2017年12月30日

むくげの花さんで落穂拾い

いやぁ
ビックリしたッ!!!




・・・って、一体何にそんなに驚いたのかといいますと、まずはこちらをお聴きください。







懐かしのTVドラマ「いじわるばあさん」の主題歌なんですが、この曲を歌っているのが誰が分かります?


先日、ラジオでこの曲が流れてまして。
「あれ?今まで気がつかなかったけれどボーカルの高音がやけにクリアで澄んでるなぁ。耳馴染みも良いし、この曲ってこんなにカッコ良かったっけ???」と平成も29年目が終ろうとしているこのタイミングで猛烈なる再評価。
表記を見ると歌っているのはスプラスティックスというバンド。不勉強ながら初めて聞くバンド名。他にどんな曲を歌ってる人たちなんだろうと調べてみたトコロ、リードボーカルを務めていたのは、な、な、なんと、、、

ユン・ピョウの吹き替えでお馴染みの古谷徹氏でした!

・・・って、そこは普通アムロとか星矢とかヤムチャだろ?


なるほど、道理で高音がクリアなはずだし耳にも残るワケだわと納得。
ちなみにコーラスではピッコロさん(諸星あたるでも可)や最近カミングアウトされた上杉のたっちゃんなんかも参加されていて、どんなに豪華なバンドなんだよッ???と再度ビックリ。

当時の人気声優の最前線に陣取っていたこのメンバーがどうしていじわるばあさんの主題歌を担当したんだろう?という謎を残しつつ、今年一番のビックリ出来事でしたとさ。



さて、そんな「もっと驚かなきゃいけないコトが他にあんだろ!」な前置きはさておき、いつもの如く食べ物バナシへ。

某月某日。
この日は珍しく夜の権堂界隈をうろちょろする機会に恵まれたので、ならばいつもはランチばかりで夜にはお邪魔したことのなかったアノお店に行ってみんべかと思い立ったが吉日&即実行。







むくげの花さんのオモニ定食(キムチチゲ)なり。

ぐつぐつと煮立った小さいお鍋には、「なんか通勤時の中央線とかインドの列車ってこんな感じだよね?」と連想せざるを得ないほどの具だくさんっぷり、100満点なビジュアル。

夜、外はうっすらと雪が舞うシチュエーションで食べる熱々のキムチチゲの、なんと美味しかったことか!

辛さの刺激的にはピリ辛程度なんだけど、カプサイシンがボディーブローのように後からじわじわ効いてくるタイプのチゲなので、冬にはピッタリの美味しさ。
鍋料理ってどうしてもお酒と一緒にというパターンが多いけれど、こんな風にごはんのおかずとしてもりもり食べるお鍋というのも、なかなか乙なものですなぁ~


で、そんな美味しいお鍋をつつきながらお母さんと軽くお喋りしていたトコロ、今度の水曜日のランチは牛筋の土手煮ですよ、お好きでしたよね?とのインサイダー情報が。

「うん、たしかにこのお店の土手煮はメチャメチャ大好きだけど、なんでご存じなんだろう?もしかして・・・このブログがバレてる?!?!と内心穏やかじゃないのを持ち前の英国紳士的な冷静さで隠しつつ(どこがだ!)、そんなお得情報を聞いてしまったからには選択肢はひとつしかないワケで。

で、






まんまと食べに行っちゃったというね(苦笑)

牛の旨味エキスと濃厚な味噌のコクとが相まって、これはもう土手煮というよりは和風のビーフシチューのような深い味わい。
以前の近況報告でも書いたけれど美味しいうえにボリュームもたっぷりなので、そのまま食べても良し、おかずでも良し、ごはんに乗っけ盛りして牛すじ丼にしても良しと、満足度が軌道エレベーターの如き天井知らず状態。
こんなコトを書いてしまうのは失礼かもしれないけれど、この土手煮一本で専門店として商売として十分なり立ってしまうくらいの完成度とインパクトだと思います。

ちなみに、この日は人気ナガブロガーさんが大勢お店にいらしてたみたいで、あんな方やこんな方もブログでこの土手煮を記事にされていました。ボクなんかがこんな不人気ブログの片隅で細々と応援する必要がないくらいに、もうすっかりお馴染みの人気店ですなぁ。



で、

だ。

今年最後のむくげの花さんランチはコレで〆。











牛すじと大根のコチュジャン煮なり。

そうそう!これこれ!これこれタコラ!
とろっとろに柔らかく煮込まれた牛すじや味の染みた大根はもちろん美味しいんだけど、このスープがもう絶品ったらありゃあしない。
お肉のコクと野菜の甘み、そしてお母さん特製の自家製コチュジャンのウマ辛さが三重の螺旋を描くこのスープは、牛すじ肉から主役の座を奪うほどの存在感&説得力。そのままゴクゴクと飲み干したいのをガマンして最後の〆にごはんを投入、牛すじのコチュジャン風味クッパにして最後の一滴まで残さず完食。あ~美味かった!



自分でも「最近ちょっと行き過ぎだよなぁ」とは思いつつ、権堂界隈でごはんを食べる時はもうここ一択になっちゃったような気がする。
プロが作るしっかりとした美味しい料理でありながら、家庭料理ならではの地に足のついた素朴な優しさを併せ持つという嬉しい二律背反。
コチュジャン煮ランチの時なんてテンション的には家で普通にごはんを食べている時とほぼ同一の感覚で、「オイオイ、いくらなんでもリラックスし過ぎだろ?お店だぞここッ!」と、それに気付いた時には自分でも呆れてしまったほど。

来年も通っちゃうんだろうなぁ、きっと。
















  


Posted by miroku at 11:02Comments(6)日記ごはん