2017年07月31日
むくげの花でコチュジャン三昧
昨日、ここで「ヤベェ、喉は痛いし身体はダルいし風邪の初期症状だわコレ・・・」と書いたんですが、おかげさまをもちまして初期症状から初期の文字が取れまして。ど直球の風邪っ引きと相成りました。
「あれ?これってもしかしてボクは一回死んで、天竜源一郎として転生したの?」
というくらいに声が全く出なくなってしまって。
喉の痛みと発熱による節々の鈍痛、、、完全に夏風邪ですな、トホホ。。。
幸い、薬を飲んで一日中安静にしていたら夕方にはかなり良くなって、こんな駄文をしたためるまでに回復いたしました。
今年の夏の暑さを舐めてたワケじゃないけれど、暑さによるダメージは確実に肉体を浸食していくので、皆さんも夏風邪にはくれぐれもご注意くださいませ。
で、
だ。
そんな病状報告とは全く関係なく、毎度お馴染みの食べ物バナシ。
先週だったかな?夏の暑さを吹き飛ばすべく、辛さの国韓国のこんなグルメを食べましたというオハナシ。


韓国家庭料理むくげの花の、牛すじと大根のコチュジャン煮ランチなり。
むくげの花さんの前回記事は「主にオモニの味(駄洒落)」←こちらから。
ボクの中では権堂でお昼を食べる時の第一優先候補なお店としてすっかり定着したこのお店なんですが、この日のランチは週替わりのお楽しみ定食。店主さんの気分や旬の食材を扱ったランチが提供される特別メニューとなっておりまして。

狙って伺ったワケじゃなく、お店の前を通ったらこの立て看板が目に入り「なぬ?こんなメニュー食べたコトないぞ!」と問答無用で入店した次第。
なんでもコチュジャンはお母さんの自家製とのコト。
メイド・イン・オモニなコチュジャンの芳醇でまろやかな風味と甘みがたっぷり染み込んだ大根がとにかく絶品で、噛んだ瞬間にじゅわぁと口の中に溢れる旨味のエキスに大袈裟じゃなく大感動。
味つけがしっかりしているので、この大根だけで十分ごはんがイケてしまうという、おかずとしての足腰の強さ(?)にも唸りました。
牛すじもまた最高!
数時間かけて煮込まれたお肉は、トロトロ&ホロホロ。
口に入れた瞬間に蕩けて旨味のエキスに変化する部分と、固形のままでお肉の食感を楽しめる部分とが共存していて、なんともゴージャスな食べ応えでした。
セルフのキムチ&ナムル&サラダ&スープ軍団も相変わらずの素敵っぷりで、
「いいかげんにしろ!一体どれだけご飯をおかわりさせれば気が済むんだッ?!」
と、美味しさ余って憎さ百倍な美味しさ(どんな美味しさの表現だよ?)
最後は残った煮込みのスープにご飯を入れて、牛すじクッパで〆。
本当にこのお店の満足度ったら半端が無いなぁ。
残念なのは、このランチがあくまで特別メニューだというコト。
今度はいつ登場するのか、、、また食べたい、、、ってか、今食べたいッ!

ちなみにこちらは別の日に食べたランチ、水曜限定の豚バラスタミナ丼。
こちらも自家製コチュジャンが使われているんですが、ごはんの量に対して明らかに盛り過ぎなお肉のボリューム(しかもメッチャ美味い!)と、たっぷり野菜が身体に嬉しい美味しい丼ぶりでした。
・・・って、おっかしいなぁ。
これだけ肉食って栄養つけてるというのに、なんで風邪ひくかな?
「あれ?これってもしかしてボクは一回死んで、天竜源一郎として転生したの?」
というくらいに声が全く出なくなってしまって。
喉の痛みと発熱による節々の鈍痛、、、完全に夏風邪ですな、トホホ。。。
幸い、薬を飲んで一日中安静にしていたら夕方にはかなり良くなって、こんな駄文をしたためるまでに回復いたしました。
今年の夏の暑さを舐めてたワケじゃないけれど、暑さによるダメージは確実に肉体を浸食していくので、皆さんも夏風邪にはくれぐれもご注意くださいませ。
で、
だ。
そんな病状報告とは全く関係なく、毎度お馴染みの食べ物バナシ。
先週だったかな?夏の暑さを吹き飛ばすべく、辛さの国韓国のこんなグルメを食べましたというオハナシ。


韓国家庭料理むくげの花の、牛すじと大根のコチュジャン煮ランチなり。
むくげの花さんの前回記事は「主にオモニの味(駄洒落)」←こちらから。
ボクの中では権堂でお昼を食べる時の第一優先候補なお店としてすっかり定着したこのお店なんですが、この日のランチは週替わりのお楽しみ定食。店主さんの気分や旬の食材を扱ったランチが提供される特別メニューとなっておりまして。

狙って伺ったワケじゃなく、お店の前を通ったらこの立て看板が目に入り「なぬ?こんなメニュー食べたコトないぞ!」と問答無用で入店した次第。
なんでもコチュジャンはお母さんの自家製とのコト。
メイド・イン・オモニなコチュジャンの芳醇でまろやかな風味と甘みがたっぷり染み込んだ大根がとにかく絶品で、噛んだ瞬間にじゅわぁと口の中に溢れる旨味のエキスに大袈裟じゃなく大感動。
味つけがしっかりしているので、この大根だけで十分ごはんがイケてしまうという、おかずとしての足腰の強さ(?)にも唸りました。
牛すじもまた最高!
数時間かけて煮込まれたお肉は、トロトロ&ホロホロ。
口に入れた瞬間に蕩けて旨味のエキスに変化する部分と、固形のままでお肉の食感を楽しめる部分とが共存していて、なんともゴージャスな食べ応えでした。
セルフのキムチ&ナムル&サラダ&スープ軍団も相変わらずの素敵っぷりで、
「いいかげんにしろ!一体どれだけご飯をおかわりさせれば気が済むんだッ?!」
と、美味しさ余って憎さ百倍な美味しさ(どんな美味しさの表現だよ?)
最後は残った煮込みのスープにご飯を入れて、牛すじクッパで〆。
本当にこのお店の満足度ったら半端が無いなぁ。
残念なのは、このランチがあくまで特別メニューだというコト。
今度はいつ登場するのか、、、また食べたい、、、ってか、今食べたいッ!
ちなみにこちらは別の日に食べたランチ、水曜限定の豚バラスタミナ丼。
こちらも自家製コチュジャンが使われているんですが、ごはんの量に対して明らかに盛り過ぎなお肉のボリューム(しかもメッチャ美味い!)と、たっぷり野菜が身体に嬉しい美味しい丼ぶりでした。
・・・って、おっかしいなぁ。
これだけ肉食って栄養つけてるというのに、なんで風邪ひくかな?
2017年07月30日
風邪とホラーとすずさんと
朝、目覚めた瞬間から「・・・あ、喉が痛い」という自覚症状&身体の節々のダルさとも鈍痛ともつかない嫌な違和感。
う~む、こりゃあ風邪の初期症状だな。
うん、初期症状。まだまだ全然初期の初期。
寅さんでいえば『男はつらいよ フーテンの寅』、007でいえば『ロシアより愛をこめて』、『水曜どうでしょう』でいえば闘痔の旅とかそんなあたり。
だってボク知ってんだもん、本格的な風邪なんてこんなもんじゃ済まないってコトはさ!
と、「ヤベェ、本格的に風邪ひいちまったわい」という現実から少しでも逃避すべくそんな自己暗示をかけながら、今日は一日まったりと本などを読みながら大人しくしておりました。せっかくの休日だというのに・・・。
でもまぁ、最近ちょっと寝不足気味だったし、疲労も若干溜まってきているなと実感もあったので、これはこれでよい骨休めになったかなと思ったりラジバンダリ。
で、
だ。
そんなボーンホリディ(骨休め)をどんな本を読んで過ごしていたのかと申しますと、先日買ったばかりのこんな本を2冊ほど。

それと、

なり。
映画『この世界の片隅に』については、口が酸っぱくなって歯が全部レモンになるくらいにこのブログで書きまくっているんだけれど、この本は映画評論でも作品ガイドでもなく、この作品が好きで好きでたまらない各界の著名人が各々の好きっぷりを嬉々として寄稿しているというその名の通りファンブック。ファンのファンによるファンの為の一冊なんです
で、その寄稿者の面子がちょっと只事じゃないくらいに超豪華!
高橋留美子や東出昌大、それに小池一夫とその豪華っぷりを挙げれば枚挙に暇はないけれど、中でも漫画界のレジェンドちばてつや御大が寄せた文章とイラストが、とてつもなく素晴らしくて。
その内容はあえて伏せておくけれど、氏のまごころと作品への愛がひしひしと伝わってきて、、、ちょっとでも油断すると涙腺のダムが決壊しそうな温かさでした。
驚いたのは、あの山本直樹も寄稿していたコト。
氏の描くすずさんの、その濃厚に薫るエロさたるや…。
真面目な考察あり、楽しい感想あり、萌え絵あり。
こうやっていろいろな人の様々な愛情表現を目にすると、あらためてこの作品の持つ多面性だったり懐の深さに気付かされる思い。
というワケで、この本の読了直後にamazonビデオで映画本編を鑑賞。
で、案の定号泣。
ったく、ボクは一体何度この映画に泣かされれば気が済むんだろうね?(知らねぇよ)
「21世紀ホラームービー年代記」の方はといいますと、ゼロ年代以降のホラー映画界の潮流を、作品や監督論を交えて語っていて、こちらも読み応えバッチリ!
表紙を飾る恐怖の心霊人形アナベルちゃん(by死霊館シリーズ)も可愛おすなぁ♪
大好きな『死霊館』シリーズがイイ感じで褒められていたり、映画評論家真魚八重子さんの怖い宇宙人映画評論が相変わらずの絶品っぷりだったり、見逃していた傑作ホラーを知ることが出来たりと、ホラー好きには至れり尽くせりな一冊でした。
夏真っ盛りだし、そろそろ心底怖いホラーが観たくなってきたゾ!
というワケで、これから公開の個人的に注目しているホラーをいくつか。
「世界のクロサワ」、黒沢清監督の『散歩する侵略者』
韓国発のゾンビパンデミック『釜山行き』(邦題はクソ・・・もといウンチなので敢えて原題で)
魔女映画の新たなマスターピース(らしい)『ウィッチ』
まだ日本語版の予告編はないけれど、本国アメリカでは大ヒットを記録した人種差別がベースになっているサスペンスホラー『ゲット・アウト』。
以上、本当はもっとホラーについて熱く語りたかったんだけどこっちの身体の方が熱くなってきたのでこれにてドロン!な徒然雑記でしたとさ。
ふぅ、、、
まだ初期症状、初期症状、、、うん、そうに決まってる、、、
う~む、こりゃあ風邪の初期症状だな。
うん、初期症状。まだまだ全然初期の初期。
寅さんでいえば『男はつらいよ フーテンの寅』、007でいえば『ロシアより愛をこめて』、『水曜どうでしょう』でいえば闘痔の旅とかそんなあたり。
だってボク知ってんだもん、本格的な風邪なんてこんなもんじゃ済まないってコトはさ!
と、「ヤベェ、本格的に風邪ひいちまったわい」という現実から少しでも逃避すべくそんな自己暗示をかけながら、今日は一日まったりと本などを読みながら大人しくしておりました。せっかくの休日だというのに・・・。
でもまぁ、最近ちょっと寝不足気味だったし、疲労も若干溜まってきているなと実感もあったので、これはこれでよい骨休めになったかなと思ったりラジバンダリ。
で、
だ。
そんなボーンホリディ(骨休め)をどんな本を読んで過ごしていたのかと申しますと、先日買ったばかりのこんな本を2冊ほど。
「この世界の片隅に 公式ファンブック」
それと、
「21世紀ホラームービー年代記」
なり。
映画『この世界の片隅に』については、口が酸っぱくなって歯が全部レモンになるくらいにこのブログで書きまくっているんだけれど、この本は映画評論でも作品ガイドでもなく、この作品が好きで好きでたまらない各界の著名人が各々の好きっぷりを嬉々として寄稿しているというその名の通りファンブック。ファンのファンによるファンの為の一冊なんです
で、その寄稿者の面子がちょっと只事じゃないくらいに超豪華!
高橋留美子や東出昌大、それに小池一夫とその豪華っぷりを挙げれば枚挙に暇はないけれど、中でも漫画界のレジェンドちばてつや御大が寄せた文章とイラストが、とてつもなく素晴らしくて。
その内容はあえて伏せておくけれど、氏のまごころと作品への愛がひしひしと伝わってきて、、、ちょっとでも油断すると涙腺のダムが決壊しそうな温かさでした。
驚いたのは、あの山本直樹も寄稿していたコト。
氏の描くすずさんの、その濃厚に薫るエロさたるや…。
真面目な考察あり、楽しい感想あり、萌え絵あり。
こうやっていろいろな人の様々な愛情表現を目にすると、あらためてこの作品の持つ多面性だったり懐の深さに気付かされる思い。
というワケで、この本の読了直後にamazonビデオで映画本編を鑑賞。
で、案の定号泣。
ったく、ボクは一体何度この映画に泣かされれば気が済むんだろうね?(知らねぇよ)
「21世紀ホラームービー年代記」の方はといいますと、ゼロ年代以降のホラー映画界の潮流を、作品や監督論を交えて語っていて、こちらも読み応えバッチリ!
表紙を飾る恐怖の心霊人形アナベルちゃん(by死霊館シリーズ)も可愛おすなぁ♪
大好きな『死霊館』シリーズがイイ感じで褒められていたり、映画評論家真魚八重子さんの怖い宇宙人映画評論が相変わらずの絶品っぷりだったり、見逃していた傑作ホラーを知ることが出来たりと、ホラー好きには至れり尽くせりな一冊でした。
夏真っ盛りだし、そろそろ心底怖いホラーが観たくなってきたゾ!
というワケで、これから公開の個人的に注目しているホラーをいくつか。
「世界のクロサワ」、黒沢清監督の『散歩する侵略者』
韓国発のゾンビパンデミック『釜山行き』(邦題はクソ・・・もといウンチなので敢えて原題で)
魔女映画の新たなマスターピース(らしい)『ウィッチ』
まだ日本語版の予告編はないけれど、本国アメリカでは大ヒットを記録した人種差別がベースになっているサスペンスホラー『ゲット・アウト』。
以上、本当はもっとホラーについて熱く語りたかったんだけどこっちの身体の方が熱くなってきたのでこれにてドロン!な徒然雑記でしたとさ。
ふぅ、、、
まだ初期症状、初期症状、、、うん、そうに決まってる、、、
2017年07月25日
道ならぬ恋と魅惑の丼ぶり
某月某日。
この日は前々日に見た『孤独のグルメ』で五郎さんが食べていた長崎ちゃんぽんに触発されて、「さて、長野で長崎ちゃんぽんといえば・・・」と脳内食べログ(?)で検索した結果、このブログでも紹介したことのあるキッチンひまわりさんへ。
しばらくぶりの訪問だったんですが、あれ?ちょっとメニューが変わったのかな?大人気だったコッペパンも今はやっていないようだし・・・
まぁ、でも長崎ちゃんぽんや皿うどんは健在なので無問題。問題はちゃんぽんと皿うどんのどちらを食べるかだ。ここはひとつ五郎さんよろしく両方いっちゃうか♪
などとひとりで勝手に盛り上がっていたトコロ、メニュー表の一番下にまったく予期していなかったメニューが。
ジンギスカン丼
な、な、なんですと?
ジンギスカンで、丼ですと???
ジンギスカンって豚や牛に比べて食べる機会はそんなに多くはないけれど、食べれば絶対に美味しいのは知っているし、何より肉の存在を全く期待していなかったトコロに突如飛び込んできたジンギスカンに心はすっかり惑わされ、「じゃあ、ジンギスカン丼をお願いします」と割と即決でオーダー。
心に決めたちゃんぽんや皿うどんというものがありながら、ふいに出逢ってしまったジンギスカンを選んでしまった。
・・・きっと、浮気や不倫の罠に堕ちる時の心境ってこんな感じなんだろうなぁ、、、って、どんな食レポだよッ?!
で、
だ。
そんな魅惑のジンギスカン丼がこちら。


なんか想像していたジンギスカン丼とはちょっと異なるビジュアル。
もっとこう、カツ丼が入っているような丼ぶりを思い描いていたんですが、たっぷり野菜が目にも優しいカジュアル系。
で、これがかなり美味しかった!
ご覧のとおり、お肉がてんこ盛り盛り森喜朗状態(どんな状態だよ?)
ラム肉独特のクセはかなり抑えられているんだけれど、風味や旨味はしっかり感じられるので「ボクは今、美味しいジンギスカンを腹いっぱい食べている!」という満足度120%。
ご飯の量に遠慮しないでお肉をもりもり食べることが出来る幸福よ・・・
ジンギスカンのタレが染み込んだご飯もまた旨し。このご飯で白米が食べれるくらいにタレ染み込みライスの存在感が凄かった!
最初は意外だったたっぷり野菜も、食べ進めていくうちに良い仕事っぷりを発揮。
ラム肉のコクやタレの後味を程好いタイミングで中和してくれるので、最後までお肉の味はしっかり美味しいまま完食するコトができました。
ちゃんぽんや皿うどんには申し訳ないけど、このジンギスカン丼は本当に美味しかった!
この丼目当てでまた来ちゃいそうな予感、、、ってか、たぶんまたきっと来ちゃう。
きっと、家庭をそっちのけで不倫相手に夢中になってしまう気持ちってこんな心境なんだろうなぁ、、、って、いいかげんにしろ!
この日は前々日に見た『孤独のグルメ』で五郎さんが食べていた長崎ちゃんぽんに触発されて、「さて、長野で長崎ちゃんぽんといえば・・・」と脳内食べログ(?)で検索した結果、このブログでも紹介したことのあるキッチンひまわりさんへ。
しばらくぶりの訪問だったんですが、あれ?ちょっとメニューが変わったのかな?大人気だったコッペパンも今はやっていないようだし・・・
まぁ、でも長崎ちゃんぽんや皿うどんは健在なので無問題。問題はちゃんぽんと皿うどんのどちらを食べるかだ。ここはひとつ五郎さんよろしく両方いっちゃうか♪
などとひとりで勝手に盛り上がっていたトコロ、メニュー表の一番下にまったく予期していなかったメニューが。
ジンギスカン丼
な、な、なんですと?
ジンギスカンで、丼ですと???
ジンギスカンって豚や牛に比べて食べる機会はそんなに多くはないけれど、食べれば絶対に美味しいのは知っているし、何より肉の存在を全く期待していなかったトコロに突如飛び込んできたジンギスカンに心はすっかり惑わされ、「じゃあ、ジンギスカン丼をお願いします」と割と即決でオーダー。
心に決めたちゃんぽんや皿うどんというものがありながら、ふいに出逢ってしまったジンギスカンを選んでしまった。
・・・きっと、浮気や不倫の罠に堕ちる時の心境ってこんな感じなんだろうなぁ、、、って、どんな食レポだよッ?!
で、
だ。
そんな魅惑のジンギスカン丼がこちら。


肉、ドーン!
ドーン・オブ・ザ・デッド!!!
ドーン・オブ・ザ・デッド!!!
なんか想像していたジンギスカン丼とはちょっと異なるビジュアル。
もっとこう、カツ丼が入っているような丼ぶりを思い描いていたんですが、たっぷり野菜が目にも優しいカジュアル系。
で、これがかなり美味しかった!
ご覧のとおり、お肉がてんこ盛り盛り森喜朗状態(どんな状態だよ?)
ラム肉独特のクセはかなり抑えられているんだけれど、風味や旨味はしっかり感じられるので「ボクは今、美味しいジンギスカンを腹いっぱい食べている!」という満足度120%。
ご飯の量に遠慮しないでお肉をもりもり食べることが出来る幸福よ・・・
ジンギスカンのタレが染み込んだご飯もまた旨し。このご飯で白米が食べれるくらいにタレ染み込みライスの存在感が凄かった!
最初は意外だったたっぷり野菜も、食べ進めていくうちに良い仕事っぷりを発揮。
ラム肉のコクやタレの後味を程好いタイミングで中和してくれるので、最後までお肉の味はしっかり美味しいまま完食するコトができました。
ちゃんぽんや皿うどんには申し訳ないけど、このジンギスカン丼は本当に美味しかった!
この丼目当てでまた来ちゃいそうな予感、、、ってか、たぶんまたきっと来ちゃう。
きっと、家庭をそっちのけで不倫相手に夢中になってしまう気持ちってこんな心境なんだろうなぁ、、、って、いいかげんにしろ!
2017年07月23日
ホットケーキでラランスタイム
今日は休日。
どうしても読みたい本があったので、車を飛ばして長野市図書館へ。
お目当ての本が貸出可なのはネットで事前にチェック済み。あとはもう借りるだけ。
いざ、図書館内へ!
・・・あれ?おかしいな、本が見つからないんだけど、、、
図書員さんに聞いてみようか?でもその前にもう一度調べてみるかと館内の検索サービスで再度確認してみたトコロ、貸出可なのは間違いなかったんですが、可能は可能でも本の在庫はここじゃなくて南部図書館だったという事実が判明。
己がボケボケっぷりに殺意すら湧く、そんな日曜日の昼下がりでしたとさ、ぎゃふん!
で、
だ。
今から南部図書館に行くのもちょっと面倒臭いし、それに日曜だから道路だって混んでいるよなあ。
でも、せっかくここまで来たんだし、これから手ブラ・・・もとい手ぶらで帰るのもなんだか癪に障るので、ちょっくらあそこへ行ってみるか!
というワケで、ここまで書いたら勘の良い方ならお分かりの通り、図書館近くのあの場所へ。

地下の隠れ家、ラランスルールでホットケーキなラランスタイムでござい。
ラランスさん自体は一ヶ月ぶりくらいだけど、ホットケーキはかなりお久しぶり。
久しぶりなのもあって、今日はまず何もつけないプレーンの状態でまずはひとくち。

はぁ(詠嘆)、やっぱり美味ぇなコンチクショウ♪
焼きたてでアツアツ&フカフカな生地は、噛めば噛むほど上品な甘さが口の中にだんだんと広がっていき、「あれ?何度も食べているけどこんなに美味しかったっけ?」とその美味しさを再認識。
いつもはすぐにシロップやバターをつけて食べてしまうから、このシンプルな味わいは何気に新鮮な驚きでした。
プレーンの美味しさを堪能したあとは、もう自由自在にお好みのまま。
溶けたバターに絡めてパクリ、メイプルシロップを注いでパクリ、サワークリームを乗せてパクリと、心ゆくまでのパクリっぷりを満喫。
ホットケーキのお供といえば、いつもは白桃アールグレイのアイスを注文するんですが、今日のメニューにはあまり見慣れない「トロピカルティー」なる文字が。
どうやらパインやココナツのフレーバーティーとのコト。夏にはぴったりじゃんか!と本日はこちらをオーダー。で、これが大正解!
パインの爽やかな香りがなんとも心地良くて、ちょっとでも油断すると2~3口で飲み干してしまうくらいの大・大・大お気に入りな味わい。
こりゃあ次回から白桃にするかコレにするかで、相当迷うだろうなぁ(という嬉しい懊悩)
ラランスさんといえば、料理と同じくらいにその居心地の良さが魅力。
ホットケーキとトロピカルティーをキレイに平らげた後はおもむろにバッグから本を取り出して、恒例の「こんなシャレオツなカフェでそんな本を読むんじゃねぇよ!」のコーナーです、、、って、嫌がらせかッ?!

世の中の奇妙な事件や出来事を追及する怪奇秘宝の第3号と、追加注文のカフェオレなり。
ラランスさんのカフェオレって、そういえば初めてかも?
ミルクのまろやかさが優しい美味しさのカフェオレを頂きながら読むのは、「長岡京ワラビ採り殺人事件」だったり「都井睦雄の生家が昨年取り壊されたという記事(ってか昨年まで存在していたのが驚き!)」だったり「山に関する禁忌なお話の数々」だったり・・・
え、え~っと、大事なコトなのでもう一度書くけれど、
こんなシャレオツなカフェでそんな本を読むんじゃねぇよ!
ここ最近、ちょいとばかり心身共にハードな環境が続いていたので、今日のラランスタイムは本当に良い骨休めになりました。
これで明日からも頑張れる・・・かな?(そこはハッキリ頑張るって言え!)
どうしても読みたい本があったので、車を飛ばして長野市図書館へ。
お目当ての本が貸出可なのはネットで事前にチェック済み。あとはもう借りるだけ。
いざ、図書館内へ!
・・・あれ?おかしいな、本が見つからないんだけど、、、
図書員さんに聞いてみようか?でもその前にもう一度調べてみるかと館内の検索サービスで再度確認してみたトコロ、貸出可なのは間違いなかったんですが、可能は可能でも本の在庫はここじゃなくて南部図書館だったという事実が判明。
己がボケボケっぷりに殺意すら湧く、そんな日曜日の昼下がりでしたとさ、ぎゃふん!
で、
だ。
今から南部図書館に行くのもちょっと面倒臭いし、それに日曜だから道路だって混んでいるよなあ。
でも、せっかくここまで来たんだし、これから手ブラ・・・もとい手ぶらで帰るのもなんだか癪に障るので、ちょっくらあそこへ行ってみるか!
というワケで、ここまで書いたら勘の良い方ならお分かりの通り、図書館近くのあの場所へ。

地下の隠れ家、ラランスルールでホットケーキなラランスタイムでござい。
ラランスさん自体は一ヶ月ぶりくらいだけど、ホットケーキはかなりお久しぶり。
久しぶりなのもあって、今日はまず何もつけないプレーンの状態でまずはひとくち。

はぁ(詠嘆)、やっぱり美味ぇなコンチクショウ♪
焼きたてでアツアツ&フカフカな生地は、噛めば噛むほど上品な甘さが口の中にだんだんと広がっていき、「あれ?何度も食べているけどこんなに美味しかったっけ?」とその美味しさを再認識。
いつもはすぐにシロップやバターをつけて食べてしまうから、このシンプルな味わいは何気に新鮮な驚きでした。
プレーンの美味しさを堪能したあとは、もう自由自在にお好みのまま。
溶けたバターに絡めてパクリ、メイプルシロップを注いでパクリ、サワークリームを乗せてパクリと、心ゆくまでのパクリっぷりを満喫。
ホットケーキのお供といえば、いつもは白桃アールグレイのアイスを注文するんですが、今日のメニューにはあまり見慣れない「トロピカルティー」なる文字が。
どうやらパインやココナツのフレーバーティーとのコト。夏にはぴったりじゃんか!と本日はこちらをオーダー。で、これが大正解!
パインの爽やかな香りがなんとも心地良くて、ちょっとでも油断すると2~3口で飲み干してしまうくらいの大・大・大お気に入りな味わい。
こりゃあ次回から白桃にするかコレにするかで、相当迷うだろうなぁ(という嬉しい懊悩)
ラランスさんといえば、料理と同じくらいにその居心地の良さが魅力。
ホットケーキとトロピカルティーをキレイに平らげた後はおもむろにバッグから本を取り出して、恒例の「こんなシャレオツなカフェでそんな本を読むんじゃねぇよ!」のコーナーです、、、って、嫌がらせかッ?!

世の中の奇妙な事件や出来事を追及する怪奇秘宝の第3号と、追加注文のカフェオレなり。
ラランスさんのカフェオレって、そういえば初めてかも?
ミルクのまろやかさが優しい美味しさのカフェオレを頂きながら読むのは、「長岡京ワラビ採り殺人事件」だったり「都井睦雄の生家が昨年取り壊されたという記事(ってか昨年まで存在していたのが驚き!)」だったり「山に関する禁忌なお話の数々」だったり・・・
え、え~っと、大事なコトなのでもう一度書くけれど、
こんなシャレオツなカフェでそんな本を読むんじゃねぇよ!
ここ最近、ちょいとばかり心身共にハードな環境が続いていたので、今日のラランスタイムは本当に良い骨休めになりました。
これで明日からも頑張れる・・・かな?(そこはハッキリ頑張るって言え!)
2017年07月23日
映画落穂拾い
またぞろ観た映画が溜まってきたので、印象深かったいくつかを落穂拾いにて。
『おじいちゃんはデブゴン』

最近は武術指導やそのいぶし銀の存在感で印象的な悪役(というか主人公に立ちはだかる壁的存在)での活躍が目立っていた我らがサモ・ハン兄貴の最新作は、監督・主演・武術指導の三役を兼ねた、いわばサモ・ハンのサモ・ハンによるサモ・ハンの為の映画。
一撃の重さがズシリと伝わるサモ・ハン流アクションがとにかく素晴らしい!
ジェット・リーに代表されるような手数の多さで勝負する華麗な演武系アクションも大好きだけど、巨躯から繰り出される圧倒的な肉体の破壊力で魅せるアクションのカッコ良さにシビレっぱなしでした。
音楽の使い方や映像的な遊びなどなど現代的にアップデートされたセンスを感じる部分も多いんだけど、その根底に流れるのはボクらが夢中だった80年代香港映画のテイストが濃厚だったのも、かなり嬉しくて。
面白チックなタイトルとは裏腹に、なかなかシビアでシリアスなストーリーも香港的だし、時折挟まれる「・・・え、え~っと、それ笑ってもいいの?」的な不謹慎系ギャグもあの頃の香港の香りたっぷり。
そして何より友情出演(なのかな?)のメンツがメチャメチャ豪華!
アンディー・ラウは言うに及ばず、カール・マッカやディーン・セキ、ケント・チェンといった懐かしき面々、何よりあのユン・ピョウの姿も!
で、そんな豪華過ぎる面子や役者陣の中で一番のイケメンだったのが、あのツイ・ハーク(香港のスピルバーグ)だったという、、、ね(苦笑)
昭和の終わりに吹き荒れたあのジャッキー映画ブームの洗礼を受け、それ以後もリー・リンチェンの古装片(時代劇アクション)を片っ端から観まくり、現在進行形でドニー・イェンの大活躍から目が離せない、そんな功夫っ子にとってはまるで夢の贈り物のような映画でした。
ただ・・・
これは映画とは全く関係ないんだけど、上映されたのが千●劇場のスクリーン3だったというのがちょっと・・・
長野で上映してくれるだけでもう感謝の気持ちしかないし、最近の千石さんのラインアップを見れば足を向けて寝ることなんて絶対にできやしないんだけど、あのスクリーンは、、、うん、、、小さ過ぎて、、、(涙)

これはもう、なんていうのかな、なんなら上に張った予告編だって本当は見て欲しくないんです(だったら貼るなや!)
一切の予備知識なしで観てもらって、大いに驚いてもらいたいとしか言いようのないくらいに、とにかく脚本が素晴らしいサスペンスのド傑作でした。
実はサスペンス映画って、得意じゃないんです。
もちろん嫌いではないし、大好きなサスペンス映画もたくさんあるんだけれど、どうしてもサスペンス映画って「犯人が分かればクリアなクイズゲーム的側面」ってあるでしょ?あの感覚がちょっと苦手で。
でも、この映画は違います。
ラスト5分で明かされる真相を知っても「よし、このゲームはクリアしたゾ。よって終了~」とならないのは、脚本の見事さとそれを支えるベテラン俳優陣の卓越した演技力、そして後味として残る大いなる哀しみ・・・
「亡くなった両親の遺言で、サスペンス映画だけは観るなって言われていて・・・」な人にはオススメしませんが、そうじゃない限りは是非とも見ていただきたいと猛烈プッシュしておきます。こんなド傑作を300円ちょっとで一週間もレンタルできるんだから、観ない手はないですぜダンナ!(誰だよ?)
ってか、300円あげるから観て!(懇願)

あの(どの?)トッド・ソロンズの最新作です。
公開当時、長野じゃきっとやらないんだろうなぁ・・・と諦めていて、実際どこの映画館でもやらなかったんだけど(これがなんともトッド・ソロンズ的ではある)、そんな今作がやっとこさレンタル開始されたので、イの一番で借りてみた次第。
トッド・ソロンズといえば、身もふたもない人生の現実やダメな人たちの姿を「悪意6割、皮肉が4割」というストーリーで構築し笑うに笑えないブラックすぎるユーモアでパッケージングした映画しか撮ってこなかった鬼才でして、一部の好事家(ボク含む)から絶大な支持を得ているカルトな映画作家です。
この映画もまた、、、なんというか、、、記事にしておいてこんなコトを書くのはアレなんだけど、
「観ちゃダメです、犬好きの方は特に!」
な作品でした(苦笑)
でも、これが堪らなく愛おしくて。
ボクがこの監督が大好きな理由のひとつに、「作品から溢れる圧倒的な優しさ」があります。
この場合の優しさというのは、決して一般的に用いられるような類のモノじゃなく、上手く言語化できないから伝わるかどうかもかなり不安なんですが「孤独にそっと寄り添ってくれる」ような優しさみたいな感情、、、うん、なんかそんな感じ(アバウトだなおい)。
ダメな人々の孤独な人生を描いてはいるけれど、それは決して上から目線で笑い飛ばすようなモノではなく、痛みを伴うくらいの近距離と肌触りで物語を語るので、「・・・あ、これはボクの物語だ」と思える瞬間が何度もあって、、、
ま、まぁ、ボクもどちらかといえば・・・否、確実にダメな方に分類される人間だからさ(ひきつった笑いを浮かべながら)
それに、この邦題も秀逸だよね。
ただの「子犬物語」だけだったら「なんなんだこの映画はッ?!けしからんッ!」と苦情が殺到するだろうけれど、頭に「トッド・ソロンズの」と付けば、
「あ~、トッド・ソロンズなのね、だったらしょうがないか」
ってなるもんね、、、と、そんな監督(どんな監督だよ?)

よ~し、この映画の楽しさとポン・ジュノ監督の凄さを滔々と語るぞぉ~!
というテンションだったんですが、落穂拾いでちゃちゃっと語るのはちょっともったいない様な気もするので、後日改めて長々&ダラダラ感たっぷりな記事にしようっと。
というコトで、今夜はポン・ジュノ監督という名前だけ憶えて帰ってください。
ここ、テストに出っから。
以上、映画落ち葉拾いでしたとさ。
さて、明日はお休みだし、これから借りてきた『お嬢さん』でも観ようかな?
良い子のみんなは観ちゃダメだぞ♪(良い子はこんなブログ見てねぇって)
『おじいちゃんはデブゴン』
最近は武術指導やそのいぶし銀の存在感で印象的な悪役(というか主人公に立ちはだかる壁的存在)での活躍が目立っていた我らがサモ・ハン兄貴の最新作は、監督・主演・武術指導の三役を兼ねた、いわばサモ・ハンのサモ・ハンによるサモ・ハンの為の映画。
一撃の重さがズシリと伝わるサモ・ハン流アクションがとにかく素晴らしい!
ジェット・リーに代表されるような手数の多さで勝負する華麗な演武系アクションも大好きだけど、巨躯から繰り出される圧倒的な肉体の破壊力で魅せるアクションのカッコ良さにシビレっぱなしでした。
音楽の使い方や映像的な遊びなどなど現代的にアップデートされたセンスを感じる部分も多いんだけど、その根底に流れるのはボクらが夢中だった80年代香港映画のテイストが濃厚だったのも、かなり嬉しくて。
面白チックなタイトルとは裏腹に、なかなかシビアでシリアスなストーリーも香港的だし、時折挟まれる「・・・え、え~っと、それ笑ってもいいの?」的な不謹慎系ギャグもあの頃の香港の香りたっぷり。
そして何より友情出演(なのかな?)のメンツがメチャメチャ豪華!
アンディー・ラウは言うに及ばず、カール・マッカやディーン・セキ、ケント・チェンといった懐かしき面々、何よりあのユン・ピョウの姿も!
で、そんな豪華過ぎる面子や役者陣の中で一番のイケメンだったのが、あのツイ・ハーク(香港のスピルバーグ)だったという、、、ね(苦笑)
昭和の終わりに吹き荒れたあのジャッキー映画ブームの洗礼を受け、それ以後もリー・リンチェンの古装片(時代劇アクション)を片っ端から観まくり、現在進行形でドニー・イェンの大活躍から目が離せない、そんな功夫っ子にとってはまるで夢の贈り物のような映画でした。
ただ・・・
これは映画とは全く関係ないんだけど、上映されたのが千●劇場のスクリーン3だったというのがちょっと・・・
長野で上映してくれるだけでもう感謝の気持ちしかないし、最近の千石さんのラインアップを見れば足を向けて寝ることなんて絶対にできやしないんだけど、あのスクリーンは、、、うん、、、小さ過ぎて、、、(涙)
『手紙は覚えている』

これはもう、なんていうのかな、なんなら上に張った予告編だって本当は見て欲しくないんです(だったら貼るなや!)
一切の予備知識なしで観てもらって、大いに驚いてもらいたいとしか言いようのないくらいに、とにかく脚本が素晴らしいサスペンスのド傑作でした。
実はサスペンス映画って、得意じゃないんです。
もちろん嫌いではないし、大好きなサスペンス映画もたくさんあるんだけれど、どうしてもサスペンス映画って「犯人が分かればクリアなクイズゲーム的側面」ってあるでしょ?あの感覚がちょっと苦手で。
でも、この映画は違います。
ラスト5分で明かされる真相を知っても「よし、このゲームはクリアしたゾ。よって終了~」とならないのは、脚本の見事さとそれを支えるベテラン俳優陣の卓越した演技力、そして後味として残る大いなる哀しみ・・・
「亡くなった両親の遺言で、サスペンス映画だけは観るなって言われていて・・・」な人にはオススメしませんが、そうじゃない限りは是非とも見ていただきたいと猛烈プッシュしておきます。こんなド傑作を300円ちょっとで一週間もレンタルできるんだから、観ない手はないですぜダンナ!(誰だよ?)
ってか、300円あげるから観て!(懇願)
『トッド・ソロンズの子犬物語』

あの(どの?)トッド・ソロンズの最新作です。
公開当時、長野じゃきっとやらないんだろうなぁ・・・と諦めていて、実際どこの映画館でもやらなかったんだけど(これがなんともトッド・ソロンズ的ではある)、そんな今作がやっとこさレンタル開始されたので、イの一番で借りてみた次第。
トッド・ソロンズといえば、身もふたもない人生の現実やダメな人たちの姿を「悪意6割、皮肉が4割」というストーリーで構築し笑うに笑えないブラックすぎるユーモアでパッケージングした映画しか撮ってこなかった鬼才でして、一部の好事家(ボク含む)から絶大な支持を得ているカルトな映画作家です。
この映画もまた、、、なんというか、、、記事にしておいてこんなコトを書くのはアレなんだけど、
「観ちゃダメです、犬好きの方は特に!」
な作品でした(苦笑)
でも、これが堪らなく愛おしくて。
ボクがこの監督が大好きな理由のひとつに、「作品から溢れる圧倒的な優しさ」があります。
この場合の優しさというのは、決して一般的に用いられるような類のモノじゃなく、上手く言語化できないから伝わるかどうかもかなり不安なんですが「孤独にそっと寄り添ってくれる」ような優しさみたいな感情、、、うん、なんかそんな感じ(アバウトだなおい)。
ダメな人々の孤独な人生を描いてはいるけれど、それは決して上から目線で笑い飛ばすようなモノではなく、痛みを伴うくらいの近距離と肌触りで物語を語るので、「・・・あ、これはボクの物語だ」と思える瞬間が何度もあって、、、
ま、まぁ、ボクもどちらかといえば・・・否、確実にダメな方に分類される人間だからさ(ひきつった笑いを浮かべながら)
それに、この邦題も秀逸だよね。
ただの「子犬物語」だけだったら「なんなんだこの映画はッ?!けしからんッ!」と苦情が殺到するだろうけれど、頭に「トッド・ソロンズの」と付けば、
「あ~、トッド・ソロンズなのね、だったらしょうがないか」
ってなるもんね、、、と、そんな監督(どんな監督だよ?)
『オクジャ / okja』

よ~し、この映画の楽しさとポン・ジュノ監督の凄さを滔々と語るぞぉ~!
というテンションだったんですが、落穂拾いでちゃちゃっと語るのはちょっともったいない様な気もするので、後日改めて長々&ダラダラ感たっぷりな記事にしようっと。
というコトで、今夜はポン・ジュノ監督という名前だけ憶えて帰ってください。
ここ、テストに出っから。
以上、映画落ち葉拾いでしたとさ。
さて、明日はお休みだし、これから借りてきた『お嬢さん』でも観ようかな?
良い子のみんなは観ちゃダメだぞ♪(良い子はこんなブログ見てねぇって)
2017年07月19日
スターとお米と新感覚緑茶
今、ボクが大注目しているテレビ番組がありまして。
普段はそんなにテレビを見る方じゃないんですが、この番組だけは特別。
HDに毎日録画しているので、うっかり見忘れちゃったなんてコトももちろんございません。一切の死角ナシで臨んでおります!
しかして、その番組とは・・・
「クイズ!脳ベルSHOW」
・・・
・・・
・・・え、え~っと、「そんな番組知らねぇよ!」という声が妄想電波を通じでボクの脳内にビンビン伝わってきているんですが、そんな毒電波はこの際スルーさせていただきます。
この番組、タイトルの通りクイズ番組です。
BSフジで月~金の夜10時から放送されておりまして。
月・火のチャンピオンと水・木のチャンピオンが金曜日に対決してその週のチャンピオンを決するという、これだけ書くと硬派なクイズ番組っぽいんですがさにあらす。
ハッキリ言って、クイズ番組としてはかなりユルめ。そのユルさっぷりは、昨今のリアル志向なクイズブームへのアンチテーゼともとれるほど。
では、一体この番組の何がそんなにボクを魅了して止まないのかと申しますと・・・
回答者が昭和のスター
なんです!
それも、銀幕の大スターではなく、テレビでちょこちょこ見たコトあるレベルの中スター(失礼な!)
この数週間のゲストをざっと挙げると、西郷輝彦につのだ☆ひろ、原田大二郎や村野武範、それにダンプ松本や大川栄策などなど。アカレンジャーでお馴染みの誠直也もいたっけ。
どう?かなり強烈な昭和臭でしょ♪
そんな昭和の中スターたち(だから失礼だってば!)が、脳トレチックなクイズの数々に四苦八苦する様と、そこで垣間見える素の姿がなんとも楽しくて。
ボクみたいな頭の中が1980年代で止まっているような人間(ダメ人間・・・)からすると、「あ、こんな人が出てる!え?こんな人も?!」と毎回驚きのゲストが見逃せなくて、気がついたらこの番組を見なきゃ一日が終れない身体にすっかり調教されてしまいましたとさ。
あ、書き忘れてたけど、クイズの優勝賞品もこの番組はスゴイよ!
頭脳戦を制した勝者に贈られる、その栄誉なるご褒美とは・・・
お米5キロ
・・・ね?ちょっとどうかしてるでしょ。
中年(&老人)がのんき且つ面白楽しくクイズに興じるその姿は、まるでリハビリ、、、もとい、何故か癒し効果抜群。
就寝前のリラックスタイムには養命酒以上にピッタリだと思うので、気になった方はご覧になってみてくださいな。毎日やってから♪
で、
だ。
若い人には一切通じない昭和人間の駄話はこれくらいにしておいてっと。
最近見つけたこんなドリンクが美味しかったので、ちらっと記事にしてみようかなと。

TEAs'TEAのグリーンティーモヒートなり。
緑茶でモヒート?ちょっと味の想像がつかないでしょ?でも、これが旨い!
カクテルのモヒートのレシピにもなっているミントジュレップ(ミントと柑橘で作るシロップ)と緑茶のコラボドリンクなんですが、ミントの爽快感が暑さにヤラれた身体に気持ちが良くって。
シロップ効果で甘さを感じる緑茶の味わいも、すぅっと染み入る優しい美味しさ。
ただ、このドリンクを飲むにあたってひとつ注意しなければいけないコトがあって。
それは・・・
出来るだけ冷して飲まないとダメ絶対!
というコト。
ちょっとでも時間を置いてヌルくなってしまうと、ミントのクセが口の中で悪目立ちするし、甘みもどんよりと重たくなってしまって緑茶とのバランスがズタボロに。後味も最悪・・・
なので、ボクは冷凍庫で凍る寸前までキンキンに冷してから飲んでおります。
できれば器も冷して、ロックアイスも加えると尚良し。
まぁ、ペットボトルのドリンクにそこまで手をかけて飲む必要があるのか?って気もするんだけども。。。
とにかく、だ!
新感覚の味わいだし、何より「ボクが美味しいと思ったドリンクは店頭からすぐに姿を消してしまう」の法則もあるので、新しモノ好きな方は早々にチャレンジしてみてはいかが?タコが!大王イカも?!?!(なんじゃそりゃ?)
普段はそんなにテレビを見る方じゃないんですが、この番組だけは特別。
HDに毎日録画しているので、うっかり見忘れちゃったなんてコトももちろんございません。一切の死角ナシで臨んでおります!
しかして、その番組とは・・・
「クイズ!脳ベルSHOW」
・・・
・・・
・・・え、え~っと、「そんな番組知らねぇよ!」という声が妄想電波を通じでボクの脳内にビンビン伝わってきているんですが、そんな毒電波はこの際スルーさせていただきます。
この番組、タイトルの通りクイズ番組です。
BSフジで月~金の夜10時から放送されておりまして。
月・火のチャンピオンと水・木のチャンピオンが金曜日に対決してその週のチャンピオンを決するという、これだけ書くと硬派なクイズ番組っぽいんですがさにあらす。
ハッキリ言って、クイズ番組としてはかなりユルめ。そのユルさっぷりは、昨今のリアル志向なクイズブームへのアンチテーゼともとれるほど。
では、一体この番組の何がそんなにボクを魅了して止まないのかと申しますと・・・
回答者が昭和のスター
なんです!
それも、銀幕の大スターではなく、テレビでちょこちょこ見たコトあるレベルの中スター(失礼な!)
この数週間のゲストをざっと挙げると、西郷輝彦につのだ☆ひろ、原田大二郎や村野武範、それにダンプ松本や大川栄策などなど。アカレンジャーでお馴染みの誠直也もいたっけ。
どう?かなり強烈な昭和臭でしょ♪
そんな昭和の中スターたち(だから失礼だってば!)が、脳トレチックなクイズの数々に四苦八苦する様と、そこで垣間見える素の姿がなんとも楽しくて。
ボクみたいな頭の中が1980年代で止まっているような人間(ダメ人間・・・)からすると、「あ、こんな人が出てる!え?こんな人も?!」と毎回驚きのゲストが見逃せなくて、気がついたらこの番組を見なきゃ一日が終れない身体にすっかり調教されてしまいましたとさ。
あ、書き忘れてたけど、クイズの優勝賞品もこの番組はスゴイよ!
頭脳戦を制した勝者に贈られる、その栄誉なるご褒美とは・・・
お米5キロ
・・・ね?ちょっとどうかしてるでしょ。
中年(&老人)がのんき且つ面白楽しくクイズに興じるその姿は、まるでリハビリ、、、もとい、何故か癒し効果抜群。
就寝前のリラックスタイムには養命酒以上にピッタリだと思うので、気になった方はご覧になってみてくださいな。毎日やってから♪
で、
だ。
若い人には一切通じない昭和人間の駄話はこれくらいにしておいてっと。
最近見つけたこんなドリンクが美味しかったので、ちらっと記事にしてみようかなと。

TEAs'TEAのグリーンティーモヒートなり。
緑茶でモヒート?ちょっと味の想像がつかないでしょ?でも、これが旨い!
カクテルのモヒートのレシピにもなっているミントジュレップ(ミントと柑橘で作るシロップ)と緑茶のコラボドリンクなんですが、ミントの爽快感が暑さにヤラれた身体に気持ちが良くって。
シロップ効果で甘さを感じる緑茶の味わいも、すぅっと染み入る優しい美味しさ。
ただ、このドリンクを飲むにあたってひとつ注意しなければいけないコトがあって。
それは・・・
出来るだけ冷して飲まないとダメ絶対!
というコト。
ちょっとでも時間を置いてヌルくなってしまうと、ミントのクセが口の中で悪目立ちするし、甘みもどんよりと重たくなってしまって緑茶とのバランスがズタボロに。後味も最悪・・・
なので、ボクは冷凍庫で凍る寸前までキンキンに冷してから飲んでおります。
できれば器も冷して、ロックアイスも加えると尚良し。
まぁ、ペットボトルのドリンクにそこまで手をかけて飲む必要があるのか?って気もするんだけども。。。
とにかく、だ!
新感覚の味わいだし、何より「ボクが美味しいと思ったドリンクは店頭からすぐに姿を消してしまう」の法則もあるので、新しモノ好きな方は早々にチャレンジしてみてはいかが?タコが!大王イカも?!?!(なんじゃそりゃ?)
2017年07月18日
メロン丸ごとごっつぁんです!
夏の風物詩といえば、皆さんは何を思い浮かべるでしょうか?
風鈴の音?虫の声?入道雲?それとも店頭に目立ち始める「冷やし中華はじめました」のPOP?
はたまた深夜に網戸から侵入してくる、お隣の新婚さん夫婦が奏でる艶っぽい音色?(バカヤロウ)
人によって風物詩は様々。夏のカタチは人それぞれです。
では、ボクにとっての夏の風物詩とは?
それは・・・
夜更さんちのメロンバスケット記事
だったりします。
ナガブロガーの夜更さんは、長年ボクのブログに遊びにきてくれている変わり者、、、もとい大変殊勝な方なんですが、毎年この時期になると二葉堂で期間限定で発売されるとあるメロンのケーキがアップされるんです。
その美味しそうなコトといったら♪
で、記事がアップされるのがだいたい期間限定の最終日だったりするので、
「なんでもっと早く教えてくれないのさッ?!」
と、ボクが八つ当たりをかますトコロまでのワンセットで、「嗚呼、夏がきたなぁ」と実感するというね、、、って、どんな夏の感じ方だよ?
今年もメロンケーキの記事がアップされていて、案の定限定期間の最終日。
あぁ、今年も悔しがって終わるのか、、、とほぞを噛みつつも、もしかしたら売れ残りがまだ店頭に置いてあるかも?という一縷の希望を胸に期間終了直後の今日、お店に覗ってみると、、、
あった!
あったあった!
残ってましたよ!!!

二葉堂の涼菓まつり限定、メロンバスケットなり。
ボクの悪い癖で、元の画像をいろいろいぢくっているうちに、写真から美味しさが失われちゃっているのはゴメンあそばせ。
メロンを半玉使ったこの贅沢なケーキ、はじめて夜更さんのブログでお見かけしてからもう何年経つんだろう?
3年?4年?とにかく、長年恋い焦がれ続けたケーキにようやっと巡り合うことができました。
まずは上部を追おう果肉の蓋からやっつけていきます。
噛むほどに溢れるメロンのジューシーな果汁と、果肉の爽やかな食感が素晴らしい!
個人的にはもうちょっと熟れている方が好みではあるんだけど、これくらいのフレッシュ感があった方が夏を感じさせて好印象。

果肉のドームの中には、カスタード生クリームとスポンジケーキばみっちみちに詰まっております。
で、これがたまらん。
香料とかエキスではなく、生のメロンの果汁と風味をたっぷりと吸収したクリームとスポンジがもう最高!
今まで食べたコトのあるようで、よく考えたら未体験の感覚とでも申しましょうか。
メロンのフレッシュな美味しさをまるごとそのままケーキに輪廻転生させたような、、、そんな表現が一番しっくりとくる美味しさでした。
ビジュアル、美味しさ共に申し分なし。
メロンを丸ごと味わい尽くす、なんとも豪華で楽しいケーキでございましたとさ。
うん、こりゃあ長年待った甲斐があったってもんです。
・・・
・・・
・・・でも、ちょっと待てよ。
なんで夜更さんはこんな美味しいケーキを、期間中ではなくわざわざ最終日近辺にアップしていたんだろう?
も、も、もしかして、、、
悔しがるボクを弄んで楽しんでいた
ってコトなのか?!?!
だとしたら、、、
夜更さん、アンタ団鬼六先生以上にドS調教の達人だよ!(頬を赤らめながら)
って、夜更さんをシモネタに巻き込むんじゃないって・・・
風鈴の音?虫の声?入道雲?それとも店頭に目立ち始める「冷やし中華はじめました」のPOP?
はたまた深夜に網戸から侵入してくる、お隣の新婚さん夫婦が奏でる艶っぽい音色?(バカヤロウ)
人によって風物詩は様々。夏のカタチは人それぞれです。
では、ボクにとっての夏の風物詩とは?
それは・・・
夜更さんちのメロンバスケット記事
だったりします。
ナガブロガーの夜更さんは、長年ボクのブログに遊びにきてくれている変わり者、、、もとい大変殊勝な方なんですが、毎年この時期になると二葉堂で期間限定で発売されるとあるメロンのケーキがアップされるんです。
その美味しそうなコトといったら♪
で、記事がアップされるのがだいたい期間限定の最終日だったりするので、
「なんでもっと早く教えてくれないのさッ?!」
と、ボクが八つ当たりをかますトコロまでのワンセットで、「嗚呼、夏がきたなぁ」と実感するというね、、、って、どんな夏の感じ方だよ?
今年もメロンケーキの記事がアップされていて、案の定限定期間の最終日。
あぁ、今年も悔しがって終わるのか、、、とほぞを噛みつつも、もしかしたら売れ残りがまだ店頭に置いてあるかも?という一縷の希望を胸に期間終了直後の今日、お店に覗ってみると、、、
あった!
あったあった!
残ってましたよ!!!

二葉堂の涼菓まつり限定、メロンバスケットなり。
ボクの悪い癖で、元の画像をいろいろいぢくっているうちに、写真から美味しさが失われちゃっているのはゴメンあそばせ。
メロンを半玉使ったこの贅沢なケーキ、はじめて夜更さんのブログでお見かけしてからもう何年経つんだろう?
3年?4年?とにかく、長年恋い焦がれ続けたケーキにようやっと巡り合うことができました。
まずは上部を追おう果肉の蓋からやっつけていきます。
噛むほどに溢れるメロンのジューシーな果汁と、果肉の爽やかな食感が素晴らしい!
個人的にはもうちょっと熟れている方が好みではあるんだけど、これくらいのフレッシュ感があった方が夏を感じさせて好印象。
果肉のドームの中には、カスタード生クリームとスポンジケーキばみっちみちに詰まっております。
で、これがたまらん。
香料とかエキスではなく、生のメロンの果汁と風味をたっぷりと吸収したクリームとスポンジがもう最高!
今まで食べたコトのあるようで、よく考えたら未体験の感覚とでも申しましょうか。
メロンのフレッシュな美味しさをまるごとそのままケーキに輪廻転生させたような、、、そんな表現が一番しっくりとくる美味しさでした。
ビジュアル、美味しさ共に申し分なし。
メロンを丸ごと味わい尽くす、なんとも豪華で楽しいケーキでございましたとさ。
うん、こりゃあ長年待った甲斐があったってもんです。
・・・
・・・
・・・でも、ちょっと待てよ。
なんで夜更さんはこんな美味しいケーキを、期間中ではなくわざわざ最終日近辺にアップしていたんだろう?
も、も、もしかして、、、
悔しがるボクを弄んで楽しんでいた
ってコトなのか?!?!
だとしたら、、、
夜更さん、アンタ団鬼六先生以上にドS調教の達人だよ!(頬を赤らめながら)
って、夜更さんをシモネタに巻き込むんじゃないって・・・
2017年07月18日
冷やし中華、(食べ)はじめました!
某月某日。
いろんなブロガーさんが冷やし中華の記事をアップし始め、「そっか、そういやもうそんな季節だもんなあ」と、ブログを通じて夏の訪れを知る今日この頃。
「いや、普通はもっと早く気付くでしょ?」
と、己がボンクラっぷりにひとりツッコミを決めつつ、さて、今年の冷やし中華デビューはどこで飾ろうかと思い悩んだトコロ、あるコトに気付きました。
それは、、、
「そういやここ数年、麺華以外で冷やし系は食べてなかったかも?」
という驚愕の事実。
権堂にあった、今は亡き四川の名店麺華さん。
あそこの冷やし坦々麺が大好き過ぎて、他のお店の冷やし中華は全然食べてなかったような気がする。。。
・・・あ、でもまぁ、たぶんブログの過去記事を調べれば、きっときりんさんあたりで食べているだろうとは思うんだけど、いちいち調べるのも面倒くさいし、文章の流れ的にもこのまま「食べてなかった」で通した方が確実に楽チンなので、この際深いコトは考えないでおこうっと。
で、
だ。
そんな麺華さんも今はなし。
黒酢と胡麻が美味しさのハーモニーを奏でていたあの冷やし担々をどんなに食べたいと望んでみても、叶うはずがなく。
あぁ、どうしよう・・・
私立探偵でも雇って麺華のマスターの居場所を突き止めるか・・・
と、まるでフラれた元カノへの想いが断ち切れないストーカーの如き思考回路に陥りそうになったボクの脳裏に、あの人の言葉がよぎりました。
過ぎた事・・・
選ばんかった道・・・
みな、覚めた夢とかわりやせんな
映画『この世界の片隅に』で周作さんが伴侶のすずさんに語ったこの台詞。
うん、そうだよな。もうないお店の、もう食べることの出来ない味をどんなに求めたって、それは醒めた夢でしかない。蜃気楼を追いかけてこの手で掴もうとするようなものだと、はたと気がつきました。
ありがとう、周作さん!
・・・って、さっきからボクは一体何を書いているんだろう?普通に「冷やし中華を食べに行きました」と書けばたったの一行で済むハナシなのに。。。
というワケで、遠くに行くのも面倒くさいので、先日も記事にした近所で見つけた美味しい中華屋さんに冷やし中華を食べに行きました。

中華料理蘭蘭さんの、冷やし中華(胡麻)なり。
映画『激動の昭和史 沖縄決戦』で高橋悦史演じる隊長が、沖縄の海を埋め尽くす圧倒的な米軍の艦隊を様子を、
船が七分に、海が三分!
船が七分に海が三分だ!
わかったか!!!
と表現していたけれど、この冷やし中華を高橋悦史風に表すならば、
野菜が七分に、肉が三分!
野菜が七分に肉が三分だ!
わかったか!!!
つまり、
麺がちっとも見えやしないってコト!
麺を覆い隠しているのは、錦糸卵とたっぷり野菜、そして豚と鶏の2種のチャーシュー。甘く煮た椎茸やエビなんかも入っていたっけ。
冷やし中華というよりも、ここまでくるともうサラダ麺。この爽やかなヘルシーさが暑い夏にはピッタリですな。
タレは胡麻の風味が際立つ濃厚さなんだけど、酸味が上手に効いているので、後味はあくまで爽やか。野菜や具材が多いから、これくらいの濃度が最終的には調度良い塩梅になる完成度の高さも素晴らしかったなあ。
麺の食感も気持ちの良いつるつるしこしこっぷりで、かなりボリューミーな一杯なれどあっという間に完食してしまいましたとさ。
前回の五目焼きそば(前回記事はこちらをクリック)の時も思ったけれど、この店はやっぱり良い!
派手な演出や過剰な味付けでアピールするんじゃなく、正攻法でしっかり美味しい。
冷やし中華でお腹いっぱいにも関わらず、「もっと他のメニューが食べたい!」と思ったもの。
最高なカタチで冷やしデビューを飾るコトが出来た、今年の夏。
こりゃあきっと、いいコトあるぞ!(美味しいものを食べただけで幸せになれる単純脳・・・)
ちなみに、ボクをストーカー寸前にまで追い詰めた、今は亡き麺華の冷やし担々はこちら。

胡麻と黒酢とラー油が織り成す、爽やかで刺激的な冷やし担々でした。
嗚呼、やっぱり探偵を雇って、、、ってバカッ!
以上、
駄文が九分に、食レポが一分!
駄文が九分に食レポが一分だ!
わかったか!!!
な、ボンクラ食レポでしたとさ、ぎゃふん!
いろんなブロガーさんが冷やし中華の記事をアップし始め、「そっか、そういやもうそんな季節だもんなあ」と、ブログを通じて夏の訪れを知る今日この頃。
「いや、普通はもっと早く気付くでしょ?」
と、己がボンクラっぷりにひとりツッコミを決めつつ、さて、今年の冷やし中華デビューはどこで飾ろうかと思い悩んだトコロ、あるコトに気付きました。
それは、、、
「そういやここ数年、麺華以外で冷やし系は食べてなかったかも?」
という驚愕の事実。
権堂にあった、今は亡き四川の名店麺華さん。
あそこの冷やし坦々麺が大好き過ぎて、他のお店の冷やし中華は全然食べてなかったような気がする。。。
・・・あ、でもまぁ、たぶんブログの過去記事を調べれば、きっときりんさんあたりで食べているだろうとは思うんだけど、いちいち調べるのも面倒くさいし、文章の流れ的にもこのまま「食べてなかった」で通した方が確実に楽チンなので、この際深いコトは考えないでおこうっと。
で、
だ。
そんな麺華さんも今はなし。
黒酢と胡麻が美味しさのハーモニーを奏でていたあの冷やし担々をどんなに食べたいと望んでみても、叶うはずがなく。
あぁ、どうしよう・・・
私立探偵でも雇って麺華のマスターの居場所を突き止めるか・・・
と、まるでフラれた元カノへの想いが断ち切れないストーカーの如き思考回路に陥りそうになったボクの脳裏に、あの人の言葉がよぎりました。
過ぎた事・・・
選ばんかった道・・・
みな、覚めた夢とかわりやせんな
映画『この世界の片隅に』で周作さんが伴侶のすずさんに語ったこの台詞。
うん、そうだよな。もうないお店の、もう食べることの出来ない味をどんなに求めたって、それは醒めた夢でしかない。蜃気楼を追いかけてこの手で掴もうとするようなものだと、はたと気がつきました。
ありがとう、周作さん!
・・・って、さっきからボクは一体何を書いているんだろう?普通に「冷やし中華を食べに行きました」と書けばたったの一行で済むハナシなのに。。。
というワケで、遠くに行くのも面倒くさいので、先日も記事にした近所で見つけた美味しい中華屋さんに冷やし中華を食べに行きました。
中華料理蘭蘭さんの、冷やし中華(胡麻)なり。
映画『激動の昭和史 沖縄決戦』で高橋悦史演じる隊長が、沖縄の海を埋め尽くす圧倒的な米軍の艦隊を様子を、
船が七分に、海が三分!
船が七分に海が三分だ!
わかったか!!!
と表現していたけれど、この冷やし中華を高橋悦史風に表すならば、
野菜が七分に、肉が三分!
野菜が七分に肉が三分だ!
わかったか!!!
つまり、
麺がちっとも見えやしないってコト!
麺を覆い隠しているのは、錦糸卵とたっぷり野菜、そして豚と鶏の2種のチャーシュー。甘く煮た椎茸やエビなんかも入っていたっけ。
冷やし中華というよりも、ここまでくるともうサラダ麺。この爽やかなヘルシーさが暑い夏にはピッタリですな。
タレは胡麻の風味が際立つ濃厚さなんだけど、酸味が上手に効いているので、後味はあくまで爽やか。野菜や具材が多いから、これくらいの濃度が最終的には調度良い塩梅になる完成度の高さも素晴らしかったなあ。
麺の食感も気持ちの良いつるつるしこしこっぷりで、かなりボリューミーな一杯なれどあっという間に完食してしまいましたとさ。
前回の五目焼きそば(前回記事はこちらをクリック)の時も思ったけれど、この店はやっぱり良い!
派手な演出や過剰な味付けでアピールするんじゃなく、正攻法でしっかり美味しい。
冷やし中華でお腹いっぱいにも関わらず、「もっと他のメニューが食べたい!」と思ったもの。
最高なカタチで冷やしデビューを飾るコトが出来た、今年の夏。
こりゃあきっと、いいコトあるぞ!(美味しいものを食べただけで幸せになれる単純脳・・・)
ちなみに、ボクをストーカー寸前にまで追い詰めた、今は亡き麺華の冷やし担々はこちら。

胡麻と黒酢とラー油が織り成す、爽やかで刺激的な冷やし担々でした。
嗚呼、やっぱり探偵を雇って、、、ってバカッ!
以上、
駄文が九分に、食レポが一分!
駄文が九分に食レポが一分だ!
わかったか!!!
な、ボンクラ食レポでしたとさ、ぎゃふん!
2017年07月17日
R.I.P...
今朝から少し体調が優れず、今日は撮り溜めたドラマやら映画をやっつけながら一日大人しく寝ていようかなと『孤独のグルメ』の最終回を再生しかけたところに飛び込んできた、ジョージ・A・ロメロ監督死去のニュース。
・・・え?
と驚きを隠せないどころか、その「驚く」という感情に到達するよりも早く、立て続けに今度は名優マーティン・ランドーの訃報が。
言わずと知れた大傑作『ゾンビ』のロメロ監督、『エド・ウッド』で往年の怪奇俳優ベラ・ルゴシを演じてアカデミーの助演を獲ったランドーと、ボクの映画鑑賞人生(そんな大したものじゃないけど)に大き過ぎる影響を与えた人たちの相次ぐ訃報に、途方に暮れた休日の朝でした。
先日だって何かの雑誌でロメロ監督が新作の準備をしているなんて記事を読んだし、ランドーに関しては『手紙は覚えている』でその健在っぷりに大感動したばかりだというのに。
それにしたって、今年は大好きな人たちの訃報が多過ぎるよ。。。


・・・え?
と驚きを隠せないどころか、その「驚く」という感情に到達するよりも早く、立て続けに今度は名優マーティン・ランドーの訃報が。
言わずと知れた大傑作『ゾンビ』のロメロ監督、『エド・ウッド』で往年の怪奇俳優ベラ・ルゴシを演じてアカデミーの助演を獲ったランドーと、ボクの映画鑑賞人生(そんな大したものじゃないけど)に大き過ぎる影響を与えた人たちの相次ぐ訃報に、途方に暮れた休日の朝でした。
先日だって何かの雑誌でロメロ監督が新作の準備をしているなんて記事を読んだし、ランドーに関しては『手紙は覚えている』でその健在っぷりに大感動したばかりだというのに。
それにしたって、今年は大好きな人たちの訃報が多過ぎるよ。。。

ロメロ監督とゾンビの群れ。
世界の映画史を大きく変えた偉大な革新者。
世界の映画史を大きく変えた偉大な革新者。

『エド・ウッド』より、マーティン・ランドーと若き日のジョニー・デップ。
ああダメだ、この2ショットだけで泣けてくる。。。
ああダメだ、この2ショットだけで泣けてくる。。。
2017年07月16日
タイ仏まみれな休日
へへへ~
実は超ステキなアイテムをゲットいたしまして。
今夜はちょっと自慢バナシなんぞを。
あ、でも大丈夫かな?こんな羨望の眼差し必至な羨ましアイテムを堂々と見せびらかしちゃっても。
オレにもよこせ!アタイにもちょうだい!なんて大合唱が聞こえてきそうだけど・・・でも、見せびらかさずにはいられないッ!(というスネ夫症候群)

なりッ!!!
・・・って、あれ?おかしいな。
よこせよこせの大合唱がボクの耳には全く聞こえてこないんだけど・・・
明日、耳鼻科に行かなきゃダメかな?(←違う病院に行け!)
というワケで、誰一人として1ミリ足りとも興味がないかと思われますが、そんな声には一切耳を貸さずにお久しぶりの仏像バナシ。
見仏コンビ(みうらじゅんといとうせいこう)による見仏旅シリーズの第25・26巻(旧シリーズを含めると39巻目!)となる今回は、なんと海外。タイはバンコクとアユタヤの仏像を見仏しまくっております。
日本の仏像とは180度異なる、現在進行形で信仰の息吹がまばゆく煌めくタイの仏像群が本当に素晴らしくて。
若い頃はどうしたって侘び寂び感が醸し出す、ある意味「分かりやすい魅力」に惹かれて日本の仏像ばかり見ていたけれど、加齢、、、もとい経験を重ねるにつれ豪華絢爛なタイ仏やオリエンタルムード溢れるインドや中東の仏像の良さにはっとする瞬間が多くなってきて。このブルーレイではそんなタイの仏像たちを心ゆくまで満喫できます。
有名なワット・ポーの巨大涅槃物やタイ最大の青銅仏シーサカヤムニーのド迫力に圧倒され、地獄の概念をテーマパーク化(?)したワット・パイロンウアのまるでパノラマ島(by江戸川乱歩)の如き奇々怪々な世界観に酔い痴れ、戦争で破壊し尽くされたワット・チャイワッタナラームの痛々しい仏像たちの姿に仏教が歩んできた歴史に想いを馳せる・・・家に居ながらにして極上の仏像体験でした。
で、
だ。
このシリーズの売りともいえる、仏像以外の重要ポイントがもうひとつ。
それは、見仏コンビのイチャイチャっぷり♡
オジサン、、、というか最早老人の域に片足を突っ込んだ二人の男(失礼な)!が、タイのグルメやスイーツに仲良く舌鼓を打ったり、お土産屋でくっだらないグッズを見つけてはお互いにキャッキャ言い合ったり、タイ式マッサージで癒されたりと、こうやって文章にすると「どんなマニアックな老け専DVDだよ?」という感じになってしまうんですが、このお二方のなんとも緩やかな雰囲気が良いんだよなぁ。
ボクもこんな仏友(仏像趣味の合う友人)を見つけようと頑張ってみたコトもあるんだけど、、、やっぱり無理でした(溜息)

初回限定特典の象をモチーフにしたキーホルダー。
なんでもタイの人気ブランドとのコラボグッズだそうで。
どう?仏像に興味が無くても、これはちょっとカワイイっしょ?
以上、「この記事へのコメント数はゼロに3000点、三択の女王竹下景子さんにも3000点」な自己満足記事でしたとさ。倍率ドン!さらに倍!(ネタがいいかげん古過ぎるって・・・)
・・・いつかは行きたいなぁ、タイ。行きタイ。
実は超ステキなアイテムをゲットいたしまして。
今夜はちょっと自慢バナシなんぞを。
あ、でも大丈夫かな?こんな羨望の眼差し必至な羨ましアイテムを堂々と見せびらかしちゃっても。
オレにもよこせ!アタイにもちょうだい!なんて大合唱が聞こえてきそうだけど・・・でも、見せびらかさずにはいられないッ!(というスネ夫症候群)

ドーン! ドーン! ドーン!!!
新TV見仏記
日タイ修好130周年記念スペシャル
初回生産限定Blu-ray Box
日タイ修好130周年記念スペシャル
初回生産限定Blu-ray Box
なりッ!!!
・・・って、あれ?おかしいな。
よこせよこせの大合唱がボクの耳には全く聞こえてこないんだけど・・・
明日、耳鼻科に行かなきゃダメかな?(←違う病院に行け!)
というワケで、誰一人として1ミリ足りとも興味がないかと思われますが、そんな声には一切耳を貸さずにお久しぶりの仏像バナシ。
見仏コンビ(みうらじゅんといとうせいこう)による見仏旅シリーズの第25・26巻(旧シリーズを含めると39巻目!)となる今回は、なんと海外。タイはバンコクとアユタヤの仏像を見仏しまくっております。
日本の仏像とは180度異なる、現在進行形で信仰の息吹がまばゆく煌めくタイの仏像群が本当に素晴らしくて。
若い頃はどうしたって侘び寂び感が醸し出す、ある意味「分かりやすい魅力」に惹かれて日本の仏像ばかり見ていたけれど、加齢、、、もとい経験を重ねるにつれ豪華絢爛なタイ仏やオリエンタルムード溢れるインドや中東の仏像の良さにはっとする瞬間が多くなってきて。このブルーレイではそんなタイの仏像たちを心ゆくまで満喫できます。
有名なワット・ポーの巨大涅槃物やタイ最大の青銅仏シーサカヤムニーのド迫力に圧倒され、地獄の概念をテーマパーク化(?)したワット・パイロンウアのまるでパノラマ島(by江戸川乱歩)の如き奇々怪々な世界観に酔い痴れ、戦争で破壊し尽くされたワット・チャイワッタナラームの痛々しい仏像たちの姿に仏教が歩んできた歴史に想いを馳せる・・・家に居ながらにして極上の仏像体験でした。
で、
だ。
このシリーズの売りともいえる、仏像以外の重要ポイントがもうひとつ。
それは、見仏コンビのイチャイチャっぷり♡
オジサン、、、というか最早老人の域に片足を突っ込んだ二人の男(失礼な)!が、タイのグルメやスイーツに仲良く舌鼓を打ったり、お土産屋でくっだらないグッズを見つけてはお互いにキャッキャ言い合ったり、タイ式マッサージで癒されたりと、こうやって文章にすると「どんなマニアックな老け専DVDだよ?」という感じになってしまうんですが、このお二方のなんとも緩やかな雰囲気が良いんだよなぁ。
ボクもこんな仏友(仏像趣味の合う友人)を見つけようと頑張ってみたコトもあるんだけど、、、やっぱり無理でした(溜息)

初回限定特典の象をモチーフにしたキーホルダー。
なんでもタイの人気ブランドとのコラボグッズだそうで。
どう?仏像に興味が無くても、これはちょっとカワイイっしょ?
以上、「この記事へのコメント数はゼロに3000点、三択の女王竹下景子さんにも3000点」な自己満足記事でしたとさ。倍率ドン!さらに倍!(ネタがいいかげん古過ぎるって・・・)
・・・いつかは行きたいなぁ、タイ。行きタイ。
2017年07月13日
D・URANUSでソーセージカレー
某月某日。
このブログでも何度か記事にしているカレー&カフェのD・URANUSさんに新メニューが登場したとの風の噂(ネット情報)を耳にしたので、カレー好きとしては行かねばなるまいてと、一目散に駆け込んでみた。

フランク永井もびっくりなほどのジャンボフランク(誰が分かるんだよそんな比喩!)が2本も乗っけ盛りされた、ソーセージカレーなり。

・・・と、ハナシがグルメ紹介記事から「写真でひとこと」的なエロトークに流れる前にちゃっちゃと軌道修正。
D・URANUSさんといえば、野菜の旨味がルーにたっぷり溶け込んだ芳醇な味わいの欧風カレーと、お肉系トッピングのダイナミックかつそれ単体でも十分ご飯のおかずになりえるくらいのクオリティーの高さでお馴染みなんですが、この新たなる刺客(?)のソーセージもかなり美味し!
お肉のジューシーな旨さと香辛料の存在感がぐっと濃縮されたソーセージは、「あのぅ、このソーセージだけテイクアウトできませんか?」とお聞きしたくなるくらいにボク的にはどストライクな大好物っぷり。
しかも、単体としての美味しさを兼ね備えつつも、カレーのトッピングとしての相性が抜群なので、ちょっとコレは最高なんじゃないかな。
本当に上手い役者って、主役は当然張りつつも、脇に回っても主役や映画自体を引き立てるコトが出来るもの。で、このソーセージもまさしくそれ。
このお店のカレーはどれもこれも美味しいけれど、このソーセージカレーが一番好きかも?

こちらも新メニューの豚しゃぶカレー。一緒に行った友達のをひと口(ホントは3~4口)ご相伴に預かりました。
なんでもお肉に和風だしを効かせてあるとのコトで、こちらも単体としての美味しさは抜群。
美味しいお肉が盛りだくさんでカレーの上に乗っかっているという、このビジュアルの幸福感たるや!
ただ、カレーと一緒に食べるとせっかくの和風だしがカレーのスパイシーにかき消されちゃう印象が、、、と重箱の隅をつつきつつも、こちらもしっかり美味しいカレーでした。

食後のコーヒーが美味しいのも、このお店の嬉しいポイント。
実は、数多ある長野市のカフェの中でも、個人的には五本の指に入るくらいにここのコーヒーが大好きで。
飲みやすいというか、とげがないというか。
ヘンなクセがないので、ボクのような味オンチでもコーヒーならではの奥深いコクをしっかり味える(ような気がする)んだよねえ。
ポーションじゃなく、ちゃんとミルクで提供されるもの大好印象ポイントだったりします。
カレーが美味しくて、カフェも良くって。
店内もシャレオツで、付かず離れずな絶妙の距離感を保つ接客も心地良くて。
大好きなお店なので、ボクにしては珍しくお店のアドレスなどを張って、売り上げに少しでも貢献してみようと思ったりなんかしちゃったりして(広川太一郎風に)
https://www.deli-koma.com/dk/shop/?clid=1019052
皆さんも持病の発作(突然美味しいカレーが食べたくなる奇病)の際は、是非!
このブログでも何度か記事にしているカレー&カフェのD・URANUSさんに新メニューが登場したとの風の噂(ネット情報)を耳にしたので、カレー好きとしては行かねばなるまいてと、一目散に駆け込んでみた。

フランク永井もびっくりなほどのジャンボフランク(誰が分かるんだよそんな比喩!)が2本も乗っけ盛りされた、ソーセージカレーなり。

んまぁ、なんて立派なのかしらん♡
・・・と、ハナシがグルメ紹介記事から「写真でひとこと」的なエロトークに流れる前にちゃっちゃと軌道修正。
D・URANUSさんといえば、野菜の旨味がルーにたっぷり溶け込んだ芳醇な味わいの欧風カレーと、お肉系トッピングのダイナミックかつそれ単体でも十分ご飯のおかずになりえるくらいのクオリティーの高さでお馴染みなんですが、この新たなる刺客(?)のソーセージもかなり美味し!
お肉のジューシーな旨さと香辛料の存在感がぐっと濃縮されたソーセージは、「あのぅ、このソーセージだけテイクアウトできませんか?」とお聞きしたくなるくらいにボク的にはどストライクな大好物っぷり。
しかも、単体としての美味しさを兼ね備えつつも、カレーのトッピングとしての相性が抜群なので、ちょっとコレは最高なんじゃないかな。
本当に上手い役者って、主役は当然張りつつも、脇に回っても主役や映画自体を引き立てるコトが出来るもの。で、このソーセージもまさしくそれ。
このお店のカレーはどれもこれも美味しいけれど、このソーセージカレーが一番好きかも?

こちらも新メニューの豚しゃぶカレー。一緒に行った友達のをひと口(ホントは3~4口)ご相伴に預かりました。
なんでもお肉に和風だしを効かせてあるとのコトで、こちらも単体としての美味しさは抜群。
美味しいお肉が盛りだくさんでカレーの上に乗っかっているという、このビジュアルの幸福感たるや!
ただ、カレーと一緒に食べるとせっかくの和風だしがカレーのスパイシーにかき消されちゃう印象が、、、と重箱の隅をつつきつつも、こちらもしっかり美味しいカレーでした。

食後のコーヒーが美味しいのも、このお店の嬉しいポイント。
実は、数多ある長野市のカフェの中でも、個人的には五本の指に入るくらいにここのコーヒーが大好きで。
飲みやすいというか、とげがないというか。
ヘンなクセがないので、ボクのような味オンチでもコーヒーならではの奥深いコクをしっかり味える(ような気がする)んだよねえ。
ポーションじゃなく、ちゃんとミルクで提供されるもの大好印象ポイントだったりします。
カレーが美味しくて、カフェも良くって。
店内もシャレオツで、付かず離れずな絶妙の距離感を保つ接客も心地良くて。
大好きなお店なので、ボクにしては珍しくお店のアドレスなどを張って、売り上げに少しでも貢献してみようと思ったりなんかしちゃったりして(広川太一郎風に)
https://www.deli-koma.com/dk/shop/?clid=1019052
皆さんも持病の発作(突然美味しいカレーが食べたくなる奇病)の際は、是非!
2017年07月12日
鈴々の担々
毎日毎日、クソ暑いおすなあ。
あれは一昨年だったっけ?「熱中症?一応は気をつけてはいるけど、まあ大丈夫っしょ」な~んて他人事よろしくタカを括っていたら、何の前触れもなく突如として発症、で人生初の救急車デビューを飾った経験があるので、皆さんもゆめゆめ油断なさらず十分お気を付けくださいませ。
イヤ、ホントに死ぬかと思ったもの。手足は氷のように固まって、ろれつは一切回らなくなり、視界がどんどん狭まっていく・・・冗談でも比喩でもなく、「あぁここでボクは死ぬのか・・・」と、割と真剣に腹をくくってしまったくらいに恐ろしかったっけ。。。
で、
だ。
そんな暑さを迎え撃つには、「毒を以て毒を制す」の諺にならって熱さで対抗すっべと、こんなお店でこんなモノを。

中華鈴々の坦々麺+半チャーハンセットなり。
このお店に通い詰めてもう10年以上。麺華亡き後、ボクの中で坦々麺といえばもうこのお店一択になっちゃってまして。
いや、もちろん他に坦々麺の美味しいお店がたくさんあるコトはわかっちゃいるんだけど(きりんさんとかきりんさんとか、あとはきりんさんとかね)、なんていうのかな?ちょっとカッコつけた言い方になってしまうけど「口が味を覚えちゃっている」とでも申しましょうか。坦々麺が食べたいなと思った時はイコール「鈴々の担々が食べたい」という思考回路が出来上がっちゃっているもので。
この日もそんな脳内の電気信号に従って食べに行ったんですが、メニューになにやら見慣れぬ文字が。
「大辛 +50円」
メニューが減るコトはあっても増えるコトは滅多にないこのお店(失礼だろ!)、こんなトッピングメニューなんて今まで見たコトがなくって。
ちょっとビックリして店主のおかあさんに聞いてみると、いつもより3倍辛くなるとのコト。
3倍程度ならと、「それじゃあお願いします!」と即決でオーダー。

・・・う、うん、たしかにこりゃ辛そうだ。
でも、これが大正解!
もともと鈴々さんの担々はマイルドな辛さなので、3倍くらいがボク的には一番ちょうど良い塩梅だったというのもあるんだけど、辛さで胡麻の風味がより強く引き出される感があって、次からはもう大辛がデフォになりそうな予感、、、というか確信。
本格中華というよりはどちらかというと焼き飯寄りなチャーハンも、ちょっと強めな塩気が食欲を気持ち良く満たしてくれて満足度高し。
あ~もう、やっぱり美味ぇなコンチクショウ!(完食後に冷たいお冷を一気に飲み干しながら)
「坦々は鈴々」という思考回路、まだまだ続きそうです。
あれは一昨年だったっけ?「熱中症?一応は気をつけてはいるけど、まあ大丈夫っしょ」な~んて他人事よろしくタカを括っていたら、何の前触れもなく突如として発症、で人生初の救急車デビューを飾った経験があるので、皆さんもゆめゆめ油断なさらず十分お気を付けくださいませ。
イヤ、ホントに死ぬかと思ったもの。手足は氷のように固まって、ろれつは一切回らなくなり、視界がどんどん狭まっていく・・・冗談でも比喩でもなく、「あぁここでボクは死ぬのか・・・」と、割と真剣に腹をくくってしまったくらいに恐ろしかったっけ。。。
で、
だ。
そんな暑さを迎え撃つには、「毒を以て毒を制す」の諺にならって熱さで対抗すっべと、こんなお店でこんなモノを。

中華鈴々の坦々麺+半チャーハンセットなり。
このお店に通い詰めてもう10年以上。麺華亡き後、ボクの中で坦々麺といえばもうこのお店一択になっちゃってまして。
いや、もちろん他に坦々麺の美味しいお店がたくさんあるコトはわかっちゃいるんだけど(きりんさんとかきりんさんとか、あとはきりんさんとかね)、なんていうのかな?ちょっとカッコつけた言い方になってしまうけど「口が味を覚えちゃっている」とでも申しましょうか。坦々麺が食べたいなと思った時はイコール「鈴々の担々が食べたい」という思考回路が出来上がっちゃっているもので。
この日もそんな脳内の電気信号に従って食べに行ったんですが、メニューになにやら見慣れぬ文字が。
「大辛 +50円」
メニューが減るコトはあっても増えるコトは滅多にないこのお店(失礼だろ!)、こんなトッピングメニューなんて今まで見たコトがなくって。
ちょっとビックリして店主のおかあさんに聞いてみると、いつもより3倍辛くなるとのコト。
3倍程度ならと、「それじゃあお願いします!」と即決でオーダー。

・・・う、うん、たしかにこりゃ辛そうだ。
でも、これが大正解!
もともと鈴々さんの担々はマイルドな辛さなので、3倍くらいがボク的には一番ちょうど良い塩梅だったというのもあるんだけど、辛さで胡麻の風味がより強く引き出される感があって、次からはもう大辛がデフォになりそうな予感、、、というか確信。
本格中華というよりはどちらかというと焼き飯寄りなチャーハンも、ちょっと強めな塩気が食欲を気持ち良く満たしてくれて満足度高し。
あ~もう、やっぱり美味ぇなコンチクショウ!(完食後に冷たいお冷を一気に飲み干しながら)
「坦々は鈴々」という思考回路、まだまだ続きそうです。
2017年07月10日
あの日についてのいくつかの本
こんな本を読みました。

「呼び覚まされる 霊性の震災学 3.11生と死のはざまで」
「渚にて あの日からの〈みちのく怪談〉」
どちらも、あの震災にまつわる「怪談」をまとめた本です。
震災と怪談、もしかすると不謹慎と感じられる方もいらっしゃるかもしれませんが、この本はそういった下世話趣味的なものではありません。
「呼び覚まされる~」は、そのちょっと怪しげでスピリチュアル臭が漂うタイトルとは裏腹に、東北学院大学の学生たちによるフィールドワークをまとめたもので、純粋な読み物というよりは学術論文に近いテイスト。
遺体の掘り起し作業を行う作業者や、行方不明者の捜索を行う地元の消防団員の活動を追いながら「震災で失われた命と向き合うということ」について迫る本作なんですが、その中で幽霊を乗せたタクシードライバーたちの証言が紹介されています。
「渚にて~」は、東北在住の作家たちによる震災にまつわる奇妙なお話を集めたアンソロジーで、こちらは純粋な怪談本。
実際の体験談もあれば創作もあって、内容はバラエティーに富んでいます。
どちらの作品にも共通しているんですが、怪異を実際に体験した人たちにとっては、目の前に現れた怪異は決して「幽霊」や「お化け」なんかでは決してないということ。
それは家族であったり恋人であったり、同じ地域に住んでいた者同士であったりと、そこには生と死という決定的な断絶はあるにせよ、感情としては「会いたかった人に逢えた」という出来事なんだと思います。
だからこそ、哀しいし切なくて。
あの震災で失われたものの大きさに、改めて胸が締め付けられます。
怪談というとどうしてもおどろおどろしいイメージがつきまとうんですが、ボクはそうは思いません。
大勢の人生が一瞬にして失われてしまったという、途轍もない不条理。
その不条理が怪談という物語の衣を纏うことによって、不条理が条理に転化するような気がするんです。
怪談として語り継がれることによって、そこに生きた人たちの苦悩と哀しみ、そして亡くなってしまった人たちの思いが他の誰かではなく「自分自身の物語」となり、より強く胸に刻まれる、、、と、そんな風にボクはそう考えていて。
ボク自身は幽霊や心霊といったものの存在には懐疑的なんですが、そういったこととは全く別の次元で、この本に巡り合えたことを心から本当に良かったと素直に思えるし、興味のある方には是非手に取ってもらいたいと感じたので、お節介とは十分承知しつつこんな風に記事にしてみました。
買って読むも良し、ちょっとお値段が張る本なので図書館で借りるも良し。
長野市図書館については、ボクが昨日返却したので、今ならきっと貸出可かと。

「呼び覚まされる 霊性の震災学 3.11生と死のはざまで」
「渚にて あの日からの〈みちのく怪談〉」
どちらも、あの震災にまつわる「怪談」をまとめた本です。
震災と怪談、もしかすると不謹慎と感じられる方もいらっしゃるかもしれませんが、この本はそういった下世話趣味的なものではありません。
「呼び覚まされる~」は、そのちょっと怪しげでスピリチュアル臭が漂うタイトルとは裏腹に、東北学院大学の学生たちによるフィールドワークをまとめたもので、純粋な読み物というよりは学術論文に近いテイスト。
遺体の掘り起し作業を行う作業者や、行方不明者の捜索を行う地元の消防団員の活動を追いながら「震災で失われた命と向き合うということ」について迫る本作なんですが、その中で幽霊を乗せたタクシードライバーたちの証言が紹介されています。
「渚にて~」は、東北在住の作家たちによる震災にまつわる奇妙なお話を集めたアンソロジーで、こちらは純粋な怪談本。
実際の体験談もあれば創作もあって、内容はバラエティーに富んでいます。
どちらの作品にも共通しているんですが、怪異を実際に体験した人たちにとっては、目の前に現れた怪異は決して「幽霊」や「お化け」なんかでは決してないということ。
それは家族であったり恋人であったり、同じ地域に住んでいた者同士であったりと、そこには生と死という決定的な断絶はあるにせよ、感情としては「会いたかった人に逢えた」という出来事なんだと思います。
だからこそ、哀しいし切なくて。
あの震災で失われたものの大きさに、改めて胸が締め付けられます。
怪談というとどうしてもおどろおどろしいイメージがつきまとうんですが、ボクはそうは思いません。
大勢の人生が一瞬にして失われてしまったという、途轍もない不条理。
その不条理が怪談という物語の衣を纏うことによって、不条理が条理に転化するような気がするんです。
怪談として語り継がれることによって、そこに生きた人たちの苦悩と哀しみ、そして亡くなってしまった人たちの思いが他の誰かではなく「自分自身の物語」となり、より強く胸に刻まれる、、、と、そんな風にボクはそう考えていて。
ボク自身は幽霊や心霊といったものの存在には懐疑的なんですが、そういったこととは全く別の次元で、この本に巡り合えたことを心から本当に良かったと素直に思えるし、興味のある方には是非手に取ってもらいたいと感じたので、お節介とは十分承知しつつこんな風に記事にしてみました。
買って読むも良し、ちょっとお値段が張る本なので図書館で借りるも良し。
長野市図書館については、ボクが昨日返却したので、今ならきっと貸出可かと。
タグ :震災
2017年07月09日
映画『ジョン・ウィック:チャプター2』を観た
権堂、深夜0時。
とある映画をレイトショーで見終えて、アレなお店の呼び込み以外にはすっかり人気のなくなったアーケードをぶらぶらしていると、遠くの方から「ミロクさんミロクさぁ~ん」とボクの名を呼ぶ声が。
「あれ?呼び込みのお兄さんに知り合いなんていたっけか?」
と訝しんでいると、近づいてきたその人は仕事関係の知り合いの女性でした。
彼女は飲み帰り。相当イイ感じに出来上がっちゃっているご様子。
何々を食べてメッチャ美味しかった、カラオケで何々を歌ってメチャメチャ楽しかったなどなどさんざっぱら自分語りされたあとに、「ところで、ミロクさんは何やってたんですか?」と問い掛け。
映画を観てきたと返答し、その感想を求められたので、
「うん、人がバッタバタと死んで超楽しかった」
と率直過ぎる感想を述べたトコロ、高テンションでご機嫌だったはずの彼女が思いっきりドン引きしたというね・・・
彼女をタクシー乗り場まで送って行った後に、「果たして映画の感想としてアレは正解だったのか?」と改めて思い返してみたんですが、、、
正解どころか0点だわそんなもんッ!
で、
だ。
そんなバタバタと人が死ぬ映画とは、これ。

【ストーリー】
前作でニューヨークを舞台にロシアン・マフィアを相手に繰り広げた壮絶な復讐劇から5日後。平穏な生活を送りたいジョンは、イタリアン・マフィアのサンティーノからの殺しの依頼を断るが、それにより自宅を爆破されてしまう。ジョンはサンティーノへの復讐を開始するが、命の危険を感じたサンティーノに7億円もの懸賞金をかけられ、世界中の殺し屋から命を狙われる事態に巻き込まれてしまう。
キアヌ・リーブスが伝説の元殺し屋に扮し、銃と柔術を融合させたアクションでヒットを記録した「ジョン・ウィック」のシリーズ第2弾。
愛犬家連続殺人事件(キアヌ演じる愛犬家が殺しまくるという意味で)だった前作、これがかなり面白くて気合の入った感想文を書いた記憶があるんですが(「キアヌ復活!『ジョン・ウィック』」←感想文はこちらをクリック)、今作も良かった!
この作品の魅力は、なんといってもキアヌのアクションの美しさ。
柔術(というかかなり柔道のスタイルに近い)とガンアクションを織り交ぜた格闘術を駆使して、近接戦で何十人もの敵をバッタバッタとなぎ倒していくその姿は、シンプルにカッコいいし「絵になる」んだよなぁ。
アクションといえば、この映画独特のスタイルとして必ずヘッドショットで仕留めるという点も見どころ。
ヘッドショットとは文字通り「頭を討つ」というコト。柔道技で投げ飛ばしたあとに頭にズドン、格闘戦でブチのめしてから頭にズドン、出会いがしらで頭にズドンと、銃撃戦としてのリアル(=人の命を絶つ)を追及していて見ごたえあり。
と、これだけを書くとちょっと陰惨なイメージを受けるかもしれないけれど、さにあらず。
意外なほどに残酷な印象にならないのは、この映画がある種のファンタジー映画だから。
舞台は現代なれど、ちょっとどうかしている設定の数々のおかげで「ボクたちが生きている世界とは全く異なるどこか」の物語になっているので、例えるならば桃太郎侍が敵を何十人斬り殺したって見ているこっちは嫌な気持ちにならないでしょ?あれと同じ感覚。まぁ、最初は正直ちょっとドキッとするけどね(苦笑)
で、そのどうかしている設定の数々というのが、この映画のみどころの大きなポイントになっておりまして。
それは、殺し屋業界(?)の世界観。
前作でも殺し屋専門の豪華ホテルがあったり、世界中の殺し屋を束ねる巨大組織の存在が垣間見えたりと、ちょっと面白い描き方をしていたんだけど、今回は更にグレードアップして、銃のソムリエや防弾スーツの仕立て屋、世界各地にネットワークを持つ殺し屋専門の通信機関、更には「もう人類の半分は殺し屋なんじゃねぇの?」というくらいに登場する大量の殺し屋の方々(とその関係者)の数々は、はっきり言ってしまえばもうマンガ。作品としての偏差値は大幅に下がったけれど、その代わりに圧倒的な娯楽性を獲得していて、個人的には英断だと思います。
ネタバレになるからストーリーについてはアレコレ書かないけれど、エンターテイメントとしてハラハラドキドキさせる要素はたっぷり。高級料亭のお吸い物のような奥深さはないけれど、駄菓子のような即物的な楽しさで十分及第点でした。
ガメラ3的なラストシーンも良かった!
監督とキアヌのインタビューを読むと続編もヤル気満々だし、この奇妙奇天烈な世界観の中で大暴れするキアヌの姿をまだまだ観ていたいので、あと20作くらいは続編を作り続けてください!
とある映画をレイトショーで見終えて、アレなお店の呼び込み以外にはすっかり人気のなくなったアーケードをぶらぶらしていると、遠くの方から「ミロクさんミロクさぁ~ん」とボクの名を呼ぶ声が。
「あれ?呼び込みのお兄さんに知り合いなんていたっけか?」
と訝しんでいると、近づいてきたその人は仕事関係の知り合いの女性でした。
彼女は飲み帰り。相当イイ感じに出来上がっちゃっているご様子。
何々を食べてメッチャ美味しかった、カラオケで何々を歌ってメチャメチャ楽しかったなどなどさんざっぱら自分語りされたあとに、「ところで、ミロクさんは何やってたんですか?」と問い掛け。
映画を観てきたと返答し、その感想を求められたので、
「うん、人がバッタバタと死んで超楽しかった」
と率直過ぎる感想を述べたトコロ、高テンションでご機嫌だったはずの彼女が思いっきりドン引きしたというね・・・
彼女をタクシー乗り場まで送って行った後に、「果たして映画の感想としてアレは正解だったのか?」と改めて思い返してみたんですが、、、
正解どころか0点だわそんなもんッ!
で、
だ。
そんなバタバタと人が死ぬ映画とは、これ。
『ジョン・ウィック:チャプター2』

【ストーリー】
前作でニューヨークを舞台にロシアン・マフィアを相手に繰り広げた壮絶な復讐劇から5日後。平穏な生活を送りたいジョンは、イタリアン・マフィアのサンティーノからの殺しの依頼を断るが、それにより自宅を爆破されてしまう。ジョンはサンティーノへの復讐を開始するが、命の危険を感じたサンティーノに7億円もの懸賞金をかけられ、世界中の殺し屋から命を狙われる事態に巻き込まれてしまう。
キアヌ・リーブスが伝説の元殺し屋に扮し、銃と柔術を融合させたアクションでヒットを記録した「ジョン・ウィック」のシリーズ第2弾。
愛犬家連続殺人事件(キアヌ演じる愛犬家が殺しまくるという意味で)だった前作、これがかなり面白くて気合の入った感想文を書いた記憶があるんですが(「キアヌ復活!『ジョン・ウィック』」←感想文はこちらをクリック)、今作も良かった!
この作品の魅力は、なんといってもキアヌのアクションの美しさ。
柔術(というかかなり柔道のスタイルに近い)とガンアクションを織り交ぜた格闘術を駆使して、近接戦で何十人もの敵をバッタバッタとなぎ倒していくその姿は、シンプルにカッコいいし「絵になる」んだよなぁ。
アクションといえば、この映画独特のスタイルとして必ずヘッドショットで仕留めるという点も見どころ。
ヘッドショットとは文字通り「頭を討つ」というコト。柔道技で投げ飛ばしたあとに頭にズドン、格闘戦でブチのめしてから頭にズドン、出会いがしらで頭にズドンと、銃撃戦としてのリアル(=人の命を絶つ)を追及していて見ごたえあり。
と、これだけを書くとちょっと陰惨なイメージを受けるかもしれないけれど、さにあらず。
意外なほどに残酷な印象にならないのは、この映画がある種のファンタジー映画だから。
舞台は現代なれど、ちょっとどうかしている設定の数々のおかげで「ボクたちが生きている世界とは全く異なるどこか」の物語になっているので、例えるならば桃太郎侍が敵を何十人斬り殺したって見ているこっちは嫌な気持ちにならないでしょ?あれと同じ感覚。まぁ、最初は正直ちょっとドキッとするけどね(苦笑)
で、そのどうかしている設定の数々というのが、この映画のみどころの大きなポイントになっておりまして。
それは、殺し屋業界(?)の世界観。
前作でも殺し屋専門の豪華ホテルがあったり、世界中の殺し屋を束ねる巨大組織の存在が垣間見えたりと、ちょっと面白い描き方をしていたんだけど、今回は更にグレードアップして、銃のソムリエや防弾スーツの仕立て屋、世界各地にネットワークを持つ殺し屋専門の通信機関、更には「もう人類の半分は殺し屋なんじゃねぇの?」というくらいに登場する大量の殺し屋の方々(とその関係者)の数々は、はっきり言ってしまえばもうマンガ。作品としての偏差値は大幅に下がったけれど、その代わりに圧倒的な娯楽性を獲得していて、個人的には英断だと思います。
ネタバレになるからストーリーについてはアレコレ書かないけれど、エンターテイメントとしてハラハラドキドキさせる要素はたっぷり。高級料亭のお吸い物のような奥深さはないけれど、駄菓子のような即物的な楽しさで十分及第点でした。
ガメラ3的なラストシーンも良かった!
監督とキアヌのインタビューを読むと続編もヤル気満々だし、この奇妙奇天烈な世界観の中で大暴れするキアヌの姿をまだまだ観ていたいので、あと20作くらいは続編を作り続けてください!
2017年07月09日
狂気フィルムと白たまあんみつ
最近、毎日見ている映像がありまして。
鬼才デヴィッド・リンチが若き日に作ったショートフィルム。
モノクロの荒削りな映像からビンビンに伝わる禍々しさと狂気が心地良くって。
暑さにヤラれそうになった時、イライラした時、心がすさんだ時、そして何でもない時と、ついつい眺めては思わずニヤニヤ。
・・・疲れているのかな、ボク、、、(遠い目で)
リンチといえば、25年ぶりに大復活の『ツイン・ピークス』がなにやらトンデモナイコトになっているらしいとの噂が。
ウチはWOWOWに加入していないので、実際に目の当たりにするのはしばらく後になりそうなんだけど、その狂乱が今から楽しみでもあり不安でもあり。
嗚呼、早く観たいッ!!!
で、
だ。
今日も今日とてここから本題。
某月某日、、、ってか、ぶっちゃけ今日。
持病(急に和スイーツが食べたくなる奇病)の発作を静めるべく、和スイーツといえばココなあのお店へ。

おやきの店ほり川さんの、白玉クリームあんみつなり。
ほり川さんの和スイーツといえばオプションでカスタマイズが可能なので、今回はこんがりさつま芋をトッピングしてみました。
白玉美味し、抹茶アイス美味し、あんこ美味し、フルーツ美味し、でもって溶けたアイスとあんこを混ぜて白玉と一緒に頬張ると尚美味し!という100点満点なそのあんみつっぷりは、今もしもボクの前に女神が現れて、「あなたが好きなみつは、このあんみつですか?それとも壇蜜ですか?」と、金の斧銀の斧チックな選択を迫ってきたとしても、断固たる態度で、
「あんみつです!」
と、食い気味で即答できるほど。
・・・あ、でも「全裸な壇蜜」だったら、やっぱ壇蜜にいっちゃうかなぁ、、、って、さっきから何書いてんだコイツ???
トッピングしたこんがりさつま芋も大正解。
外はカリカリ中はほっこりなお芋はそのまま食べても十分美味しいけれど、抹茶アイスをトッピングすると熱さと冷たさのギャップが新たな美味しさを醸し出して最高でした。
実はほり川さんに寄る前に、図書館でこんな本を借りていて。

最高に美味しいあんみつに舌鼓を打ちながら、デイヴィッド・ハッセルホフ(ナイトライダー!)やラルフ・マッチオ(ベスト・キッド!)、デミ・ムーア(!)といった80年代に輝いていた映画人たちの人生をしみじみと読む、、、あんみつは甘いけど人生は甘くないなあとしょんぼり。。。
って、
オシャレな和スイーツのお店でミスターTが表紙を飾ってるそんな本を読んでんじゃないよッ!!!
あ、ここでご報告。『特攻野郎Aチーム』や『ロッキー3』でお馴染みのみんな大好きミスターTは大病を克服して現在も元気に(TVショッピング番組などで)活躍中とのコトなので、ファンの皆さんはご安心を♪
と、若い人にはチンプンカンプンなあんみつレヴューでごめんあそばせ。
実はもうひとつ、ほり川さんに寄った目的がありまして。
それは、期間限定のグリーンカレーおやきを入手するというミッション。

これがまたまぁ絶品!
しっかり辛くて、しっかり美味い。
夏野菜がたっぷりの具材は食べ応えたっぷりで、おやきというよりはグリーンカレーの新しい食べ方といった方がしっくりくるくらいに「料理」としての完成度が抜群に高かったです。
惜しむらくは、テイクアウトで一個しか買わなかったというコト。
くそうッ!食べ足りねぇッ!!!
グリーンカレーおやきの美味しそうな画像は、ほり川さんのブログにてご確認いただければと。
だって、食べるのに夢中で写真を撮るのを忘れちゃったから・・・
http://horikawa.naganoblog.jp/
(ほり川さんのブログ。カフェメニューなんかも確認できますよ)
以上、久しぶりのほり川さんでのほほんと居心地&気持ちの良い時間を過ごした休日の午後でしたとさ。
鬼才デヴィッド・リンチが若き日に作ったショートフィルム。
モノクロの荒削りな映像からビンビンに伝わる禍々しさと狂気が心地良くって。
暑さにヤラれそうになった時、イライラした時、心がすさんだ時、そして何でもない時と、ついつい眺めては思わずニヤニヤ。
・・・疲れているのかな、ボク、、、(遠い目で)
リンチといえば、25年ぶりに大復活の『ツイン・ピークス』がなにやらトンデモナイコトになっているらしいとの噂が。
ウチはWOWOWに加入していないので、実際に目の当たりにするのはしばらく後になりそうなんだけど、その狂乱が今から楽しみでもあり不安でもあり。
嗚呼、早く観たいッ!!!
で、
だ。
今日も今日とてここから本題。
某月某日、、、ってか、ぶっちゃけ今日。
持病(急に和スイーツが食べたくなる奇病)の発作を静めるべく、和スイーツといえばココなあのお店へ。

おやきの店ほり川さんの、白玉クリームあんみつなり。
ほり川さんの和スイーツといえばオプションでカスタマイズが可能なので、今回はこんがりさつま芋をトッピングしてみました。
白玉美味し、抹茶アイス美味し、あんこ美味し、フルーツ美味し、でもって溶けたアイスとあんこを混ぜて白玉と一緒に頬張ると尚美味し!という100点満点なそのあんみつっぷりは、今もしもボクの前に女神が現れて、「あなたが好きなみつは、このあんみつですか?それとも壇蜜ですか?」と、金の斧銀の斧チックな選択を迫ってきたとしても、断固たる態度で、
「あんみつです!」
と、食い気味で即答できるほど。
・・・あ、でも「全裸な壇蜜」だったら、やっぱ壇蜜にいっちゃうかなぁ、、、って、さっきから何書いてんだコイツ???
トッピングしたこんがりさつま芋も大正解。
外はカリカリ中はほっこりなお芋はそのまま食べても十分美味しいけれど、抹茶アイスをトッピングすると熱さと冷たさのギャップが新たな美味しさを醸し出して最高でした。
実はほり川さんに寄る前に、図書館でこんな本を借りていて。

「悲運の映画人列伝 あの映画人は今」
最高に美味しいあんみつに舌鼓を打ちながら、デイヴィッド・ハッセルホフ(ナイトライダー!)やラルフ・マッチオ(ベスト・キッド!)、デミ・ムーア(!)といった80年代に輝いていた映画人たちの人生をしみじみと読む、、、あんみつは甘いけど人生は甘くないなあとしょんぼり。。。
って、
オシャレな和スイーツのお店でミスターTが表紙を飾ってるそんな本を読んでんじゃないよッ!!!
あ、ここでご報告。『特攻野郎Aチーム』や『ロッキー3』でお馴染みのみんな大好きミスターTは大病を克服して現在も元気に(TVショッピング番組などで)活躍中とのコトなので、ファンの皆さんはご安心を♪
と、若い人にはチンプンカンプンなあんみつレヴューでごめんあそばせ。
実はもうひとつ、ほり川さんに寄った目的がありまして。
それは、期間限定のグリーンカレーおやきを入手するというミッション。

これがまたまぁ絶品!
しっかり辛くて、しっかり美味い。
夏野菜がたっぷりの具材は食べ応えたっぷりで、おやきというよりはグリーンカレーの新しい食べ方といった方がしっくりくるくらいに「料理」としての完成度が抜群に高かったです。
惜しむらくは、テイクアウトで一個しか買わなかったというコト。
くそうッ!食べ足りねぇッ!!!
グリーンカレーおやきの美味しそうな画像は、ほり川さんのブログにてご確認いただければと。
だって、食べるのに夢中で写真を撮るのを忘れちゃったから・・・
http://horikawa.naganoblog.jp/
(ほり川さんのブログ。カフェメニューなんかも確認できますよ)
以上、久しぶりのほり川さんでのほほんと居心地&気持ちの良い時間を過ごした休日の午後でしたとさ。
2017年07月07日
上半期ベスト10
気がつけば、今年ももう折り返しを過ぎて。
お正月に立てた諸々の目標が何一つ何一つとして達成の目途が立っていないという驚愕の事実から現実逃避すべく、上半期に観た映画のベストでも選出してみようかなと。
ざっと本数を数えてみると、大小含め63本という鑑賞数。
う~ん、もうちょっと観たかったというのが正直なトコロではありますが、そんな中から「コ、コレはッ?!」といろんな意味で心に残ったベスト10をば。
① 『オクジャ』
② 『哭声 / コクソン』
② 『アシュラ』
② 『手紙は覚えている』
② 『沈黙 サイレンス』
② 『マンティスター・バイ・ザ・シー』
② 『ローガン』
② 『ガーディアンズ・オブ・ザ・ギャラクシー vol.2』
② 『キングコング 髑髏島の巨神』
② 『ラ・ラ・ランド』
ブログにレビューをアップしたモノもあれば、感想を言語化するのが難しくてレヴューを放置しているモノもあり。
邦画が一本も入っていないというものボクとしてはちょっとした異常事態。でも、それだけ洋画に面白い映画がたくさんあった上半期でした。
1位は待ちに待ったポン・ジュノの最新作。もちろん他の映画も素晴らしかったんだけど、ボクにとってポン・ジュノ監督はやっぱり特別。感想は近々にアップしたいとは思っちゃいるんだけど、なにせポン監督作品の後味はどれもこれも非常に摩訶不思議かつ複雑怪奇、本作もまた一筋縄ではいかなくて・・・

残り全ては同率2位というコトで。
個々の作品については過去記事でレヴューを書いていると思うので、気になる方はそちらをチェックしてみてください・・・と思ったけれど、『手紙は覚えている』と『アシュラ』はまだ書いていなかったような気が。2作とも凄まじい映画で是非とも観ていただきたいので、そのうちに落ち葉拾いにて。
主演男優賞は『哭声 / コクソン』の國村隼。泣く子は黙って笑う子は泣き出す超絶怪演は必見!
主演女優賞は『オクジャ』のアン・ソヒョンちゃん。ジュノ監督は子役の使い方もメッチャ上手いんだよなぁ。
最後に、上半期のトホホは・・・
『キング・オブ・エジプト』
全てが雑で大雑把。「そこがいいんじゃない」という人たちが多いのも分かるっちゃ分かるんだけど、ボク的にはちょっと受け入れがたいレベルでした。
どうしたアレックス・プロヤス監督?『ダークシティー』なんてメチャメチャカッコ良かったのに・・・
以上、苦し紛れの上半期ベスト10でした。
さて、下半期はみんな大好きMCU勢だと『スパイダーマン:ホームカミング』に『ブラックパンサー』、対するDC勢は起死回生の『ワンダーウーマン』、ノーランの『ダンケルク』やフェリオサ大隊長が冷戦時代のスパイを演じる『アトミック・ブロンド』にエイリアンシリーズ最新作『エイリアン:コヴェナント』、そして『猿の惑星:聖戦記』と大作や期待作が目白押し。
あ、忘れちゃいけないキアヌ・リーブスの『ジョン・ウィック:チャプター2』も控えてた!
さてさて、あと半年も映画と美味しいモノを糧に頑張るとすっかな!(他に楽しみないんかい?)
お正月に立てた諸々の目標が何一つ何一つとして達成の目途が立っていないという驚愕の事実から現実逃避すべく、上半期に観た映画のベストでも選出してみようかなと。
ざっと本数を数えてみると、大小含め63本という鑑賞数。
う~ん、もうちょっと観たかったというのが正直なトコロではありますが、そんな中から「コ、コレはッ?!」といろんな意味で心に残ったベスト10をば。
① 『オクジャ』
② 『哭声 / コクソン』
② 『アシュラ』
② 『手紙は覚えている』
② 『沈黙 サイレンス』
② 『マンティスター・バイ・ザ・シー』
② 『ローガン』
② 『ガーディアンズ・オブ・ザ・ギャラクシー vol.2』
② 『キングコング 髑髏島の巨神』
② 『ラ・ラ・ランド』
ブログにレビューをアップしたモノもあれば、感想を言語化するのが難しくてレヴューを放置しているモノもあり。
邦画が一本も入っていないというものボクとしてはちょっとした異常事態。でも、それだけ洋画に面白い映画がたくさんあった上半期でした。
1位は待ちに待ったポン・ジュノの最新作。もちろん他の映画も素晴らしかったんだけど、ボクにとってポン・ジュノ監督はやっぱり特別。感想は近々にアップしたいとは思っちゃいるんだけど、なにせポン監督作品の後味はどれもこれも非常に摩訶不思議かつ複雑怪奇、本作もまた一筋縄ではいかなくて・・・

残り全ては同率2位というコトで。
個々の作品については過去記事でレヴューを書いていると思うので、気になる方はそちらをチェックしてみてください・・・と思ったけれど、『手紙は覚えている』と『アシュラ』はまだ書いていなかったような気が。2作とも凄まじい映画で是非とも観ていただきたいので、そのうちに落ち葉拾いにて。
主演男優賞は『哭声 / コクソン』の國村隼。泣く子は黙って笑う子は泣き出す超絶怪演は必見!
主演女優賞は『オクジャ』のアン・ソヒョンちゃん。ジュノ監督は子役の使い方もメッチャ上手いんだよなぁ。
最後に、上半期のトホホは・・・
『キング・オブ・エジプト』
全てが雑で大雑把。「そこがいいんじゃない」という人たちが多いのも分かるっちゃ分かるんだけど、ボク的にはちょっと受け入れがたいレベルでした。
どうしたアレックス・プロヤス監督?『ダークシティー』なんてメチャメチャカッコ良かったのに・・・
以上、苦し紛れの上半期ベスト10でした。
さて、下半期はみんな大好きMCU勢だと『スパイダーマン:ホームカミング』に『ブラックパンサー』、対するDC勢は起死回生の『ワンダーウーマン』、ノーランの『ダンケルク』やフェリオサ大隊長が冷戦時代のスパイを演じる『アトミック・ブロンド』にエイリアンシリーズ最新作『エイリアン:コヴェナント』、そして『猿の惑星:聖戦記』と大作や期待作が目白押し。
あ、忘れちゃいけないキアヌ・リーブスの『ジョン・ウィック:チャプター2』も控えてた!
さてさて、あと半年も映画と美味しいモノを糧に頑張るとすっかな!(他に楽しみないんかい?)
2017年07月06日
お久しぶりのシェ・ヒロさん
先日、権堂界隈をぶらりんぐ(映画までの時間つぶし)していた時のコト。
シェ・ヒロさんの前を通りかかったトコロ、ちょうど表に出てきた店主のお父さんと目と目が合ってしまって。
目ぇ~と目があぁったら ミ~ラク~ル 運命の不思議な~き~ざし
と歌ったのは牧瀬理穂だったけれど(覚えている人は確実にアラフォー以上のイイ歳)、これも何かのウルトラミラクルラブストーリー。そういえば最近シェ・ヒロさんのパンを食べてないなぁというタイミングでもあったので、そのまま吸い寄せられるよう店内へIN。
で、ゲットしたのがこんなパン&パン。

焼きそばパンと、これは新商品なのかな?アンズとカスタードのパンなり。
お皿に盛るとか器に乗せるといった演出を一切排した、色気のない写真でごめんあそばせ。
シェ・ヒロさんの焼きそばパンってメチャメチャ具だくさんでしかも焼きそばとして普通に美味しいでお馴染み(あくまでボクの中では)なんですが、人気商品なのかそれともただ単に作っていないだけなのか、いかんせんなかなかお目にかかれなくって。それがこの日は大量の在庫ありという入れ食い状態。
焼きそばパンというと、コッペパンに挟み撃ち(?)されたモノが多い中、ここのはちょっとフォカッチャっぽいパン生地に包まれているのが個性的で美味しいんだよなぁ。
で、問題はアンズとカスタードのパン。
何が問題かって、今までのシェ・ヒロさんで食べたパンの中でも一番好みのタイプかも?ってくらいに美味しかったってコト!
アンズの爽やかな酸味と、シェ・ヒロさん独特の粘度の高いカスタードとの相性がすこぶる良くって。
この手の果実&クリーム系のパンってどうしてもスイーツ寄りの方向性に傾きがちになるけど、このパンはしっかりパン。食事として成立するボリューム&食べ応えなのもかなり好印象でした。
久しぶりのシェ・ヒロさんだったけれど、相変わらずの美味しさ&お手頃価格(一個あたり150円前後)なのが嬉しかったなぁ。
最近の権堂はいろんな選択肢が増えてきて嬉しい反面、以前は通っていたけれどご無沙汰しちゃっているお店が多くって。。。
でも、美味しいお店はやっぱりこまめに通わなきゃイカンねってコトに気付かされた、シェ・ヒロさんのパンでしたとさ。
シェ・ヒロさんの前を通りかかったトコロ、ちょうど表に出てきた店主のお父さんと目と目が合ってしまって。
目ぇ~と目があぁったら ミ~ラク~ル 運命の不思議な~き~ざし
と歌ったのは牧瀬理穂だったけれど(覚えている人は確実にアラフォー以上のイイ歳)、これも何かのウルトラミラクルラブストーリー。そういえば最近シェ・ヒロさんのパンを食べてないなぁというタイミングでもあったので、そのまま吸い寄せられるよう店内へIN。
で、ゲットしたのがこんなパン&パン。

焼きそばパンと、これは新商品なのかな?アンズとカスタードのパンなり。
お皿に盛るとか器に乗せるといった演出を一切排した、色気のない写真でごめんあそばせ。
シェ・ヒロさんの焼きそばパンってメチャメチャ具だくさんでしかも焼きそばとして普通に美味しいでお馴染み(あくまでボクの中では)なんですが、人気商品なのかそれともただ単に作っていないだけなのか、いかんせんなかなかお目にかかれなくって。それがこの日は大量の在庫ありという入れ食い状態。
焼きそばパンというと、コッペパンに挟み撃ち(?)されたモノが多い中、ここのはちょっとフォカッチャっぽいパン生地に包まれているのが個性的で美味しいんだよなぁ。
で、問題はアンズとカスタードのパン。
何が問題かって、今までのシェ・ヒロさんで食べたパンの中でも一番好みのタイプかも?ってくらいに美味しかったってコト!
アンズの爽やかな酸味と、シェ・ヒロさん独特の粘度の高いカスタードとの相性がすこぶる良くって。
この手の果実&クリーム系のパンってどうしてもスイーツ寄りの方向性に傾きがちになるけど、このパンはしっかりパン。食事として成立するボリューム&食べ応えなのもかなり好印象でした。
久しぶりのシェ・ヒロさんだったけれど、相変わらずの美味しさ&お手頃価格(一個あたり150円前後)なのが嬉しかったなぁ。
最近の権堂はいろんな選択肢が増えてきて嬉しい反面、以前は通っていたけれどご無沙汰しちゃっているお店が多くって。。。
でも、美味しいお店はやっぱりこまめに通わなきゃイカンねってコトに気付かされた、シェ・ヒロさんのパンでしたとさ。
タグ :シェ・ヒロ
2017年07月04日
最近のハマりモノ
今夜はクソつまらない前戯やらくっだらない近況報告はすっ飛ばして、とっとと本題へ。
なぜなら・・・
いや、だってめんどくさくて。。。

最近のハマりモノ。
爽健美茶の柑橘ブレンドなり。
ファミマ限定のこのお茶、タイトルに柑橘とあるんですがハッキリ断言いたしますればレモングラス茶なのでございます。
兎にも角にもレモングラスのインパクトがスゴイのなんのって!
ボクも最初に飲んだ時には「・・・ちょっとコレ、クセありすぎじゃねッ?」と正直軽く引いたんですが、5口飲んだらもうトリコ仕掛けの明け暮れ。
このクセがクセになるというか、もう他のお茶じゃ物足りなく感じるくらいに完全にヤラれちゃいました。
なんだかんだで毎日飲んでるかも?
レモングラス自体がちょっと(かなり?)クセのある香草なので好き嫌いが分かれるとは思うんだけど、好きな人にはきっとたまらないんじゃないでしょうか。
文字通り爽やかな風味なので、夏の不快感極まる蒸し暑さにはピッタリだと思います。
よかったらお試しあれあれ稗田阿礼。
なぜなら・・・
いや、だってめんどくさくて。。。

最近のハマりモノ。
爽健美茶の柑橘ブレンドなり。
ファミマ限定のこのお茶、タイトルに柑橘とあるんですがハッキリ断言いたしますればレモングラス茶なのでございます。
兎にも角にもレモングラスのインパクトがスゴイのなんのって!
ボクも最初に飲んだ時には「・・・ちょっとコレ、クセありすぎじゃねッ?」と正直軽く引いたんですが、5口飲んだらもうトリコ仕掛けの明け暮れ。
このクセがクセになるというか、もう他のお茶じゃ物足りなく感じるくらいに完全にヤラれちゃいました。
なんだかんだで毎日飲んでるかも?
レモングラス自体がちょっと(かなり?)クセのある香草なので好き嫌いが分かれるとは思うんだけど、好きな人にはきっとたまらないんじゃないでしょうか。
文字通り爽やかな風味なので、夏の不快感極まる蒸し暑さにはピッタリだと思います。
よかったらお試しあれあれ稗田阿礼。
2017年07月02日
映画『ハクソー・リッジ』を観た
話題のこんな映画を観に、グラシネへ。

【ストーリー】
人を殺してはならないという宗教的信念を持つデズモンドは、軍隊でもその意志を貫こうとして上官や同僚たちから疎まれ、ついには軍法会議にかけられることに。妻や父に助けられ、武器を持たずに戦場へ行くことを許可された彼は、激戦地・沖縄の断崖絶壁(ハクソー・リッジ)での戦闘に衛生兵として参加。敵兵たちの捨て身の攻撃に味方は一時撤退を余儀なくされるが、負傷した仲間たちが取り残されるのを見たデズモンドは、たったひとりで戦場に留まり、敵味方の分け隔てなく治療を施していく…。
メル・ギブソンが「アポカリプト」以来10年ぶりにメガホンをとり、第2次世界大戦の沖縄戦で75人の命を救った米軍衛生兵デズモンド・ドスの実話を映画化した戦争ドラマ。
これ、予告編じゃ一切語られないけれど、太平洋戦争時の沖縄が舞台です。
「なんで沖縄の名前を出さないんだろ?」と思ってネットをちらちら調べてみるも、その理由はイマイチ判明せず。もしも「このご時世で戦争映画、しかも沖縄戦では売れない」という判断があったのだとしたら、それって作品に対して、そして沖縄にも失礼だと思うんだけど・・・
それと、調べている最中に知ったんだけど、デット上でこの映画に対して「反日映画だ!」と憤っている人がちらほらと存在していたコトに驚き。
そりゃあ戦争映画だし、戦った相手なんだから当然「そういうシーン」も出てくるけれど、それを反日という言葉で乱暴に括られてしまうと、、、ねぇ。
スコセッシの『沈黙 -サイレンス-』の時も「こんなのは反日だ!」と同じように騒いでいた人がいたけれど(反日どころか原作は遠藤周作だぞ)、最近ネトウ・・・もといこの手の人たちの困った言動を多く見かけるようになった気がする。
そういう人たちはもう、映画とかは一生観ない方が精神衛生上よろしいんじゃないでしょうか?
・・・とだけ言っておく。
話を本筋に戻します。
この映画、ストーリーだけを読むと「不殺を貫いた好青年の感動実話ストーリー」のように見えますが、そんな生ぬるいシロモノじゃありません。ではどういう映画なのか?あくまでボク視点な印象なんですが、
「戦争という巨大な狂気に、ひとりの男の狂気(にも似た信念)が立ち向かう話」
と感じざるをえないほどに、いろいろな部分で常軌を逸した迫力をもった作品でした。
主人公は宗教的理由から銃を手にすることを頑なに拒むんですが、主演のアンドリュー・ガーフィールドの演技とメルギブの演出は「この人はちょっとオカシイんじゃないか?」というベクトル。どう表現すればよいのか言葉の選択に悩むんだけど、主人公への感情移入が非常にしにくい感じに仕上がっておりまして。
そんな男が沖縄戦でも最大の激戦地に赴く、、、しかも丸腰で!
いくら信仰心の為せる業とはいえ、ハッキリいって正気の沙汰じゃありません。
というか、最早狂気すら感じる佇まい。
主人公が狂気なら、その舞台となる戦争は狂気も狂気、大狂気。
しかも監督がメルギブなので、その狂気描写はちょっと凄まじいレベルに突入してまして。
「あの『プライベート・ライアン』を超えた!」とも評されるその戦闘描写は、最早スプラッター映画。あまりに凄惨なのでここではちょっと書けないけれど、間違いなく映画における人体破壊表現の最先端を行っています。
ただ、個人的には『プライベート~』超えは言い過ぎかなと。
『プライベート~』のあの「この世の地獄にいきなり放り出された絶望感」に対して、こちらはメルギブならではのエンターテイメント性もあって、良い意味でも悪い意味でも「スクリーンの中の出来事感」を最後まで拭えず。
でも、日本人としてはそれくらいの方が良かったのかも?とも思ったりもして。だって、、、辛すぎるもの。
そんな大狂気と信念のぶつかり合い。
そこには安易な感動など付け入る余地などはなく、その圧倒的な暴力の凄まじさと、「一人でも多くを救う!」という主人公の不屈の精神の前にただただ打ちのめされるのみでした。
ただ、、、
「アメリカ万歳」的な匂いが漂うのは、どうしたって否定しきれないワケで。
この映画はハリウッド大作だし、沖縄戦での米軍の英雄を描いた物語なんだから、それはもうしょうがないっちゃしょうがないんだけど、もうちょっと違うやり方もあったんじゃないかなあと感じなくもない部分も。
でも決して「日本人が野蛮に描かれている」というワケでもなくて。
メルギブもインタビューで語っていたけど、日本への配慮と闘った兵士たちへのリスペクトは(100%ではないものの)感じられる演出ではあったし、主人公が仲間をひとり救い出す過程で日本兵が何人も倒される描写もあって、そこらへんのバランス感覚というのかな?戦争という行為そのものが抱える不条理や矛盾もしっかりと描いているので、日本人としてストレスを感じるようなレベルではなかったです。
最後の牛島中将(だよねアノ人)の切腹シーンが時系列的にどうしても計算が合わないんだけど、それはきっとメルギブならではのエンタメサービス精神ゆえなんだろうなと好意的な解釈で。
度重なる暴力・暴言・差別発言の数々からここ数年は表舞台から完全に干されていたメルギブだけど、これで完全復活だろうね。
俳優業よりも、これからは監督業がメインになっていくような気がする。
なんでも次回作はあの拷問大作『パッション』の続編らしいとの噂が・・・観たいような観たくないような(背中を流れる嫌な汗を感じながら)
最後に・・・
歴史を映画(を含む芸術作品)から学ぶって、とても有意義だと思っていて。
教科書やニュースでは数行で流されてしまう出来事だとしても、そこにはたくさんの人々の日々の生活があったという事実を、映画は丹念に描いてくれるから。
そういう意味では、今作は特に若い世代に観て欲しい映画だし、対となる作品として名匠岡本喜八監督の『激動の昭和史 沖縄決戦』も合わせてオススメしておきます。
かつて沖縄の地で実際に起きた出来事を、映画という物語を通して登場人物たちに感情移入しながら皮膚感覚で体験できる傑作です。
右や左といった政治的主義主張とは関係なく、今を生きる自分たちのルーツや過程を知るという意味に於いて、多くの人に観て欲しい作品なんですが、、、オススメしておいてアレなんだけど、この映画どこにもレンタル置いてないんだよなぁ、とほほ。
『ハクソー・リッジ』

【ストーリー】
人を殺してはならないという宗教的信念を持つデズモンドは、軍隊でもその意志を貫こうとして上官や同僚たちから疎まれ、ついには軍法会議にかけられることに。妻や父に助けられ、武器を持たずに戦場へ行くことを許可された彼は、激戦地・沖縄の断崖絶壁(ハクソー・リッジ)での戦闘に衛生兵として参加。敵兵たちの捨て身の攻撃に味方は一時撤退を余儀なくされるが、負傷した仲間たちが取り残されるのを見たデズモンドは、たったひとりで戦場に留まり、敵味方の分け隔てなく治療を施していく…。
メル・ギブソンが「アポカリプト」以来10年ぶりにメガホンをとり、第2次世界大戦の沖縄戦で75人の命を救った米軍衛生兵デズモンド・ドスの実話を映画化した戦争ドラマ。
これ、予告編じゃ一切語られないけれど、太平洋戦争時の沖縄が舞台です。
「なんで沖縄の名前を出さないんだろ?」と思ってネットをちらちら調べてみるも、その理由はイマイチ判明せず。もしも「このご時世で戦争映画、しかも沖縄戦では売れない」という判断があったのだとしたら、それって作品に対して、そして沖縄にも失礼だと思うんだけど・・・
それと、調べている最中に知ったんだけど、デット上でこの映画に対して「反日映画だ!」と憤っている人がちらほらと存在していたコトに驚き。
そりゃあ戦争映画だし、戦った相手なんだから当然「そういうシーン」も出てくるけれど、それを反日という言葉で乱暴に括られてしまうと、、、ねぇ。
スコセッシの『沈黙 -サイレンス-』の時も「こんなのは反日だ!」と同じように騒いでいた人がいたけれど(反日どころか原作は遠藤周作だぞ)、最近ネトウ・・・もといこの手の人たちの困った言動を多く見かけるようになった気がする。
そういう人たちはもう、映画とかは一生観ない方が精神衛生上よろしいんじゃないでしょうか?
・・・とだけ言っておく。
話を本筋に戻します。
この映画、ストーリーだけを読むと「不殺を貫いた好青年の感動実話ストーリー」のように見えますが、そんな生ぬるいシロモノじゃありません。ではどういう映画なのか?あくまでボク視点な印象なんですが、
「戦争という巨大な狂気に、ひとりの男の狂気(にも似た信念)が立ち向かう話」
と感じざるをえないほどに、いろいろな部分で常軌を逸した迫力をもった作品でした。
主人公は宗教的理由から銃を手にすることを頑なに拒むんですが、主演のアンドリュー・ガーフィールドの演技とメルギブの演出は「この人はちょっとオカシイんじゃないか?」というベクトル。どう表現すればよいのか言葉の選択に悩むんだけど、主人公への感情移入が非常にしにくい感じに仕上がっておりまして。
そんな男が沖縄戦でも最大の激戦地に赴く、、、しかも丸腰で!
いくら信仰心の為せる業とはいえ、ハッキリいって正気の沙汰じゃありません。
というか、最早狂気すら感じる佇まい。
主人公が狂気なら、その舞台となる戦争は狂気も狂気、大狂気。
しかも監督がメルギブなので、その狂気描写はちょっと凄まじいレベルに突入してまして。
「あの『プライベート・ライアン』を超えた!」とも評されるその戦闘描写は、最早スプラッター映画。あまりに凄惨なのでここではちょっと書けないけれど、間違いなく映画における人体破壊表現の最先端を行っています。
ただ、個人的には『プライベート~』超えは言い過ぎかなと。
『プライベート~』のあの「この世の地獄にいきなり放り出された絶望感」に対して、こちらはメルギブならではのエンターテイメント性もあって、良い意味でも悪い意味でも「スクリーンの中の出来事感」を最後まで拭えず。
でも、日本人としてはそれくらいの方が良かったのかも?とも思ったりもして。だって、、、辛すぎるもの。
そんな大狂気と信念のぶつかり合い。
そこには安易な感動など付け入る余地などはなく、その圧倒的な暴力の凄まじさと、「一人でも多くを救う!」という主人公の不屈の精神の前にただただ打ちのめされるのみでした。
ただ、、、
「アメリカ万歳」的な匂いが漂うのは、どうしたって否定しきれないワケで。
この映画はハリウッド大作だし、沖縄戦での米軍の英雄を描いた物語なんだから、それはもうしょうがないっちゃしょうがないんだけど、もうちょっと違うやり方もあったんじゃないかなあと感じなくもない部分も。
でも決して「日本人が野蛮に描かれている」というワケでもなくて。
メルギブもインタビューで語っていたけど、日本への配慮と闘った兵士たちへのリスペクトは(100%ではないものの)感じられる演出ではあったし、主人公が仲間をひとり救い出す過程で日本兵が何人も倒される描写もあって、そこらへんのバランス感覚というのかな?戦争という行為そのものが抱える不条理や矛盾もしっかりと描いているので、日本人としてストレスを感じるようなレベルではなかったです。
最後の牛島中将(だよねアノ人)の切腹シーンが時系列的にどうしても計算が合わないんだけど、それはきっとメルギブならではのエンタメサービス精神ゆえなんだろうなと好意的な解釈で。
度重なる暴力・暴言・差別発言の数々からここ数年は表舞台から完全に干されていたメルギブだけど、これで完全復活だろうね。
俳優業よりも、これからは監督業がメインになっていくような気がする。
なんでも次回作はあの拷問大作『パッション』の続編らしいとの噂が・・・観たいような観たくないような(背中を流れる嫌な汗を感じながら)
最後に・・・
歴史を映画(を含む芸術作品)から学ぶって、とても有意義だと思っていて。
教科書やニュースでは数行で流されてしまう出来事だとしても、そこにはたくさんの人々の日々の生活があったという事実を、映画は丹念に描いてくれるから。
そういう意味では、今作は特に若い世代に観て欲しい映画だし、対となる作品として名匠岡本喜八監督の『激動の昭和史 沖縄決戦』も合わせてオススメしておきます。
かつて沖縄の地で実際に起きた出来事を、映画という物語を通して登場人物たちに感情移入しながら皮膚感覚で体験できる傑作です。
右や左といった政治的主義主張とは関係なく、今を生きる自分たちのルーツや過程を知るという意味に於いて、多くの人に観て欲しい作品なんですが、、、オススメしておいてアレなんだけど、この映画どこにもレンタル置いてないんだよなぁ、とほほ。