2013年04月29日
『座頭市物語』
心待ちにしていた長野松竹相生座・ロキシーでの「大映映画特集」が、ついに開幕!
早速、第一弾となる「座頭市物語」を観に行ってきました。

言わずと知れたあの座頭市のシリーズスタート作、主演はもちろん勝新こと勝新太郎御大です!
勝新の圧倒的な存在感、天地茂の退廃的なムード、そして名匠三隅研次による王道の演出・・・それらの全てが素晴らしかった。
90分強という、現代の感覚でいくと決して長いといえない上映時間の中で描かれるのは、盲目のやくざ者と労咳病みの浪人という、当時の社会に於ける「失格者」同士の間に交わされる奇妙な友情と、非情なる運命。
余計なシーンや饒舌に堕す台詞回しが一切ないので、決して長いとはいえないランニングタイムでも物語は十二分に語られるし、そのシンプルでストイックな作風が、芸達者たちの名演と相まって、ひとつの映画としての「芳醇さ」を見事に醸し出していました。
古き良き日本映画の、まるでお手本のような傑作!
たけしのリメイク版も、アレはアレで「換骨奪胎っぷり」が突き抜けていて大好きなんだけど、やっぱり座頭の市は勝新に限るね。
・・・ってかさ、香取慎吾や綾瀬はるかの惨状を見るにつけ、もう座頭市はリメイク禁止にした方がいいと思うんだけど。。。
早速、第一弾となる「座頭市物語」を観に行ってきました。
言わずと知れたあの座頭市のシリーズスタート作、主演はもちろん勝新こと勝新太郎御大です!
勝新の圧倒的な存在感、天地茂の退廃的なムード、そして名匠三隅研次による王道の演出・・・それらの全てが素晴らしかった。
90分強という、現代の感覚でいくと決して長いといえない上映時間の中で描かれるのは、盲目のやくざ者と労咳病みの浪人という、当時の社会に於ける「失格者」同士の間に交わされる奇妙な友情と、非情なる運命。
余計なシーンや饒舌に堕す台詞回しが一切ないので、決して長いとはいえないランニングタイムでも物語は十二分に語られるし、そのシンプルでストイックな作風が、芸達者たちの名演と相まって、ひとつの映画としての「芳醇さ」を見事に醸し出していました。
古き良き日本映画の、まるでお手本のような傑作!
たけしのリメイク版も、アレはアレで「換骨奪胎っぷり」が突き抜けていて大好きなんだけど、やっぱり座頭の市は勝新に限るね。
・・・ってかさ、香取慎吾や綾瀬はるかの惨状を見るにつけ、もう座頭市はリメイク禁止にした方がいいと思うんだけど。。。
Posted by miroku at 20:45│Comments(0)
│映画