2013年09月23日

ド迫力!『マン・オブ・スティール』

はぁ、連休も終わって、明日からまた仕事かぁ・・・
というワケで(?)、今日も今日とて映画のハナシ。『マン・オブ・スティール』を観ました。





ド迫力!『マン・オブ・スティール』







【ストーリー】
 惑星クリプトンが滅びゆく中、ジョー=エルは息子カル=エルを生かそうと地球へと送る。そして、カル=エルは地球でクラーク・ケントとしてジョナサンとマーサ夫妻の元で幸せに育てられる。しかし、彼は常に自身に備わった特異な力について悩みを抱えていた。
 過酷な運命を受け入れ、ヒーローとして生きることを決意する主人公の苦難の日々を驚異のアクションと共に描き出す。







タイトルの「マン・オブ・スティール」。直訳すると「鋼鉄の男」。はて?なんじゃらほい?鉄鋼業に従事する男性を描いたサラリーマン映画かなんかなんじゃろうか?
・・・と、無理矢理ボケてみたものの、もう皆さんご存知ですよね。この映画の主役はスーパーマン、です。
最近流行のリブート(再起動)モノですが、今作でいよいよスーパーマンも21世紀仕様で再起動(数年前の新スーパーマンはなかったコトにして)となりました。

しかも、製作がクリストファー・ノーランで、監督がザック・スナイダーという超強力布陣。こりゃあもう面白いのは確定済み。あとは100%の面白さが120%になるのか130%までイッてしまうのかだけの問題。かなりハードルを上げた状態で映画館まで馳せ参じたんですが・・・
150%でした♪

以下、感想なんかをば。





※※※以下、毎度おなじみネタバレの可能性アリなので要注意※※※





映画の前半をまるまるたっぷり使って描かれるのは、スーパーマンことクラーク・ケントの苦悩です。
自らのスーパーパワーを制御できず、30過ぎまで定職にもつかないで各地を放浪し「オレは一体何者なのか?どこから来て、どこに行くのか?」と己のアイデンティティを模索し続ける探究者・・・と書けば聞こえはいいですが、まぁニートだよね。
世界で最も有名なヒーローの誕生譚としては、あまりにも過酷&切実過ぎる描写の連続なんですが、それだけスーパーマンが背負っているものが特別だってコトの証。この前半部分がものすごく丁寧に描かれていて、しかも2人の父親(ラッセル・クロウとケビン・コスナー)の好演もあって、スーパーマンという「マンガ映画のスーパーヒーロー」に半端ではない説得力とリアリティーが付帯されます。

この「ヒーローと苦悩とリアリティー」問題(?)に関しては、クリストファー・ノーランが『ダークナイト』3部作で、ザック・スナイダーが『ウォッチ・メン』でしこたま描いているんだけど、今作ではそれらの作品ほどの重量感はなく、あくまでもスーパーマン誕生の為の通過儀礼(青春の苦悩)として描かれていて、ある種の爽やかさすら感じたのが印象的でした。スーパーマンという作品の持つ、ある意味牧歌的で呑気な部分も残っていたのも嬉しかったです。



で、後半はバトル!バトル!またバトルの大連続!!!

街や大地をぶっ壊しながらハイスピードで繰り広げられるその様は、とにかく大迫力のひとことに尽きるんだけど、「あれ?これってどこかで見たような・・・」というデジャヴ感も・・・あ、これってドラゴンボールじゃん!

かめはめ波こそ出ないものの(当たり前だよ!)、「地上で格闘戦→超高速での空中戦→あまりのスピードで姿が見えず打撃音だけが景色に響く→吹き飛ばされた方向のビルや山が順番に崩れ地面に叩きつけられる」の一連の流れが完全実写で再現されていて、一瞬スーパーマンが悟空に見えたほど!実写版ドラゴンボールに求めていたものは、コレだったんだけどなぁ・・・

もちろんCGのレベルが高いってのもあるんだろうけれど、この見事な戦闘シーンは演出の素晴らしさなんだろうね。
ただ単に「高速で空を飛びました、ビルをいくつもぶっ壊しました」だけじゃなく、戦闘の緩急というのかな?ひとつのアクションから次のアクションへと派生する際の流れやタイミングが絶妙で、カンフー映画でいうところの武術指導的な役割がものすごく機能していました。

いやぁ、久しぶりにカッケェ(byアキ)戦闘シーンを腹いっぱい見たなぁ!



世界一有名なヒーローの誕生編としては、演出、戦闘、音楽共に文句なしの傑作でした。観るべし!劇場で観るべし!






PS.
映画の後半でスーパーマンが人工衛星にぶつかるシーンがあるんだけど、ボクも気付かなかったんだけどその人工衛星に「W」の文字が!
その「W」とは、ウェイン・エンタープライズの頭文字であり、その会社の筆頭株主はあのブルース・ウェイン・・・
ハイ、早くも製作が決定した続編では、バットマンと共演です!いよいよジャスティスリーグも始動の予感ですね。

ちなみに、新バットマンは勉・・・もといベン・アフレックが内定とのコト。
ベンかぁ・・・意外に良いかも?なんだけど、そうなると今度は『デアデビル』がリブートされるのかな?



PS2.
悪役のゾッド将軍一味の中に、科学者っぽい設定の人(科学者らしいんだけどメチャメチャ極悪面)がいるんですが、この人が三井弘次そっくり!!!

・・・って言っても、誰も分かんないですよね。
三井弘次は昭和の名バイブレーヤーなんですが、この映画の頭の悪そうな科学者が、めちゃめちゃ三井弘次に似てるんですよ。もう「完全に一致」レベルで!
思わず、

「オマエは『浮草』の吉之助かッ?!」

って、スクリーンに大声でツッコんじゃったもの(大嘘)
う、うん、分がるやつだけ、分がればええ。。。






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Posted by miroku at 23:45│Comments(2)映画
この記事へのコメント
こんにちは〜

そっか〜見るべし!か…
悩んでいてまだ観てないのですよね〜
よし!いくぞ!
新バットマン、弁…じゃないベン・アフレックですか?!
ちょっと意外でしたが…
あのマスクから出る、閉じてもちょっと開くクチビルになるか…
それが重要です!
Posted by シルベスタ子 at 2013年09月24日 11:59
唇フェチのスタ子さん、こんばんです^^

うん!見るべし!行くべし!イっちゃうべしッ!!!です(←下ネタかッ?!

これといい、マーベルといい、『スタトレ』といい、そして『パシフィック・リム』といい、本気印のハリウッドエンターテイメントの凄まじさを痛感したこの夏の新作ラッシュでした。

同じクオリティーとは言わないまでも、熱量の熱さで引けを取らない邦画が観たいなぁと心の底から思います(涙)

ベンさん、『アルゴ』で復活したとはいえ、ボクの中ではまだ正直『パールハーバー』のアイツだろ?と軽んじている部分がまだ大きかったりするので(ごめんベン!)、期待半分不安も半分といったトコロですね。
Posted by mirokumiroku at 2013年09月25日 23:10
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