2015年10月27日

戦争と日常

先週末、ホクト文化ホールで開催されている「平和祈念展 in 長野」を見に行ってきました。




戦争と日常





当時、実際に使われていた品々や関係書類、それに国民服などが陳列された中、あの時代を生きた市井の人々の目線に立って「戦争」を見つめるといった趣旨で、淡々とした中にも真摯な姿勢がひしひしと伝わる良い展示会でした。

中でも、赤紙をはじめとした兵士徴用に関する書類の数々。これが凄まじかった・・・
ちゃんと判子が押され、事務的な文章が並び、いかにもお役所仕事然とした諸注意の数々が並ぶその書類の数々は、デザインやレイアウトこそ異なるものの、今ボクたちが目にする様々な広報や書類と全く同じ印象。

まぁ、考えてみれば当たり前だよね。
戦争は国が主導する「政策」なんだから。

徴兵検査合格から実際に兵役に就くまでの流れをまとめたパンフレット(?)が展示されていたんだけれど、挨拶回りの順番やら身支度の準備の仕方、それに気の利いたメモ欄なんかもあって、戦争という言葉から連想される非日常とはかけ離れた、あまりにも日常的過ぎるその紙切れ一枚にただただ圧倒されてしまって。

本物ゆえの迫力とでもいうのかな。
この紙切れを受け取った自分自身の姿というものが容易に想像が出来てしまって、その場でちょっと立ちすくんでしまった。。。



戦争というとどうしても戦場の兵士たちの苦しみや、広島長崎といった悲惨な歴史的事実に意識が向いてしまうけれど、こういうカタチで「生活の中の戦争」を知るという意味に於いて、今回のようなイベントはとても貴重な機会なんじゃないかなと思います。

戦争は決して特別なコトなんかじゃなく、ましてや別の世界の出来事なんかじゃない。

実際にするしないといった政治的信条云々以前に、「戦争という現象」ボクたちの生活や日常と同じ景色の中にある、リアルで切実な問題なんだという事実をあらためて突きつけられた、衝撃的な休日の午後でした。






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Posted by miroku at 23:20│Comments(2)日記
この記事へのコメント
ちわ ^^

『生活の中の戦争』かぁ・・言われてみれば確かに考えたことなかったけど
70年前の辛抱強い日本人だったからうっかり受け入れてしまったことかもしれないね・・

便利で快適な生活にどっぷり浸かった現代の日本人。
エネルギーや食糧の輸入が止まった時点であっさり白旗って気がするなぁ・・特にワシ σ(^^;)
Posted by しえるしえる at 2015年10月28日 14:46
しえるさん、おばんでがす。

何の前触れもなくいきなり「俺は戦争だコノヤロウ!」みたいな顔で来られたら、きっと違和感や拒絶反応も感じるんだろうけど、「巨人の星」の明子姉ちゃん(古いね・・・)みたいに物陰からじっと見ていて、日常の隙間にじわりじわりとにじり寄られたらどうなるんだろうって恐さは感じるよ。

特別な思想は持っていない(というかバカだから持てない)ボクだけど、とにかく戦争はイヤだし、殺すのも殺されるのも絶対にイヤだ・・・というスタンス。
Posted by mirokumiroku at 2015年10月29日 23:25
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