2013年01月07日

『聯合艦隊司令長官 山本五十六』を観る

昨日テレビで放送された『聯合艦隊司令長官 山本五十六』。リアルタイムで観れなかったので、HDに録画したものを今夜になって鑑賞。









劇場で観た時は気になった部分が、今回はあまり苦にならず。
テレビサイズで観た方がしっくりくるというのも、映画としてどうなんだって気がしないでもないけれど・・・まぁいいや。

特に山口多聞演じる阿部寛の印象が、初見とかなり違いました。

劇場で観た時は、ビジュアル的にも年齢的にもあまりにご本人とのギャップが激し過ぎて、正直ミスキャストの印象が拭えなかったんだけど、山口多聞という人の持つ闘争本能と、阿部ちゃんのワイルドな風貌が意外にマッチしているような気がして、「これはこれでアリなのでは?」と、考えを改めた次第。

阿部多聞の評価はググッと急上昇したんですが、それでもやっぱり米内光政役の柄本明はちょっとなぁ。

柄本明は好きなんだけど、海軍きっての色男を演じるには、やっぱり・・・ねぇ。
それに、米内はもっと大らかで「陽」のイメージがあるから、色男かどうかは別にしても西田敏行とかああいうタイプの俳優だったらよかったのに。

キャストでいえば、坂東三津五郎の堀悌吉や、伊武雅刀の永野修身。それに中原丈雄の南雲忠一あたりは抜群に良かったので、この映画のキャストで日中戦争から大東亜戦争までの流れを大河ドラマでやってくれないかな。



・・・と、昭和史&オッサン俳優マニアの戯言はこれくらいにしておいてっと。



歴史は歴史。

映画は映画。

多少美化されている感や、大雑把に過ぎる部分。それに「居酒屋のシーンはいらんだろ」的な不平不満はありつつも、平成の世に作られた戦争映画の中では、なかなか見応えのある作品なんじゃないかなと思います。

終戦から今年で68年。

感情に訴える反戦映画も大切だけれど、出来うるかぎり冷静に「あの戦争とは、あの時代とは一体なんだったのか?」ということを問いかける映画がもっとあってもいいんじゃないかな・・・と感じる今日この頃です。





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Posted by miroku at 22:56│Comments(0)映画
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