2014年06月10日
『想像ラジオ』読了
遅ればせながら、『想像ラジオ』を読了。

作者のいとうせいこうといえば、見仏記、そしてロックンロール・スライダーズと、みうらじゅんの盟友(仏友)としてだったり、ももクロの「5 The POWER」の作詞者と、普段からボクの身の回りになんだかんだで彼の名前はあったりするんですが、小説を読んだのはこれが初めてかも?
小説のハナシって、映画以上にネタバレが怖いので、内容についてはほとんど書かないけれど、「あの大震災を巡る生者と死者の物語」とだけ言っておきます。
霊とか魂とか、そんな(ある意味胡散臭い)アプローチとは全く違う、「ラジオ」と「リスナー」いう方法論で死者の言葉を語るその物語は、哀しくて、でも、とてつもなく優しいものでした。
「感動した」とか「泣けた」とか、この本の感想を表現する言葉はたくさんあるんだろうけれど、ボク個人の読後感は、
「あの震災で亡くなった人たちの中に、ボクの知人はいなかった・・・けれど、もしかしたらどこかの街や駅で、ふとすれ違った人はいたかもしれないな。」
というものでした。
亡くなった方々に思いを馳せるだけじゃなく、その存在や心情に寄り添う気持ちになれた・・・うん、読み終わったばかりなのでまだキレイにまとまってはいないんだけど、無理矢理に言葉にしてみると、そんな感情です。
興味のある方は、是非手に取ってみてください。
作者のいとうせいこうといえば、見仏記、そしてロックンロール・スライダーズと、みうらじゅんの盟友(仏友)としてだったり、ももクロの「5 The POWER」の作詞者と、普段からボクの身の回りになんだかんだで彼の名前はあったりするんですが、小説を読んだのはこれが初めてかも?
小説のハナシって、映画以上にネタバレが怖いので、内容についてはほとんど書かないけれど、「あの大震災を巡る生者と死者の物語」とだけ言っておきます。
霊とか魂とか、そんな(ある意味胡散臭い)アプローチとは全く違う、「ラジオ」と「リスナー」いう方法論で死者の言葉を語るその物語は、哀しくて、でも、とてつもなく優しいものでした。
「感動した」とか「泣けた」とか、この本の感想を表現する言葉はたくさんあるんだろうけれど、ボク個人の読後感は、
「あの震災で亡くなった人たちの中に、ボクの知人はいなかった・・・けれど、もしかしたらどこかの街や駅で、ふとすれ違った人はいたかもしれないな。」
というものでした。
亡くなった方々に思いを馳せるだけじゃなく、その存在や心情に寄り添う気持ちになれた・・・うん、読み終わったばかりなのでまだキレイにまとまってはいないんだけど、無理矢理に言葉にしてみると、そんな感情です。
興味のある方は、是非手に取ってみてください。
Posted by miroku at 23:00│Comments(0)
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