2016年04月30日

現在進行形の「昔ながら」

家からすぐの、とあるラーメン屋さんへぶらりと。




現在進行形の「昔ながら」





ラーメンと半チャーハンのセットで、650円(税込)なり。

よく使われるラーメンの形容詞として「昔ながらの」という言葉があるけれど、ここのお店はまさにソレ。
しかも、狙って出してる感じじゃあなく、本物の、そして現在進行形な「昔ながら」

しこしこツルツルなたまご麺に、あっさりシンプルな鶏ガラスープ。
この表現は適切じゃあないかも?なんだけど、良い意味で「子供の頃に食べた、スーパーやデパートのフードコートで食べたラーメンの味」を思い起こさせる、素朴で素直なラーメンでした。

うんうん、こういうラーメンが食べたかったんだよなぁ。

凝りに凝った今時の進化系ラーメンや、素材にこだわって「昔ながら」を追求したラーメンももちろん美味しいんだけど、こういう現在進行形の懐かしさが溢れるシンプルなラーメンって、このご時世じゃなかなかお目にかかれないんだよね。ある意味絶滅危惧種といっても過言じゃあないのかも。




そして、懐かしいのは味だけじゃあなく。
店構え、店内のレイアウトや調度品、置かれているマンガの数々、そして食べに来ているお客さんの面構えまで!・・・お店を構成しているそれら全ての要素が混じりっ気なし純度100%の昭和主義に貫かれていて、

「こういう感じのお店、昔の刑事ドラマで聞き込みのシーンとかでよく見たっけ・・・」

と、ラーメンを食べている最中に「私だけの十字架」(『特捜最前線』のエンディング曲)が脳内BGMでフル再生されちゃったもの。



「これ、デザートで(笑)」


と、お会計の際にマスターがにょきっと差し出した一本のバナナ(に詰まった心遣い)も含めて、このお店が大好きになっちゃった。
・・・まぁ、筋金入りのバナナ嫌いボクなので、このデザートは食べれなかったんだけどね(苦笑)






懐かしいといえば、こんな小ネタも。




現在進行形の「昔ながら」



現在進行形の「昔ながら」



現在進行形の「昔ながら」



俺さぁ
今はこんな牛乳パンのモデルなんかやってっけど
いつまでもこんな田舎で燻ってるつもりないから
東京で
ぜってぇ(絶対)有名になってみせっから!!!




という、強烈な上昇志向と野心に満ちた眼差しに惹かれて、思わずジャケ買い(?)
平成の若者たちが失ってしまった何かを、この少年から感じました、、、って、なんのこっちゃ。





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Posted by miroku at 23:51│Comments(4)ごはん日記
この記事へのコメント
「昔ながら」のラーメン大好きです!
これぞラーメンですよね。
ラーメン食べに行くと、ほぼ醤油ラーメンを頼みます。
Posted by しょぼーん at 2016年05月01日 01:21
祝日だからやってないかもしれないけど
「パンセ小松」の牛乳パンを見せてあげたいよ。
やってるといいなぁ~
Posted by とらうさ at 2016年05月01日 21:55
しょぼーんさん、こんばん^^

今どきのオサレで派手なラーメンにいろいろ浮気(?)したけど、醤油や煮干しの効いた昔ながらの中華そばがやっぱり一番落ち着くんだよなぁ・・・(120%ヂヂイ発言)

ラーメン屋さんよりも食堂のラーメンが実は美味しかったりもするしね~
Posted by mirokumiroku at 2016年05月02日 21:55
とらうささん、こんばん^^

あ、そのお店って前にも話してたやつだよね。
「パンセ小松」というインチキ日系二世みたいな名前もかなりボク好みなんだけど、画像検索してみたらしっかり美味しそうでかなり気になっちゃったよ。

5日に営業してれば、ちょっと行ってみたいな・・・

ってか、集合時間は何時にしましょ?
また迷惑メールするね~
Posted by mirokumiroku at 2016年05月02日 21:59
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