2014年07月13日
映画『風立ちぬ』
観たかった映画が溜まってきたので、休日の今日は・・・というか、昨日の夜から映画三昧。
本当ならば、一作一作について長々と駄文レヴューを書き連ねてイキたいトコロなんですが、諸事情(=めんどくさい)により、一言レヴューにてとりあえず。

ネット上の評判は賛否両論激しい今作だけど、ボクは「賛」に一票。スゴク良かったです!
飛行機作りという自らの夢と、その夢は戦争の道具となってたくさんの若者の命を奪ったという、矛盾・・・
愛する人を幸せにしたいという願望と、しかし現実はその願いよりも夢や仕事を貫いたという、矛盾・・・
この物語は、そんな矛盾を描いた作品だと、ボクには感じられました。
でも、「矛盾=過ち」ではないと思うんです。
そもそも、人が生きるというコトは、その瞬間瞬間の様々な取捨選択の結果であって、第三者の目から見て「アンタの生き方は間違っている!」なんてイチャモンをつけられるべきモノじゃないハズです。まぁ、よほどのコトがない限りは・・・ですが。
この映画の中の登場人物たちも、自らが置かれた状況の中で最善を尽くして、一生懸命に生きていました。
その姿が、善悪の判断を超えて、生き物としてひたすらに美しかった!
でもまぁ、「否」の意見も分かるんだよね。だってこの映画、とにかくもう説明不足だらけだから!
状況に対する説明がほとんどないから、「なんでこの人はこの場所にいるんだろう?」とか、「あの場面で登場したアノ人は、結局なんだったんだろう?」という???がかなり湧いてきます。
たしかに、エンターテインメントとしては「否」かもしれないけれど、この映画ってある意味「私小説」な気がするんです。
状況説明が曖昧なのも、主観と事実と空想(妄想?)が入り混じるのも、私小説ならではだし、全てを観客に分かり易く説明するのも野暮ってもんでしょ。
それに、義務教育程度の歴史知識があれば、この映画の背景となっている時代的な状況も理解できると思います。
文章でいうトコロの「行間を読む」という作業を強いられる作品ではありますが、こういう自分勝手で骨太な映画・・・大好きです。
PS...
劇中、ジブリ初の「濡れ場」(の一歩手前)があります!
もちろん、モロな描写は一切ないんだけど・・・その状況というか、人物の想いというか、そんなこんなでとにかくまぁ匂い立つような凄まじいまでの生々しさでしたとさ(照)
・・・って、
はうあッ?!?!
一言レヴューのつもりが、いつもの調子でダラダラ書いちゃったじゃんかよ~
というワケで、残った作品については、またおいおいってコトで。。。
本当ならば、一作一作について長々と駄文レヴューを書き連ねてイキたいトコロなんですが、諸事情(=めんどくさい)により、一言レヴューにてとりあえず。
『風立ちぬ』

ネット上の評判は賛否両論激しい今作だけど、ボクは「賛」に一票。スゴク良かったです!
飛行機作りという自らの夢と、その夢は戦争の道具となってたくさんの若者の命を奪ったという、矛盾・・・
愛する人を幸せにしたいという願望と、しかし現実はその願いよりも夢や仕事を貫いたという、矛盾・・・
この物語は、そんな矛盾を描いた作品だと、ボクには感じられました。
でも、「矛盾=過ち」ではないと思うんです。
そもそも、人が生きるというコトは、その瞬間瞬間の様々な取捨選択の結果であって、第三者の目から見て「アンタの生き方は間違っている!」なんてイチャモンをつけられるべきモノじゃないハズです。まぁ、よほどのコトがない限りは・・・ですが。
この映画の中の登場人物たちも、自らが置かれた状況の中で最善を尽くして、一生懸命に生きていました。
その姿が、善悪の判断を超えて、生き物としてひたすらに美しかった!
でもまぁ、「否」の意見も分かるんだよね。だってこの映画、とにかくもう説明不足だらけだから!
状況に対する説明がほとんどないから、「なんでこの人はこの場所にいるんだろう?」とか、「あの場面で登場したアノ人は、結局なんだったんだろう?」という???がかなり湧いてきます。
たしかに、エンターテインメントとしては「否」かもしれないけれど、この映画ってある意味「私小説」な気がするんです。
状況説明が曖昧なのも、主観と事実と空想(妄想?)が入り混じるのも、私小説ならではだし、全てを観客に分かり易く説明するのも野暮ってもんでしょ。
それに、義務教育程度の歴史知識があれば、この映画の背景となっている時代的な状況も理解できると思います。
文章でいうトコロの「行間を読む」という作業を強いられる作品ではありますが、こういう自分勝手で骨太な映画・・・大好きです。
PS...
劇中、ジブリ初の「濡れ場」(の一歩手前)があります!
もちろん、モロな描写は一切ないんだけど・・・その状況というか、人物の想いというか、そんなこんなでとにかくまぁ匂い立つような凄まじいまでの生々しさでしたとさ(照)
・・・って、
はうあッ?!?!
一言レヴューのつもりが、いつもの調子でダラダラ書いちゃったじゃんかよ~
というワケで、残った作品については、またおいおいってコトで。。。