2017年01月31日

映画『ドクター・ストレンジ』を観た!

実はここ最近、ちょっと劇場から遠ざかり気味でして。
『沈黙-サイレンス-』『淵に立つ』『マグニフィセント・セブン』『ザ・コンサルタント 』と劇場で観なくちゃいけない映画がどんどん公開されているのに、これじゃイカンなぁ・・・

と思い始めた矢先に大本命が遂に公開。
早速劇場に!



『ドクター・ストレンジ』










【ストーリー】
 上から目線の天才外科医ドクター・ストレンジ。突然の交通事故により、神の手を失った彼を甦らせたのは・・・魔術。
 指導者エンシェント・ワンのもと、過酷な修行をかさね人智を超えた力を手にしたストレンジだったが、世界を破滅へと導く闇の魔術の存在を知ったとき、彼は壮絶な魔術の戦いに巻きこまれてゆく。。。




いよいよ巨大な連続ドラマと化してきたマーベル映画の第14弾は魔法使いが主人公。
もちろんこの作品も後々「アベンジャーズ」に組み込まれていくんだけど、今作はアベンジャーズ色はかなり薄味。予備知識が無くてもこの作品単体で十分楽しめる物語に仕上がっております。

たしかに、日本での宣伝でもあまりアベンジャーズは強調されていない様子。
ここまでのシリーズになってしまうと、アベンジャーズという大看板が逆に「でも、アベンジャーズ観たコトないしなぁ」という層には足枷になってしまうかも。

だからこそ今作はシリーズ初心者の方にこそオススメしたい、娯楽映画のお手本のようなハチャメチャに楽しくて刺激に満ちた快作でした。



ポイントその① 役者陣が豪華!

主役のドクター・ストレンジを演じるのは、『SHERLOCK(シャーロック)』では天才探偵、『イミテーション・ゲーム / エニグマと天才数学者の秘密』ではコンピュータの基礎を発明した天才数学者、そして『スター・トレック イントゥ・ダークネス』では天才超人類と、天才を演じさせたら天下一品大阪王将(?)なベネディクト・カンバーバッチ
天才外科医にして生まれながらの魔術の申し子というまるっきりマンガみたいなキャラクター(マンガだけど)を、ノリノリで演じております。

そんなカンバーバッチの師匠には、演技派女優のティルダ・スウィントン
個人的にはこのキャスティングが一番嬉しかったなぁ。






ご尊顔をわざわざ貼り付けたのには理由がありまして。

ご覧のとおり超絶美形、、、というか、美形を通り越して最早エルフ顔
ケンブリッジ大学卒業の超インテリで、スラリと伸びる体躯は180㎝の長身。しかも今年で御年56歳(!)という、「この人、ホントに魔法使いなんじゃねぇのか?」と思えるほどに人類としては最高ランクの高スペックの持ち主で、個人的にはガラドリエル様(by指輪物語)はケイト・ブランシェットよりもこの人の方がしっくりくると思ってます。

「こんな女優がマーベルのバカマンガ映画(褒め言葉です)にッ?!」

と、最初は我が耳を疑ったんですが、インタヴューなどを読むと撮影を楽しんでおられたご様子でなにより。


そんな善玉コンビを相手に大暴れするのは、今全地球規模でモテモテな中年男子といえばこの人、北欧の至宝ことマッツ・ミケルセン
この映画のキャンペーンで来日した際も、「マッツ~!マッツ~!」と全国の婦女子の皆様から黄色い声援を浴びかけられておりました。




ポイントその2 視覚効果が凄い!

映画という娯楽の本質のひとつは、「見たコトのない光景を見せる」だと思うんです。
この映画では、そんな今まで見たコトも体験したコトもないような映像体験が味わえます。

予告編を見ていただくと分かるように、劇中では街の景色がグニャグニャ曲がったり歪んだりとトンデモないコトになってます。
映画本編はこの他にも刺激的で斬新な「奇妙で奇怪な景色の描写」が続々と登場し、まるで万華鏡の世界に飛び込んだような、またはエッシャーのだまし絵の中に迷い込んだような感覚に陥ります。

しかも、これが3Dで迫ってくるんだコンチクショウ。

ちょっと大袈裟に表現すると、「観るドラッグ」といっても過言ではない衝撃的な刺激的体験。
正直、視覚から入ってくる情報量があまりに多過ぎて、脳の処理が追いついていかないという異常事態もチラホラ。
この映画は是非3Dで、、、というか、3Dで見るコトに価値のある作品だと思います。
この視覚体験だけでも、1800円の価値アリ!(断言)




ポイントその③ 奇想天外で愉快痛快な物語!

魔法がテーマといっても、『指輪物語』のような深遠さや『ハリー・ポッター』のような奥深さはなく、あくまでもビジュアルのカッコ良さ重視な「ヒーローの武器やアイテムがたまたま魔法だった」程度の味付け。でも、アメコミ映画なんだからこれくらいのアバウトさが調度いいんだよね。
ぐにゃんぐにゃんと歪む景色の中で、魔法陣から武器やら盾を召喚してぶん殴り合う近接格闘戦のチャイルディッシュな爽快感たるや!

「魔法使いがどうして肉弾戦すんの???」

なんて疑問はナンセンス。楽しけりゃあいんです!

あと、ちょっと面白かったのが、ラスボスとの決着のつけ方。
この手の娯楽映画の常として、最後はやっぱり体育会系的な直接対決かと思いきや、今作はちょっと面白い方法で決着をつけます。
ネタバレになるので書かないけれど、「コメディーか?!」と思わずニヤリ。



明るく楽しいマーベル作品らしく、気の効いたギャグや小ネタも満載だし、登場する人物全てのキャラが立っているので観ていて素直に楽しいし、なにより映像が凄まじ過ぎるので、観終った直後の「あぁ、思いっきり映画観たなぁ~!」という満足感はかなりのものでした。
ファミリーでもカップルでも楽しめる痛快娯楽活劇となっておりますので、お時間に余裕のある方は是非とも劇場へ!





最後に。







このコントは、全米で大人気のトーク番組「ジミー・キンメル・ライブ!」に映画の宣伝でカンバーバッチ本人が登場した時の模様。
バカバカしい寸劇に全力で付き合っているカンバーバッチが、なんとも微笑ましいですなぁ。


  


Posted by miroku at 22:24Comments(8)日記映画

2017年01月30日

ラランスさんの新メニュー

この世の中には、食べる前から「あ、コレ絶対に美味しいヤツだ!」と分かるモノがありまして。

「食べる前から美味しいなんて分かるバカがいるかよッ!」

と、玉井詩・・・もといアントニオ猪木氏にビンタを喰らいそうではあるんだけれど。



で、

だ。

そんな美味しいに決まってるヤツのひとつが、ラランスさんのとある新メニュー

ラランスさんのブログにアップされたその写真を見た瞬間に、「あ、コレ絶対に美味しいヤツだ!」と確信。
そして、その思いは確信を超越して「コレは絶対に食べねば・・・食べねば・・・食べ・・・食・・・」という妄執へ(怖いわッ!)。

で、やっとこさ食べに行ってきました!








「いろいろきのこと3種のチーズのキッシュ」なり。

ね、こんなの絶対に美味しいに決まってんでしょ?



ひと口食べると、チーズの深いコクがどーんと口の中いっぱいに広がります。
3種のチーズはエメンタールグリエール、それとパルミジャーノ・レッジャーノ
それぞれのチーズについてのウンチクをおっぴろげようかとも思ったんですが、残念ながらそんな知識は皆無でございますのでカッツ・アイ(割愛)。
そんな味オンチなボクでも、チーズが奏でる複雑で高濃度な風味を十二分に感じれるほどに深い味わいでした。

で、きのこもまた良い味出してるんだよねぇ。
ラランスさんのブログに寄りますれば、入っているキノコはマイタケシイタケヒラタケエリンギシメジ、んでもってダメ押しのマッシュルームで計6種。
それぞれがかなり細かく刻まれてあるので、食感や風味できのこの特定こそできないものの、たくさんのきのこの風味がこれまた複雑に絡み合って、なんとも贅沢な風味が楽しめます。

チーズときのこがてんこ盛りのふわトロ食感なベシャメルソースを更なる美味しさへと導くのが、サックサクのパイ生地!
なんだろうこのパイ生地?嫌な主張を全然感じないんだよなぁ。
パイ生地の主張がちょっと邪魔になるキッシュだったりパイってあるよね?(あくまでボク見解)
でも、このキッシュは違う。
主役はあくまでベシャメルソース。ソースの器やちょっとしたアクセントとして「縁の下の力持ち」的役割に徹していて、こういう細かな仕事も流石はラランスさんだなぁと。

でね、削げ落ちたパイ生地はお皿に敷かれたオリーブオイルに絡めて食べると、これまた美味しという隙の無さ。お見事!



キッシュって、これまでは前菜やコース料理の一品として食べたコトはあったんだけど、ここまで「美味しい」と意識して食べたコトってなかったかも?
というか、食べた瞬間に、

「うわッ、ウマッ!」

と、ちょっと声に出して言いそうになったもの。いや、ホントに。



ただ、このキッシュ、食べるには少々ハードルが高い要素がいくつかありまして。
まずは、金・土曜日の限定メニューで、午後3時から注文が可能だというコト。
そして、焼くのは1日1台。一人前は1/6カットなので、基本的には1日に6人しか味わえないというコト。

ボクが食べたのは土曜日の3時ちょっと過ぎだったんだけど、後から来たお客さんもキッシュを注文していたので、しばらくは競争率の激しいメニューになるのは必至。

このブログに遊びに来てくれる方々のラランス訪問率(?)は何故か異常に高いので、訪問の際は注意してくださいませ。

・・・ってか、

みんなどんだけラランスさんが好きなんだよッ?!



1個じゃ足りない、もう3~4個はペロリとイケちゃいそうな絶品メニューですので、ラララー(ラランスルール愛好家)の皆さんは是非!



  


Posted by miroku at 21:17Comments(6)日記ごはん

2017年01月27日

『バイプレイヤーズ』がメチャ楽し!

ドラマのハナシ。

普段はそんなにドラマは見ないボクなんですが、去年は珍しくハマったドラマに恵まれた年でした。

『逃げ恥』の楽しさ、『ヨシヒコ』の安定感なんかが印象深いんですが、なんといっても個人的に昨年ベストワンのドラマはテレ東の深夜枠で放送された『その「おこだわり」、私にもくれよ!!』です。







「バラエティー番組のMCを任された2人の女優の姿をカメラが追う」という、かなり実験的で変化球なドラマ。

・・・というか、正直「コレ、ドラマか?」と思わないでもないんですが。
どちらかというとドキュメンタリー(フェイクだけど)に針が振れる作風ではあるんですが、「役者が台本に沿って人物を演じる」という意味で、ボクの中ではドラマなんです。

虚実が複雑に混ざり合うそのカオスっぷりがかなり痛快で、「よくこんな企画が通ったな・・・」と、テレビ東京の懐の深さに痛く感服したもんです。

今ならNetflixで視聴できるので、視聴可能な環境にある方は是非ご覧になってみてください。



で、

だ。

今年に入ってボクのそんなドラマ熱は沈静化・・・したはずだったんだけど、「とあるドラマ」のおかげで再燃!
というか、ぶっちゃけ今期はそのドラマしか見てないんですが(苦笑)

果たして、そのドラマとは・・・


『バイプレイヤーズ』









【ストーリー】
 中国の動画配信サイトから大型ドラマのオファーを受けた遠藤憲一、大杉漣、田口トモロヲ、寺島進、松重豊、光石研(あいうえお順)の6人の名脇役たち。主演はあの大物俳優で監督も世界的な有名監督。
 しかし、監督から要望が。それは・・・
『役作りで絆を深めるために、シェアハウスで3か月間共同生活を送る』
 こと。
 戸惑いながら過ごす6人だが。。。




中年俳優バージョンのテラスハウスであり名脇役アベンジャーズともいえるこのドラマ、とにかくもう最高!

「オヤジ萌え」なんて概念がこの世にあるのか分からないけど、登場する6人のおっさんたちがまあ可愛らしいったらありゃあしない。
しかも、本人が本人役を演じてるんだもの。まるで役者の素の部分を覗き見ているような奇妙な楽しさもあって、第一話の段階でどハマり確定。

この面子だと、松重豊がまだまだ全然若手に見えるという異常事態もすこぶる楽し。



ゲストも毎回、超豪華!
初回は役所広司、第2話は荒川良々池松壮亮。で、もちろん本人役。
とてもテレ東深夜に顔を出す面子じゃないよ・・・

と思ったけれど、『ヨシヒコ』の時もゲスト陣の豪華さはちょっと尋常じゃなかったし、今一番熱いのはテレ東の深夜枠なのかも???



俳優が本人役なので、出てくるギャグや小ネタの元ネタも当然実名。
大杉漣がゴジラで自虐ネタをかましてみたり、田口トモロヲの「俺NHKで主演やったよ(植物男子ベランダーのコトだと思われる)」発言に光石研が間髪入れずに「でも、BSだろ?」とツッコんだりと、いちいち全部が面白い!

第2話に至っては、堂々とテレ朝の『相棒』の名前を使って、しかも雑にパクる始末!







松重豊に紅茶を持たせて遠藤憲一にフライトジャケット着せるなんて、こんなの正気の沙汰じゃないよ!




「でも、長野じゃやってないんでしょ?」

と思ったそこのアナタ!
実はコレ、長野でもやってるんです!(まぁ、だからボクが見れてるワケなんだけども)

信越放送で毎週木曜深夜24時47分、去年までは『ヨシヒコ』だった時間帯。
しかもまだ始まったばかり。今からでも全然間に合います。

というワケで、


「あまりにも楽し過ぎるドラマなので、これからブログでちょいちょいネタにしたいから、みんなも見てね♪」


的な洗脳記事でしたとさ。




  


Posted by miroku at 22:53Comments(12)日記映画

2017年01月27日

『スター・ウォーズ クローン・ウォーズ』

2週間強を費やして、『スター・ウォーズ クローン・ウォーズ』の映画版およびTVシリーズのシーズン1(BD1枚とDVD6枚・全23話)をやっとこさオールクリア。


「ん?そんなスター・ウォーズなんて聞いたコトねぇけど???」という方も多かろうと思われますので、ちらっと説明をば。


『スター・ウォーズ クローン・ウォーズ』とは、『エピソードⅡ クローンの攻撃』『エピソードⅢ シスの復讐』の隙間を埋めるスピンオフシリーズです。
では、その隙間で一体何が行われていたのか?
それはクローン大戦と呼ばれる星系間戦争。銀河共和国(善玉)と分離主義勢力(悪玉)が銀河各地で血で血を洗う大抗争を繰り広げた一大戦争なのであります。

実写映画では時間や予算の関係上、どうしてもスポットが当たるのはスカイウォーカー一族とその周辺の人物になってしまって、銀河狭しと暴れまわる数百人にも及ぶキャラクターまでは到底描ききれない。
でも、だったらアニメでやれんじゃね?ということで、このTVシリーズは全て3DCGで製作されたアニメーションとなっております。







動いてる様子はこんな感じ。
シーズン1は何せ9年も前の作品なので、2017年の目で見るとCGがいささかしょんぼりチックはご愛嬌。

キャラデザインがちょっと濃い目で実写映画とのギャップに最初は少し戸惑ったりもしたんですが、慣れてしまえばもうこっちのもの。様々なキャラクターの個性豊かな暴れっぷりがスゲェ楽しかった!

『シスの復讐』では瞬殺されてしまう不憫なジェダイの方々も、このアニメでは八面六臂の大活躍を見せるし、アナキン(後のダース・ベイダー)と弟子のアソーカとの師弟愛なんかもスゴク良いんだよね~




アナキン・スカイウォーカーとアソーカ・タノ


この師弟、どちらもジェダイにしてはヤンチャ者で、その凸凹コンビっぷりが楽しくも微笑ましいんだけど、ボクらはアナキンがダークサイドに堕ちるのを知っているから、その微笑ましさが逆に辛くもあって・・・

そういう意味では、この作品は「オーダー66」の悲劇への壮大な前フリだったりしもします。



あと、吹き替えについて。
基本的には実写映画版のキャストがそのまま各キャラクターを演じているんだけど、特に大活躍しているのが俳優の金田明夫氏。






「あ、この人知ってる!」という方も多いんじゃないでしょうか?
で、氏が演じているキャラというのが・・・何千何百と存在するクローン・トルーパーの全て!


これもちょっと説明が必要かも?
クローン・トルーパーというのは善玉サイドの兵士たちの総称で、「ある単一の個体」からクローン技術によって生み出された「複製された人間たち」によって構成された軍隊です。
では、その単一の個体というのは一体誰なのか?
その人物とは『エピソードⅡ クローンの攻撃』に登場した、銀河一の賞金稼ぎ「ジャンゴ・フェット」(ボバ・フェットのお父さん)。

で、映画でボバ・フェットを吹き替えていたのが金田明夫そのひと。
原本とコピーは同じ。当然の結果としてボバ・フェットとそのコピーたるクローン・トルーパーたちは容姿も声も全く一緒なので、全ての声を氏が当てているという道理。

ただでさえ容姿が一緒の複数のキャラ(髪型は若干の個体差あり)をそれぞれ演じ分けるなんて大変な作業なのに、これは戦争アニメ。常に画面には兵士の誰かしらが戦っていて、しかもシリーズの最初から最後までず~っと出ずっぱりという異常事態。

コレ、アフレコは地獄の苦しみだったんじゃ・・・(ちょっと気が遠くなりながら)

しかも、このシリーズは第6シーズンまで続いていて、当然の如く氏が声を当て続けているという・・・
有名俳優がここまで律儀に作品につきあい続けているという事実に、氏の好感度がメチャメチャ上がりまくったとさ。


ちなみに、金田氏は民放の今季ドラマ(ドラマ名は知らない)にご出演されているらしく、つい最近もいつくかのバラエティー番組で番宣されておりました。
氏がトークする度に、

「お、クローン・トルーパー?」

と、聴覚がいちいち反応して、我が五感ながらちょっと面倒くさかったです。



と、そんなこんなの『クローン・ウォーズ』。
年末年始の『ローグ・ワン』でスター・ウォーズ熱が高まった方も多いハズ。
大手のレンタルショップにはほぼ置いてあると思われるので、遠い昔、はるか彼方の銀河系で繰り広げられていたジェダイたちの活躍に想いを馳せながら、冬の夜長をこたつやソファーでゆるりと過ごすなんていうのもオツなんじゃないでしょうか?

あ、でも・・・

なにせこのアニメは全6シリーズ。
DVDにして25枚という超ボリューム!

ボクも全てのシリーズを観終るのは、果たしていつになることやら。。。





  


Posted by miroku at 00:07Comments(2)日記映画

2017年01月25日

丸亀で鴨ねぎうどん

いやね、鴨が好きなんです。

そりゃあA5ランクの松坂牛か鴨のどちらかを奢ってくれるというのなら、鴨なんかガン無視&即スルーなんだけど(そこまで言うなや!)、鴨の持つあのねっとりとしたコクや風味が大好きで、居酒屋とかで鴨肉のメニューがあるとついつい注文しがち。

そんなにわか鴨ニスト(?)なボクなんですが、丸亀製麺の今期限定が鴨のうどんだと聞きつけたので、ちょっくら近所の丸亀へ。






鴨ねぎうどん(620円なり)。

ここに来るって何年振りだろう?あれ、ちょっと思い出せないやというくらいにお久しぶりの丸亀製麺。
たしか丸亀とのファーストコンタクトがあまり気持ちの良いものじゃなくて、「だったら他のうどん屋行くわ」ってな感じだったような気がする。

で、久方ぶりの丸亀は、、、


あれ?普通に旨いじゃん。




甘みがやわらかくてまろやかなダシもイケるし、麺の茹で具合もやわ目でボク好み。

・・・あ、でもこの麺はもしかしたらお店サイドが茹で過ぎてた可能性も。

だって、丸亀のHPを見ると弾力と腰の強さがウリだと謳っているけれど、ボクの食べた麺はやわやわでヘナヘナ。まるで九州うどんの如き腰の無さだったんだもの。
どちらかというと讃岐よりも九州うどんの方が好みのタイプなので、この麺は個人的には大正解だったんだけど、、、本来の丸亀の麺ってどうなんだろう?

・・・ま、まぁ、旨かったから結果オーライ生頼範義ってコトで♪(という思考停止状態)



で、肝心の鴨ねぎ部分もかなり好印象。

注文を受けてから、わざわざ雪平鍋で一人前ずつ鴨とネギを調理するのが良いなぁと。
もっとビジネスライクというのかな?「どうせ調理済みの鴨パーツとネギパーツをうどんにぶっこむだけなんだろ?」と高を括っていたので、正直ビックリしちゃった。
それに、思った以上に鴨もネギもボリュームたっぷりで二度ビックリ。

添えられた柚子の香りもイイ仕事をしていて、「ぶっちゃけナメてました。ゴメン!」と、心の中で土下座した次第。



と、ここまではほぼほぼ絶賛なムードでお送りしてきたんですが、いささか残念な部分も。それは・・・

鴨の風味が致命的に感じられない

んだよなぁ。

良くも悪くも鴨肉ってクセが強いのが個性だと思うんけど、その個性がまるっきり感じられなくって。
ただ、これはそのクセを極力抑えた結果なんだろうなと勝手に解釈。鴨の風味って苦手な人って割と多いから、全国展開のチェーン店では致し方ないコトなのかなと。



最後の最後でちらっとナマイキ書いちゃったけど、ぶらっと入って気軽に食べれるうどんとして、このクオリティーは全然アリだと思います。
もう一回くらい、リピートしちゃいそうな予感。





  


Posted by miroku at 21:30Comments(2)日記ごはん

2017年01月23日

名優、逝く

またひとり、仁義なき名優が逝ってしまった。

松方弘樹兄ィの訃報。

哀しみとか寂しさとかショックとか、そんな具体的な感情ではなく、ただただ「信じられない」というのが率直な心境だったりします。


ボクの人格の何%かを確実に形作っているのは、70年代に大量に製作された東映実録路線の映画の数々。
『仁義なき戦い』『県警対組織暴力』『沖縄やくざ戦争』『北陸代理戦争』『暴動島根刑務所』といった傑作群の中で松方弘樹兄ィが見せた、、、否、魅せたエネルギッシュかつアダルティックな姿に何度魅了されたことか。







神輿が勝手に歩ける言うんなら歩いてみいや
おうッ?!


『仁義なき戦い』第一部より 金子信雄に啖呵を切る屈指の名シーン




最近でいえば、新時代の傑作時代劇『十三人の刺客』でのキメッキメな殺陣も忘れられないなあ・・・

このブログに遊びに来てくれる方は割とイイ歳・・・もとい、人生経験豊かな人が多いという勝手な想像を踏まえてなんだけど、人気バラエティー「元気が出るテレビ」で見せていた甲高い声で笑うお茶目で可愛いおじさんキャラ、あれは全部「演技」だったそうで。
子供の頃にリアルタイムでこの番組に夢中になっていたから、この事実を知った時には心底ビックリしたもんです。役者って凄いなぁと。



役者は死すとも、作品は死せず。
ボクらが40年以上も昔の『仁義なき戦い』に夢中になるように、10年後、20年後、いや50年後の映画ファンも同じように『仁義なき戦い』を観て「松方弘樹スゲェ!」と熱狂するんだろうな。

と、なんだかまとまらない感じになってしまったけれど、今の思いをそのまま文章にしてみた。



最後に、懐かCM。







最高過ぎる・・・





  


Posted by miroku at 23:07Comments(0)日記映画

2017年01月22日

日和カフェでカチョエペーぺ

一週間くらい前のハナシなんですが、キーボードが突然ぶっ壊れまして。

まぁ、もう6~7年は使っていたから、寿命っちゃあ寿命。
仕方がないのでさっそくキーボードを新調したんですが、これが・・・

ちょっとカッコつけたいお年頃(42歳中年ド真ん中)なので、いままで使っていたタイプとは少し異なるデザイン性重視なヤツにしてみたトコロ、これが見事に大失敗。
今までは指が覚えていたキーの位置が、微妙に狂うんだよねぇ。

文章を打っていても、意図しない部分で改行したりとんちんかんな変換をしたりと、いちいちイライラ。
全く使えないってワケじゃなく、使用する時間に比例して小さなイライラ感がどんどんと蓄積されていくという、一番ストレスが溜まる最悪なパターン。

こればっかりは使い慣れるまではしょうがないか、やっぱり。


それにしたって。
キーボードの前は冷蔵庫、その前はプリンターと、ここ一ヶ月の間で電気モノが3台も立て続けでオシャカ(昭和語)になるという異常事態。
機械にだけ反応し感染する未知のウィルスがウチに潜伏しているのか、はたまたボクの普段の行いの賜物なのか・・・

うん、おそらく後者。




で、

だ。

「テメェんちの家電状況なんて知らねぇよ!」な前戯はこれくらいにしておいてっと。
べらぼうに美味しかったパスタのハナシ。






善光寺のお膝元、日和カフェカチョエペーぺ(チーズと胡椒のシンプルなパスタ)なり。


ラランスさんのブログで紹介されていたのが切欠だったのかな?去年初めてお店にお邪魔して食べたこのパスタの味が忘れられなくて、先日再訪してみました。

パスタとチーズといえば、「やすしときよし」「トミーとマツ」「R2D2とC3PO」と同じくらいに相性抜群なんだけど、チーズはあくまでもソースの素材の一部だったりすることが多いこのパスタ業界(?)にあって、チーズがメインのパスタってあまり聞かないと思うんです。で、このパスタはまさにそれ。チーズを食べる為のパスタといっても過言ではないんじゃないんでしょうか。

チーズ本来が持つコクや塩気が小気味よく味覚を刺激するその美味しさはまさに、シンプル・イズ・ベスト。
余計な調味料や装飾過多な味付けが無い分、素材の味をまるごと堪能できるパスタのなんと贅沢なことか!

おそらく数種類のチーズが使われているからなんだろうね、シンプルな中にも複雑な風味や味わいも感じられて、食べれば食べるほどに「嗚呼、今ボクは旨いパスタを独り占めしている!」という多幸感に包まれます、、、って、いや、決して大げさな表現じゃなく。

カフェと名がついているけど、これってもうちゃんとしたイタリアンのパスタだよ絶対。
というか、そんじょそこらのイタリアンよりも美味しいと思う、個人的には。






前菜もホラ、どうよこの素敵っぷり。

ミネストローネもさることながら、真ん中に鎮座まします玉ねぎのソテー、これがもう、、、んもうッ!
玉ねぎの層の一枚一枚が、デレデレと愛でたくなるほどに甘くてとろっとろ。
「甘美」という言葉があるけれど、このソテーはまさしく甘美そのもの、というか、甘美の語源ってこのソテーじゃねぇの?というくらいに驚きの美味しさでした。

パスタといいこれといい、このお店の「素材の味をシンプルに生かしてみました」感は一体どうなってんだホントにッ!(最大級の賛辞として)






お味よし、雰囲気よし、店員さんの接客の気持ち良さも又吉イエス、、、もとい、またよし。

他のランチメニューも大いに気になるトコロではあるんだけど、しばらくはこのパスタにどんハマりしそうな予感。。。



  


Posted by miroku at 22:35Comments(2)日記ごはん

2017年01月21日

小枝 PREMIUM 芳醇ウイスキー

雪かきから始まった休日の土曜日。

昨夜、深夜までトランプの就任式(を祝うゲイ団体のパーティー)の中継を見ていたんですが、3時とか4時の時点では雪なんか全然降っちゃいなかったのに、起きたらいつもの純白地獄なんだもの。なんだこの奇襲攻撃???


いやね、いつもだったらバカな駄文を書き連ねて、如何にもう雪かきが心底イヤなのかについて思いの丈を滔々と述べたいトコロではあるんだけど、もうそれすら面倒臭いというか・・・


本当にもう雪はいいです堪忍してください


と、気象現象に対して土下座したい気持ちでいっぱいです。




で、

だ。

そんな雪かき疲れも癒してくれる(といいな・・・)、美味しい絶品チョコを発見したのでご報告。






小枝 PREMIUM 芳醇ウイスキーなり。
お酒風味のチョコは数々あれど、かなりしっかりウィスキーの風味を感じる大人のチョコに仕上がっておりました。

小枝なれど、小枝感はほぼゼロ。
小枝の代名詞ともいえるパフやアーモンドの立ち位置を、今回はウィスキー風味のガナッシュオレンジピールが務めております。

で、これがかなり美味しい!

ウイスキーとチョコの組み合わせといえば、まず頭に浮かぶのはウイスキーボンボンなんだけど、このチョコはあそこまでがっつりウイスキーじゃなく、あくまでも上品なテイスト。
上品といっても決して薄いとか軽いってワケじゃなく、ウイスキーの薫りと風味はしっかりと感じられるし、そこに加わるオレンジピールの清涼感がチョコの美味しさを後押ししていて、プレミアムの名に恥じない高級感を感じるチョコでした。

そのまま食べてももちろん美味しいけれど、お酒のおつまみなんかにもピッタリなんじゃないかなコレ。


どうやら期間限定商品らしいので、気になる方はお早めにサーチ&デストロイしてみてください。
ボクもまた買ってこようっと。

  


Posted by miroku at 22:22Comments(8)日記ごはん

2017年01月18日

ドン!ドン!ドン!ステーキ丼!

不定期連載(?)でお送りしている「今日の『この世界の片隅に』のコーナー(いつからコーナー化???)

今朝の信毎の映画評に、『この世界の片隅に』が紹介されてました。
正直、「え?今更???」という気もしないではないんですが、これもキネ旬1位効果ってヤツなんでしょうね。

ボクなんかの駄文とは違い、ちゃんとしたプロが書いた映画評なので(当たり前だよ!)、信毎を購読されている方は是非ご覧になってみてください。


それに加えて今朝はもういっちょう。
日テレの「スッキリ!」とフジの「とくダネ」でもこの映画が紹介されて、時間もまさかのどんかぶり。
ついさっき録画したものをチェックしたんですが、「スッキリ!」は司会の宇宙アライグマ(の声の人)がテンション高めで絶賛していたのに対し、「とくダネ」は司会の方が割と興味ないご様子・・・もとい冷静かつ無表情だったのが印象的でしたとさ。


公開から来週でおよそ2ヶ月。
この映画を一番最初に記事にした時は、微力ながらこの作品を応援できればという思いでキーボードを叩いていたんだけど、もうそんな場末ブロガーの小さなお節介なんてちゃんちゃらおかしいくらいの大ヒットだもの。この作品を取り巻く今の賑やかな状況が堪らなく嬉しいなぁ。




と、今日の洗脳活動(オイッ!)はこれくらいにしておいてっと。
今夜はこんな飯テロで。

某月某日。
以前からちょっと気になっていたお店へ、お肉を食べに行ってきました。






長野駅前の新店肉バル MEATERS(ミーターズ)の、鉄板ステーキ丼(レギュラーサイズ)なり。

熱々の鉄板の上にはご飯が、その上に大ぶりにカットされた5切れほどのステーキとじゃがいもをスライスしたものが乗っけ盛りされていて、特製のハニーバター醤油ソースを上からかけて完成と相成ります。

噛み応えのあるお肉は存在感バッチリ。
噛めば噛むほど旨味が口の中に溢れだすので、「この旨味を逃してなるものか!」と、ご飯の進み具合は猛スピード級。

特製のソース、これがまた良くって。
ハニーバターの甘みと醤油の香ばしさが絶妙のバランスで香るタレは、お肉の旨さを引き出す効果はもちろん、ご飯との相性も抜群!このタレだけであったかいご飯なら2杯はイケると思う。
鉄板の熱々効果で、最後の方はこのタレと肉の旨味が絡まった焼き飯状態になるんだけど、これがもう辛抱タマランチ会長(?)な旨さ!
この焼き飯がメニューにあったら、それ目的で絶対に再訪しちゃうだろうなぁ。

これにサラダとスープ、ドリンクがついて980円(税別)。
ちゃんとしたお肉が食べられるという意味で、決して高い価格帯じゃないと個人的には思います。

じゃがいもスライスも地味にイイ仕事してました!

・・・ただ、食感がしっかりしているお肉なので、できればフォークとナイフが欲しかったなぁと、一応書いておこうかな。








こちらは自家製ブレンド黒カリー(ハーフサイズ)。

自家製の名は伊達じゃないとばかりに、スパイスの風味が非常に多層的。これで280円(こちらも税別)なら全然アリ。アリアリアリアリアリーヴェデルチだと思います!(どんなグルメレポだよ?)



お手軽な料金でちらっとお肉を食べたくなった時には、ピッタリなんじゃないかなこの店。
夜のメニューも豊富そうなので(ってか夜がメイン)、今度は飲み会で使ってみようかなと密かに画策中。





  


Posted by miroku at 22:08Comments(0)日記映画ごはん

2017年01月17日

神の怒りと落穂拾い

明日は大丈夫じゃね♪一昨日の記事参照)



というボクの言葉を天気の神様がご照覧あそばされたのか、

「おいテメェ、人間如きがオレ様を舐めるんじゃねぇぞコラ!」

という神の怒りの如き純白の地獄絵図が、昨日も、そして今朝も広がっておりました。いやぁ、4日連続の大雪なんてあるんだねぇ・・・チッ。

そんなこんなで毎日雪かき。
まだ暗いうちからせっせとせっせと雪をかき、やっと家を出発したと思ったら、今度は会社でまた雪かき。

ふぅ、
もう雪はお腹いっぱいだってば。
ねぇちょっと聞いてんの、神サマ?(だからタメ口はヤメろって!)




と、いよいよ本気で雪かきが精神を浸食しはじめたトコロで、いざ本題へ。
観た映画がまたぞろ溜まってきたので、例によって落穂拾いにて。



『ヒメアノール』






「なんでコレ、劇場で観なかったんだろう?」と自責の念を禁じ得ない、大傑作でした!
公開のタイミングで劇場で観ていたら、間違いなく去年のベスト入りは確実だったなぁと。

前半のお気楽なラブコメ調から一転、後半はヒリヒリするほどにスリリングなサスペンス展開が堪らないし、なにより殺人者を演じる森田剛が最高!
現役のアイドル、しかもジャニーズ所属のタレントが演じるにはあまりにリスキーな役どころを、これ以上ないってくらいにリアルかつ切実に演じきっていて、最近だと『冷たい熱帯魚』のでんでんや『凶悪』のリリー・フランキー、『クリーピー 偽りの隣人』の香川照之らに負けずとも劣らないリアルな異常性に頭がクラクラしました。

『十三人の刺客』の稲垣吾郎もそうだったけど、ジャニーズの人がこういう異常性欲者を演じると、なんだかエグい迫力があってちょっとよいね。

ラストもよかった。
これだけ酷い映画(褒め言葉)なのに、ラストシーンのあの感動は一体何なんだろう?というか、あのシーンで涙した自分自身の感情の振れ具合が分からなくって。
喜怒哀楽というよりは、「自分自身も含めた、失われてしまった時間への郷愁」なんだろうか・・・って、なんだこの文章?





『ミュータント・ニンジャ・タートルズ:影<シャドウズ>』






映画の作るって、極めて文化的な行為だと思うんです。
だって、バカじゃできないから。教養が深くて、センスもあって、もちろんお金の計算なんかもちゃんと出来て。
そんな頭の良い人たちが億単位のお金を使って一生懸命作ったとは思えない程に、この映画が提示してくる価値観はただひたすらに「脳みそがグミかキャンディーで出来てるんじゃねぇのか?」と言わざるを得ないほどにバカ丸出し。

でも、そこが素晴らしい!

亀の忍者が高校生レベルのくっだらねぇ話題で駄喋りしながら、ピザ食って、空飛んで、悪者をやっつける・・・
頭が良いと思われたいなぁなんて邪心が少しでもあったら、こんな映画絶対に出来るワケないもの!

爽快感ケレン味、そして爆発。忘れちゃいけないオッパイも。
娯楽に必要な要素が全部(乱暴に)詰め込まった、非常に高い志で製作された「志が低い映画」でした。





『グランド・イリュージョン 見破られたトリック』






正義の手品師集団が世に潜む悪人を退治する、マジシャン版必殺仕事人、、、というか、昔懐かし「ザ・ハングマン」(知ってる人はかなりイイ年)のハリウッドリメイクだと勝手に解釈している今作、個人的には大満足でした。

お話的には粗ばかり。ツッコミどころはいちいち挙げてたらキリがないくらいだし、そもそも「映画でマジックって・・・どうせCG使ってんでしょ?」的な興醒め要素もあるっちゃあるんだけど、それらマイナス要素を補って余りあるほどに「観ていて素直に楽しい」んだよねぇこの映画。

それぞれのキャラが立っていて、見せ場がいちいちカッコ良い。この感覚、映画というよりはアニメに近いのかも?
ルパン三世的な勧善懲悪ってあるでしょ?なんだかんだいろいろあっても、最後はカッコ良くキメて大円団で締めるという・・・この映画の魅力はまさしくそれだと思います。

続編も早く観たい!





で、最後はこちら。

『スター・ウォーズ エピソードⅠ~Ⅶ』






いやね、最新作『ローグ・ワン』があまりにも良かったので、このタイミングで過去作を改めて全部観返してみようかなと、お正月から少しづつ着手(?)しはじめて、つい2~3日前にようやっとオールクリア。
感想はといいますと・・・

「初見時よりもプリクエル3部作に対して優しい気持ちになれました」

って、なんだその感想?

全世界規模で「オイッ!」とツッコまれたプリクエル(エピソードⅠからⅢまでの3作)。
ボクも公開当時は「昼にやってるメロドラマみたい・・・」だとか「クローン大戦を見せろ!」「ジャージャーうぜぇ」といった罵詈雑言を浴びせたもんだったけど、改めて観てみるとこれはこれでなんだか味わい深く感じ入っちゃったという、、、ね。


それともうひとつ。
実はもうちょっと深くスター・ウォーズの世界を勉強しようかな?という気持ちもあって、映画を観ながら登場する固有名詞を片っ端から確認したり調べたりしているんだけど、知れば知るほどその奥深さ(というかマニアの凄まじさ)を痛感している真っ最中でして。

この戦いはどこの星で行われていて、ジェダイは誰々が参加していて、そのジェダイの師匠は誰々で、パダワンは誰々で・・・などと追いかけている、なんだか社会で歴史の勉強をしていた時のようなデジャヴ感。

ってか、スター・ウォーズの世界観は正史とレジェンド(スピンオフなどで展開された並行世界の物語)に別れているから、正直もうゴッチャゴチャ状態。本当にテスト勉強をしているかのような脳みその使い方なんだもん。こんなの「映画を観ている」なんて言わないよ!


で、今度はアニメ『スター・ウォーズ:クローン・ウォーズ』『スター・ウォーズ:反乱者たち』に取り掛かる予定。

ゴールは遠いし疲れるけれど、正直メチャメチャ楽しいなぁ♪

・・・って、


他にもっと勉強しなきゃいけないコトあるだろッ!(オトナとして)




以上、映画落穂拾いでしたとさ。
さぁて、今夜はそろそろ寝るとすっかな。

・・・

・・・

・・・朝、目覚めて窓の外の光景を見るのが正直怖い。。。






  


Posted by miroku at 23:33Comments(0)日記映画

2017年01月15日

雪やコンコン、パスタはトケトケ

「予報じゃ寒波寒波いってっけど、案外と降らねんじゃね?」


と、旧日本帝国軍ばりの希望的観測に満ちた手前勝手な自分予報は案の定裏切られ、昨日の朝から大雪祭り。
連日に及ぶ雪かきで、腰に若干の違和感が・・・いてて。


かいてもかいても以降に減らぬ白くて邪悪な(?)塊に、思わず、

「ゆき~のしんぐん こおーりをふんで」

と、映画『八甲田山』でお馴染みの軍歌「雪の新軍」のメロディーが脳裡を霞めて、心身共に疲労感MAX。




高倉健演じる徳島大尉率いる弘前歩兵第三十一連隊の皆さん



わずか4台分の駐車場の雪かきでこんなにヘトヘトなんだから、冬の八甲田山で雪中行軍なんて絶対無理・・・


明日の朝もこんな調子だったら、ホントどうしよう?
でもまぁ、3日連続の大雪なんてそう滅多にあるもんじゃないからさ、、、


明日は大丈夫じゃね♪





と、バカの学習能力の無さがまた飛び出したトコロで、毎度お馴染み食べ物のオハナシ。

某月某日。
最近、いろんなブログで当時多発的に目にする機会が多かった、善光寺裏の隠れ家的カフェトケトケさんへ。






南信州産豚ばら肉と小松菜のペペロンチーノなり。

トケトケさんといえば、かき氷は以前に食べたコトがあったんだけど、パスタはお初。
実は今回伺ったのも、いろんなブロガーさんがここのパスタを褒めていたのでという、極めてミーハーな理由だったりします。

お初なパスタ、初対面の印象はかなり美味。
アルデンテどストライクなパスタの茹で加減はバッチリだし、オサレな店内の雰囲気と比例するかのような上品な味つけも好印象。
個人的にはもうちょっと辛さが欲しいかな?とは思いつつも、これ以上辛味があると素材のナチュラルさが損なわれるような気もするので、全然無問題。

豚ばらのカリカリ具合が嬉しい焼き加減も、美味しかったなぁ。

ホントは夜更さんのブログで見たたらこのパスタ(レモン添え)が食べたかったんだけど、残念ながらこの日のメニューには見当たらず。
でも、ペペロンチーノがこれだけ美味しかったから結果オーライっしょ!







で、前菜もかなり良し!
こだわりを感じる生ハムはもちろんなんだけど、野菜がとにかく美味しくて。
ちょっと調べたら、野菜はどうやらトケトケさん自作のよう。そりゃあ新鮮だよね。

シラスを載せたタルティーヌも、「お、今度これ家でもやってみようかな?」とDIY精神(?)を快く刺激する美味しさでした。







食後はホットコーヒーをば所望。
この日はかなり寒い陽気だったので、熱々のコーヒーが心底染みたなぁ。



古民家をリノベイトした店内は、昭和レトロと今時なオサレ感がちょうどいい塩梅で融合されていて、油断するとついつい長居をしちゃいそうな居心地の良い空間。しかもお料理がこれだけ美味しいときたもんだみのもんた。

こりゃあ未食のパンケーキも大いに気になるわい!というコトで、再訪決定~





  


Posted by miroku at 21:52Comments(4)日記ごはん

2017年01月10日

ラランス詣

まずはお知らせから。

映画『この世界の片隅に』が、「2016年 第90回 キネマ旬報ベスト・テン」邦画部門の1位を獲得しました!
そして監督賞には片渕須直監督という、まさかのW受賞。







キネ旬のベストテンといえば、泣く子も黙る日本で一番権威と影響力のある映画賞
映画関係に詳しくない方にとっては、「・・・で?」という極めて微妙なリアクションになろうかと思われますが、この受賞はちょっと奇跡的な偉業だったりします。
分かりやすく例えるならば・・・


下町の商店街で地道にコツコツと頑張ってきた街の定食屋さんが、高級料理店やメディア戦略に長けた有名店を押しのけて、その年の「日本で一番美味しかったで賞」を受賞しちゃった。


と、そんな衝撃。

監督自らの貯金を切り崩したりクラウドファンディングで資金を調達しながら製作された極めて小規模な作品が、大きな宣伝やメディア露出が出来ないにも関わらず口コミが口コミを呼んで大きなヒットに繋がり、その年のベストワンに選ばれる。
こんなヒットの仕方、普通ならまずありえないもの!

ただ純粋に「良い作品を作りたい」というスタッフやキャストの想いが、最良のカタチで結実した奇跡だと思います。



・・・って、関係者でもなんでもないのになんでオマエがこんなエラそうな口叩いてんの?という気がしないでもないんですが、公開前からずっと応援していた作品だったので、嬉しくてついつい口が滑っちゃったってコトで何卒ご容赦をば。

これでまた、たくさんの人にこの作品が届くようになるといいなぁ。





で、いつもの調子でここから本題。

先日の初詣の際、詣で繋がりで初ラランス詣をしてきました。
年末はちょっとバタバタしていたので、ラランス納めは出来ずじまい。考えてみたら割と久しぶりの訪問となりました。

今年一発目のラランスタイムは、トマトソースのスパゲッティーで。






そうそう!孟徳、、、じゃなかった、そうそう!コレコレ!
アルデンテよりも若干しっかりした茹で具合のパスタ、これが良いんだよね~
パスタがちゃんと主張するから、トマトのフレッシュ感に小麦が負けてないし、食べ応えって言うのかな?食べている時の「心地良い重量感」がしっかりと感じられて。
シャレオツなカフェのシャレオツなパスタだと、たしかに美味しいんだけど「軽い」印象を受けるコトが意外に多いから、カフェのパスタにはあるまじき(?)ちゃんと美味しいパスタが食べれるラランスさんの存在は、本当に貴重だと思います。

チーズがたっぷり絡んだトマトソースも絶品で、残ったソースをフォカッチャと一緒に食べると、これまた美味し!

一見シンプルなんだけど、実は重層的で複雑な味わい。ラランスさんでしか味わえない至福の美味しさでした。







この日のスープは玉ねぎのスープ。
寒い季節にはピッタリの優しい甘さが、じんわりと五臓六腑に染み渡ったなぁ。







食後のコーヒーを飲みながら、ゆっくりと文庫本の頁をめくる。
この日は座席にも余裕があったので、長居しても迷惑になっていないよね、、、たぶん。



3時過ぎにお邪魔して、まったりとラランスタイムを愉しんで。お店から出たら外はもう真っ暗。






夜のラランス。
地下へと続く階段の灯りが、暖かくもあり妖しくもあり。
その雰囲気がいかにも「ラランスさんだなぁ」という余韻と共に、降り始めた雪に背を丸めながらしみじみと帰路につきましたとさ。



  


Posted by miroku at 21:47Comments(9)日記映画ごはん

2017年01月09日

初詣、シスとだるまと甘酒と

おはようございます(現在の時刻:午後の1時半過ぎ)

飲み会 → カラオケ → 朝帰り → 朝寝

と、3連休の最終日にして怠惰極まる月曜日の午後、皆さまいかがお過ごし?たこは寝過ごし。
うぅ、身体のあちこちが軋んで痛い。やっぱヂヂイにゃオールはキツいや・・・

かつて青春のカリスマ尾崎豊は「軋むベッドの上で優しさを持ち寄り」と謳ったけれど、「軋む間接の節々で老いを感じる」ようになるとは、青春の若き日には思いもよらなかったなぁ。
ねぇ、どこのドラッグストアに行けば不老不死の妙薬が売ってるのか知ってたら教えて。アメドラ?マツキヨ?



と、「寝不足で書いたってロクな文章にゃならねぇ」という愚行を身を持って実証してみたトコロで、とっとと本題へ。
ちょっと遅めな初詣に行ってきましたよ、というオハナシ。








この日(というか昨日)は、曇天も曇天。
ボクが中原中也だったら、「ある朝 僕は 空の 中に 黒い 旗が はためくを 見た」と思わず詩を詠んでしまいそうになる程の大曇天。

「お正月からお天気続きだったのに、ボクが参拝する日に限って何故・・・」と、こちらの心の中までどんよりと暗雲が垂れ込めそうになるも、「まぁ、こんな時もあらぁな」とお得意の思考停止でなんとか乗り切ったので無問題。

それにしたって流石は善光寺、この日も大賑わいでした。
おみくじを引こうと思ったけれど、まるで砂糖に群がる蟻の如き大行列(そういう表現ヤメロ!)で泣く泣く断念。

そんな大混雑の中、今年一年の家内安全を絶対秘仏であらせられる阿弥陀如来さんにちょっと駆け足気味だったけれど無事お参りをい済ませて、2017年の初詣は無事終了。
阿弥陀さん、今年もよろしゅうお頼み申します。





で、ここからはそんな初詣でゲットした戦利品(?)を見せびらかし。






閻魔だるま、なり。
なんでも善光寺の閻魔さん仕様のだるまなんだそうで。

実は、ボクはあまり縁起物というモノを信じてはいなくて。
「だったらなんで初詣に行くんだよ?」と言われてしまえばギャフン!と唸るしかないんだけど、とにかくまぁそんな感じだったりするので、お守りとか破魔矢の類はほとんど買ったコトが無くて。

でも、善光寺本堂内で見つけたコレには一目惚れ。
だって・・・


ダース・モールみたいでカッコよくね♪




ダース・モールさん:ダース・シディアスの弟子にしてシスの暗黒卿



大きさはじゃがいも程度の小ささでコロコロとかわいいし、だるま云々の御利益は別にしても、部屋にちょっと飾っておくにはちょうど良いかなと。

・・・って、コレを毎日見続けてたら、フォースの暗黒面に墜ちそうな気もするけれど(汗)



で、お次はこちら。






善光寺のお膝元、西乃門よしのや酒蔵吟醸甘酒なり。

夜更さんのブログでお見かけして以来す~っと気になっていて。「こりゃあ飲まねば!」と初詣そっちのけで(オイッ!)買いに行っちゃったとさ。

味オンチなボクなれど、ひとくち飲んでハッキリと分かるその旨さ。
口に含んだ瞬間にふわぁと薫る米麹の甘みがとにかく上品、とにかくあっさり。さらりと流れるような舌触りや喉越しも相まって、非常に高級感溢れるお味となっておりました。

あまりに飲みやすく美味しいので、油断してるとすぐに飲み終えちゃいそうなのが唯一の残念ポイントか・・・って、そんなのはオマエのさじ加減次第だろ!


西乃門さんでは今、試飲祭り(?)が開催されておりまして。
甘酒を始め西乃門さんで製造している日本酒や味噌を使ったお味噌汁なんかが店員さんの解説付きで試飲できるという、お正月らしい楽しいイベント。
この日は後に飲み会があったので、運転はナシ。というワケで、ボクもレッツ・試飲し放題!

甘酒コーナーにはボクが買った甘酒の他に、大吟醸甘酒ゆず風味甘酒なんかもあって。で、これがまたメチャ旨!
本当は大吟醸をお持ち帰りしたかったんだけど、800gで3000円というセレブ価格にお財布の紐がぎゅっと締まったという顛末。
でも、本当にかなり美味しかったので、何かの折についつい買ってしまうかもしれないなぁ。






西乃門さんの入り口風景。
ここを通るたびに、ついつい写真を撮りたくなっちゃう景色なんだよなぁ。




以上、初詣報告でしたとさ。
初詣ついでに、この足で初ラランス詣に伺ったんですが、それはまた別のオハナシ。




  


Posted by miroku at 13:34Comments(4)日記ごはん仏像

2017年01月06日

ほり川さんでサプライズなお汁粉

今日は所要の為、仕事をお休み。

あれこれ用事を片付けながら、「あ、そういえばこのお正月はお汁粉食べてないな」と思い立ったが吉日。ほっこり和スイーツといえばお馴染みのおやきの店ほり川さんへ。



早速お汁粉をオーダーし、待つこと数分。

「お待たせしました」との声と共に登場したのが、こちら。







・・・ん?

・・・あれ?

・・・この光景はどこかで、、、




(参考資料「ほり川さんでわがまま和スイーツ」をクリック)



あ、

あ!

あぁぁぁ~~~ッ!

「お近づきジョーク」のやつじゃん!!!




ここで店主さんがダメ押しのひとこと。



「ブログ、見ました」



この瞬間のボクの気持ちを、一体なんと表現したらいいんだろう?
例えるならば、「学校から帰ったらベットの下に隠してたエロ本が母親に見つかってた」とでも申しましょうか。

ヤベェ、バレてたッ!!!

と、そんなやっちまった感。



なんでもあの時の記事を店主さんがご覧になっていたらしく、今回お汁粉でもミニサイズを用意して頂いちゃったという次第でして。
ありがたいやらこっ恥ずかしいやらで、こちとらもう、挙動不審なしどろもどろ状態。

「・・・あ、あぁ、、、スイマセンでした」

と、思わず口から飛び出た言葉は何故か謝罪のひとことだったというね、、、トホホ。



それにしたってスゴイのは、このディティールの細かさ!
横の湯呑と比較して、いかに小さく、そして丁寧に作られているのが一目瞭然でございましょ。

この小さい器にちゃんとお餅が二つ入っていて、しかも焼き目がしっかりついているという芸の細かさ。
付け合せの奈良漬も、手書きの「おてもと」の文字が可愛らしいお箸(ちゃんと使える!)だって全てがミニサイズで統一されていて、鬼気迫るクオリティー。

絶対コレ、普通にお汁粉一杯作るより手間暇かかってるよね。

そんなご苦労をかけてしまった申し訳なさに心苦しさを感じつつも、そのサービス精神と大いなる遊び心に感謝してもしきれないほどの感激を頂きました。



ダチョウ倶楽部ばりの最高な「つかみはOK」で完全に心を鷲掴みされた後は、いよいよ本丸(?)のお汁粉へ。






「ほり川さんのおやきや和スイーツにハズレなし」
なのは以前から知っていたけれど、このお汁粉もよかった!

甘さがまろやかできめ細かいので、どんなに食べても後に残る嫌味や雑味は皆無。
お店で食べるお汁粉って、最初は美味しいんだけど食べ進める間に甘さがどんどんと蓄積されていって、最後の方になるとちょっとしつこさを感じるコトが多いんだけど、ほり川さんはやっぱり違うね。

たっぷり入った小豆はふっくらと炊けていて、蕩けた餅にからめて頬張ると、思わずにんまり笑顔になる美味しさだったし、付け合せの奈良漬も後味のリセット効果はもちろん、甘味の美味しさを絶妙に援護射撃するナイスアシスト。

最初のひとくちから、最後の小豆の一粒まで、全てが大満足のお汁粉でした。

店主さんの遊び心に癒され、ほっこり美味しいお汁粉に舌鼓を打つ。
こんな贅沢な時間の過ごし方ったらないよ本当に。



美味しいお店には必ず理由があるけれど、ほり川さんの美味しさの理由のひとつは「なによりもお客さん思いで、お仕事を楽しんでされているから」なんだろうね、きっと。

今日は楽しい時間を本当にごちそうさまでした。
また行きます!

・・・あ、今度からはもうミニサイズは大丈夫ですので(汗)




PS.

しかし、まさかお店の方にこのブログが読まれていようとは。
もしかしたら他のお店の店主さんも・・・と考えると、これから食べ物ネタを書く時は、オフザケ&シモネタは封印した方がいいんだろうか?

・・・

・・・

・・・ちんちん


って、

封印する気ゼロじゃねぇかッ!





  


Posted by miroku at 23:26Comments(4)日記ごはん

2017年01月05日

つけ蕎麦尚念

まずは業務連絡。

この週末、1月7日(土)より映画『この世界の片隅に』が北信以外の地域でも公開となります。

松本 シネマライツ
佐久 アム・シネマ
飯田 センゲキシネマズ

土曜日から3連休の方も多いかと思われますので、お正月のはしゃぎ疲れをこの映画で癒すもよし、「あのバカがあれだけ熱くなってた映画って一体どんなん?」と興味本位で観に行くもよし、デート映画としてもよし、ご家族でもよし、お一人様でしみじみ味わい尽くすもまたよしというコトで、


是非、観に行ったってくれ!(うろ覚えの呉弁で)


つまらなかったらお代はボクが返金したってイイから!(いや、割とマジで)




で、

だ。

最近はつけ麺といったらここしかないわッ!(by榊莫山先生)というくらいにハマりまくっているアノお店へ、新年一発目の訪問を敢行。






つけ蕎麦尚念つけ蕎麦(松)なり。

本当はクリスマスや年越し、それに元旦の限定つけ麺を食べに行きたかったんだけど、どの日も行列が早朝からトンデモないコトになっているというツイッター情報を目にして、「い、いや、そこまでは・・・」と若干のドン引きからの諦め。で、通常営業日に通常メニューを。

去年との違いは青物が増えたのと、麺の上に刻み海苔が乗っけ盛りされたコト。あ、薬味も一種増えてました。
青物があるとビジュアルがきゅっと引き締まりますなぁ。

お味はもちろん文句ナシ!

このまま何も付けずに食べても十分美味しい風味豊かな麺と、そんな麺を更なる美味しさに導く濃厚なつけだれ。つけだれは蛤の風味が心成しかアップしたように感じて、食べている間の満足度がより増した感覚。

低温調理された鴨のローストも量質共に申し分なし。


うん、うんうん、やっぱ美味いわぁ(しみじみと)









ちなみにこちらは、以前食べてアップし忘れていた限定の煮干し蕎麦

煮干しがガツンとくるインパクト!
でも、インパクト重視の乱暴な味なんかでは決してないのがこのお店ならでは。
背油の甘さが煮干しのインパクトをサポートしつつ上手くまとめていて、後味は意外にスマートだったのが印象的でした。
これまた美味し。


本当に、何度食べても美味しいし、何度でも行きたくなるお店。
いやぁ、スゴイお店が長野に登場したもんだね。




  


Posted by miroku at 22:29Comments(2)日記映画ごはん

2017年01月03日

ダックとワーズと冷凍装置

お正月のこのタイミングで大破しやがったウチのボンクラ冷蔵庫のおかげで(昨日の記事を参照)、今日は午前中から電気屋巡り。

まぁ、最初はハッキリ言って「ちっ、めんどくせえなぁオイ」以外のなにものでもなかったんですが、電気屋さんでいろいろ見るという行為それ自体がなかなか面白くて、気が付いたら電気屋巡礼を楽しんじゃってましたとさ。

新しい冷蔵庫も決まって、これでようやっと2017年のスタートが切れるってもんです。



今までは当たり前過ぎてなかなか気が付かなかったけれど、家の中に「冷蔵と冷凍を兼ねる保存装置」があるって、実はメチャメチャ便利で夢みたいなハナシなんだよね。

だってさ、考えてもみてよ。

「あ、コレ美味しそうだから夜のおやつに食べようっと」と買って帰ったアイスを家で冷せておけるんだもの。


「・・・あ、ヤッべ!ウチの冷蔵庫壊れてるんだったっけか」


と、買った後に気が付いたって、それはもう後の祭り。アフターカーニバル。
どんなに夜に食べたくても、買った数分後には溶けないうちに食べ終わらなくちゃいけない宿命(さだめ)、、、という本当にあったある意味怖い話(買う前に気付けよバカ)



で、

だ。

そんな哀しい宿命のもとで食べたアイスは一体何だったのかと申しますと、こちらでございます。








ローソンのウチカフェシリーズの新作、ダックワーズサンドアイスバニラなり。

ダックワーズときて、しかもバニラアイスですぜダンナ!
そりゃあ冷蔵庫が壊れているのも忘れてレジに持ってくのも納得な組み合わせでがしょ♪(だからバカだろオマエ)


で、これがかなりの高得点!

冷凍されているのに、ダックワーズ部分のしっとりとした柔らかさにまずビックリ。フカフカ&サクサクなダックワーズの食感を高レベルでキープしておりました。
パサつき感が一切ないので、アイス部分やフランボワーズソースとの絡みも非常になめらかで好印象。

アイス部分もバニラの風味がほどよく濃厚ほどよくあっさりなナイス塩梅で、コレ、ちょっと本気で美味しかったです。


仮に藤屋御本陣あたりのデザートでコレが出てきても、「ああ、なるほどね」と何の疑問も持たずに舌鼓を打ってしまいそうなクオリティー、、、とは若干ハナシを盛っちゃったけれど(オイ!)、そんな美味しさの上方修正をしたくなるほどに超オススメなアイススイーツだったというコトで。

これはリピ確定。
というか、冷凍庫に常備しておきたい逸品


嗚呼ッ!
冷凍庫ってなんて素晴らしいんだろう!!!



・・・って、そういうオチかい。




  


Posted by miroku at 22:43Comments(4)日記ごはん

2017年01月02日

2016極私的ベスト10映画

元旦から今日にかけてちらっと出かけておりまして。
で、帰ってきたら何の前触れもなく冷蔵庫がぶっ壊れていたという。

「なんでお正月のこのタイミングでッ?!」と思いながらも、「ま、まぁ壊れたのが真夏の暑い盛りじゃなくて良かった」と自分で自分を慰めつつ(略すなキケン)、明日は午前中から電気屋巡りになりそうな予感、、、というか予感じゃなくて確定事項なんだけれども。

「一年の計はお正月2日目にあり」とはよくいったもので。
こりゃあ、今年も前途多難だな・・・はぁ



と、そんな暗雲立ち込める気配を必死に払いのけながら、とっとと本題へ。
毎年この時期恒例の、去年観た映画の極私的ベスト10を発表したいと思います。

いやぁ、何が困ったかって、去年は近年稀にみる映画大豊作の1年だったというコト。
「とてもじゃねぇけど10本になんか絞られっかよ!」というワケで、今回は邦画部門と洋画部門に分けて計20本を選出してみました。
順位は関係なく、ただただ良かった10作品をば。

・・・あ、ちなみに。
公開が一昨年な作品も若干交じっておりますが、「観たのが今年」という基準なのであしからず。




【邦画】

『孤高の遠吠』
 不良役をホンモノの不良が演じるという、いろんな意味でヤバい映画。熱い体温と尋常じゃない疾走感が道徳的価値観をブッ飛ばす快感!

『葛城事件』
 家族という幻影に囚われつつも「そう生きていかざるを得なかった」男の哀れな暴君ぶりは、決して「映画の中の絵空事」ではないと思う・・・自戒も込めて。

『シン・ゴジラ』
 これはもう圧倒的な一本。「観たかった怪獣映画はここにあったか!」と、誇張でもなんでもなく劇場で腰が抜けたド傑作でした。
 あ、でも紅白とのコラボについてはノーコメント。

『団地』
 コテコテの喜劇と観念SFの幸福なる融合。こういった作品を藤山直美主演で観るコトの出来る嬉しさよ。

『クリーピー 偽りの隣人』
 ここ数年の黒沢作品の中では断トツのお気に入り。不安と笑いの不調和音。嬉々として「珍奇な演技」に興じる香川照之が最高でした!

『貞子vs伽椰子』
 毎年恒例の白石監督枠、今年は文句ナシでこの1本。純粋なホラーといよりはキャラ映画といった側面を強く感じるけれど、白石監督ならではの遊び心が絶妙に効いていてなんとも愉快痛快。

『アイアムアヒーロー』
 邦画でこのクオリティーのゾンビ映画が観れるとはッ!冒頭の日常と非日常が交差するシーンでは不覚にも涙。製作陣の覚悟と大泉さんの熱演にただひたすら感服、そして感動の一本。

『ヤクザと憲法』
 TV局発の骨太なドキュメンタリー。ヤクザを「国家権力に狩られる者」とした視線が新鮮で興味深かったです。もちろん暴力団を支持するワケじゃないんですが。

『恋人たち』
 どんなに不幸でも、どんなに無様でも、どんなに間が抜けていても、それでも「生きていく」コトからは逃れられない。けれど、どんなに些細なコトであっても生きる喜びはそこに宿ると教えてくれた映画。この映画に何度助けられたコトか・・・

『ディストラクション・ベイビーズ』
 ある意味「純粋な暴力」ともいえる存在を演じる柳楽優弥の面構え!菅田将暉の拓ボンっぷりも良かった!他にも活きの良い役者陣が脇を固めてて、台頭する邦画の新たな力を再確認できる一作。




【洋画】

『イットフォローズ』
 「エッチしたら死神(?)が襲ってくる」という一見おバカホラーな設定なれど、それを裏切る新感覚な面白さ!ホラーというよりも不条理。Jホラーにも通じる理不尽な恐怖が見事でした。

『死霊館 エンフィールド事件』
 前作との合わせ技でランクイン。悪霊VSエクソシストという由緒正しきホラーにして、おしどり霊能探偵夫婦が大活躍するエンターテイメント活劇。それぞれのキャラが立っていてメチャメチャ面白かった! 早く次作が観たいなぁ。

『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』
 文句ナシ!
 キャップ最高!社長最高!アントマン最高!来年公開のスパイディーもメッチャ楽しみ!!!

『ズートピア』
 今年誕生する某超大国の新たな指導者を筆頭に、全世界規模で蔓延しつつある「他者への不寛容」が深刻な問題となるつつある今、最も観なければいけない映画だと思います。

『SPY / スパイ』
 今のところのメリッサ・マッカーシーの最高傑作だと思う。
 ローズ・バーンの毒花っぷりやジェイソン・ステイサムのポンコツ具合も最高に楽しかった!

『ゴーストバスターズ』
 100点満点じゃなく80点くらいの面白さ。傑作じゃなくて快作。でも、そのユルさが心地良い愛すべきコメディー。ご贔屓筋のコメディエンヌたちが大活躍するのも嬉しいし、クリス・ヘムズワースがもう・・・んもうッ!(思い出し苦笑い)

『デッドプール』
 どんな逆境にも持ち前のユーモアとシモネタで立ち向かう不倒不屈な男と、そんな男の全てを受け入れるイイ女の物語。
 エゲつない残酷描写やエッジの効いたギャグセンスばかりが話題になる今作だけど、根っこはピュアなラヴストーリーだと思ってます。

『サウルの息子』
 新たな手法でアウシュヴィッツの悲劇を描き、「もし自分があの場所に居たとしたら?」を追体験させる地獄のライドムービー。
 ただただ辛い・・・辛過ぎる・・・

『ヘイトフル・エイト』
 タランティーノの新作はやっぱり外せない。
 全てが圧巻の今作だけど、個人的に推したいのはオープニングの長回し!エンニオ・モリコーネの手に成るスコアの重厚さも手伝って「この映画、これからきっと凄まじいコトが起こるんだろうなぁ!」とワクワク&ドキドキ感が止まらなかった。

『ローグ・ワン / スター・ウォーズ・ストーリー』
 これはもう、、、ね。
 つい先日観たばかり(2回)というのもあるけれど、名もなき愚連隊の活躍に男泣き。
 正史の解釈がより深まったという意味でも、理想的なスピンオフだったと思います。



以上、20作を簡単なコメント付きで紹介してみました。

『ヒメアノール』『シング・ストリート』『淵に立つ』『オーバー・フェンス』などなど観れてない作品もかなりあるんだけど、現時点でのベストというコトで。
なにか気になる作品があったら、各々でググってみてあそばせ。





で、

だ。

そんな20作の上をいく、「2016年の一等賞」がありまして。
それはもちろん、この作品。


『この世界の片隅に』






今日(1月2日)の時点で既に4回劇場に足を運んでいて、原作も何度も読み込んで、監督やキャスト陣のインタビューなんかも出来うる限り目や耳を通して、資料集やサントラも買って。でも、観るたびに新たな発見や感動があるという幸福な映画体験でした。

正直、この映画が公開されてからはこの作品のコトしか頭になかったような気がする・・・






これは去年の暮れに4回目を観に行った時に貰った、特製のクリスマスカード。
昭和一桁世代のクリスマス。かわえぇのう。





最後に。
2016年のワーストを。

ぶっちぎりで酷かったのは『インデペンデンス・デイ:リサージェンス』『テラフォーマーズ』なんだけど、この2作に関しては最初っから「どんなにダメダメなのか確かめてやろう」的な当たり屋気分(オイッ!)で観たので除外するとして。

期待をさせるだけさせておきながら小早川秀秋レベルで裏切ったという意味で、ワーストは『バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生』に決定~

『スーサイド・スクワッド』も個人的にはイマイチだったし、他人事ながらDCエクステンデッド・ユニバースの行く末を案じてしまう・・・




  
タグ :映画


Posted by miroku at 22:08Comments(0)日記映画

2017年01月02日

あけましておめでとうございます

2017年がスタートを切りました(もう2日だけど)



平成も今年で29年目。
徹夜で友達とスト2をやっている最中(たしかボクがダルシムで友達がバルログだったっけか)に昭和天皇崩御の速報を聞いたあの瞬間から、もうおよそ30年が経つなんて・・・

・・・と、油断しているとまたヂヂイの昔語りが始まりそうなので、話題の方向を軌道修正。



昨年は個人的にいろいろあり過ぎて疲弊しきった1年だったので、今年はもっと自分の人生を大切にしつつ、5年後10年後を見据えて毎日を丁寧に過ごさねばと、そんな神妙な気分でお正月に臨んでおる次第。

1年後の今日を笑って過ごす為にも、ね。



今年もおそらくは読めばグングン偏差値が下がるバカ丸出しブログになろうかと思われますが、皆さま何卒ご贔屓に。



  
タグ :和尚が2人


Posted by miroku at 17:44Comments(6)日記映画