2015年02月28日

虹と豪雨と桃色のお祭り

『エイリアン』の新作が決まったり、アポロの息子が主人公という、まさかの『ロッキー』スピンオフ、そんでもって『インディー・ジョーンズ』のリブートと、エイプリル・フールでもなけりゃあ思い浮かばないような嘘みたいなホントのハナシが雪崩のように耳に聞こえてきた(実際には目で読んだんだけど)ここ数日間だったんですが、極めつけともいうべきビックリ情報が!

かねてから噂やヨタ話が絶えなかった『ブレード・ランナー』の続編が、なんと本決まりになったそうで。



ボクが映画ファンになりたての頃は、まだレンタルビデオがそんなに普及してない時代。
お店はひとつ先の町にはあったんだけど、中学生のお小遣いじゃ頻繁には借りられないし、それよりもまずお店までの移動手段がないってコトが最大の障害。

そんな幼い映画ファン初心者にとって、『ブレード・ランナー』という映画・・・というよりも、ぶれーどらんなーというその言葉の響きそれ自体に、ある種の魔法がかかっていたっけ。


SF映画の金字塔。
マニア必見のカルト作。
サイバーパンクの傑作。



映画なのに、本でしか読んだコトのないその映画は、幼いボクにとって「幻の名画」でした。





で、

念願叶ってようやっと観た『ブレード・ランナー』は、ド田舎者の童貞中学生にはやっぱりまだちょっと荷が重くて、

「この、ワケのわからないカンジがいいんだよな~」

などと、背伸びどころかシークレットブーツを重ね履きしたようなトンチンカンな感想を、友達のしげきクンやうっちゃんに吹聴しまくってましたとさ。ぎゃふん!





そっか、続編、、、か。
ハリソン・フォードの続投は決定したみたいだけど、いろんな意味で???という感想しか、今のところは出てこないのが率直な感想。
『エイリアン』に対する『プロメテウス』的な位置付けの、ちょっと微妙な距離感を保った作品になるのかな?
それとも正統な続編としてデッカードとレイチェルのその後をやるのか?
でも、ハリソン・フォードは年取っちゃったし、そもそもショーン・ヤングは「映画に出しちゃダメな人」になっちゃったから。。。

・・・あ、ルドガー・ハウアーが演じてた敵のレプリカント(名前忘れた)が主人公の映画だったら、ちょっと観てみたいかも?
宇宙の最果てやこの世の地獄を経て、彼がいかに人類へ反旗を翻すに至ったのか・・・うんうん、なんか興味出てきた!
その際は是非、ベネディクト・カンバーバッチでお願いします!(誰に何を頼んでんだか)





などと、誰も聞いちゃいない偏屈な映画マニアの独り言はこのくらいにしておいてっと。
ドラマ『エージェント・オブ・シールド』のシーズン1全22話をようやっと観終ったので、今夜からいよいよコレに取り掛かります!




「ももクロ夏のバカ騒ぎ2014 日産スタジアム大会 桃神祭」!














発売日にはもう手元に届いてたんですが、とにかく『エージェント・オブ・シールド』が終わるまではとガマンし続け、ついに今夜解禁です!(なんだそのボージョレ・ヌーボー感?)

桃神祭は幸運なコトに二日間とも参戦できたけど、初日は直射日光にヤラれ、二日目は豪雨にヤラれ、肉体的には正直結構キツかったっけ。
でも、そんなヤラかしも思い出として包み込んでくれる包容力が、このライヴにはありました。それこそまさに「お祭り」の如く。
特に二日目、ライヴが始まるとそれまでの豪雨が止み、真っ黒だった空に一筋の虹が現れたあの瞬間は、ちょっとした奇跡でした。

国立は特別だから別として、ボクが今まで参戦したライヴの中で一番楽しかったのが、この桃神祭。
さぁて、観るぞ!






  


Posted by miroku at 23:04Comments(4)日記映画

2015年02月27日

嬉しい報告

今日、嬉しいお知らせが友達からありました。

ここで詳しく書くようなハナシじゃないのでアレなんですが、その友達は今、入院中でして。
とある病の疑いがあって先日手術を受けたんです。
ようやっと今日、その検査結果が出たんですが、良性だったという報告でした。

女性の死亡率がかなり高い病だっただけに、その報告を受けた瞬間は嬉しいという感情よりも、とにかく「ほっ」として。。。
ラインを読みながら、こっちがちょっと感極まっちゃった。





健康は何よりも大切だけど、どんなに注意していても100%大丈夫なんてコトはあり得ないワケで。



人生を、愉しもう。

後悔や懺悔、反省だらけの七転八倒な人生だけど、

それでも笑顔で「良かった」と思えるよう、

誰かに「良かった」と笑ってもらえるよう、

生を謳歌し、最後の一滴まで命を使い切ってやろうじゃねぇか!




と、改めてそう心に誓った、晩冬・・・否、春の始まりを感じる3月の夜でしたとさ。

  
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Posted by miroku at 00:19Comments(8)日記

2015年02月25日

新ハーゲン、華もち!

昨日のハナシなんですが、ハーゲンの新作、華もちシリーズをゲットせり。
しかも「みたらし胡桃」「きなこ黒みつ」の二種大人買いなり。









なんだかコレ、各方面で話題になってるみたいですね。

ボクは昨日コンビニで見かけて初めて知ったんだけど、甘味アンテナ(鬼太郎の妖怪アンテナ的な)がビンビンに立っちゃってる人はいち早くチェックされていたみたいで、雫さんトコは昨日の段階でもう記事になってたし、とらうささんはコメで「アタイはもう食べたけど、オメェはどうなんだよ?」(こんな口調じゃないけれど)とのちょっかい・・・じゃなかった、ご質問を頂いたしで、どうやらボクの知らない所でハーゲンダッツの大旋風が吹き荒れていた模様。

ちょっと出遅れちまった感がハンパないんですが、そんなの関係ないねッ!と思わず柴田恭平のモノマネが飛び出してしまうくらいに美味しかったッ!!!









今回の最大のウリは、もちろん「お餅」
お正月に食べるようなお餅の食感ではなく、かといって求肥のようなチープさとも異なる、ちょっと独特な弾力感。
そんなやわらかお餅と、若干溶けかけたアイスとの絡みがとにかく抜群で、その濃密で親密な絡みっぷりたるや、

「オマエは火野正平のラブシーンかッ?!」


と、思わず自転車で日本各地を旅したくなるほど(例えが意味不明だよ!)


みたらしの甘じょっぱさと、アイスの爽やかな冷たさが口の中で渾然一体となって奏でるハーモニーの気持ち良さ。
そこに胡桃の食感と香ばしさの援護射撃が加わって、このアイスちょっと美味し過ぎるなぁ。












みたらしに負けず劣らず、きなこ黒みつも良かった!
信玄餅ってあるでしょ?あのアイス版とでもいうのかな?アイスときなこと黒みつという、種類の異なるそれぞれの甘さが反発し合わず、とても調和の取れたバランスでまとまっていて、完成度が高かったデス。



ボク個人的には、みたらし胡桃の方がストライクだったけれど、どちらも平均点を大きく上回る美味しさで、期間限定なんて言わずにもうレギュラーにしちゃえよと、ハーゲンダッツジャパン株式会社に意見具申したくなる、そんな絶品ハーゲンでしたとさ。




  


Posted by miroku at 22:24Comments(6)日記ごはん

2015年02月24日

幕?いやいや暮ですってば

「え?またぁ~???」



って声が幻聴ではなくしっかりと聞こえてきそうなんですが、今日も今日とてももクロ映画のオハナシ。
今日はグッズ付き前売券の商品受け渡し日でして、仕事帰りにそそくさと受け取ってまいりました。







前売りチケットと、ポストカード、そしてメインのマフラータオルなり。









うんうん、「幕」が「暮」にちゃんとしっかり間違っていて(日本語おかしくね?)、百田さんも納得の仕上がりでしたとさ。

何故「暮」なのかについては、ももクロに興味が無い人にとっては心底どうでもいいハナシかと思われますので、割愛の方向で。





で、

だ。

この映画の主題歌「青春賦」のPV(ショートヴァージョン)が昨夜公開されたんだけど、これがももクロのPVには珍しく(?)、心に染み入るような映像になっていてさ。








PVは映画の後日談となっていて、監督は本編と同じく本広克行。
でもって、チラッと映る演劇部の後輩も本編と同じ女優さんたちという、嬉しい仕上がり。

楽曲の素晴らしさと卒業式というシチュエーションが、映画の本編の様々なシーンと重なり合って、、、



んもう!
本編でだって泣かなかったのに、
なんでPVで泣くんだよッ!!!



と、いつも通りの涙腺のダム決壊でしたとさ。


・・・まさか本広監督作品で涙するとは。。。
大っ嫌いな監督だったのに(あ、言っちゃった)




  


Posted by miroku at 22:32Comments(9)日記映画

2015年02月23日

アカデミー賞!

いやぁ、発表されましたね、アカデミー賞。

そもそもアメリカの映画業界の人間関係や諸々の政治的力学が反映された賞だから、一般の、しかもアメリカから遠く離れた日本であ~だこ~だ言うのもナンセンスなんだけど、それでもね。
贔屓筋の役者や監督が受賞すると、それはそれで嬉しかったりもするので、まぁ一種のお祭りみたいんだもんですね。当落の予想をするのもなんだかんだで楽しいし。

で、結果をつらつらと眺めてみると、今年はなんといってもジュリアン・ムーアの主演女優賞獲得!









ハードコア青春映画の傑作『ブギー・ナイツ』でこの人スゲェ!とビックリして以降、この女優さんのファンでして。
受賞作の『アリスのままで』、早く公開されないかな。

・・・しかし、この邦題。
原題が『Still Alice』だから、至極真っ当で直球ド真ん中な邦題のつけ方なんだろうけれど、語感というか語呂がさ、某大ヒットディズニーアニメ映画の主題歌っぽくて、、、映画のタイトルをありのままに付けるのって、難しいね。。。



あと、『グランド・ブタペスト・ホテル』がいくつか賞を獲ったのも、何気に嬉しかったかな。
本音を言うと脚本賞もイケるかと思っていたんだけど、、、まぁ、それは次に期待ってコトで。
ウェス・アンダーソンは次回作に作品賞及び脚本賞、そんでもって助演男優賞にビル・マーレイ(どうせ出るんでしょ?)がノミネートされるような映画を作るように!(←何様だよ?)



以上、第87回アカデミー賞に関する、極私的駄文でしたとさ。



でさ、映画繋がりで、最近見た「とある素晴らし過ぎる映画」(逆説的な意味じゃなくて、本当に素敵で言葉通りの素晴らしい作品)について書こうと思ったんだけど・・・
むにゃむにゃ、ボクちゃんちょっとオネムなの♪(キモいわオッサン!)

ってコトで、今夜はこれにてドロンさせていただきます。
皆さまも、よい夢を。





  
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Posted by miroku at 22:23Comments(0)日記映画

2015年02月22日

おはようございます!

皆さん、おはようございます。

夕方あたりに猛烈な片頭痛に襲われ、バファリンを飲んで軽く休んで・・・
で、つい今しがた起きました。

あらためて言います。


おはようございます!(只今の時刻 夜の10時半過ぎ)







おかげさまで頭痛はすっかり治まったんですが、中途半端な時間にたっぷり睡眠を取っちゃったもんだから、今夜は絶対に眠れないだろうなぁ・・・


眠れないままに、夜更かし
   ↓
でも、いつも通りの時間に起床
   ↓
極度の睡眠不足で最悪な月曜日に




という悪夢だけは避けなければ・・・イイ年こいた大人として!








で、

だ。

食後のデザート用にとっておいた、こんなモノでも食べて寝起きの栄養補給でもすっかな♪








ハーゲンの新作、リッチカスタードなり。

ってか、デザートの前にまず、晩御飯食べなきゃ、、、


  


Posted by miroku at 22:38Comments(4)日記ごはん

2015年02月21日

ももクロ映画感想(最終稿)

昨夜はお日柄も良く、映画『幕が上がる』の試写とトーク&ミニライヴのライヴビューに行って参りました。



火曜日に、そして今回と、一週間の間に2度も同じ映画を同じ会場で、しかも同じ座席(偶然!)で見るという、傍から見ると「アンタ、何やってんの?」といった状況なんですが。。。

二度目ともなるとストーリーやシーンの諸々は既に頭に入っているので、割と冷静に作品そのものを楽しむコトができました。

で、感想はと言いますと、、、


「ボクが(勝手に)望んでいた作品のカラーじゃなかった」


うん、ぶっちゃけてしまうと、このひとことに尽きるような気がします。

じゃあテメェが望んでたのってどんなカンジなんだよ?と言われてしまうと、それほど具体的な考えなんてありゃあしなかったりもするんですが、『桐島、部活やめるってよ』『リンダリンダリンダ』のような疾走感とでもいえばいいのかな?淡々でありながらもドスンとくるカタルシスがあって、メリハリの効いた青春活劇を期待してたんでしょうね、無意識のうちに。

初見の時に感じたネガティブな部分は、きっとこのギャップに起因してるんだろうと思います。





でも、だからといって映画としてダメなのかといいますと、ボクの自分勝手な先入観や願望とは全く関係なく、「しっかりと作られた良い映画」だと思います。

青春映画にありがちな恋愛要素は一切省き、演劇を通して成長する少女たちの姿のみに視点を絞って丁寧に描いたその色調は、あくまで静かで穏やかなものだったし、ももクロや脇を固める役者陣の演技もとても良かった。それに演劇部員を演じている若手女優さんたちの、台詞こそ少ないものの熱意溢れる表現力がとても印象に残っています。

「自分が何者なのか?何がしたいのか?どう生きたいのか?」


という普遍的な問いに対して、「自分にとって、それは演劇です」という答えを見出した者たちの物語、それが今作でした。
ネタバレになるから書かないけれど、演劇のもつ素晴らしさと同時に、それに憑りつかれてしまった者の覚悟や苦悩もしっかりと描かれていて、一本の映画として、爽やかな中にも凛とした佇まいや、強靭な芯の強さを感じました。

・・・まぁ、前記事にもチラッと書いたけど、「コレさえなけりゃなぁ・・・チッ」という残念ポイントのいくつかは、やっぱり胸に引っ掛かったままなんだけど、、、ね。





以上、ももクロ映画の感想でしたとさ。

いわゆる「モノノフ」には(個人の好みはあるとしても)受け入れられる映画だとは思うんだけど、ももクロに一切興味のない人の目にはこの映画、どう映るんだろう?
そこら辺がチョット気になるトコロではあります。





昨夜は、映画上映後に別会場で行われているトーク&ミニライヴも上映されたんですが、「リアルタイムなんだけどスクリーン越しに見るライヴ」ってのは、ストレスがスゴイね。。。
バラード系の楽曲ならいいんだけど、「Chai Maxx」のイントロが流れだしたらもう、、、椅子に座ってるのはキツかったッス(涙)

ちなみにセトリは、

怪盗少女
Chai Maxx Zero
Chai Maxx
オレンジ・ノート
走れ!
青春賦


だったかな。
はじめて「Chai Maxx Zero」の振り付けをしっかりと見れた(ももクリの時は肉眼じゃ確認できなかったから…)んだけど、有安さん荒ぶってんなぁ!というのが、収穫その①。

で、収穫その②は、今回の映画の主題歌「青春賦」。
まるで「かんてんぱぱ子供音楽コンクール」で流れてきそうな、ある意味ベタな合唱曲なんだけど、詩とメロディーがすぅっと心に響いて沁みる、実に良い曲でした。

最後に収穫その③。
久々登場の清野アナと、飛ばないメガネ(苦笑)

清野アナといえば、銀座bodyslamはどうなっちゃうんだろう?
あの哀しい事故があって、川上さんが表に出られる状況じゃなくなってしまったから、しばらくは無期延期扱いってコトなんだろうか。。。





で、

だ。

最後に映画ネタでもうひとこと。
毎月恒例(?)となった「今月の映画秘宝の表紙コーナー」、今月はコチラ。








今にも山田康夫氏の声が聞こえんばかりの、ハリー・キャラハン刑事の勇姿!
カッコ良過ぎて、なんかもう溜息しか出ない。。。

去年の『ジャージー・ボーイズ』も良かったし、新作の『アメリカン・スナイパー』の評判も凄いし、イーストウッド翁は齢84にして増々血気盛んですなぁ。



PS...
やはりというか、当然と言うか、映画秘宝は『幕が上がる』完全スルーでしたね。
本広監督は仮想敵国みたいなもんだし、まぁしょうがないか(苦笑)




  


Posted by miroku at 22:41Comments(2)日記映画

2015年02月19日

「幕が上がる」(別の意味で)

昨日、ももクロ映画の試写会に行きましたって記事を書いたんだけど、書き忘れてたコトがひとつあってさ。
それは、上映まであともう少しという待ち時間に起きた、衝撃の真実の物語。








劇場の座席に身体を深々と埋め、「ああ、早く始まんねぇかなぁ」などとモゾモゾしているボクの視界に入った、ひとつの影がありました。


「あれ?〇〇さんじゃね???」



仕事関係の知り合い(ボクと同年代の中年男性)にメチャメチャ似ている・・・というか、確実に本人で間違いないであろう知人を発見しちまったいッ!!!





ハナシは前後するんですが、あれは3ヶ月前くらいかな?
その知人との商談中の雑談で、お互いに最近めっきりテレビを見なくなりましたよね的な話になり、その流れで何故か話題はアイドル方面へ。



「おニャン子とか見てました?」

「ボクは見てなかったなぁ。」

「うん、ボクも通過しなかったですね。」

「AKBも全然知らないし。」

「たぶん今AKBの人が目の前を歩いてても、絶対にわからない自身ありますもん。」




などと、お互いの「アイドルへの関心の無さ」を披露しあうという、なんだかよく分からない会話の応酬の最中、ボクとしてはももクロの名前を出すか出すまいでかなり迷ってました。
迷った挙句、結局はだんまりを決め込んだんだけど、もしかしたらその人もあの状況下で全く同じコト考えてたってコトなんだろうか?

だとしたら、、、

もし仮に、そうだとしたならば、、、

トンデモなくマヌケ過ぎる中年男子二人組だよね、いや、全く笑えないレベルで(生気を失った目で)





そんな人が、ももクロ映画の試写の現場にいた。
服装は背広だったけど、よっぽどのファンでもなけりゃ平日のあの時間にあんな場所になんているワケありゃしない。

明日、会う予定になっているから、思い切って尋問してみよう。


「火曜日、グランドシネマズにいました?」


って。


  


Posted by miroku at 22:56Comments(4)日記映画

2015年02月18日

映画『幕が上がる』

昨晩、馳せ参じて参りました。
どこにって、長野グランドシネマズにて開催された、映画『幕が上がる』の試写会&玉井さんご登場の舞台挨拶に!












【ストーリー】
 北関東にある県立富士ケ丘高等学校。演劇部所属の高橋さおりは、まもなく演劇部最後の一年を迎えようとしていた。個性的な部員たちとともに、年に一度の大会で地区予選突破を目標に掲げたさおりだったが、東京の大学で演劇をやっていたという美人の新任教師・吉岡先生に後押しされ、全国大会を目指すことになる。
 劇作家・平田オリザが2012年に発表した処女小説を、人気アイドルグループ「ももいろクローバーZ」の主演で映画化。「踊る大捜査線」シリーズの本広克行監督がメガホンをとり、演劇に打ち込む高校生たちの青春を描いた。吉岡先生役で「小さいおうち」の黒木華、演劇部顧問の溝口先生役でムロツヨシらが共演。脚本を「桐島、部活やめるってよ」の喜安浩平が手がけた。





・・・いきなりこんなコト言うのは非常にアレだとは思うんだけど、、、
「悪い映画じゃないし、良いか悪いかで区切れば間違いなく良い映画の方にメータの針は振れるんだろうけれど・・・」というのが正直な感想でした。
ももクロという現象をフューチャーしたアイドル映画としては、間違いなく傑作だと思います。メンバーもキラキラと輝いていたし、モノノフが喜びそうな要素も盛りだくさんだしね。

でも、傑作小説の映画化としては、、、どうなんだろう。

もの凄く個人的なコトになっちゃうんだけど、ここ数日ちょっとイロイロありまして、娯楽映画を100%楽しみ尽くせるようなテンションじゃなかったというそんなこんなも、もしかしたら感想に反映されちゃっているのかもしれません。

実は、明後日の試写会にも当選してまして(どんだけ応募してんだよ?)
幸いもう一度観る機会があるので、冷静な判断はそれからってカンジかな。

以下、ネタバレにならない程度にポイントをいくつか。





【映画『幕が上がる』のココが良かった】


・メンバーそれぞれの表情や存在感が、物語が進むにつれて「アイドル」のそれから「女優」になっていくその成長。
 正直、映画の序盤は「この演技で2時間はチョット辛いかも・・・」と心配になっちゃうんだけど、映画の中の登場人物たちの成長にシンクロするかのように、メンバーの演技がとても自然になっていくんだよね。
 特にリーダーの百田さん!
 間違いなく、その姿は堂々たる主演女優でした。


・青春時代のひたむきな一生懸命さや情熱、それと同時に、自分自身が何者なのかがわからないもどかしさなんかが丁寧に描かれていて、青春映画として非常に好感が持てました。


・カメオ出演の天竜源一郎が、意外(と言っちゃ失礼だけど)にアリだった・・・というか、スゴク良かった!
 滑舌がもうメチャメチャだから、何を言ってるのかさっぱり???なんだけど、その朴訥な佇まいと誠実な笑顔で、「きっといいお父さんなんだろうなぁ」というコトが容易に想像できる、最高のキャスティングでした。


・脇を固める黒木華、ムロツヨシ、志賀廣太郎の上手さよ(詠嘆)




【映画『幕が上がる』のココがちょっと。。。】

・原作と映画は別物だし、原作をそっくりそのままコピーする必要はないけれど、原作の持つ魅力がいささかパワーダウンしている感は否めなかったなぁ。。。


・夢のシーンが邪魔!発想が陳腐だし興醒めもいいところ。それにあんなに尺必要か???


・ももクロに所縁のある面々のカメオ出演も楽しいっちゃ楽しいんだけどさ、、、遊びがちょっと露骨過ぎるような気が。
 物語への集中力を削いでどうすんの?




以上、乱暴な箇条書きにて。





あ、そだ。
この映画は高校演劇が舞台で、メンバーも実際に舞台『銀河鉄道の夜』を練習や大会本番を含めて何度も演じているんだけど、劇中では尺の関係もあってそのほとんどはカットされてます。
でも、その舞台映像の数々を一本の作品として25分弱に編集した特別編が公開されているので、アップしときます。









ぶっちゃけ、映画本編よりもこっちの方がボクは好きだったりするってコトはひとつ内緒で。。。








で、

だ。

最後にチラッと、皆さん気になる「アノ人」について。
カメオ出演している、ヒゲについての詳細レポートをば

・・・って、気になってるのはとらきちさん改めしえるさんだけじゃねぇかッ!



藤やん(藤村忠寿氏:北海道放送のディレクター。つまりサラリーマン)は今回、とあるメンバーの父親役で登場してるんですが、カメオといいつつ出番も2回ほどあって、台詞なんかもしっかり喋って、それなりのインパクトでした。

演技については、まぁ「いつものアノ感じ」です。


オイオイオイオイッ!


と、デリカシー皆無なデカい声を発しながら、ショッピングモールの人混みの中をドタバタと駆け抜けるその勇姿は、かの地グア・テリンガの奥深くにて他の共演者を押しのけていく姿を彷彿させるものでした(嘘)

ちなみに、そのシーンで笑ってるお客さん、周囲ではボクひとりだったっけ。。。




最後の最後に、、、

目の前わずが数メートルで見る、生(?)玉井さん、、、超キュートだったなぁ(遠い目で)



  


Posted by miroku at 22:00Comments(8)日記映画

2015年02月14日

海外ドラマと味噌プリン

海外ドラマってアレ、一種の麻薬だよね。
一度観ちゃうと、どんどん次のハナシを観たくて堪らなくなって、気が付いたらDVDを2~3枚ノンストップでクリアしちゃってたってコト、誰にでもあるよね?(ねぇよ!)

『24』『ウォーキング・デッド』でかなり痛い目(?)に遭ったから、もう二度と海外ドラマには手を出すまいと、そう心に誓ったはずだったのに、、、

手ぇ、出しちゃった♪
ドラマ『エージェント・オブ・シールド』面白れ~ッ!!!








あのエージェント・コールソンが生きていたってだけで嬉しいのに、今度は頼もしいボスになって帰ってきて、しかも主役だもんなぁ。
コールソンファンとしては、どうしたって避けては通れない茨の道(別名:海外ドラマ地獄道)に、遂に足を踏み入た次第。

で、気か付いたらDVD3枚(6話分)を一気に観ちゃってましたとさ。ぎゃふん!



・・・って、マーベル映画を観てない人にはチンプンカンプンな文章でごめんあそばせ。
でも、しっかりと説明しだすと意外に面倒な作品なので、乱暴に言ってしまうと、


『X‐ファイル』 + 『怪奇大作戦』 ÷ 『特捜最前線』


みたいなドラマです。
興味がある人はまず、『アイアンマン』シリーズ3作、『インクレディブル・ハルク』『キャプテン・アメリカ』シリーズ2作、『マイティー・ソー』シリーズ2作、『ガーディアンズ・オブ・ザ・ギャラクシー』『アベンジャーズ』シリーズ2作の、マーベル映画計10作を予習してから観てみてネ♪(見れるかそんなもんッ!)





で、

だ。

「ヴァレンタイン・ディの夜に、一体何やってんのヂヂイ?」という哀しい真実にブチ当たる前に、本題いっとこっと。
今夜のおやつはこんなカンジで。








近所の名店ミミエデンの、「俺の味噌プリン」なり。

前にもここで書いたっけ?
味噌のしょっぱ味と濃厚なコクが、プリンの甘さを援護射撃&新感覚な美味しさで、大好きなんだよね~コレ。

面白い海外ドラマを観ながら食べるにゃあ、最高な逸品ですなぁ!



さぁて、DVDの4枚目をトレイに乗っけっとすっか♪(重度の中毒症状)


  


Posted by miroku at 23:53Comments(2)日記映画ごはん

2015年02月13日

蜘蛛の糸

某レンタル店の駐車場。

入り口に一番近い場所って、身障者の方専用のスペースになってますよね。

そこに、アホみたいなスピードと、バカみたいなカーステのボリュームで突っ込んできて強引に停まった車が一台。

デカくて白くてイカくて、いかにもな雰囲気の車から出てきたのは、これまたいかにもってカンジのイカつい人たち・・・



ったく、
バッカじゃねぇのッ!!!







ブログで愚痴るのは好きじゃないし、百歩・・・否、一万歩くらい譲ってもしかしたら彼らなりの何らかの理由があって行動だったのかもしれないから、これ以上は書かないけれど、最後にひとこと。




オマエらが地獄に堕ちても、
絶対に糸なんか垂らしてやらねぇからな!









「・・・アレ?オマエ自分が天国に行けるとでも思ってんの?龍之介気取りでナニ言ってんの?ププッ!」


というツッコミが脳内アンテナに届く前に、とっとと本題へ。
今日は仕事で長野方面に行く用事があって、ついでにこんな品々をサーチ&デストロイしてきました。









以前にも記事にしたオサレなパン屋さんのパンポルカにて、パン三種。
コロッケパンと、ツナパン、そんでもってササミと胡麻ドレッシングのサンドなり。

いや、ホントは焼きそばパンを買いに行ったんだけど、売り切れで。。。

さぁて、明日は休みだし、朝ごはん用にと思って買ったパンだったけど、レンタルしてきたイーストウッド御大の『ジャージーボーイズ』を観ながらつまみ食いでもすっかな♪



・・・あ、そういやダイエット中だったの、すっかり忘れてた♪(ホントに痩せる気あんのか?)



  


Posted by miroku at 23:18Comments(8)日記ごはん

2015年02月11日

お後がよろしいようで

「お後がよろしいようで」



噺家さんがよく使いそうなこの言葉、「上手くオチがつきましたよ」って意味だとばかり思っていて、実際にそんな使い方でボクも今までずっと使っていたんだけど、そういう意味じゃなかったとついさっき(ほんの数分前!)知りました。



「お後」というのは、次の出番の演者さんのコトで、「よろしい」というのは準備が出来たという意味なんだそうで。
つまり、「次の演者さんの準備が整いましたので、自分はこれにて失礼しますね」というコトらしいです。
なので、トリの演者はもちろんこの言葉は使いません。



だからなんなの?と言われると「・・・え?」と言葉に詰まってしまうんだけど・・・まぁとにかくだ。
こんな風に言葉の本当の意味を知るって、背筋がしゃきっと伸びる感覚があって気持ちが良いやねというオハナシでしたとさ。

お後がよろしいようで。



・・・と、こんな使い方は間違ってるというコトで。


  


Posted by miroku at 22:34Comments(4)日記

2015年02月10日

最高映画!『ウルフ・オブ・ウォールストリート』

嗚呼ッ!
んもうッ!
今日は朝からず~っとレオ様のコトばかり考えてるの♡






レオ様といってもジャングル大帝でもなけりゃウルトラマンでもなく、通称「刑事(デカ)プリオ」(古ッ)でお馴染みの、レオナルド・ディカプリオに首ったけなんでございます!

といいますのも、昨日観終ったデカプー主演のこんな映画が、トンデモなく素晴らし過ぎたから!











その映画とは、『ウルフ・オブ・ウォールストリート』
横綱千代の富士がアメリカ金融界で大活躍する映画なんかじゃもちろんなく、実在の株式ブローカーの栄枯盛衰を描いた作品なんですが、予想を大幅に上回る「狂った映画」でした!

詳しい内容は書きません、ってか、書けません
だって、「下品が服を着て歩いてるような映画」だから。

映画の初っ端から●●●●●したり、の中で●●●●●●●●されたりと、そんなんばっかなんだもん。
まぁ、強いて書けるとすれば、素っ裸のデカプーがお尻にロウソクを突っ込まれながら、「痛いよ仔猫ちゃん!」と絶叫するシーンがあるんだけど、ノリノリで演技してたなぁ刑事プリオ。



「セックス・ドラッグ・ロックンロール」からロックだけを抜いた映画。
上映時間3時間の内、2時間59分はラリってるか、セックスしてるか、もしくはラリってセックスしてる映画、それが今作『ウルフ・オブ・ウォールストリート』なんです!

どう、観たくなってきたでしょ?(なるかそんなもんッ!)



下品、下世話、守銭奴、スケベ、バカ、犯罪者・・・最低でいかがわしい面々が何故かキラキラと輝いて見える、不思議な作品。

社会のはみ出し者たちが、夢(この映画の場合は金だけど)に向かってひたすら突き進むという意味では、ボクのオールタイムベスト映画『エドウッド』(byティム・バートン)に通じる匂いも感じて、とにかく強烈な余韻を残す名(迷)作でした。

でも、内容が内容だし、非常にアンモラルなシーンが山盛りの唐揚げ定食状態なので、オススメはしないから!(断言)



それにしたって、こんなハイテンションなジェットコースタームービーを70歳(当時)という年齢で撮ったマーティン・スコセッシの凄まじさよ。。。
『グッドフェローズ』、また観たくなってきちゃったな。




PS...
ちなみにこの映画、アメリカでは放送禁止な「Fuck」なる言葉が、500回以上出てきます。
アメリカ映画史上、最高回数なんだそうで。。。(苦笑)



  


Posted by miroku at 23:14Comments(4)日記映画

2015年02月09日

べらぼう三昧なイチゴ大福

たまには風邪なんぞもひいてみるもので(たまにはじゃないけれど)、友達からこんなお見舞いを頂きました。







イチゴ大福道明寺という、和菓子界が誇る黄金の2トップ!



イチゴと大福を最初に「あ、これイケるんじゃね?」とひらめいたのって、一体どこのどなた様なんだろうね?
絶対にダメでしょ?普通に考えたら。
コーラでお米を炊くようなモンでしょ?絶対に美味しいワケがない。

でも、やってみたらコレがメチャメチャ美味かったってんだから、もうちょっとした発明だよねイチゴ大福!



で、今日のこのイチゴ大福なんですが、たぶん今まで食べてきたイチゴ大福の中で一番かもってくらいに、べらぼうに美味くってさ。
とにかくイチゴがジューシーを通り越して、ジューゴーかジューロクーってな塩梅で。

肉汁をこぼさないようにおちょぼ口で餃子を食べるアノ感覚よろしく、溢れ出る果汁をこぼさないように細心の注意を払って食べたイチゴ大福なんて、アタイは・じ・め・て♡








こんなのどこに売ってんの?と、慌てて友達に聞いたトコロ、長野駅の近くにある誠心堂ってお店とのコト。
イチゴ大福でこれだけ美味しいってこたぁ、他のお菓子も期待せざるをえまいて・・・フフフ(キモイわ!)



  


Posted by miroku at 22:48Comments(10)日記ごはん

2015年02月08日

映画『かぐや姫の物語』

風邪の具合もおかげさまで快方に向かっており、のどの痛みはほとんどなくなった模様。
まだ少し咳が残る程度で、休日の二日間をツブした甲斐があったってもんです。

と、ここで前回のクイズごっこの答え合わせ。

レンタルしてきた6本中の3本はクリア。で、今は4本目の途中までってコトで、正解はでした。
気になる正解者の方は・・・チッ、誰もいねぇのかよ。せっかく唇を数字の「3」のカタチにして待ってたというのにッ!




で、

だ。

そんなクリア済みの3本の中で、「なんでコレ、劇場で観なかったんだろう・・・バカバカバカ!伊賀のカバ丸ッ!」と慙愧の念に駆られた作品があったので、ちょっくら感想記事なんかをば。





『かぐや姫の物語』









【ストーリー】
今は昔、竹取の翁が見つけた光り輝く竹の中からかわいらしい女の子が現れ、翁は媼と共に大切に育てることに。女の子は瞬く間に美しい娘に成長しかぐや姫と名付けられ、うわさを聞き付けた男たちが求婚してくるようになる。彼らに無理難題を突き付け次々と振ったかぐや姫は、やがて月を見ては物思いにふけるようになり...。





原作は、みなさんご存じの「竹取物語」
誰でも知っている内容を、今あらためてアニメーション化した今作は、映画を構成する全ての要素に於いて、圧倒的なクオリティーを誇る作品であり、「感動した」や「泣けた」などという薄っぺらい言葉さえも拒絶する、こういう表現は適当ではないのかもしれないけれど「救いのない哀しい物語」でした。





※※※ 以下、ネタバレ含む。 ※※※





アニメだから、絵が動く。
当たり前のこのコトが、これほど美しく表現された作品も珍しいんじゃないかな。
人物と背景がまるで水彩画のように描かれ、それが極自然に動く。風が吹けば草木がなびき、喜怒哀楽に応じて躍動する身体・・・ただただ画面を眺めているだけでも、得も言われぬ幸福感に満たされます。

線の一本一本に生命が宿り、静と動の、その動きのひとつひとつに意味がある。

その流れや動きがあまりにナチュラルなので、一見何でもないようなコトに感じるけれど、このクオリティーの作画が2時間以上にも渡って続くって、ちょっと考えられないというか、大袈裟に言えば「ちょっとした奇跡」だと思います。
まぁ、「奇跡 = 現場の尋常じゃない作業量」なんだろうけれど。

とにかく、この動く絵を観るだけでも、価値のある作品でした。



そして、物語。

キャッチフレーズにある「姫が犯した、罪と罰」
その解釈については、おそらくはこの作品を観た人の数だけあるんだろうけれど、ボク個人の感想としては「生きていくこと、それ自体が罪」なのかなと。

「え?そんなネガティブな映画なの???」

と早合点したそこのアナタ、もうちょっと我慢して先まで読んでください。この映画は決してネガティブ礼賛なものではないので。



生きることの罪とはいっても、キリスト教的な原罪のそれとは若干ニュアンスが違っていて、ちょっと説明が難しいんだけど。。。
かぐや姫は翁や媼の為に自分の感情を押し殺し、翁は姫の為を思い権力者に寄り添い、他の者達もそれぞれの立場で、それぞれの感情に従って、生きる。
その様々な生き様の歯車が微妙に噛み合わなくなっていき、やがてかぐや姫は月の世界の還らざるをえなくなるという終焉を迎えるんですが、この月の世界というのは、決して楽園ではなく、人間の持つ喜怒哀楽を超越した「悟り」の世界です。

劇中の描写も、雲中供養菩薩が奏でる曲の調べと共に、菩薩(風な人物)が月からやって来るというもので、仏教でいうところの「来迎」のイメージそのままで描かれています。

では、「来迎」とは何か?
人間が死ぬ際に、極楽浄土の彼方から仏様が雲に乗ってお迎えに来るという思想。それが来迎です。
つまり、この作品で描かれる月の世界とは、この世の一切の苦痛から解き放たれた極楽浄土であり、それはつまり人間的感情が許されない「死」の世界というコトです。



月の世界(死)の住人であるかぐや姫が、地球(生)に憧れ、その罪によって地球に転生させられる。
地球で人間として生を受け、大地に根差して生きる感情を喜びのままに謳歌し、四季を愛で、自然を愛しながらもまた、人としての苦悩に疲れ果て、無意識のうちに「月に帰りたい」(=感情の拒絶)と願い、その結果問答無用で月に強制送還されてしまう。。。

つまり、罪とは喜怒哀楽に一喜一憂する人間の姿そのものなんじゃないかと、ボクは思うんです。

人間は仏じゃない。
人として生きたが故に、姫と翁や媼は別れ離れになり、そのラストシーンはボクたちがイメージとして共有している「かぐや姫という昔話」以上に、悲劇的で心を揺さぶられる物語になっていて、近年稀にみるアンハッピーエンドを迎えます。

でも、だからこそ観る価値のある作品なんだと思います。

愚かだけれど、無様だけれど、切なくて哀しくて遣り切れないことばかりだけど、それでも生きていくというコトはそれ自体に意味があって、何物にも代えがたい尊いもの。
かぐや姫としての記憶を失い、月の住人のひとりとなって地球を離れていく姫の姿を見ながら、そんな言葉が心の中にぽっと浮かびました。





以上、長々と駄文を重ねてしまったけれど、ボクの手前勝手な感想でした。



あ、最後にもういっこ。
かぐや姫の侍女として登場するキャラがいるんだけど、全てがシリアスタッチな今作に於いて、唯一といっていいギャグキャラになってまして。
パタリロ激似のそのビジュアルといい存在感といい、ヘビー過ぎるストーリーに於ける一服の清涼剤でした。
ラストシーンでの、意外な大活躍っぷりもカッコ良かったなぁ!


  


Posted by miroku at 22:26Comments(6)日記映画

2015年02月07日

映画とクイズとジョプリンボイス

一昨日くらいから、「あ、コレちょっとヤバいかも」と思いつつ、なんとか騙し騙しできたんだけど、今朝になっていよいよその姿を現しやがったです、風邪のヤロウが。

まぁ、風邪といっても熱はないしダルさもなし。ただ咳が止まらないのと、「こりゃあジャニス・ジョプリンの声マネでものまね王座狙えるかッ?!」ってくらいのハスキーボイスになっちゃった程度なので、身体的なダメージがヘビーじゃないのが救いなんですが。

直ったと思ったらぶり返し、また治ったと思ったらまたぶり返しで、年末からここずっと風邪を引きずってる気がするなぁ。
ちょっと気合入れ直してしっかりしなきゃな・・・



ってコトで、この二日間は大人しく引き篭もって、しっかりみっちり風邪菌を退治する予定。
それに備えて、昨日の夜に大量のDVDもレンタル済み。






「浮草」
「かぐや姫の物語」
「ジャージー・ボーイズ」
「テロ、ライブ」
「ウルフ・オブ・ウォールストリート」
「キング・オブ・ヴァジュラ」


の計6本。


と、ここでクエスチョン。
総ランニング・タイム時間778分(ほぼ13時間!)のこの6本のうち、今日明日でクリアできる作品は何作でしょうか?以下の4つからお答えください。


① 1~2本
② 3~4本
③ 5~6本
④ 「結局1本も見てねぇのかよ?!」の0本



正解者にはもれなく、ボクからの熱いベーゼ♡をプレゼント(←たんなるセクハラじゃねぇかよ!)

ちなみに、「⑤ 全然関係ないAVを観まくった」とか「⑤ AVなんかじゃ物足りず『薔薇族』とか『さぶ』を読みまくった」「⑤ 変態どっかいけバカ!」などといった、回答の名を借りた個人攻撃および誹謗中傷は何卒大歓迎ですのであしからず。



・・・な~んてクイズごっこに興じてる場合じゃなく、早く風邪治さなきゃ。。。

皆さまも、ご自愛くださいませ。

  


Posted by miroku at 10:26Comments(4)日記映画

2015年02月04日

今日の風景

橋にかかる夕焼けがキレイだったので、車を停めて思わずパチリ。








・・・まぁ、モノクロにしちゃっちゃ、夕焼けもへったくれもないんだけども。



  
タグ :写真カメラ


Posted by miroku at 22:22Comments(0)日記写真

2015年02月03日

都市伝説と美味しいパン屋さん発見の巻

今日は3月3日、節分ですね。

皆様方に於かれましては、豆まきや恵方巻きを愉しんだご家庭も多いんじゃないでしょうか?

ボクはといいますと、豆もまかずに恵方も巻かず(?)、『怪談新耳袋 殴り込み!』という実録系心霊DVDを観ながらコレを書いておるワケで、邪鬼を祓うどころか逆に呼び込んでんじゃね?という夜を過ごしております。やっぱ山の牧場は何度観ても禍々しいなぁ・・・



もはや都市伝説となった「山の牧場」
結局ただの廃墟だったんじゃね?的な流れがじんわりと漂っている昨今だけど、初めてこの話を読んだ時に感じた「いいようのない不快感と不気味さ」は今でも忘れられないなぁ。

・・・あ、くれぐれも「山の牧場」で検索かけたり、「怪談新耳袋」の4巻に収録されてるこの怪談を読んじゃダメだかんね♪(誘い水)





で、

だ。

そんな今夜は節分とも怪談とも関係なく、最近食べた美味しいパンのオハナシなんかをば。








長野市にあるオネトテ ブーランジェリー「シュリンプとブロッコリとアボガドのパン」(品名うろ覚え)なり。


運転中に小腹が減っていた時に、ちょうど視界に入ったのがこのお店。
存在自体は以前から知っていたんだけど、入店する機会も切欠もなかった、いわばノーマークのお店。
でも、これが大当たり!

とにかくいっこいっこの具材が大きい!しかもしっかり美味しい!
注意して食べないとボロボロと具材が落ちてしまうくらいのボリューム感が嬉しかったなぁ。
シーザーサラダを連想させるクリーミーなタレ(?)も存在感バッチリで、パンというよりは「美味しいサラダを食べる感覚」でした。


写真は撮らなかったけど、一緒に買ったBLTサンドもこれまた絶品で、また行きたくなる・・・否、間違いなく再訪確実なお店発見でしたとさ。


フランス洋菓子店風な店内もまたオサレ度満点で、アタイが丸の内OLだったら毎日通っちゃうわん♪(どんな例えだ?)


  


Posted by miroku at 23:23Comments(4)日記ごはん

2015年02月02日

試写会当たる!

やった~!
やった~!
ももクロ映画の試写会、当たった~!




と、初っ端から大人げないコト山の如しな書き出しでごめんあそばせ。
2月の17日(火)に長野グランドシネマズにて行われる、ももクロ主演の映画『幕が上がる』の試写会&舞台挨拶のチケット争奪戦に、見事勝利いたしました!

・・・まぁ勝利といっても、首都圏の劇場と違って長野の劇場だから、応募者ほぼ全当なのかもしれないけどネ。








とにかく、だ!
これで公開よりも一足早く、しかもメンバーの舞台挨拶付きで映画が観れるってコトで、週の頭からテンションの上がる嬉しいニュースでしたとさ。





ちなみに。
今回長野に来るのは、ももクロの黄色でお馴染み、「若大将」の異名を持つ玉井さん










芸能界随一のハイキック&スペース・ローリング・ヒップアタックの使い手です(イヤ、マジで)



  


Posted by miroku at 21:56Comments(10)日記映画

2015年02月01日

人の恋路とグリーンカレー

昨日のオハナシ。

午前中に映画を観て、さてお昼ご飯は何にしよう?と、例によってゴローさんごっこに興じていると、長野にしては珍しく路上(といっても物陰だけど)でチューをしているカップルが。

「いやぁ、青春ですなぁ♪」と微笑ましくも見なかったフリをして通り過ぎると、その光景を見ていたらしきオジサン2人組が(明らかに相手に聞こえるカンジで)冷やかしめいた言葉を発して通り過ぎ去っていきました。



ったく、
イイ年こいたオッサンが
何やってんだよ?
バッカじゃねぇの???




「人の恋路を邪魔するヤツは馬に蹴られて死んじまえ」とはいうけれど、ああいう見苦しいオッサンは黒王号(by北斗の拳)に踏み潰されてミンチにでもなっちまえと!

そのオッサン連中、たぶんボクとそう変わらないであろう年齢っぽかったのもあって、こういうオヤジだけには絶対になるまいと固く心に誓った、休日のお昼でしたとさ。



ちなみに、路チューとか全然平気っすオレ(←誰だよ?)
別に路上で裸で抱き合ってるワケじゃなし、ごくごく自然な愛情表現だと思うんだけどなぁ。付き合っている時は普通にしてたし。
そういえば、路チューどころかエレベーターの中でも・・・

って、話が愛情表現からエロ方面に脱線する前に、とっとと本題へ。
そんなラヴシーンを目撃した後でランチに選んだメニューはコレ、









バーンチェリー「グリーンカレー」なり。
「ボクの胃袋は今、何を欲しているんだ?」と我が腹と相談した結果、寒いし辛いモノでも食べて体内から暖まろうって結論に至った次第。

相変わらずココのグリーンカレーは良いね。
タイに行ったコトがないので、本場の味と比べるコトは出来ないけれど、程よい辛さで普通に美味しいし、具だくさんなのも嬉しいポイント。
カレーのエキスをたっぷり吸った茄子が、べらぼうに美味しいんだコレが♪

店内のオンボロ過ぎず小奇麗過ぎずな雰囲気や、付かず離れずなマスターとの距離感もなんだか心地良くて、タイ料理が食べたい時は最近はほぼココになっちゃってる感あり。某ア〇イ食堂もいいんだけど、いっつも混んでるからなぁあそこ。





さぁてっと、本題はこれで片付いたし、エレベーターの中で一体何があったのかを、エロトーク過多で語り尽くすぞ~♡

・・・な~んてね(なんでかフラメンコでお馴染みの堺すすむ師匠風に)



  


Posted by miroku at 23:41Comments(2)日記ごはん