美味しいお米で作られたおせんべいと、オリジナルの巾着袋。
ライブのグッズという範疇を超える美味しいおせんべいで、通販にあったらお取り寄せしたくなる旨さでした。



改めまして、しえるさんとちえちゃんご姉妹には多謝、そして多謝。
本当にありがとうございました!


  


Posted by miroku at 22:22Comments(4)日記

2016年11月21日

「日和カフェ」でイタリアンランチ

権堂で映画を観終った後に、気になるお店へGO。

・・・ん?何の映画を観たかですって?そりゃあもちろん『この世界の片隅に』に決まってんでジンジャー!

せっかく名前が出たコトだし、昨日に引き続きこれからたっぷりとこの作品の素晴らしさについて語ろっかな♪





・・・と、油断してると割と本気で書き出しちゃいそうなので、「テメェまたかよッ?!」のツッコミが入る前に本題へ。

で、その気になるお店はと申しますと、先日リニューアルオープンしたばかりの「日和カフェ」なり。



先日の「タベルナ・ロッサーナ」さん同様、このお店もラランスさんの激推し店。
「あれ?最近ラランスさんに洗脳されてるのでは???」というイチモツ・・・もとい一抹の不安を抱きつつも、いざ入店。


あらまぁ、なんて素敵でシャレオツ♪


まるでイタリアで地元民に古くから愛されている地元の食堂チックな店内のレイアウトは、シャレオツな中にも親しみやすい雰囲気が溢れていて居心地やすこぶる良し。

ランチはパスタやラザニアなどからメインを選ぶセットが中心で、この日はパスタのセットをオーダー。








まずは、前菜。
どうよ?「あれ?ここってカフェじゃなかったっけ?」と思わず店名をもう一度確認したくなるほどに本格的なイタリアンのビジュアルっしょ。

もちろんお味も本格的。
ミネストローネはひとくち食べれば「コレ、絶対に手が込んでいる!」と分かる重層的な美味しさだし、生ハムやチーズもシンプルながらこだわりを感じさせる逸品でした。

前菜というよりはコレ、正式なアンティパストだよね。
なにより、ワインがメチャメチャ飲みたくなったもの!(運転があるので泣く泣く断念)









メインのパスタは、カチョエペーぺ(チーズと胡椒のシンプルなパスタ)を選択。
これがまたメチャメチャ美味!

シンプルゆえに、チーズやパスタがもつ素材本来の味が際立つんだよねぇ。
香ばしいチーズの旨味をまるごと絡めて、小麦の風味を楽しみながら頬張るパスタのなんと美味しかったことか!









最後はグレープフルーツとブラッドオレンジのゼリー
これまた手の込んだドルチェで、ゼリーの中にジンジャーのジュレが入っていて、これがとってもいい塩梅。ちょっとクセになる美味しさでした。



なんでもシェフはワイン好きが高じて海外で料理の修業を重ねた経験の持ち主とのコト(接客担当の奥さま(?)談)、そりゃあ味もセンスも本格的なワケですな。

カフェタイムには若槻の隠れた(いや、別に隠れちゃいないけど)名店タンドレスさんのケーキも出しているとのコトで、まさに「美味しさに死角ナシ!」な鉄壁の布陣。
いやぁ、こりゃあ良いお店を教えてもらったわい。再訪決定~。






カフェだけど、本格イタリアン。
本格派だけど、気軽に楽しめる居心地の良さ。

もうちょっと落ち着いたら夜の営業も始めるとのコトなので、「夜にまた再訪しなきゃいけないお店リスト」にまたひとつ追加しとかなきゃ!

・・・って、そのリストにあるお店、全然行けてないんだよなぁ(涙)


  


Posted by miroku at 22:26Comments(4)日記映画ごはん

2016年11月20日

再び『この世界の片隅に』へ

『この世界の片隅に』の2回目を長野グランドにて。











公式HP http://konosekai.jp/




「テメェ、この映画のハナシすんの一体何度目だよッ?!」

という罵声が聞こえてきそうなんですが、この年の瀬(にはまだ早いけど)に来て、まさかこんなにも惚れ込んでしまえる作品に出逢えるとはッ!ってコトで、何卒ご勘弁を。



一週間前に観て、原作だって何度も読んでいて、ストーリーは全部分かっているハズなのに、OPから涙腺のダム崩壊という大失態。

いくらなんでも泣き過ぎだろうと我ながら思うんだけど、こればっかりはしょうがない。
なんだかもうパブロフの犬みたいな状態になっちゃってるなぁ・・・



この涙って、いったいどんな感情の涙なんだろうと思って分析してみると、それは決して「哀しみ」じゃないんだよね。
かといって、「嬉しさ」や「楽しさ」といった単純なものでもない。

すごく言語化しづらいんだけど、強引に例えるならば「久しぶりに帰郷して、懐かしいおばあちゃんや姪っ子たちに再会した時に流れる涙」のそれに似ているんじゃないかなって考えています。

この映画は戦争という暴力の哀しみや不条理が描かれているけれど、声高に「戦争反対!」というイデオロギーを掲げているんじゃなく、戦争という時代を生きた人々の悲喜交々溢れる日常を真摯に描写しているので、まるでボクがその場にいるような錯覚というのかな?感情移入の度合いが尋常じゃなくて。

登場人物たちにこれから起こる出来事を知っているだけに、それが哀しいし切ないし。でも、その哀しみを乗り越える絆の強さや喜びも知っているから、OPに映像とコトリンゴ女史が歌う「悲しくてやりきれない」が流れると、それらの感情が一気に湧き上がって、ついつい涙が流れてしまうという・・・

会いたかった大好きな人たちに、また会えた。

そんな、涙です。









ボクが観たこの回も、ギャグシーンではどっと沸き、終了後にはあちらこちらで鼻をすする音や涙をティッシュで拭う音が聞こえるという、あたたかい一体感に劇場が包まれていました。



「観に行って欲しい」ではなく、「すずさんたちに会いに行ってほしい」といいたくなる、そんな映画です。

これを読んで少しでも興味を持ってくれた人がいるならば・・・


是非、会いにいったってくれ(うろ覚えの広島弁で)



  


Posted by miroku at 21:51Comments(0)日記映画

2016年11月18日

ハレのアイスと落穂拾い

近所のスーパーでこんなアイスをサーチ&デストロイ。






あらまぁ、レディーボーデンのアイスバーですって♪

高級アイスといえばレディーボーデンという時代がありまして。
近所の駄菓子屋で売ってるアイスが日常だとしたら、レディーボーデンは非日常。柳田國男的に表現すれば、レディーボーデンは「ハレ」のアイスというコトになります。
駄菓子屋アイスとどこがどう違うのかなんて分からなかったけど、幼心にそんな特別感を抱いておったっけ。

そんなハレのアイスがバーに、しかも97円(税抜)で買えるってんだから、昭和も遠くになりにけり。思えば遠くにみのもんた。

で、

だ。

肝心のお味はと申しますと、レディーボーデン独特の乳度(こんな言葉があるのかどうかは???だけど)がしっかり出ていて好印象。
チョコもお値段以上の存在感があるし、ナッツの風味や食感もちゃんと味わえるレベル。
ハーゲンのバーに比べれば、そりゃあいろんな部分で劣るかもしれないけれど、コストパフォーマンスを考えれば全然アリどころか「かなり買い!」な一本でした。



一本、といえば。
観た映画が一本、二本、三本と溜まってきたので(話のふり方が強引だなオイ・・・)、良い意味でも悪い意味でも印象に残っている作品のいくつかを、久方ぶりに落穂拾いにて。





『インデペンデンス・デイ:リサージェンス』






【ストーリー】
追っ払った宇宙人が、また攻めてきたどうしよう。以上!




劇場公開時はスルーした今作、レンタルにて。
酷い酷いとは聞いていたんだけど、これほどまでに酷いとは!

前作の焼き直し以下のストーリーに、無味乾燥な大破壊CGの羅列。「これって続編を作る意味あるの?」と思わざるを得ない底抜け超大作でした。
まだ前作の方が映画的な盛り上がりもあったのに、今作はそれすら・・・
『インデペンデンス・デイ』の続編というよりは、『2012』の姉妹編といった方がいいような気がするなぁコレ。

なんでこんな映画にシャルロット・ゲンズブールが出たんだろ?
まぁ、気の抜けた・・・もとい、非常にリラックスした演技のゲンズブールが見れたという意味では、今作にも意味があったというコトにしておこう。





『ババドック 暗闇の魔物』






【ストーリー】
 夫を悲惨な事故で失ったシングルマザーのアメリアは、一人息子のサミュエルと共に暮らしていた。サミュエルは学校でしばしば暴力的な行動を起こす問題児。言うことを聞かない息子に手を焼き、アメリアは疲れ果てていた。
 一方、サミュエルは、母親の読み聞かせで眠りにつくのが習慣で、その日はアメリアの知らない一冊の本を取り出し、彼女に読んで欲しいとせがむ。どこか薄気味の悪いその絵本は「ババドック」というキャラクターが登場する不思議な本だった。それ以降、子供部屋に何かがいると主張するサミュエル。アメリアは毎夜騒ぎ立てるサミュエルにうんざりし、相手にしていなかったが、徐々にその謎の存在が、彼女のもとにも忍び寄っていることに気づくのだった…。




ホラー映画というよりは、シングルマザー残酷物語
経済的にも精神的にも追いつめられた上に、子供はいつもキャーキャーと金切声をあげて言うことを聞かない。夜も眠れず、ストレス解消のひとりエ〇チの真っ最中でさえ「ママ~!オバケが出た~!」とドアをけ破って子供が入ってくる始末。

「そりゃあ、オバケも出るわなぁ・・・」

と、日に日に憔悴していく主演女優の表情に、そんな同情の念を禁じ得ませんでした(涙)。
ホラーというジャンルの裏に隠された、シングルマザーに襲い掛かる現実世界の様々な問題が垣間見え、ホラームービーとして良く出来ているんだけど、社会風刺の一本としても気の利いた良作でした。

一見ファンタジーなんだけど、メチャメチャ現実的なラストシーンも良いんだよなぁ。





【死霊館 エンフィールド事件】






【ストーリー】
 ロンドン北部に位置するエンフィールドで、4人の子供とシングルマザーの家族は、正体不明の音やひとりでに動く家具が襲ってくるなど説明のつかない数々の現象に悩まされていた。助けを求められた心霊研究家のウォーレン夫妻(パトリック・ウィルソン、ヴェラ・ファーミガ)は、一家を苦しめる恐怖の元凶を探るため彼らの家に向かう。幾多の事件を解決に導いた夫妻ですら、その家の邪悪な闇に危機感を抱き…。
 実在の心霊研究家ウォーレン夫妻が追った事件を描き、全米で大ヒットを記録したホラー「死霊館」のシリーズ第2作。



いやぁ、面白かった!


このシリーズ、「死霊館」というタイトルの禍々しさとは裏腹に、親子愛夫婦愛が全編に渡って炸裂し、観終った後にほっこりと笑顔にすらなれるという稀有なホラーシリーズなんだけど、今作もまるで水戸黄門の如き「めでたしめでたし」感溢れるラストで爽快感バッチリ!

ストーリー的にもその水戸黄門感は貫かれていて、悪代官(悪霊)に困らされている善良な親子の元に、黄門さま御一行(悪霊ハンターのウォーレン夫妻)が駆けつけて解決するという流れ。全ての日本人に観て欲しいホラーシリーズとなっております。

で、このウォーレン夫婦のおしどり夫婦っぷりもこのシリーズの魅力のひとつ。
特に夫役のパトリック・ウィルソン!この人、『特捜最前線』で夏夕介が演じた叶刑事にそっくりで(そんな古いハナシ、誰も分からんて・・・)、特捜大好きっ子のボクにはもうそれだけで感情移入度が最MAX(重複表現)ってなモンです。

愛に溢れる優しい映画なんだけど、ホラーとしてちゃんと「怖い」。
この心霊探偵おしどり夫婦の活躍をずっと観ていたいと思わせる、エンターテイメント娯楽作として文句ナシの快作だと思います。




以上、ハズレ1本に大当たり2本という戦果報告でしたとさ。

さて、明日は『この世界の片隅に』の2回目に行くとすっかな!



  


Posted by miroku at 22:38Comments(9)日記映画

2016年11月16日

『この権堂の片隅に』byタベルナ・ロッサーナ

某月某日。
ラランスさんのブログで紹介されていてず~っと気になりっぱなしだったお店に、念願叶って潜入に成功せり。







タベルナ・ロッサーナさんの渡り蟹のパスタなり。

いやね、あのラランスの店主さん激推しのお店なんだから、そりゃあトンデモなく良いお店なんだろうなぁと期待に胸と妄想を膨らませながら訪問したんですが、お店の扉を開けた瞬間に「嗚呼、我が妄想に間違いはなかったッ!」と確信せざるを得ない素敵空間が、そこに広がっていました。

まぁ、とにかくオシャレ・・・あ、違うな。カタカナじゃなく漢字の「お洒落」が当てはまる雰囲気。
イマドキの尖ったセンスをバチバチ主張してくる感じじあゃなく、落ち着いた大人の薫りが漂うすこぶる上品で上質なお洒落感に店内が満ち満ちていて、けれど敷居の高さを感じさせない居心地の良さも感じられて、「こりゃあ絶対に美味しいに決まってるよな」と食べる前から勝手に断定。

で、肝心のパスタなんですが、これまた「嗚呼、我が断定に間違いはなかったッ!」と高らかに宣言したくなるほどに絶品でした!


ボクのバカ舌でイタリアンの美味しさを的確に評価するなんて、将棋倒ししかやったコトのない小学生が羽生善治名人に対局を挑むくらいに無謀なコトだとは十分承知しつつ、ちらっとその美味しさを書かせていただきますとですね、とにかくソースが素晴らしい!

渡り蟹の旨味が凝縮されたソースは濃厚で、パスタとの絡みのバランスも絶妙なんだけど、不思議と口の中に濃度が蓄積されない不思議なテイスト。
普通、こういう旨味凝縮系のソースだと、その濃度ゆえに食べ進めていくうちにどうしてもその濃い味や風味が口の中に残ってしまいがちなんですが、このソースにはそれが一切なし。
濃厚なんだけど後味は爽やかで、ひとくち食べると、もうひとくち、更にもうひとくちと、どんどんと味わいたくなる魔法のようなソースでした。

このパスタ、ボクが虹村億泰だったら食べたその場で胃腸の調子が良くなってるだろうなぁ、、、って、分かりづらい例えでゴメン。



で、こんな極上のパスタの前菜(マスターいわく「おつまみ」)が、こちら。






単純にサラダとは言いたくない程にしっかり手の込んだお料理で、ライムジュースに漬け込んだ柿がひたすら美味。
八幡屋磯五郎の一味をドレッシングに使っているとのコトで、爽やかな中にも一味の刺激が食欲を誘う、これまた素晴らしい逸品でした。



ハッキリ言ってコレ、800円(税込)で食べられるレベルを遥かに超えてると個人的には思います。
しっかりとしたお値段をとるイタリアンのフルコースでこのパスタが出てきたら、「あ、このお店正解だわ。また来よう」と思うクオリティーだもの。



ラランスさん情報によると、マスターは都内で屈指の有名店を切り盛りされいた方のようで、お店や料理から受ける洗練されたセンスもあぁなるほどなと納得の満足度でした。

ランチ営業が月~水曜日限定で、しかも午後の2時~5時までという、ランチとしては越えなければならないハードルが幾重にも重なってるのがただただ残念。
この日も、「お客さんに会う」という名目で時間を作っての訪問となったんですが、その甲斐はあったと!(・・・あ、ちゃんとこの後にお客さんにも会いましたよあしからず)

本来は夜がメインのワイン食堂とのコトなので、今度は夜に訪れたいな。






権堂の居酒屋街の片隅に、まさかこんなお洒落で美味しいお店が佇んでいようとは・・・



  


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2016年11月15日

パティスリー27(ヴァンセット)

心底大好きで大切な映画に出会うと、しばらくは他の映画のコトが一切考えられなくなるという状態(症状?)がありまして。

最近だと『マッドマックス 怒りのデス・ロード』『ガーディアンズ・オブ・ザ・ギャラクシー』なんかがそうだったんですが、観終った後数日は「フュリオサ大隊長は今も元気にしてるんだろうか・・・」な~んて童貞中学生の初恋の如き空想・・・否、妄想が続いたり、「今日はイヤなコトがあったから、ガーディアンズのみんなに元気をわけてもらおう!」と仕事帰りに映画館に駆け込んだりと、こう書いていて自分でも「うわ、キモッ!」とドン引きするくらいに、その映画のコトばかりが頭に浮かんでしまうんです。



で、



今ボクの頭の中を占めているのは、広島県は呉市在住の北條すずさんと、そのご家族の皆さん。
土曜日に観た『この世界の片隅に』があまりに素晴らし過ぎて、未だにその熱が冷めやらずという現状だったりします。







「テメェ、この動画貼り付けんの何度目だよッ?!」という心地の良い叱責が聞こえてきそうなんですが、ホントにこの映画が良くってねぇ。

一昨日だか一昨昨日に長ったらしい駄文をアップしたばかりだというのに(その模様はこちらをクリック)、今日も今日とてこんな文章をついつい書いてしまう始末で、原作を読み返しては泣き、YouTubeにアップされているこの映画関連の動画を見ては泣き、挙句の果てにゃあたった1分強の予告編を見て涙するという、正真正銘涙腺のダム崩壊状態。ドンキ・ホーテだってそんな涙の大安売りはしねぇぞってハナシで。

しかも、この涙は「かわいそう」という類じゃなく、嬉しさや優しさという温かい感情の涙だってんだから困ったもんだ。

『シビル・ウォー』
も良かったし、『シン・ゴジラ』は最高だった。『ヘイトフル・エイト』だって忘れ難いし、『デッド・プール』『ゴーストバスターズ』もメチャメチャ楽しかった。
けれど、今年のマイ・ベストは間違いなくこの映画だと思う。。。





・・・と、ちょっとでも油断してっといつまでもこの映画についてダラダラと書いてしまいそうなので、一旦ストップ。

映画のお供にこんなスイーツはいかがかしらん?と、半ば強引に甘味の話なんかをば。










パティスリー27(ヴァンセット)でケーキ2種なり。

しまんりょ小路にオープンしたこのお店、いろんなブロガーさんがもう記事にしてるので、ご存じの方も多いんじゃないでしょうか?
この日に注文したのは、ショートケーキと、、、え~っと、、、ドラクエのスライムみたいなビジュアルのヤツ(名前ド忘れ)。

スライムケーキ(オイッ!)の方は、このクリームの中に酸味の効いたソースが隠れていて、タルトを崩して一緒に食べると顔が思わずほころぶタイプ。

ショートケーキは甘さ控え目なクリームのフレッシュさが存在感ばっちり。スポンジ部分もふわふわなので、口の中でとろける感覚がたまらなく美味しかったなぁ。



駅前で美味しいケーキをイートインできるお店って、意外に少ないんだよねぇ。
ケーキの種類も豊富だし、清潔感溢れる店内の雰囲気も居心地が良い。営業時間も夜の9時までやっているという使い勝手の良さなので、これはちょいちょい通ってしまうかも?



  


Posted by miroku at 21:45Comments(6)日記映画ごはん

2016年11月13日

nico-simplyの美味しい野菜のパスタ

某月某日。
近所のちょっと良さげなお店がランチ営業を始めたので、ちらっと様子を覗いに。






nico-simply (ニコシンプリー)ほうれん草と生トマトのガーリックチーズパスタなり。

このお店、夜は何度か利用したコトがありまして。
イタリアンもあればオリジナルの料理もあり、音楽のイベントなんかも頻繁に開催されていて、クラブっぽい雰囲気もほんのり香る、中野には珍しいシャレオツなお店です。



ランチはパスタ・ピザ・ライスの三種から選ぶ方式になっていて、ボクはパスタをチョイス。

イタリアンど真ん中のパスタというよりも、日本人好みにアレンジされた口馴染みの良いパスタという印象。
それというのも、野菜の美味しさを強く感じるテイストになっていて、食べれば食べるほどに野菜の甘みやジューシーさが口の中でどんどんと強調されていくんです。

なんでこんなに野菜が美味しいんだろうと思ったら、なんでも地元産にこだわっていて店主さん自らが厳選した野菜を使用しているとのコト。

なるほど、その美味しさはランチとセットになっているサラダバーでも如何なく発揮されていていました。






野菜の種類がとにかく豊富で新鮮!

写真には撮らなかったけど、この他にもお豆さん類なんかも充実していて、よくある「野菜を切って並べてるだけ」のサラダバーとは全く別モノ。
「美味しい野菜をたくさん食べて欲しい」というお店の気概がひしひしと伝わってきました。



近所にこういう良いお店があるってだけで、なんか幸せな気分になるなぁ・・・と、店内に鳴り響く和製レゲエに耳を傾けながらしみじみと感じ入った、そんな満足度高しなランチでしたとさ。

・・・レゲエ、普段は全く聴かんけど(苦笑)





  


Posted by miroku at 21:34Comments(2)日記ごはん

2016年11月12日

映画『この世界の片隅に』

この前もちらっと記事にした映画、『この世界の片隅に』を観てきました。




『この世界の片隅に』


公式HP http://konosekai.jp/









【ストーリー】
 昭和19年、故郷の広島市江波から20キロ離れた呉に18歳で嫁いできた女性すずは、戦争によって様々なものが欠乏する中で、家族の毎日の食卓を作るために工夫を凝らしていた。しかし戦争が進むにつれ、日本海軍の拠点である呉は空襲の標的となり、すずの身近なものも次々と失われていく。それでもなお、前を向いて日々の暮らしを営み続けるすずだったが…。
 第2次世界大戦下の広島・呉を舞台に、大切なものを失いながらも前向きに生きようとするヒロインと、彼女を取り巻く人々の日常を生き生きと描くアニメーション。





原作のファンでもあり、また試写以降雑誌やネット、ツイッター上でこの映画についての良い評判をかなりの量で目や耳にしていたので、自然とかなりハードルの上がった状態で観に行ったんですが・・・

ボクのそんなハードルの遥か上をいく、紛うことなき傑作でした。



突然なんですが、『あまちゃん』って覚えてますか?
ボクも大ファンで、『あまちゃん』のおかげで「無意識のうちに朝ドラを見るカラダ」に体質改善(?)されたくらいに夢中になって観ていたんですが、『あまちゃん』の大きなテーマは3.11の大震災でした。

でも、『あまちゃん』を思い出すと、登場人物たちの笑顔や面白エピソードばかりが浮かんできます。
もちろんそれと同じくらいに大震災の恐怖や悲しみといった感情も沸き起こるんですが、それをも包み込むように「楽しいドラマだった」という思い出が心の中を占めています。

この『この世界の片隅に』という作品もまさしく、それです。

戦争の愚かさ、日常が非日常にだんだんと浸食されていく恐怖、そして原爆の悲劇・・・
この作品でもそれらについては当然描かれていて、実際に劇中では胸が張り裂けんばかりの哀しい出来事も起こるんですが、エンドロールが終わり劇場が明るくなった瞬間にボクの胸の中にあったのは、

「爽やかな感動と、優しい温もり」

という心地の良さでした。

戦争の悲哀を描きつつ、そんな状況下でひたむきに生きるヒロインやその家族たちの日常をユーモアたっぷりに、しかも極めて丁寧に描くことで、「戦争って怖いな」で感情や思考が止まってしまうことなく、それすらも内包し更に一歩進んだ衝撃にも似た深い感動がありました。



それともうひとつ。

先に『あまちゃん』の例を出したのにはもうひとつ理由があって。
この映画のヒロインの声をアテているのは、『あまちゃん』で素っ頓狂なヒロインあきちゃんを演じた能年怜奈、、、今はいろいろ事情があって改名せざるを得なかった女優ののんさんその人です。

「どうせ今流行りの客寄せパンダ的な有名人吹き替えでしょ?」と見られがちなこのキャスティングなんだけど、さにあらず。
のんさんの声、表現力、存在感だからこそ表現できる豊かな感情の機微に満ちた素晴らしい演技で、この作品を傑作足らしめている大きな魅力の一つになっていました。

アニメの絵と声が一致しているというレベルを超え、まるでのんさんそのものがアニメーションとなって画面の中で動いている・・・大袈裟じゃなく、本当にそう錯覚してしまうほどにナチュラルで素敵な「生の声」がそこにありました。



戦争映画というと、どうしたって楽しいイメージはないし、わざわざお金を払ってそんな暗い映画を観たくはないという人も多いと思うんです。
ボクだって映画なんて基本的には娯楽だと思うし、好きな映画だけ観て楽しめればいいじゃんという極めてお気楽なスタンスなので。

でも、、、というか、だからこそ、この映画をたくさんの人に観てもらいたいと思うのです。

真偽のほどは定かではないんですが、のんさんが元々所属していた大手事務所の圧力で、この作品の宣伝が民放のテレビ局では一切できないという噂話を耳にします。
なるほど、そう言われてみればどこの局でものんさんの姿は見かけないし、評論家や映画関係者、そして多くの映画ファンが大注目しているにも関わらず、この映画の存在はテレビの世界では黙殺されているようにも感じます。

実際、ボクの入った回は全体の1/3以下の客入り。
ツイッター上に流れてくる情報を見ると、大都市では立ち見も出るほどの大盛況なのにも関わらずです。

先ほどの噂話は別としても、この状況はこの作品の存在がネットや雑誌で映画の情報をチェックするような所謂「映画ファン」にしか認知されていないというということの証明なのかもと感じます。

なので、長々とこんな文章をしたためてみました。

大きなお世話だとは重々承知しつつ、「オマエの自己満足じゃねえの?」と揶揄されるとも思いつつ、それでもこの作品をひとりでも多くの人に知ってもらい、ひとりでも多くの人に劇場に足を運んでもらいたくて。

こんな不人気ブログにいったい何人が訪問してくれるのか?そもそもこんな不細工な文章を読んでくれる人がいるのかすら怪しいんですが、ボクの出来る範疇で、手の届く範囲で少しでもこの作品に協力出来ればと、(いつものバカッ話や大袈裟な言い回しを封印して)思いを言葉にしてみました。



この記事を読んで、少しでもこの作品に興味を持ってもらうことが出来たならば、こんな幸いなことはありません。



  


Posted by miroku at 22:04Comments(2)日記映画

2016年11月10日

猫と灯油と限定ラーメン

今夜の出来事。

家の灯油が切れちゃったコトに気付いて、近所のスタンドまで補給に行った帰り道。
安全運転を心掛けつつハンドルを握っていると、視界の端に突如「何か」が飛び込んできました。

危ないッ!と急ハンドルを切るボクの目に映ったモノ、それは・・・



子猫ちゃん♡



スピードを出していなかったコトも幸いし、可愛い猫ちゃんを傷つけるコトなく事なきを得ました。

猫ちゃんが助かって良かった。本当に良かった。

急ハンドルを切った衝撃で灯油タンクがひっくり返って車内が灯油まみれになってしまったけれど、猫ちゃんの生命には代えられないから!


・・・はぁ、車ん中メッチャくっせぇ(本音)





と、そんな綱吉ばりの動物愛護精神とは一切関係なく、ラーメンのオハナシ。
先日、友達と飲んだ帰りにこんな〆のラーメンを食べました。






らあめん寸八豚骨醤油ラーメンなり。


ワタクシ、所謂「〆のラーメン」というモノが苦手だったりします。
だって、それまでの美味しい料理でお腹のキャパは十分満たされてしまうから。

その日も、ちょっとオサレチックなイタリアンでまずは腹8.5分目。
で、次のお店はお酒を中心に9.5分目。

この時点でもう国技館だったら満員御礼の札が出たって誰も文句は言わないくらいの満腹具合なのに、そこからのこのラーメンだもの。
正直、、、キツかった。


なんでもこのお店、松本に本店がある有名店なんだそうで、長野市での出店は今年末までの期間限定とのコト。
「限定」という真言(マントラ)の前では防御力ゼロになってしまうボク(と友達)だったので、自らの腹の塩梅も顧みずに食べに行った次第。


ベロベロに酔っていたせいもあって、味の良し悪しなんか正直申し上げますと「覚えちゃいねぇッス」と平身低頭して申し上げざるを得ないんですが(だったら記事にすんなや!)、せっかく写真を撮ったので、こうして記事にしたためてみました。

ってか、友達と飲み食いする時は食べ物の写真なんて絶対に撮らないから、この時はホントに酔っぱらってたんだろうなぁ。


せっかくの有名店だし、酩酊状態で飲んだにもかかわらず飲んだスープの濃厚な美味しさはバカ舌に残っているので、今度はシラフでお腹を空かせて再訪しなきゃだな。



  
タグ :江戸屋


Posted by miroku at 22:43Comments(4)日記ごはん

2016年11月09日

映画『続・深夜食堂』

いやぁ、勝っちゃったね、トランプ氏。

選挙戦を報じる各局の報道をまるで「イギリスのEU離脱が決まった時のようなテンション」で眺めているんですが、ブログで政治と宗教とシモネタについては書かないと決めているボクなので、

「う、うん・・・」

と、これ以上は多くを語りませんチンチン(思いっきりシモネタじゃねぇか)



それにしてった素晴らしかったのは、ニコ生の選挙特番!

みんな大好き映画評論家の町山さんがトランプ支持の右翼青年が集まる場所に突撃取材を敢行するんだけど、周囲に渦巻くマリファナの副流煙でラリる町山さんと、右翼青年たちの実情や本音、そして最後に登場するヒューマンガス様(byマッドマックス2)の勇姿という、そのあまりのカオスっぷりは、トランプ当選という現実をしばし忘れるほどの衝撃でした。

こんな選挙報道、地上波じゃ絶対に無理だろうなぁ。





と、そんな世紀の大決戦とは一切関係なく、今日も今日とてここから本題。
待ちに待ったあの映画を観てきましたよというオハナシ。



『続・深夜食堂』










【ストーリー】
 深夜だけ営業する路地裏の小さな食堂「めしや」を舞台に、店主とワケありな客たちが織り成す人間模様を描く。
 主人公のマスター役の小林薫をはじめオリジナルキャストが続投し、前作の多部未華子、余貴美子も常連客役で登場するほか、新たに佐藤浩市、池松壮亮らが出演する。





こちらが期待していたものが、期待していた通りの満足度で提示される、まるでこの映画に登場する料理の如く安心感と温もりに包まれた映画でした。

それでは、ネタバレ回避で感想をば。


今回のゲストの中で特に印象に残っているのは、2話に登場するキムラ緑子池松壮亮の演技合戦ともいえる密度の濃いシーンの数々。

表情の刹那、指先の動かし方のひとつひとつに意味や背景の宿るその熱演は、他のゲストや役者ももちろん良かったんだけど、ちょっと群を抜いていて、二人の一挙手一投足から一瞬たりとも目が離せませんでした。



それと、山中崇演じるヤクザの下っ端ゲンちゃん。このゲンちゃんが抜群にカッコ良い「とあるシーン」がありまして。
こちとらTVシリーズからずっと見てきているので、高校時代の恩師や実の息子とのあんなこんなを経て、こういう台詞が吐ける男になったんだなぁと思うと、なんだか感無量で・・・



と、他にもいろいろ書きたいんだけど、書くと全てがネタバレになっちゃうような気がするんだよねぇ。

周囲でこの作品のファンがいないので、この書きたい(喋りたい)気持ちを吐きだせないのが非常に残念なんだけど、それだけヤキモキしてしまうほどに素晴らしい魅力に満ちた作品だったというコトで。



あ、そだ。
この映画を観に行く予定の方に、ひとこと。

最新シリーズのNetflix版『深夜食堂-Tokyo Stories-』から登場する人物がひとりだけいるので、「あれ?こんな常連さんいたっけ?」となる恐れがあります。
劇場に行く前に、まずNetflix版をご覧になられるのをオススメしときます。


  


Posted by miroku at 22:07Comments(2)日記映画

2016年11月07日

昭和のレスラーと季節の変わり目

おかげさまで、ダイエット生活も順調に推移しておりまして、、、って、ん?


「こんだけ食べ物記事をアップしといて、
どの口がダイエット言うかッ?!」



という真っ当なご指摘はこの際華麗にスルー。


・平日は極力外食はしない
・夜ごはんは炭水化物を極力摂取しない
・寝る前の筋トレ&深呼吸運動は欠かさない



という「3ない運動」をしばらく継続した結果、2か月で体重の5キロダウン腹筋が割れはじめたという嬉しい途中報告が出来るまでに至りましたよ。


・・・の、ハズなんだけど。


肉体を構成している体重が着々と減っているというのに、見た目のビジュアルが一向に変化しないという摩訶不思議アドベンチャー。

なにこの物理法則を無視した怪現象?ぶっちゃけ体重なんかどうでもいいから見た目だけ変わればいいんじゃいッ!という切なる思いで鏡の前に立つと、そこにはまるで昭和のプロレスラー(全日っぽい)の如き様相の世にも奇怪な珍獣の姿が・・・


もう、こうなったらアレだ。
ドラゴンボールを7つ集めて、神龍に細マッチョな肉体をお願いするっきゃねぇッ!



・・・という、40オーバーにしてまさかの小学生レベルな現実逃避術で精神の安定を図ったトコロで、さっさと本題へ。



某月某日。
心と小腹を満たしてくれる例の映画を観に行った帰りに、ボクにとっての「めしや」的存在なアノお店へ。







毎度お馴染み地下の楽園でラランスタイムなり。

この日は幸いにしてお客さんはボクを含めて2人だけだったので(お店にとっては全然幸いじゃないけれど)、はじめてソファー席を独り占めという極上の贅沢体験を満喫。

ちょっと前まではオーダーする飲み物は白桃アールグレイのアイスティーだったのに、気が付いたらブレンドのホットコーヒーがしっくりくる季節になっちゃって・・・

ラランスで感じる季節の変わり目も悪くないなと、なんともキザったらしい感想が柄にもなく思わず飛び出た、そんな休日の午後でしたとさ。



  


Posted by miroku at 22:06Comments(4)日記ごはん

2016年11月05日

深爪式

深爪さんの「深爪式」を読了。








市井の主婦でありながら、フォロワー数が11万人を超えるという驚異の一般人深爪さん初の書籍。

と、こんな説明の仕方だと「どうせアレでしょ?カリスマなんちゃらみたいなしゃらくせぇカンジのやつでしょ?ケッ!」と脊髄反射的に拒否反応を示される方もいると思うんだけどさにあらず。

この世の森羅万象を独自の視線・・・というか、ぶっちゃけ過ぎるシモネタとびっきりのオモシロ話法で切り取ったツイートが最高に楽しい愉快な御仁、それが深爪さんでして。

まぁ、詳しくは「深爪 ツイート」でググって頂くとして、そんな面白ツイートの使い手である深爪さんの大ファンでもあるボクは、この書籍もモチのロンで発売日当日に購入。で、一気に読破。


あ~もう、すっげぇ面白かった!



自らの体験をベースに恋愛や日常、セックスや生活、家族やセックスやセックスなどを赤裸々を通り越してドドメ色裸々に語る本書は、いわばシモネタじかけの人生訓

あけっぴろげなシモネタの中に「はっ」と気づかされる真実があったり、真面目な話しを神妙な面持ちで読んでいると「ここでかッ?!」というタイミングでゲスいエロ話が挿入されていたりと、まるでジェットコースターの乗っているようなその高低差にクラクラしつつも魅了される、お腹いっぱい大満足なエッセイ集でした。

玉袋の章(どんな章だよ?)なんて、以前付き合っていた彼女に全く同じコトを言われたコトがあって、読んでいて愕然としたもの。




それと、あとがきに「ナンシー関」の名前があって、ああそうかと妙に納得。
ツイッターを読んでいる時にも感じていたんだけど、理路整然に粛々と笑わせにくるその剛腕っぷりが、ナンシー関の横綱相撲を思い出させる瞬間が時折あって。

ナンシー関と深爪さんを比べてどうのこうの言いたいワケじゃなく、ナンシー関の文体を真似た経験がありなおかつそれに玉砕したボクには、それがなんだか無性に嬉しく思えた次第。



「シモネタを読むと持病の癪が・・・」という方には正直オススメできないけれど、酸いも甘いも噛み分けた人生経験豊かな人たち(中年)にこそ手に取って欲しい本なので、こんな紹介記事をしたためてみました。



・・・あ、でもひとつだけ注意。

オサレなカフェでのんびり寛ぎながら読むには、本書は全く適しません。
なぜなら、確実に吹くから!

事実、ボクも本書を買ったその当日にラランスルールで読み始めたんだけど、最初の僅か1~2頁で飲んでいたロイヤルミルクティーがまるで名人の水芸の如く華麗に宙を舞ったもの。


  
タグ :深爪深爪式


Posted by miroku at 22:45Comments(2)日記

2016年11月04日

哀しい知らせと嬉しい知らせ

ねぇねぇ、
嬉しいお知らせと哀しいお知らせ、
どっちから聞きたい?




・・・と、初っ端から「うるせぇ黙れ!」な問い掛けで申し訳ない。
でも、これには訳がありまして。



まずは哀しいお知らせから。

このブログでも何回か記事にしたコトのある、カノンライスでお馴染みのキッチンカノンさんが閉店しておりました。

カノンライスも美味しかったんですが、ここの唐揚げ定食が絶品で、映画の行き帰りに何度もお世話になったっけ。
途中からメニューが大幅に変更されたり、営業時間が変わったりと、「いろいろご苦労されてるのかな?」と心配をしつつも、唐揚げ定食がメニューから消えたあたりから足が遠のいてしまって。

もしかしたら閉店じゃなく、移転したのをボクが知らないだけなのかもしれない可能性もあるんだけど、最後にもう一度あの唐揚げが食べたかった・・・



で、

だ。

ここからが嬉しいお知らせ。

何故ボクがカノンさんの閉店を知ったのかといいますと、ハナシは簡単。カノンさんのあった場所に別のお店がオープンしていたから。
そんでもって、その新しいお店というのが、ちょっと・・・否、かなり・・・いや、これでも足りないな。トンデモなく素晴らしく良いお店だったので、ご報告をば。
















お店の名前は「つけ蕎麦 尚念」。つけ蕎麦(900円)なり。
蕎麦と書かれていますが、所謂つけ麺です。


まず何がスゴイかって、メニューがこのつけ蕎麦のみの一本勝負だというコト。
デザートメニューの杏仁豆腐はあるものの、食事のメニューはこれ一本だけなので、カウンターには当然お品書きはナシ。
その代わりに、麺一本から海苔の一枚まで、産地や調理方法といったこだわりを記したモノが置かれてあって、つけ麺が運ばれてくる間にそれに目を通しておくと、今から食べるつけ麺が一体どういうものなのか?どんな材料が使われているのか?が一目瞭然となる仕組み。


店内も従来のつけ麺屋さんやラーメン屋さんとは一線を画し、店主さんのさっぱりとした清潔感溢れる身なりや丁寧な接客もあって、まるでちょっとした日本料理屋の雰囲気。非常に好感が持てます。


で、肝心のつけ麺なんですが、これが美味しいのなんのって!
さっき書いたお品書きならぬこだわり書きの内容をあらかた忘れてしまって(バカか?)、今となっては細やかな説明が不可能なれど、覚えている限りで解説(という名のアバウト極まりない箇条書き)してみたいと思います。


・極太な麺は程度な弾力と歯ごたえがベストバランスで、小麦の風味もふんわり薫る超絶品。

・チャーシューは通常の焼豚と、低温調理された鴨のロースト。この鴨が堪らなく美味しかったなぁ。

・2枚の海苔は、それぞれが異なる産地のモノで、一枚は有明産。で、もう一枚は・・・ド忘れ。

・つけ汁はかなり濃厚。でも、不思議と後を引かない上品な仕上がり。たしかハマグリで出汁をとっていると書かれていたような・・・



と、かなり頭の悪いレヴューになってしまって恐縮なんですが、味、店内の雰囲気、接客の全てがハイクオリティーで、正直今まで食べた全てのつけ麺の中で一番美味しかったし、満足度という点でも満点以上なお店でした。



ここらでちょっと予言をしておくけど、このお店は確実に行列必至の人気店になると思う。それも極めて近いうちに。
店内はカウンターで5~6席程度と僅かなので、土曜日の鍾馗を上回るような大行列が今から目に浮かぶ・・・

と、そんな『デッド・ゾーン』(byスティーブン・キング)ばりの予知能力が覚醒してしまうくらいに素晴らしいお店発見。
行列店になる前に、何度が通おうっと。


  


Posted by miroku at 21:31Comments(8)日記ごはん

2016年11月03日

映画『スター・トレック BEYOND』

11月は観たい映画が盛りだくさん。

『続・深夜食堂』『この世界の片隅に』でしょ、『聖の青春』『ダゲレオタイプの女』、それに公開終了までに『シン・ゴジラ』ももういっかいくらいは観ておかないと。

と、そんな11月攻勢の第一弾として、こんな映画を観に行ってきました。



『スター・トレック BEYOND』









【ストーリー】
カーク船長(クリス・パイン)率いるエンタープライズ号は、未踏の星に不時着した探査船を捜索していた。すると突然、謎の異星人・クラール(イドリス・エルバ)がエンタープライズ号を襲撃。カークたちは脱出するも、艦は墜落し、クルーは散り散りになってしまう。
不時着した見知らぬ惑星で、カークは約100年前に消息を絶ったエディソンが乗艦していたフランクリン号を発見。そこには、あるものが残されていた・・・。





1966年(50年前!)にスタートし、全世界に熱狂的なファンを多くもつ「スター・トレック」シリーズの最新作。
ボク自身はチラッとTVシリーズを見たコトがあるようなないような・・・とそんな程度で、数年前までは全くのスター・トレック童貞だったんですが、2009年にこれまでのシリーズを一旦仕切り直して最初から物語を描き直した新生『スター・トレック』が公開。そのタイミングで童貞を捨てた、いわばド新規丸出しのトレッキー(スター・トレックファンの総称)だったりします。

でも、そんな新人トレッキーでも今作は文句ナシに面白かった!

あのベネディクト・カンバーバッチが悪役を演じた前作『スター・トレック イントゥ・ダークネス 』の方が、もしかしたら映画としての派手さは上なのかもしれないけれど、今作は一本の映画というよりも「全13話くらいのTVシリーズの1エピソード」という印象で、キャラも人気も確定したお馴染みの面々の活躍をじっくり描いているという部分で、ファンを満足させるに十分な作品だと思います。

それに、今回が初登場となるキャラも良かった!
みんな大好き『キングスマン』のガゼルたん(ソフィア・ブテラ)演じるジェイラは、アクション兼コメディーリリーフというオイシイ立ち位置で大活躍するし、「これ、誰が演じても良かったんじゃね?」レベルの大工事的特殊メイクで悪役クラルを熱演イドリス・エルバ(『パシフィック・リム』のペントコスト鬼司令官!)のご尊顔も最後の方でちらっと拝めたしね。



新シリーズも今作で3作目。
登場するキャスト・・・否、エンタープライズ号のクルー達のひとりひとりに、こちとらもうすっかり愛着が湧いちゃっているので、ぶっちゃけてしまうと大好きなキャラたちが勧善懲悪的な世界観で八面六臂の大活躍しているというそのビジュアルだけでもう十分満ち足りてしまって、ストーリーや展開のアレコレは帳消しになっちゃうという、ある意味マイナスな部分も実はあって。

今作に限らず、前作前々作共に「いくなんでもご都合主義的過ぎるだろ!」というツッコミどころも多々あるけれど、結局それすらも魅力として受け入れることのできる懐の深さは、やっぱりシリーズとして50年という積み上げてきた年月の為せる業なんでしょうな、きっと。



偉大なるマンネリズムという言葉があるけれど、このシリーズも同スタッフ同キャストのまま、これからもどんどん新作が作り続けられればいいなぁ。
それだけ愛すべきキャラクターが画面の中に生き生きと息づく、素晴らしいシリーズと思うので。

興味のある方は、是非とも劇場へ。
出来れば2009年公開の『スター・トレック』、2013年公開の『スター・トレック イントゥ・ダークネス』をご覧になってから足を運んでみてくださいな。



最後に。
この作品が遺作となった、チェコフ役のアントン・イェルチン
映画の中でチェコフが活躍すればするほど、不慮の事故で、しかも27歳という若さで逝ってしまったという事実が哀しくて。
これからが楽しみな役者の一人だったし、その期待に絶対に応えることの出来た俳優でした。

「まだ、この世にいてほしい、消えてはいけない人なのに」
                  (今月号の映画秘宝、真魚八重子さんの追悼記事より)





PS.
『スター・トレック』といえば・・・
2009年版公開の際に、「え~、スタトレなんてよく知らないし、今更追っかけるのもめんどくさいなぁ・・・」と二の足を踏んでいたボクに、童貞卒業(?)の切欠を与えてくれたナガブロガー兼生粋のトレッキーだったスタ子さん、元気にしてるかなぁ。

いつの間にかブログが削除されていたので、もうナガブロの世界からは足を洗われているとは思うんだけど、あの独特の切れ味で映画を語るスタ子さん節と、果てしなきシルベスタ・スタローン愛が懐かしくもあり、寂しくもあり…。


  


Posted by miroku at 20:53Comments(0)日記映画