2017年02月19日
平和とパンと嘘から出た誠
「平和と焼きたてのパンは似ている。皆が欲してやまないのに、手に入れるのが難しい」
と謳ったのは、詩人のアルチュール・ランボーだったか?
・・・と、そんなデタラメをでっちあげたくなるくらいに美味しいパンにありつけたので(そんな美味しいの表現はないよ!)、ご報告と見せびらかせを兼ねて。
某月某日。
「さて、今日のお昼は何にしようか?」と、脳髄の全機能を食欲を満たすという一点に集中させていると、
「あ、そうだ!あのパン屋さんが近くにあるじゃん♪」
と閃いて一目散で向かったお店は、ご贔屓のオネトテ ブーランジェリーさん。
時間はお昼ちょっと前。この時間なら人気のホットドッグが買えるかも?というボクの予想がまんまと当たって、お目当てのパンの確保に成功せり。
しかも、焼きたて!
こんな不人気ブログだけど、ボクだってこれでも一応ブロガーの端くれ。
食べるのはブログ用の写真を撮ってからだと、助手席にパンの袋を置き、急いで家路に向かったんですが、運転中のボクの鼻腔を刺激するのは、助手席から漂ってくる食欲そそる香ばしい香りの波・・・
ええい、
ままよッ!
たとえ全裸のみくりさん(新垣結衣)が目の前に現れたとて、「そんなことしちゃいけないよキミ。早く服を着たまえ」と極めてジェントルメンな対応で己が欲望に打ち勝つことの出来るボクだけど(嘘つけ!)、焼き立てのホットドッグという誘惑の前では、そんな自制心は脆くも崩壊。途中のコンビニに車を停め、欲望のままに抱きつき、、、もといかぶりついちゃいましたとさ。
もう半分以上食べちゃって、それでも残っている部分をなんとか見栄え良いポジションで撮ったのが、こちら。
手で持つと若干の熱さを感じるくらいに焼き立てホカホカのパンは、外はカリカリ中はもっちり。立ち上る小麦の香りすら愛おしく感じるほどの美味しさ。
ひと口噛むと「パリッ!」と小気味良い音を奏でるソーセージは、極めてジューシー。
このソーセージ本体だけでも相当美味しいんだけど、噛んで溢れた肉汁がパン生地とザワークラウトに染み込むと、肉の旨さのエキスがパン全体に行き渡ってこれまた絶品!
焼き立てならではの「焦げ目すらご馳走」状態も堪能できて、
ぼかぁ幸せだなぁ
ぼくは君(ホットドッグ)といる時が一番幸せなんだ
と、若大将の名台詞が思わず口をついて出るほどに、幸福な美味しさいっぱいの焼きたてホットドッグでしたとさ。
焼きたての美味しいパンひとつでこれだけ幸せな気持ちになれるってコトは、冒頭ででっちあげたデタラメ格言もあながち間違ってなかったのでは???(という天性の嘘つき)