2015年03月01日
映画『深夜食堂』
今日は、映画の日。
「いつもよりお安く鑑賞できるんでしょ?そんなもん行くっきゃねぇ!」というコトで、大好きなとあるTVドラマの映画版を観に行ってきました。

【ストーリー】
繁華街の路地裏にある深夜営業の食堂「めしや」には、マスターの料理と居心地の良さを求めて毎晩たくさんの人々が集まって来る。
誰かが店に忘れていった骨壷をめぐって常連たちが話に花を咲かせる一方、愛人を亡くし新しいパトロンを探すたまこは、店で出会った青年と意気投合する。また、無銭飲食をきっかけに住みこみで働くことになったみちるは徐々に店になじんでいくが、ある事情を抱えていた。
人気コミックを原作に、深夜しか営業しない小さな食堂で織りなされる人間模様を描いて好評を博したテレビドラマ「深夜食堂」シリーズの劇場版。
※※ 今回はネタバレはナシの方向で。ご安心をば ※※
いつものマスターに、いつもの常連たち。そしていつもの風景。
劇場版だからといって過剰にデコレーションされていない、いつも通りの「めしや」の景色がそこにはありました。
この作品に期待しているコト、見たかったモノが過不足なく盛り込まれた理想的なTVドラマの映画化であり、観ている時間が純粋に楽しい良作でした。
あ、でも、映画ならではなシーンもチラホラ。
マスターの日常が少しだけ垣間見えるシーンや(マスターは落語好き)、いつもよりちょっと豪華な街中のセット、それになんといってもOPの豚汁作り!いつもなら豚肉を炒めるトコロから入るんだけど、映画版ではな・な・な・な・なんと!こんにゃくを手でちぎるシーンが追加されてるんですッ!!!(力説するこっちゃねぇだろソコ)
TV版は基本的に30分の1話完結。映画版でもそのスタイルは踏襲されていて、縦軸として「骨壺」というキーワードは存在するんですが、ストーリー自体は独立した3エピソードからなる構成。
以下に、極私的見どころのいくつかを箇条書きにて。
・高岡早紀のやさぐれ感とダダ漏れの熟れたエロスが凄かった・・・
北三陸駅副駅長の吉田君(©あまちゃん)チックに表現すれば、「フェロモンばばあ」そのもの!
高岡早紀にだったら、人生狂わされてもいいかも・・・(はいはい)
・レギュラーのオダギリジョーなんですが、テレビ版のシーズン3ではシーズン1、2で演じたキャラとは別の人物を演じてまして。
今回の映画版では、シーズン3で演じているキャラで登板。で、このキャラがすっ呆けていてかなりいい塩梅。
基本脱力キャラなんだけど、決める時にはしっかり決める芯の強さや意志が感じられて、オダギリ繋がりでいえば、どことなくアノ五代雄介を彷彿とさせる仕上がり・・・って、クウガ見てない人にはこの感覚、ちっとも伝わらないとは思うんですが。
・筒井道隆の、朴訥かつシャレにならないダメ男っぷりがとにかく秀逸!
そのダメさ加減の裏には、とてつもなく深くて哀しい理由(わけ)があるんですが、そんな深遠な闇を感じさせない「空気の読めないボンクラ」っぷり(=計算された演技)に、一瞬たりとも目を逸らすコトができなかったなあ。筒井道隆、スゲェ!
・詳しくは書けないんだけど、田中裕子の「・・・え?この人いったい何者なの???」というタダモノジャナイ感。
全てが意味不明かつ正体不明。けれど謎の説得力が尋常じゃなくて、作品世界のバランスが崩壊しかねない存在感でした。
うん、流石はジュリーの奥さんだわ・・・
・あと、ノンクレジットで出演している某若手人気俳優のカメオ出演!
別に特筆すべき見どころってほどじゃないんだけど、「え?なんでアンタ出てんの?なんで丸坊主なの?なんで普通に飯食ってるの?」と、ちょっとビックリしたもので。
現代の物語なんだけれど、まるで迷子の途中で昭和の路地裏に迷い込んでしまったような不思議なノスタルジー香る風景の中で語られる、大人の為のファンタジーであり、心の琴線を優しく奏でる人情悲喜劇。
きっと、ボクがまだ10代や20代そこそこだったら、この作品にそれほど魅力を感じなかっただろうなぁ。
様々なコトがあって、いろんなモノを失って、でも、失った中にも忘れられない大切な思い出もあって・・・
自分自身の人生の来し方や、大切な人々の姿が見ている最中にふと胸に去来する、そんな作品です。
興味を持たれた方はまず、SBCにて火曜深夜に放送されているTV版のシーズン3をご覧になってみてください。
一話完結のショートストーリーなので、途中からでも全然大丈夫ですので。
「いつもよりお安く鑑賞できるんでしょ?そんなもん行くっきゃねぇ!」というコトで、大好きなとあるTVドラマの映画版を観に行ってきました。
『深夜食堂』
【ストーリー】
繁華街の路地裏にある深夜営業の食堂「めしや」には、マスターの料理と居心地の良さを求めて毎晩たくさんの人々が集まって来る。
誰かが店に忘れていった骨壷をめぐって常連たちが話に花を咲かせる一方、愛人を亡くし新しいパトロンを探すたまこは、店で出会った青年と意気投合する。また、無銭飲食をきっかけに住みこみで働くことになったみちるは徐々に店になじんでいくが、ある事情を抱えていた。
人気コミックを原作に、深夜しか営業しない小さな食堂で織りなされる人間模様を描いて好評を博したテレビドラマ「深夜食堂」シリーズの劇場版。
※※ 今回はネタバレはナシの方向で。ご安心をば ※※
いつものマスターに、いつもの常連たち。そしていつもの風景。
劇場版だからといって過剰にデコレーションされていない、いつも通りの「めしや」の景色がそこにはありました。
この作品に期待しているコト、見たかったモノが過不足なく盛り込まれた理想的なTVドラマの映画化であり、観ている時間が純粋に楽しい良作でした。
あ、でも、映画ならではなシーンもチラホラ。
マスターの日常が少しだけ垣間見えるシーンや(マスターは落語好き)、いつもよりちょっと豪華な街中のセット、それになんといってもOPの豚汁作り!いつもなら豚肉を炒めるトコロから入るんだけど、映画版ではな・な・な・な・なんと!こんにゃくを手でちぎるシーンが追加されてるんですッ!!!(力説するこっちゃねぇだろソコ)
TV版は基本的に30分の1話完結。映画版でもそのスタイルは踏襲されていて、縦軸として「骨壺」というキーワードは存在するんですが、ストーリー自体は独立した3エピソードからなる構成。
以下に、極私的見どころのいくつかを箇条書きにて。
・高岡早紀のやさぐれ感とダダ漏れの熟れたエロスが凄かった・・・
北三陸駅副駅長の吉田君(©あまちゃん)チックに表現すれば、「フェロモンばばあ」そのもの!
高岡早紀にだったら、人生狂わされてもいいかも・・・(はいはい)
・レギュラーのオダギリジョーなんですが、テレビ版のシーズン3ではシーズン1、2で演じたキャラとは別の人物を演じてまして。
今回の映画版では、シーズン3で演じているキャラで登板。で、このキャラがすっ呆けていてかなりいい塩梅。
基本脱力キャラなんだけど、決める時にはしっかり決める芯の強さや意志が感じられて、オダギリ繋がりでいえば、どことなくアノ五代雄介を彷彿とさせる仕上がり・・・って、クウガ見てない人にはこの感覚、ちっとも伝わらないとは思うんですが。
・筒井道隆の、朴訥かつシャレにならないダメ男っぷりがとにかく秀逸!
そのダメさ加減の裏には、とてつもなく深くて哀しい理由(わけ)があるんですが、そんな深遠な闇を感じさせない「空気の読めないボンクラ」っぷり(=計算された演技)に、一瞬たりとも目を逸らすコトができなかったなあ。筒井道隆、スゲェ!
・詳しくは書けないんだけど、田中裕子の「・・・え?この人いったい何者なの???」というタダモノジャナイ感。
全てが意味不明かつ正体不明。けれど謎の説得力が尋常じゃなくて、作品世界のバランスが崩壊しかねない存在感でした。
うん、流石はジュリーの奥さんだわ・・・
・あと、ノンクレジットで出演している某若手人気俳優のカメオ出演!
別に特筆すべき見どころってほどじゃないんだけど、「え?なんでアンタ出てんの?なんで丸坊主なの?なんで普通に飯食ってるの?」と、ちょっとビックリしたもので。
現代の物語なんだけれど、まるで迷子の途中で昭和の路地裏に迷い込んでしまったような不思議なノスタルジー香る風景の中で語られる、大人の為のファンタジーであり、心の琴線を優しく奏でる人情悲喜劇。
きっと、ボクがまだ10代や20代そこそこだったら、この作品にそれほど魅力を感じなかっただろうなぁ。
様々なコトがあって、いろんなモノを失って、でも、失った中にも忘れられない大切な思い出もあって・・・
自分自身の人生の来し方や、大切な人々の姿が見ている最中にふと胸に去来する、そんな作品です。
興味を持たれた方はまず、SBCにて火曜深夜に放送されているTV版のシーズン3をご覧になってみてください。
一話完結のショートストーリーなので、途中からでも全然大丈夫ですので。
この記事へのコメント
深夜食堂・・・観てます。
まだ3回しかですが、
はまってます(^_^;)
まだ3回しかですが、
はまってます(^_^;)
Posted by KOMICHI
at 2015年03月01日 22:06

観に行きたいと思います。
Posted by 夜更 at 2015年03月02日 01:33
友人が観てきたとのことで興味シンシン
でも、あの30分完結をどう引っ張るのかと心配していましたが
3本分観られるならお得、納得
先週だったか
彼女のフェロモンに私もやられてしまいました
女優魂にですけどね^^
スクリーンで観たら迫力でしょうねぇ
でも、あの30分完結をどう引っ張るのかと心配していましたが
3本分観られるならお得、納得
先週だったか
彼女のフェロモンに私もやられてしまいました
女優魂にですけどね^^
スクリーンで観たら迫力でしょうねぇ
Posted by RANI
at 2015年03月02日 18:52

KOMICHIさん、コメントありがとうございます^^
このドラマ、面白いですよね♪
そういえば、ドラマにKOMICHIさんと同じ名前の登場人物がいますよね。
カメラマンの小道くん。頭が薄くてちょっと頼りなさげで、いい味出してる好きなキャラです^^
このドラマ、面白いですよね♪
そういえば、ドラマにKOMICHIさんと同じ名前の登場人物がいますよね。
カメラマンの小道くん。頭が薄くてちょっと頼りなさげで、いい味出してる好きなキャラです^^
Posted by miroku
at 2015年03月02日 22:43

夜更さん、こんばんです^^
一足お先に深夜めし、いただいちゃいました。
夜更さんはシーズン3終了のタイミングで劇場かな?
この映画、期待しちゃっていいかもデス^^
一足お先に深夜めし、いただいちゃいました。
夜更さんはシーズン3終了のタイミングで劇場かな?
この映画、期待しちゃっていいかもデス^^
Posted by miroku
at 2015年03月02日 22:45

RANIさん、こんばんです^^
お!RANIさんもこのドラマ見てたのかぁ♪
テレビの魅力がそのまままので、ドラマが好きな人だったら確実に楽しめる作品になってましたので、是非是非ご覧くださいませ^^
お!RANIさんもこのドラマ見てたのかぁ♪
テレビの魅力がそのまままので、ドラマが好きな人だったら確実に楽しめる作品になってましたので、是非是非ご覧くださいませ^^
Posted by miroku
at 2015年03月02日 22:48
