2014年12月22日
仁義と太陽
今月の「映画秘宝」の表紙が、劇的にカッコ良いので思わずアップ。
これはアレだね、映画『県警対組織暴力』(傑作!)のスチール写真だと思うんだけど、文太兄ィのクールでホット(どっちだよ?)な勇姿がちょっと眩し過ぎるなぁ。
菅原文太という希代の役者が亡くなって、早一ヶ月が経とうとしているけれど、どの局も追悼作品を放送する気配が全くないまま、年が明けようとしています。
まぁ、『仁義なき戦い』にしろ『トラック野郎』にしろ、今のご時世に合う作品ではないかもしれないけれど、「時世に合わない=つまらない」なんかでは決してなくて。
特に『仁義なき戦い』なんてコレ、ヤクザ映画じゃないからね。
ヤクザ社会を描いてはいるけれど、平家物語や三国志の如き歴史劇であり、様々な価値観がぶつかり合う大河ドラマであり、男という生き物のパターンが全て出そろう男子図鑑であり、劇中の全ての言葉が名台詞という稀有な格言集であり、トンチンカンな人々がたくさん登場する抱腹絶倒なコメディーであり・・・と、「であり」がいくつあっても足りないくらいに多面的で、一筋縄じゃいかない傑作なんです。
混迷する現代にこそ、地上波で流すべき作品だと思います。
お正月にシリーズ一挙5作連続放送とかやっちゃくれまいか?いや、真剣(マジ)で。
文太兄ィといえばもう一本。
一番脂が乗っている頃の妖艶なジュリー(沢田研二)と共演した、『太陽を盗んだ男』。コレも極めてド傑作なんだけど、内容が内容だけに3.11以降この国じゃ絶対にテレビじゃ流せなくなっちゃったしなぁ。
まだ幼き小学生時代、テレビの深夜映画でこの作品を観て、
・・・え?
・・・え???
えぇぇぇ~~~ッ?!?!
と驚天動地過ぎるそのラストシーンに度胆を抜かれたどころか、確実にトラウマになったのも今となっては良い思い出。
生まれて初めて「映画ってすげぇ!」と感じた、ある意味ボクの映画童貞を奪った作品です。
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