2017年01月17日
神の怒りと落穂拾い
明日は大丈夫じゃね♪(一昨日の記事参照)
というボクの言葉を天気の神様がご照覧あそばされたのか、
「おいテメェ、人間如きがオレ様を舐めるんじゃねぇぞコラ!」
という神の怒りの如き純白の地獄絵図が、昨日も、そして今朝も広がっておりました。いやぁ、4日連続の大雪なんてあるんだねぇ・・・チッ。
そんなこんなで毎日雪かき。
まだ暗いうちからせっせとせっせと雪をかき、やっと家を出発したと思ったら、今度は会社でまた雪かき。
ふぅ、
もう雪はお腹いっぱいだってば。
ねぇちょっと聞いてんの、神サマ?(だからタメ口はヤメろって!)
と、いよいよ本気で雪かきが精神を浸食しはじめたトコロで、いざ本題へ。
観た映画がまたぞろ溜まってきたので、例によって落穂拾いにて。
『ヒメアノール』
「なんでコレ、劇場で観なかったんだろう?」と自責の念を禁じ得ない、大傑作でした!
公開のタイミングで劇場で観ていたら、間違いなく去年のベスト入りは確実だったなぁと。
前半のお気楽なラブコメ調から一転、後半はヒリヒリするほどにスリリングなサスペンス展開が堪らないし、なにより殺人者を演じる森田剛が最高!
現役のアイドル、しかもジャニーズ所属のタレントが演じるにはあまりにリスキーな役どころを、これ以上ないってくらいにリアルかつ切実に演じきっていて、最近だと『冷たい熱帯魚』のでんでんや『凶悪』のリリー・フランキー、『クリーピー 偽りの隣人』の香川照之らに負けずとも劣らないリアルな異常性に頭がクラクラしました。
『十三人の刺客』の稲垣吾郎もそうだったけど、ジャニーズの人がこういう異常性欲者を演じると、なんだかエグい迫力があってちょっとよいね。
ラストもよかった。
これだけ酷い映画(褒め言葉)なのに、ラストシーンのあの感動は一体何なんだろう?というか、あのシーンで涙した自分自身の感情の振れ具合が分からなくって。
喜怒哀楽というよりは、「自分自身も含めた、失われてしまった時間への郷愁」なんだろうか・・・って、なんだこの文章?
映画の作るって、極めて文化的な行為だと思うんです。
だって、バカじゃできないから。教養が深くて、センスもあって、もちろんお金の計算なんかもちゃんと出来て。
そんな頭の良い人たちが億単位のお金を使って一生懸命作ったとは思えない程に、この映画が提示してくる価値観はただひたすらに「脳みそがグミかキャンディーで出来てるんじゃねぇのか?」と言わざるを得ないほどにバカ丸出し。
でも、そこが素晴らしい!
亀の忍者が高校生レベルのくっだらねぇ話題で駄喋りしながら、ピザ食って、空飛んで、悪者をやっつける・・・
頭が良いと思われたいなぁなんて邪心が少しでもあったら、こんな映画絶対に出来るワケないもの!
爽快感とケレン味、そして爆発。忘れちゃいけないオッパイも。
娯楽に必要な要素が全部(乱暴に)詰め込まった、非常に高い志で製作された「志が低い映画」でした。
正義の手品師集団が世に潜む悪人を退治する、マジシャン版必殺仕事人、、、というか、昔懐かし「ザ・ハングマン」(知ってる人はかなりイイ年)のハリウッドリメイクだと勝手に解釈している今作、個人的には大満足でした。
お話的には粗ばかり。ツッコミどころはいちいち挙げてたらキリがないくらいだし、そもそも「映画でマジックって・・・どうせCG使ってんでしょ?」的な興醒め要素もあるっちゃあるんだけど、それらマイナス要素を補って余りあるほどに「観ていて素直に楽しい」んだよねぇこの映画。
それぞれのキャラが立っていて、見せ場がいちいちカッコ良い。この感覚、映画というよりはアニメに近いのかも?
ルパン三世的な勧善懲悪ってあるでしょ?なんだかんだいろいろあっても、最後はカッコ良くキメて大円団で締めるという・・・この映画の魅力はまさしくそれだと思います。
続編も早く観たい!
で、最後はこちら。

いやね、最新作『ローグ・ワン』があまりにも良かったので、このタイミングで過去作を改めて全部観返してみようかなと、お正月から少しづつ着手(?)しはじめて、つい2~3日前にようやっとオールクリア。
感想はといいますと・・・
「初見時よりもプリクエル3部作に対して優しい気持ちになれました」
って、なんだその感想?
全世界規模で「オイッ!」とツッコまれたプリクエル(エピソードⅠからⅢまでの3作)。
ボクも公開当時は「昼にやってるメロドラマみたい・・・」だとか「クローン大戦を見せろ!」、「ジャージャーうぜぇ」といった罵詈雑言を浴びせたもんだったけど、改めて観てみるとこれはこれでなんだか味わい深く感じ入っちゃったという、、、ね。
それともうひとつ。
実はもうちょっと深くスター・ウォーズの世界を勉強しようかな?という気持ちもあって、映画を観ながら登場する固有名詞を片っ端から確認したり調べたりしているんだけど、知れば知るほどその奥深さ(というかマニアの凄まじさ)を痛感している真っ最中でして。
この戦いはどこの星で行われていて、ジェダイは誰々が参加していて、そのジェダイの師匠は誰々で、パダワンは誰々で・・・などと追いかけている、なんだか社会で歴史の勉強をしていた時のようなデジャヴ感。
ってか、スター・ウォーズの世界観は正史とレジェンド(スピンオフなどで展開された並行世界の物語)に別れているから、正直もうゴッチャゴチャ状態。本当にテスト勉強をしているかのような脳みその使い方なんだもん。こんなの「映画を観ている」なんて言わないよ!
で、今度はアニメ『スター・ウォーズ:クローン・ウォーズ』と『スター・ウォーズ:反乱者たち』に取り掛かる予定。
ゴールは遠いし疲れるけれど、正直メチャメチャ楽しいなぁ♪
・・・って、
他にもっと勉強しなきゃいけないコトあるだろッ!(オトナとして)
以上、映画落穂拾いでしたとさ。
さぁて、今夜はそろそろ寝るとすっかな。
・・・
・・・
・・・朝、目覚めて窓の外の光景を見るのが正直怖い。。。
というボクの言葉を天気の神様がご照覧あそばされたのか、
「おいテメェ、人間如きがオレ様を舐めるんじゃねぇぞコラ!」
という神の怒りの如き純白の地獄絵図が、昨日も、そして今朝も広がっておりました。いやぁ、4日連続の大雪なんてあるんだねぇ・・・チッ。
そんなこんなで毎日雪かき。
まだ暗いうちからせっせとせっせと雪をかき、やっと家を出発したと思ったら、今度は会社でまた雪かき。
ふぅ、
もう雪はお腹いっぱいだってば。
ねぇちょっと聞いてんの、神サマ?(だからタメ口はヤメろって!)
と、いよいよ本気で雪かきが精神を浸食しはじめたトコロで、いざ本題へ。
観た映画がまたぞろ溜まってきたので、例によって落穂拾いにて。
『ヒメアノール』
「なんでコレ、劇場で観なかったんだろう?」と自責の念を禁じ得ない、大傑作でした!
公開のタイミングで劇場で観ていたら、間違いなく去年のベスト入りは確実だったなぁと。
前半のお気楽なラブコメ調から一転、後半はヒリヒリするほどにスリリングなサスペンス展開が堪らないし、なにより殺人者を演じる森田剛が最高!
現役のアイドル、しかもジャニーズ所属のタレントが演じるにはあまりにリスキーな役どころを、これ以上ないってくらいにリアルかつ切実に演じきっていて、最近だと『冷たい熱帯魚』のでんでんや『凶悪』のリリー・フランキー、『クリーピー 偽りの隣人』の香川照之らに負けずとも劣らないリアルな異常性に頭がクラクラしました。
『十三人の刺客』の稲垣吾郎もそうだったけど、ジャニーズの人がこういう異常性欲者を演じると、なんだかエグい迫力があってちょっとよいね。
ラストもよかった。
これだけ酷い映画(褒め言葉)なのに、ラストシーンのあの感動は一体何なんだろう?というか、あのシーンで涙した自分自身の感情の振れ具合が分からなくって。
喜怒哀楽というよりは、「自分自身も含めた、失われてしまった時間への郷愁」なんだろうか・・・って、なんだこの文章?
『ミュータント・ニンジャ・タートルズ:影<シャドウズ>』
映画の作るって、極めて文化的な行為だと思うんです。
だって、バカじゃできないから。教養が深くて、センスもあって、もちろんお金の計算なんかもちゃんと出来て。
そんな頭の良い人たちが億単位のお金を使って一生懸命作ったとは思えない程に、この映画が提示してくる価値観はただひたすらに「脳みそがグミかキャンディーで出来てるんじゃねぇのか?」と言わざるを得ないほどにバカ丸出し。
でも、そこが素晴らしい!
亀の忍者が高校生レベルのくっだらねぇ話題で駄喋りしながら、ピザ食って、空飛んで、悪者をやっつける・・・
頭が良いと思われたいなぁなんて邪心が少しでもあったら、こんな映画絶対に出来るワケないもの!
爽快感とケレン味、そして爆発。忘れちゃいけないオッパイも。
娯楽に必要な要素が全部(乱暴に)詰め込まった、非常に高い志で製作された「志が低い映画」でした。
『グランド・イリュージョン 見破られたトリック』
正義の手品師集団が世に潜む悪人を退治する、マジシャン版必殺仕事人、、、というか、昔懐かし「ザ・ハングマン」(知ってる人はかなりイイ年)のハリウッドリメイクだと勝手に解釈している今作、個人的には大満足でした。
お話的には粗ばかり。ツッコミどころはいちいち挙げてたらキリがないくらいだし、そもそも「映画でマジックって・・・どうせCG使ってんでしょ?」的な興醒め要素もあるっちゃあるんだけど、それらマイナス要素を補って余りあるほどに「観ていて素直に楽しい」んだよねぇこの映画。
それぞれのキャラが立っていて、見せ場がいちいちカッコ良い。この感覚、映画というよりはアニメに近いのかも?
ルパン三世的な勧善懲悪ってあるでしょ?なんだかんだいろいろあっても、最後はカッコ良くキメて大円団で締めるという・・・この映画の魅力はまさしくそれだと思います。
続編も早く観たい!
で、最後はこちら。
『スター・ウォーズ エピソードⅠ~Ⅶ』

いやね、最新作『ローグ・ワン』があまりにも良かったので、このタイミングで過去作を改めて全部観返してみようかなと、お正月から少しづつ着手(?)しはじめて、つい2~3日前にようやっとオールクリア。
感想はといいますと・・・
「初見時よりもプリクエル3部作に対して優しい気持ちになれました」
って、なんだその感想?
全世界規模で「オイッ!」とツッコまれたプリクエル(エピソードⅠからⅢまでの3作)。
ボクも公開当時は「昼にやってるメロドラマみたい・・・」だとか「クローン大戦を見せろ!」、「ジャージャーうぜぇ」といった罵詈雑言を浴びせたもんだったけど、改めて観てみるとこれはこれでなんだか味わい深く感じ入っちゃったという、、、ね。
それともうひとつ。
実はもうちょっと深くスター・ウォーズの世界を勉強しようかな?という気持ちもあって、映画を観ながら登場する固有名詞を片っ端から確認したり調べたりしているんだけど、知れば知るほどその奥深さ(というかマニアの凄まじさ)を痛感している真っ最中でして。
この戦いはどこの星で行われていて、ジェダイは誰々が参加していて、そのジェダイの師匠は誰々で、パダワンは誰々で・・・などと追いかけている、なんだか社会で歴史の勉強をしていた時のようなデジャヴ感。
ってか、スター・ウォーズの世界観は正史とレジェンド(スピンオフなどで展開された並行世界の物語)に別れているから、正直もうゴッチャゴチャ状態。本当にテスト勉強をしているかのような脳みその使い方なんだもん。こんなの「映画を観ている」なんて言わないよ!
で、今度はアニメ『スター・ウォーズ:クローン・ウォーズ』と『スター・ウォーズ:反乱者たち』に取り掛かる予定。
ゴールは遠いし疲れるけれど、正直メチャメチャ楽しいなぁ♪
・・・って、
他にもっと勉強しなきゃいけないコトあるだろッ!(オトナとして)
以上、映画落穂拾いでしたとさ。
さぁて、今夜はそろそろ寝るとすっかな。
・・・
・・・
・・・朝、目覚めて窓の外の光景を見るのが正直怖い。。。